高尾山にて

今日(木曜日)は快晴。急遽、家内と二人で高尾山に登ることに。調布で準特急に乗り換え、高尾山口駅に。びわ滝コースを登り、寄り道しながら登頂。稲荷山コースで下山しました。紅葉はまだですが、人が少なく、気持ちの良いハイキングでした。
高尾山に登ろうという話になったのは、家内が昨夜参加した、都立梅が丘病院(小児の精神発達専門の病院)の「医師、医療関係者向け児童青年期臨床精神医療講座」という、長い名前の講演にあります。8回のシリーズで、昨夜が1回目で、「児童青年期精神医学的診察及びアセスメント」という総論的内容。
私は自分が話す以外は全くダメで、座ると居眠りの常習犯なので、このような会は家内に頼んで、後で話しを聞くことにしています。家内の話も座って聞いていると、これもまた居眠り。そこで、歩きながら話を聞いて、いろいろ議論する習慣があります。景色や花を見て、鳥の鳴き声を聞きながらの山歩きは、本当に集中できますね。その総論の内容は、
1)最近、受診する患者さんが急増している。
2)男の子は小学校の低学年の増加が著しい。広汎性発達障害や注意欠陥多動障害(ADHD)が多い。
3)女の子は中学、高校生の受診が多い。神経症や摂食障害が多い。
4)知能低下のない発達障害が増えていて、社会人になってからも、支援が必要になっている。
5)東京都は子供の心の問題を支援している。
6)梅が丘病院も医師の数が増え、予約待ちの時間が短くなった(6ヶ月待ちだったのが、最近では2ヶ月ぐらいに)。
7)梅が丘病院の初診の診察時間は、およそ1時間。
8)心理検査などを行うスタッフも充実させた。
9)但し、梅が丘病院は平成22年3月をもって移転。現在の都立府中病院の跡地にセンターができる。
以上、今回の内容の一部です。

11月2日(日曜日),今週の待ち時間

来週末の11月2日、3日は連休になります。2日の夕方3時から6時まで、インフルエンザワクチン接種(と診察?)を行います。
今週の待ち時間は0から20分と予想しています。RSウイルスを除き、大きな病気の流行はありません。土曜日は連休の前なので、少し混雑すると思います。でも、例年より静か。気候も良く、予防接種と健診がお薦めです。
今日(日曜日)、夕方の診療を終え、神田川を家内と散歩。夕暮れの歩道で、野生と思われる亀(クサガメ)を、蹴飛ばしてしまいました。どこから来たのか?塚山公園の池から脱走?誰かが神田川で捕まえて逃がした?とりあえず神田川に帰しておきました。亀を蹴飛ばすのはめったにないこと。「縁起がいいかも。何か良いことがあるのかなあ」と話しながら帰宅しました。
(質問に対する答え)
インフルエンザワクチンの接種時期:インフルエンザの流行はおそらく1から2月がピークに。13歳未満の小児は2回接種になりますので、12月初旬までに接種することをお薦めします。2回接種の方は、11月中には1回目を接種して下さい。遅くとも、12月中には接種を終えてほしいと思っています。
実際に年が明けてから、接種を希望される方はほとんどいません。高校受験のため学校で薦められて、あわててというケースはまれにありますが。世田谷の接種券も、1月10日までとなっています。

RSウイルス感染注意報

毎日のようにブログを書いています(明日も書くのかなあ)。10月中旬よりRS(respiratory syncytial)ウイルス感染症が増えつつあり、一部の新聞でも、早い流行が話題に。RSウイルス感染症といっても、わかりにくいのでは?簡単に言えば「とてもひどいカゼの一種」。何がひどいのか?高熱と呼吸困難。特徴を具体的に、
1)突然の高熱。39度ぐらいが3日から4日続く。
2)鼻水が多く、ひどいセキがでる。
3)0歳から2歳でかかることが多く(幼稚園児でもかかっていますが)、0歳や1歳児では、ゼーゼーして呼吸困難になり、入院になることも。
4)潜伏期は3日から5日ぐらい。
5)診断は綿棒でタンやハナを取って、検査キットを使って15分以内で可能。
6)治療はタンやハナなどの分泌物をとって、合併症の予防のために抗生剤を使うことも。
7)セキやハナなどの症状がなくなるには、10日ぐらいはかかる。
0歳や1歳では突然、呼吸が速くなったり、呼吸が浅くなって、呼吸の回数が増え、眠れなくなることもあります。要注意の病気です。現在、世田谷や杉並の保育園と、世田谷の一部の幼稚園で流行がみられます。例年より早い流行です。繰り返しになりますが、ポイントは高熱と呼吸困難。
(雑談)
今日は激しい雨。今日はお子さんを連れての外出は大変ですね。その影響もあって明日(土曜日)はインフルエンザワクチンの接種も重なり、かなり混雑すると予想されます。待ち時間が長くなり、ご迷惑をおかけすると思いますが、ご容赦下さい。

