4月の診療報酬改正について

春分の日が終わり、桜の花が咲き始めると、何かホッとしますね。春分の日を境に、患者さんは本当に少なくなります。春休みで病気の流行が収まること、人の移動で東京から子供たちが少なくなること、4月には入学式や始業式などのイベントがあって忙しくなることなど、いろいろな理由があります。4月20日頃までは静かでしょう。ゴールデンウィーク前は少し混みますが、当分は静かです。テーマは4月から始まるMRワクチンの二期、三期、四期です。春休み中にぜひ受けて下さい。ゴールデンウィークの予定は近日中にお知らせします。皆さんが困っている時に働き、病気の少ない時に休むが基本ですから。
4月から朝6時から8時、夜の6時過ぎ、土曜の12時過ぎには、標榜時間内であっても加算(500円、3割負担で150円の増加、これを夜間、早朝加算といいます)を取ることができるようになります。例えば、土曜の午後診療しているクリニック(当院では標榜していませんが)では、12時過ぎ来院される患者さんから、この加算を取れることになります。当院では、朝8時前から診療していますので、8時まではこの加算を取ることは可能ではありますが、私はこの夜間、早朝加算を利用するつもりはありません。
開院して18年、保育園に預けて仕事をしているお母さんが仕事に間に合うように、学校や幼稚園の子供たちが遅刻しないようにという気持ちで診療してきました。当院のスタッフも7時過ぎには、診療体制に入ります。この加算の目的は、早朝や夜間に診療するクリニックを増やすことでしょう。今さら、このエサ(?)に飛びつくわけにはいきません。初心を忘れず、自分の目的に沿った医療をするというのが私の哲学です。一時的な改正(改悪?)で、自分の哲学を曲げるわけにはいきませんね。

別れと出会いの季節

3月は転勤、転居の季節です。お父さんの転勤で引っ越される方、卒業や卒園を期に新居に移られる方、今年も多いですね。寂しくなります。3月は別れの季節、4月は出会いの季節です。転居される方が、新しい土地で楽しく、健康に生活できることを願っています。今はインターネットなどで地域の医療情報はすぐにてに入れることができますが、まず公園などで他のお母さん達からの情報収集が大切です。医師との相性もありますので、違和感のある時には、相性の良いクリニックを探して下さい。たまには、このブログを見て下さいね。
4月の診療報酬の改訂で「医師の診察」が問題になっています。私が驚いたことは、医師以外の人が問診をして、医師は軽く診察して薬をだすだけという医療が普通に行われているという事実です。開業して18年になり、診察室では医師が話しをすべて聞くのが当たり前と思っていたので、「感覚が古くなったのか?」と思ってしまいました。まあ、私は猜疑心が強く、直接聞いた話と自分の感性しか信用しないので、このような医療は論外ですが。

通知表

土曜日は待ち時間が長く、申し訳ありませんでした。インフルエンザはほとんど姿を消しました。今、問題なのはロタウイルス感染です。以前の復習になりますが、もう一度。ロタは胃腸にくるウイルス感染の中で、最も重い病気です。突然の嘔吐、高熱、下痢が3大症状です。順番は嘔吐して、熱がでて、下痢が続くことが多いのですが、順番が狂うことも。頻回の嘔吐から始まり、これがもっともやっかいです。熱は1日で下がりますが、下痢は数日続きます。迅速検査ですぐに診断できます。強い脱水になることが多く、点滴する患者さんが多いですね。来週が花粉のピークと思われます。要注意ですね。以下、雑談です。
もうすぐ終業式。通知表ですね。今週、次女と三女が春休みを利用して、大分在住の私の母の所へ。困るのは、私の昔の通知表の解説をすること。勉強の所は興味がないらしく、行動面の評価。小学校時代に一貫していることは「協調性なし」との評価。小学校の教師をしていた母は、そこがとても気に入っているようで、「昔の先生は良く観察している」と喜んでいるらしい。私は小学校の頃「何だこの評価は」と思っていました。ついでに、「整理整頓」もバツでしたね。これは素直に認めています。帰ってきた娘が、「協調性がないのは昔からだった。でもこれ遺伝しているかも」と言っていました。中学に入ってからの成績は、親には見せたことがありません。祖母が処分していたはずで、私もほとんど見た記憶がない?ところが、祖母が他界して遺品の整理をしている時に、処分し忘れた成績の一部が見つかったとのこと。どうもその解説も娘たちにしているようで、いささか不安になりますね。

