いろいろな質問(ワクチン)に対する返答

B型肝炎ワクチンについての質問がありました。日本ではB型肝炎ウイルスを持っているお母さんの一部について(妊娠中に検査します)、生まれてきたお子さんにワクチンを接種しています。アメリカなどではB型肝炎ワクチンは、0歳から1歳で、公費で接種されています。日本でも外国に転居する時には接種される方が多いですね。日本の現状では、B型肝炎ワクチンが、公費で全員が接種できるようになるには、かなり時間がかかりそうです(というか、当分は無理)。医療従事者は接種します。私も25年ぐらい前に接種しており、抗体を持っています。
1)個人的にはB型肝炎ワクチンは有効であり、お薦め。特に東南アジアに行く可能性のある方には。
2)3回接種が必要。1回目と2回目は4週ぐらいあけるのがベスト。3回目はその半年後。ということは、渡航が決まってあわてても、なかなか間に合わないことが多い。
3)費用は9歳以下で1回5000円、10歳以上で7000円になります。理由は10歳以上で接種する量が2倍になるからです。
4)いろいろ事情があって、ワクチンの入手が困難に。希望される方は、必ず電話で予約し、ワクチンが入手できたことを確認していただく必要があります。
(以上、B型肝炎ワクチンについてでした)
アメリカに転居された患者さんから、ミストタイプのインフルエンワワクチンの質問あり。うまくメールがつながらないので、ここで簡単にお答えします。また、世田谷のインフルワクチンの補助。まだ券が届いていないというコメントがあり。私もまだ確認しておりません。
ミストタイプの方をお薦めします。痛みの問題、副作用の点について、優れていると思います。1年間効果があるか?という点については、確信はありません。
(追伸)
調べたところ、世田谷のインフル接種券は、9月30日にほぼ発送したとのこと。明日から1週間以内に手元に届く予定(まだ届いていない方には、1500円で対応しています。券が届いたら持ってきて下さいね)。お知らせまで。
よくある質問に、0歳児のインフルエンザの予防接種があります。法的には、年齢の下限は設定されていません。しかし、0から6か月未満の乳児については、有効ではないと考えられており、当院では接種していません。
では、6カ月から1歳未満は?この年齢も有効性は疑問視されていますので、積極的に接種するつもりはありません(世田谷の補助券も、1歳以上が対象ですね)。DPTやポリオが優先です。ただし、保育園に通っているとか、未熟児で生まれたとか、いろいろな事情があって、どうしてもと希望される方には接種します。
いずれ、詳しく説明しますが、卵アレルギーの方にも接種してます(科学的根拠はあります)。インフルエンザワクチンについては、卵アレルギーは接種不適当者(接種できない)ではなく、接種要注意者(医師と相談の上で決める)です。私は多くの卵アレルギーの方に接種してきました。アレルギー症状がでた経験はありません。