医師の使う言葉

火曜日のニュースで、医者の専門用語(というよりは使う言葉)が解りにくいという話が。一つの例として、肺レントゲンを見ながら「浸潤」という言葉を。これは肺癌などで、白い肺癌の影が、水がしみ込むようにジワッと広がるようなイメージを意味します。確かに解りにくいかも?私がおもしろいと思ったのは「ショック」。「ショック」は血圧が下がって、脳にいく血液が少なくなって、意識がなくなるような状態を言います。「ショックを受ける」という意味のショック、精神的は衝撃と解釈する人もいるとか?確かにそうかも。
私の専門のアレルギーで、アナフィラキシーショックというのがあります。マスコミでもアナフィラキシーと平気で使っています。ソバアレルギーの人がソバを食べる。アレルギーがおこって蕁麻疹や喘息の発作が。蕁麻疹がでて血管が拡張し、血管から水分が漏れる。循環血液量が減る。血圧が下がる。脳に行く血液が減る。意識がなくなって命があぶない。というように説明するしかありません。でも、「蕁麻疹」「「血管が拡張」循環血液量」という言葉も、問題ではないでしょうか?解りやすい説明は、なかなか難しい。もしも、解りにくい言葉があったら、遠慮なく「先生、OOの意味が解りません」と言って下さいね。
でもね、ひねくれ者と自覚している私は、マスコミも大いに問題があると思ってしまいます。ニュースや救急医療で平気で使う「トリアージ」(語源がフランス語、triage)。これも医学用語です。意味は「救急災害の現場で患者さんの重症度によって、優先順位をきめること」です。もともと地震などの災害時の適応。でも、最近小児救急の現場でも、このトリアージが話題に。看護師さんなどが症状を聞いて、診察の順番を決める試みが行われています。この「トリアージ」、マスコミでよく耳にする言葉になると思いますが、「頓服」「敗血症」「ショック」より解りにくいと思いませんか?
以下、雑学です。医学的正式名称の解りにくさ。でも、俗称になるとイメージがわく?
伝染性膿痂疹:俗称はトビヒ。黄色ブドウ球菌による皮膚表面の感染症。かくことで広がる。
伝染性紅斑:俗称はリンゴ病。パルボウイルスによる感染症。顔や腕が赤くまだらになる。
伝染性軟属腫:俗称は水いぼ。軟属腫ウイルスによる感染症。皮膚の接触で伝染する。

秋茜

今日(土曜日)は待ち時間が長く、ご迷惑をおかけしました。RSウイルスなどのゼコゼコのカゼが、少し流行し始めたようですね。
先週の週末は次女と三女が帰省していて、とてもにぎやかな週末でした。今週は家内と二人だけでの生活。静かで、これもまたよしといったところでしょうか?年齢によって、寝る時間や起きる時間、食べ物も違いますので、生活のリズムが狂わないように気を配ります。
娘たちとはいろいろな話をしますが、仕事や進路についての相談が多いですね。「なるようにしかならない」と思っていますので、わかる範囲で答えています。家内はもっぱらいろいろな話の聞き役。体育の日は仲良く3人で新百合丘に、映画「ガリレオ」を見に出かけたようです。今回、私はパス。
子育ては本当にエネルギーが必要ですね。「もう一度は無理だね。体力も気力も」と話しています。でも、家内は娘たちに、子育ての大変さ(3人の娘は、生後3か月から保育園に通っていました)と楽しさを、昔のエピソードを交えて話をしているようです。
病院の目の前に住んでいたのですが、仕事が終って裏口から出てきた私を家内と子供たちが、よく迎えに来てくれました。白衣のまま、夕暮れの田んぼに散歩に出かけ、真っ暗になるまで遊んでいました。今でも、その光景が目に浮かびます。9月には田んぼには秋茜(赤トンボ)が舞い、10月にはコオロギ、ウマオイが鳴いていましたね。

カゼと気管支炎との違いは?(子供のハナ、セキを考える。パート?)