自転車の三人乗り

2月の初旬、NHKのニュースで、警察庁が自転車の前と後ろに子供を乗せる、いわゆる3人乗りを禁止するとの報道がありました。私は3人乗りは危険であることは理解していますが、これを禁止すると、買い物などに行く時に、子供は留守番することに。火事が起きたり、事故、地震など天災時に子供たちに大きな被害がでると考え、禁止してはいけないと思いました。
そこで、すぐに警察庁に電話というわけにはいかないので、もよりのS警察署交通安全課に電話(隣のクレーマーという本がありましたね)。向こうもあまり理解していない様子。話をしているうちに、「だいたい二人乗りも禁止なんですよ」「そういえば、二人乗りをパトカーが注意していますね」「だから、3人乗りはもともと禁止。それを明文化するだけでは」とういうことになり、うやむやに。
今日のNHKのニュースで、「3人乗りでも安全な自転車の開発を」ということになり、3人乗りを暗に認めるような報道に。良かったと思っています。確かに事故の原因になりますので、スピードは出さず、安全運転をして下さいね。
私はおかしいと思ったら、すぐに役所に電話をする癖があります。今年の4月から、新中学1年生と新高校3年生を対象に、麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン)が始まります。4月から施行なので、無料の問診表が間に合うのか、何度か交渉してきました。世田谷区は3月25日に、杉並区は31日に発送することがわかりました。間に合わないと、違法になりますので、とりあえず良かったと思っています。
3月下旬に新年長さん(MR二期)も送られます。ということは、4月から二期と三期(中学1年)と四期(高校3年)のすべてが解禁になります。一時的にワクチンが不足する事態がおこるかもしれません。また、中学生、高校生のワクチンの接種率が悪いというデータもあります。皆さん、忘れずに、早めに接種して下さいね。春休み中に接種というのはいかがでしょうか?
当院で副反応の調査をしてきましたが、二期の副反応は全くありませんでした。ということは、三期、四期もまず副反応はないはず。たいして痛くはありませんので。当院では、都内23区、調布市、狛江市の方には接種可能です。

実のなる木

今週の待ち時間は0から30分を予測しています。11時過ぎと土曜日は少し長くなります。ご了承下さい。インフルエンザは少なくなりました。杉並の一部の地域でB型の発症(3名)ありましたが、広がる気配はありません。この1カ月はスギ花粉の飛散量が、最も多くなります。花粉症の方は外出をできる限り控えて下さい。つらい時には内服薬がお薦めです。全体的には静かな3月になりそうです。予防接種、健診のチャンスかもしれません。年長さんのMRワクチン、今月が期限です。お忘れなく。以下、雑談です。
30年以上も前の話ですが、大学入学時に簡単な心理検査がありました。問題は簡単「実のなる木を描いて下さい」というものでした。私は何のためらいもなく、双葉とクキと根っこの絵(アサガオなどの芽が出た絵)を描きました。周りを見ると、みんな木にリンゴのような実がたくさんなっている絵を描いていました。私は心の中で、「変人の集まりだなあ。頭のおかしいのばっかり」と思い、すぐに退席しました。その後、心理学の授業を受けたのですが、教授が「入学者の中に、異常な学生がたまにいるんだよね。双葉を書くような」。これには驚きましたね。
結婚当初、家内にその話をしたら、「それはおかしいよ、私も実のなっている木を書いたよ」と言われました。以後、時々、「実のなる木」を考えます。30代になって、不思議なことに双葉ではなく、木を描くという気持ちになってきました。心理学的には正常化したのかもしれません。この「実のなる木」は、自分の深層心理を探るリトマス試験紙のようなものと考えています。
ところが、半年ぐらい前から、双葉が心にちらつくようになってきました。心の中で何かのスイッチが入ったなと感じています。これは何のスイッチなのか?自分なりの心理分析をしています。「自分の心を自分でコントロールする」簡単で当たり前のように思われることですが、これは最も難しく、奥の深いテーマであると感じています。双葉を描いた心理、異常だと思いますか?
(追伸)
このブログ。「拍手」というコラムがあり、皆さんからのコメントをいただいております(返信できないようになっており、ここでお礼を申し上げます)。その中に「なおパパ」さんより、「実のなる木」はバウムテストのことですね、というコメントと「バウムテスト解答編(http://www.ops.dti.ne.jp/~iwh/kokoro/b2.htm)を教えていただきました。勉強になります。双葉は論外のようですね(笑)。コメントの中に、電話番号、メールアドレスを入れていただけると、連絡可能になります。