秋分の日

昨日の予告通り「秋分の日」というタイトルで。今日はやっと晴れました。朝から3時間ほど診療しました。休日は時間が短いこともあって、精神的にリラックスでき、仕事が楽しめますね。今日も多くの患者さんが来院され、最後でお待たせすることに。11時すぎに診察終了になりました。
秋分の日は毎年、和田堀公園を歩きます。昔、高尾山に登ろうと車で出かけ、お彼岸のお墓参りの渋滞に巻き込まれてUターン。以後、お彼岸には近場を散策する習慣がつきました。西永福から大宮八幡を通って、善福寺川沿いの和田堀公園を歩きます。彼岸花が咲いていたり、ドングリが落ちていたり、ツクツクホウシが最後の力を振り絞って鳴いていました。夏から秋へ。少し涼しくなり、気持ちのいい散歩です。
私は自由人で、あまりこだわりはないのですが、節目、節目のイベントが2つあります。一つは元旦の高尾山に登る初詣、もう一つが、この和田堀散歩です。目的は気持ちの切り替え。つまり心のギアチェンジ。秋分の日から心のギアを上げていきます。散歩しながら、今からの一年の構想、流れを家内とじっくり話しをします。秋分の日が「登山道入り口」。ここから年末までの山登りになります。仕事がだんだん忙しくなり、集中力を高めていきます。それまでは集中力を落としていたという意味ではなく、夏はゆっくり時間をかけて、色々な相談にのる季節です。でも、ここからは、秋や年末のイベントがあり、保護者の方も仕事が忙しくなって時間的余裕がなくなる。カゼの流行も重なって、患者さんたちが、無事にお正月を迎えることができるように、こちらも心と仕事の準備が必要です。
「入り口」からは、なだらかな登りが始まり、最初の難所は11月1日(土)、次の難所は11月22日(土)と25日(火)、そして最大の岩登りは12月20日(土)と22日(月)になります。山の頂上は12月30日の仕事の最終日ですが、ここはなだらかな登り。この地図を見ながら、いくつかの難所をどう切り抜けるかを、散歩しながら家内と話し合います。
この難所の岩登り、何とか巻き道を見つけて、楽に登りたい。できる限り、待ち時間を短く、患者さんを待たせないようにしたい。そのためには、働く時間を工夫するしか方法はない。
1)11月2日、3日は連休となる。11月2日(日)の夕方3時から6時までインフルエンザワクチンを接種する予定。確かに休みの時にしか接種できない方も。この時間帯、急患の方には対応する。
2)11月23日、24日は連休となる。11月23日(日)の夕方3時から6時までインフルエンザワクチンを接種する予定。この時間帯、急患の方は対応する。
3)おそらく最大の難関は12月22日(月曜日)。12月23日(天皇誕生日)の午前中は診療する。
4)年末は29日、30日の午前中は診療する。
とりあえず、ここまで決定。仕事の時間が長いという同情は無用です。この方が、患者さんが分散して、待ち時間が少しでも短くなるので、私も精神的にも肉体的にも楽ができます。取りあえず、決定事項のご報告。
さあ、これから3か月、レス(休憩)なしの山登り。装備、気力も今年は万全かなあ(?)プロですから、とことん付き合いますので、宜しくお願いします(大学時代は登山会という山登りのクラブに所属していました)。

ちょうど、1年

明日は9月23日、秋分の日です。このブログは昨年の秋分の日に立ち上げましたので、ちょうど1年になりました。多くの方に読んでいただき、本当に感謝しています。最初の半年ぐらいは、ブログを書いては消去していましたが、残してというアドバイスもあって、4月からはほとんど削除していません。消去した内容は、ほとんど覚えていないのですが、昨年の診察の最後(12月30日)の一文は覚えています。一年の感謝の気持ちを書いた最後に、「インフレの虎せまる」で終ったと記憶しています。そして今、原油高、食物価格の高騰もあって物価上昇。まさに「インフレの虎来たる」。インフレがどうして「虎」なのか?お金の価値が低下して、生活が苦しくなるから。バブルの後、デフレで苦しんだ日本。それよりももっと危険な「インフレの虎」。
医者は技術職(専門職)で、総合職ではありません。でも、医療は100%人と接する仕事。専門知識だけでは済まされないと思っています。社会の流れ、経済の流れ、人の心の動き、世代ごとの考え方の違い、すべてを考慮しなくては仕事になりません。専門+総合職と自覚しています。一年間、お付き合いいただき有難うございました。明日(秋分の日)は朝8時から10時まで診療します。夜に時間があったら「秋分の日」というタイトルで、ブログを書きたいと思っています。

9月23日(秋分の日)は診療します。

連絡事項です。
1)9月23日(火曜、秋分の日)は朝8時から10時まで、2時間診療します。予防接種もOKです。
2)21日(日)は急用あり。不在となります。
3)20日(土)は台風の予報でしたが、早く通過。問題なく診療できそうですね。
4)飛び石連休の谷間の22日(月)は少し混むと推測されます(9月ですから、混んでもたいしたことはない?)。早めに来院して下さい。

ハナたれ小僧(子供のハナ、セキを考える。?)