今日は快晴で、湿度も低く、気持ちの良い1日になりそうです。1時半から松沢児童館でポリオ接種のため、ノンビリ歩いて出かけようと思っています。いつも診察している子供たちに会えることを楽しみに。前々回のブログが「パート?」でした。以下、パート?です。文体を少し変えてみました。内容を考えるとこの方が読みやすいかなあ?
カゼとは原因を表す病名。気管支炎とは場所を示す病名です。「カゼ」とはウイルスによっておこる、カゼ症状の総称。つまり、かぜをひいてクシャミ、鼻水がでると鼻炎、ノドが痛いと咽頭炎、ゴホゴホとセキがでると気管支炎、痰がからんで気管がつまり、肺がつぶれると肺炎。すべて、原因はカゼ、でも起こる場所によって、別名(?)がつきます。9月15日のブログ「ハナたれ小僧」で書いたように、カゼをひいて、ハナがでて、そのハナの中に細菌が増えて、黄色いハナが副鼻腔という空洞に溜まって、ハナが止まらない状態になったのを副鼻腔炎、そのハナが耳に入って中耳に溜まったら中耳炎。すべて場所を表す病名。
カゼはウイルスによる感染なので、放置していても、抗体ができて治るはず。だから、咳止めや痰切りなどの薬がでるだけ。でも、この治療ガイドライン、日本人に通用するのか?残念ながらそう簡単には。日本人は単一民族。外国の治療法を画一的に持ち込んで、通用するはずはない。だから、ハナが止まらない、セキが止まらない状態に。私はもともと薬が嫌いで、薬を出すのも、自分が飲むのも極力避けて通る。だから、薬を出す種類も、日数も少ない。でも、必要な薬は最低限は出すという方針。
出した薬を飲んでくれるかは、患者さんまかせ。これをコンプライアンスという。三宅小児科で出す薬については、コンプライアンスは大変良いと感じていますね、有難いことに。最近の傾向は、薬の出し過ぎ、それもとても効くとは思えない薬。まるで食べるように出す。コンプライアンスは当然悪い。院外薬局のために出しているようで、飲まなくても関係ない?
(追伸)
下高井戸駅まで歩いてきた家内と、3時過ぎに合流。電車で明大前経由で三鷹台へ。そこからノンビリ神田川沿いを歩いて、久我山、高井戸を経て自宅へ。5時前に帰ってきました。紅葉はまだですが、雲ひとつない青空には満足しました。途中、何人かの患者さんいお会いしました。

当院周辺地図です

当院の地図です。
住所は上北沢4?21-13(TEL03-3302-2771)です。
当院の駐車場は近くに2ヶ所・計10台分あります。
地図内の緑色の部分はスクールゾーンになっており、平日7:30?9:00まで車の進入ができませんのでご注意下さい。
早い時間にお車でお越しの方は、7:30前に駐車して下さい。
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ハナがあるからセキがでる?(子供のハナ、セキを考える。パート?)

今週も大きな混雑はないと予想しています。待ち時間は10から30分ぐらい?
10月中旬頃から年末にかけて、「ハナが止まりません」、「セキが止まりません」と訴える患者さんが増えてきます。9月15日ブログのタイトルが「ハナたれ小僧」(参照)。ハナが止まらないのが急性副鼻腔炎。昔は下を向いて寝ることが多かったので、ハナが前にでて、ズルズルして、鼻のまわりがガビガビに。ところが、最近は上を向いて寝ることが多い。だからハナを垂らしている子は少ない、というかほとんど見かけない。でも、上を向くと、副鼻腔に溜まったハナ(膿)はノドに流れる。
背泳ぎをしていて、水を飲むとどうなるか?むせてセキがでますね。あれと同じで、ノドにハナが溜まってくると、気管に入ってむせる。寝ていて、突然「ゴホゴホ」という苦しそうなセキがでる。痰が切れると、一眠り。また溜まってくると「ゴホゴホ」。時には咳き込んで、むせて吐くことも。このような経験は多いのでは?これが気管支炎。気管支炎は単独でおこることはまずなく、副鼻腔炎から気管支炎になる。これを副鼻腔炎気管支炎(副鼻腔気管支炎)と呼びます。俗称は喘息様気管支炎。
子供のセキの基本は「ハナがあるからセキがでる」です。つまり、ハナが後ろに流れて(これを後鼻漏と言います)、気管に入って、むせてセキがでる。この病気は治療が必要です。治療をしないと、まずセキは止まりません。いくら軽いセキでも、放置して止まらないセキは、治療が必要です。必要な薬はセキ止めではなく、抗生物質(抗菌薬とも言う。9月15日のブログ参照)?
ハナはなくてセキがでるのは、喘息ぐらいでしょうか?でも、喘息のセキはゴホゴホではなく、基本的にはコンコンですね。
(追加)
1)「大人でもインフルエンザワクチンを接種していただけますか?」――OKです。
2)「カゼをひいて治らないのですが、大人でも診てもらえますか?」――当然、OKです。病気のお子さんを連れて、内科へ回るのは大変ですから。