カゼの流行が、少しみられるようになりました。でも、台風の影響もあって、天気はすっきりしませんね。今週の待ち時間は0から20分を予想しています。9月15日の敬老の日は、早朝2時間ほど診察しました。多くの患者さんが来院され、診療して良かったと思いました。9月23日の秋分の日は、8時から10時まで診療します。副院長と二人で診察しますので。
私が小さい頃は、ハナをたらした子供が多かったですね。ほとんどの子供がハナをたらし、ズッズッーとハナをすすっていました。私の例外ではなかったかもしれません。でも、最近では「ハナをたらしている子が少ない」と感じられます。これは正しい。確かに少なくなった。何故か?
この「ハナたれ小僧」はいったい何だったのか?これが日本の国民病と言われた「蓄膿症」。正式名は慢性副鼻腔炎(ふくびくうえん)。では、副鼻腔炎とはどんな病気でしょうか?きっかけはカゼ。カゼはウイルスによっておこり、乱暴に言い方ですが、放っておいても治る。カゼの特効薬はない。ところが、カゼを引くとハナが出る。これは鼻水。その鼻水の中に細菌が増える、つまり鼻水が膿(うみ)となる。黄色い汚いハナに。このハナが溜まる所が副鼻腔という、鼻の中にある空洞。そこにハナが溜まると、ハナ垂れ小僧に。
鼻水の中で増える細菌。代表が肺炎球菌、インフルエンザ菌(インフルエンザではありません)、モラキセーラなどの細菌です。これを鼻の中に持っている(飼っている?)のが日本人の特徴。だから、カゼをひくとハナ垂れに。国民病と呼ばれる所以です。
では「ハナをたらす子供が少なくなった」ということは、「副鼻腔炎が少なくなった」ということ?これは間違い。日本人は副鼻腔炎をおこす民族です。では何故、ハナをたらさなくなったのか?
1)ティシュの普及で、ハナをかんだり、拭くようになった。昔は紙がなく、服の袖で拭いたり、新聞紙を使っていたことも。
2) 治療をするようになった。昔はハナがでているぐらいは、普通の状態として放置。今では治療しますよね。抗菌薬(抗生剤)の優れたものもあります。医療環境の整備と、医療レベルの向上が貢献。
3)上を向いて眠るようになった。うつ伏せ寝は、推奨されなくなった。でも、カゼをひいて、ハナがつまって苦しい時には、うつ伏せになることも。朝おきると、鼻の周りに黄色いハナが乾いて、ガビガビになることも。ということは、上を向いて寝るとハナはすべて、ノドに流れる。
この3つの理由です。ノドに流れたハナは、寝ている時のセキの原因に。夜中や明け方のむせるようなセキ。逆に、昔の子供は、ハナをたらしていても、セキは少なく、外で飛び回っていました。でも、服の袖には、乾燥した黄色いハナがこびりついていましたね。

敬老の日

9月15日は敬老の日。大分の母に電話する予定。敬老の日は老人会の集まりで、歌を歌う予定のはず(帰省した時に練習を聞いてきました)。歌詞を忘れずに歌えるといいのですが。このようなイベントで、みんなが積極的に参加できるように、景品を出すことを提案し、効果はあったらしい。夏休みのラジオ体操にも、参加した子供たちへの景品を用意していたことを思い出しました。私は「教師の悪い癖」といつもの冷ややかな目で。
「敬老の日」。最初は「老人の日」と呼ばれていました(何だか後期高齢者とおなじネーミングですが)。初めての敬老(老人)の日のことは、はっきりと覚えています。1966年の9月15日、私は中学1年、天気は快晴。初めて祝日になったこともあって、いつもの如く梅干とタクアンとオニギリだけの弁当を持って(豊かではない時代、食事に差をつけないという小学校時代からのルール)、友人2名と早朝から昆虫採集に。奥別府からひたすら山道を歩いて昆虫採集に没頭。手には絹製の補虫網、テングチョウ、キアゲハ、ウラナミシジミなど大量で、ご機嫌で歩き続けました。
調子に乗りすぎて、歩きに歩いて、最後には道に迷い、大分市と湯布院の中間地点で日が暮れてしまいました。当時は携帯もなく、お金もほとんど持たず。これは捜索願いものかと後悔。しかし、時すでに遅し。とっさに、ヒッチハイクしかないと、狭い道で手を挙げたところ、親切にも一台目で止まってくれました。まさに地獄で仏。九州電力の車で、事情を話すと、「親が心配している。大分駅まで送ってあげる」と言って、駅まで送ってくれました。それから、汽車とバスを乗り継いで家にたどり着きました。当然大騒ぎ、警察に捜索願いがでる直前でセーフ。車で拾っていただいた方には、本当に感謝しています。
話は戻りますが、母のこの悪い癖、最近は見方が変わってきました。年をとって、社会からだんだん距離を置く生活。でも、社会との接点を作り、参加することが、長生きの秘訣ではないかと思うようになりました。どんな些細なことでもいいから、それに参加して話題を作る、内容ではなくその話題性が脳の活性化につながり、生きる意欲をかきたてる?最近、私はこれをarsonistと呼んでいます。つまり放火魔。悪い意味ではなく、いろいろな所に火をつけて歩く。どんな小さな火でも、燃えることでみんなと会話ができ、大切にされる。母は東京に住むつもりは全くなし。知らない土地ではarsonistにはなれません。気持ちはわかりますね。「長生きの秘訣はarsonistになること」ではないでしょうか?

雷雨が多いですね

大きな病気もなく、待ち時間は0から15分と予測しています。雷雨が多いですが、今週は回復するという予想。9月14日と15日は連休になります。15日の午前7時から9時まで診療します。家内は用事ありで、私1人の診察になります。ウォーキングには適した気温になってきましたね。先週は2日休ませていただきました。2日間、ただ歩くのみ。初日は4万歩を越えて、過去最高。次の日も軽く2万歩以上。歩きながら、いろいろな話をしたり、議論したり。机に座って考えてもまとまらないことが多いのですが、歩いて変化する景色を見ていると、頭が集中していろいろな発想が浮かんで、考えが形になってきます。やはり、多動傾向が残存しているのか?
以下、インフルエンザワクチンの有効性についての妄想です。文体は断定調、学会調になっています。ご容赦下さい。
ワクチンが効く、効かないという議論、「接種してもかかった」という意見、いろいろな感想がある。インフルエンザワクチンについて、私の正直な気持ちを書きたいと思う。「風疹や麻疹ワクチンは99%以上効果があります」と言った場合、100名の子供に1回接種すると、99名以上は一生、風疹や麻疹にかかることはないと判断される。でも100%ではない。だからMRワクチンを2回接種することに。これは実に分かりやすい。
ところが、インフルエンザワクチンはそうはいかない。論文に書いてあるデータ解析が正しいのか、私も全く判断できない。というより、私が判断する知的レベルに達していないのか?麻疹の場合、病気は1つで一生かからないのかがポイント。ところが、インフルエンザワクチンの効果はせいぜい半年。その時期にインフルエンザが流行するかどうかも分からない。ワクチンの型と流行が当たるかも不明
私の理解している範囲を記載したい。1000名の子供(大人でもいいが)がいると仮定。インフルエンザのワクチン接種率を30%、インフルエンザの罹患率を人口の20%、ワクチンの発症阻止率を40%と大盤振る舞いで仮定。
接種率が30%なので接種した子供が300名、接種していない子供が700名。罹患率が20%なので、接種していない子供の20%(700x0.2)の140名がインフルエンザにかかった。ワクチンを接種している子供は300x0.2の60名かかるはずが、発症阻止率が40%なので36名(60x0.6)がかかることになる。
全体として1000名の集団で(300名しかワクチンを接種していないが)、176名インフルエンザにかかり、その中の36名がワクチン接種者であるというイメージ。ただしこれは架空の設定。実際に臨床で患者さんを診察している私にとって、「ワクチンが効いている」という感覚はおきないのではないか?インフルエンザワクチンの有効性は、私の頭の中では霧に包まれている。

ワクチンについて

オタフクカゼのワクチンの接種を希望される方が増えています。このブログを読んで、希望された方も多く、嬉しく思っています。
1)ポリオは原則として集団接種です。春と秋にあります。世田谷区は10月に、杉並区は9月と10月に決定。対象となるお子さんは忘れずに。私は10月16日に松沢児童館での接種に参加します。
2)今日(9月4日)の朝刊の33面。「はしか追加予防接種低迷」とのタイトル。中学1年を対象とした三期のMRワクチンは、6月までの接種率が38%。高校3年を対象とした四期はわずか29%。この年齢では6月までに、ほぼ勝敗は決まる。接種する子は6月までに受ける。「忘れている方は受けて下さい」と、このブログで書いても、この年齢の方には届かないのかなあ?
3)インフルエンザワクチンの説明と、問診表を受付に置いています。早すぎる?詳しくはいずれ。世田谷区では中学生まで,、1回につき1000円の補助がでることが決定。1歳から13歳未満の方には2枚(2回接種するのが原則)、13歳以上の中学生には1枚、9月中に接種券が送られることに。その券は10月1日から来年の1月10日まで有効。当院での動きは決して早くはないと思っています。その券は世田谷の医療機関のみで有効。インフルエンザワクチンについてはいずれ。これは前置きのようなものです。
公費負担の予防接種(DPT,MR,日本脳炎)は23区のほか、狛江市、調布市の方も接種できます。9月15日(連休の2日目、敬老の日)は朝7時から9時まで、23日(火曜、秋分の日)は朝8時から10時まで診療します。MRワクチンを忘れている方も、ぜひいらして下さい。