悪い夢

今日は幼稚園、保育園の運動会も多かったのでは?快晴でさわやかな一日です。大きな病気の流行はありません。静かな10月の始まりでしょうか?来週の待ち時間は、5分から20分と予測しています。
以下、完全な雑談です。
あまり夢はみないのですが(この夢とは、眠っている時にみる夢)、月に3回ぐらいみるでしょうか?一番多いのがテスト前日の夢。昨夜もこれが出てきました。「明日の試験の科目は何?」というのがほとんど。試験の前日に、科目が分からず、右往左往している夢。あれは嫌なものです。
大学の試験は選択ではありませんので、すべて必修。今と違って、教師は自分の専門だけをかってにしゃべって、教科書はないようなもの。授業にでていないで、本を読んだだけで試験を受けるとひどい目にあいます。あれには、本当に参りました。たいてい、前日に友人を呼び出し、ノートをコピーする時間もないので、「出そうなポイントだけ説明して」と頼んで、何とか切り抜けてきました。
この夢は本当に寝起きが悪い。真面目に授業に出ておくべきだったのか?と少し後悔しています。実習はおもしろくて、100%出席していましたが。でも、このような夢を見るということは、当時はかなり切羽詰った状況であったということですね。

いろいろな質問に対して(パート?)

今朝の新聞の折込みに、「広報すぎなみ」が入っていました。その3ページにインフルエンザ予防接種に「子育て応援券」が利用できますとのコメント。今日も診療中に、三宅小児科でも「子育て応援券が使えますか?ぜひ、三宅小児科で接種したいのですが」という、有難い質問がありました。また、このブログのコメントの中にも同様の質問が。
この「子育て応援券」、就学前のお子さんに、いろいろなサービスを提供するために、杉並区が作ったサービスであり、杉並区の指定の事業者に限られて、使うことができます。今日、杉並区役所に電話をして確認したのですが、この券は杉並区内と事業者のみと契約するため、世田谷区では使えないとの答えでした。世田谷の事業者と提携する方針は、今のところないとのこと。
杉並区の税金で、地域の活性化も一つの目的ですから、残念ながら当院では使えないということで、私は納得しています。当院を信頼していただいて、本当にうれしく思っていますが、このような事情があるため、「子育て応援券」(利用できるものは利用するのが原則ですので)をお持ちで、インフルエンザワクチンに使われる方は、杉並区内のクリニックで接種して下さいね。
ついでに、インフルエンザワクチンの価格について。価格は医院で自由に決めることができます。当院は一回2500円で接種しています。これは、8年ぐらい前に、患者さんにアンケートをとって、決定したものです。当時は安すぎるという批判もありました。今は多くのクリニックができて、価格競争の時代。2000円以下の所もあります。ユダヤの経典タルムードにも、ダンピングは消費者にとって有益であるため、悪いことではないとされています。私も賛成です。
しかし、問題は高齢者の「インフルエンザワクチンの自己負担」にあります。現在、接種する自己負担は2200円。これ以下にすると、区から送られてくる補助券を使う必要がなくなる。これは、一般的なモラルに反すると判断しています。家内といろいろ議論して、スジは通すべき、という結論に。
いろいろ「子育て応援券」や価格のことを、長々と書きましたが、患者さんの負担の少ない所で接種していただくことを望んでいます。杞憂かもしれませんが、義理立ては無用ですので。