新型インフルエンザの流行、未だ収まらず

学級閉鎖や学校閉鎖が続いている。当院にかかられた患者数を把握できているのは、患者さんの学校、学年をノートに書きとめているからである。現在、どこで、どの年齢で流行があるのかを把握することは、今後の診療にとって、大きな情報となる。今回の学級閉鎖は、10%ルールの影響もあって、繰り返すし、休みも長い。勉強が進まないだけでなく、保護者の方の仕事にも、大きなマイナスとなる。閉鎖の効果は全く見られず、ダラダラと流行が続いているのが現状。中学生と小学生の感染が多いのが特徴である。
「今、流行しているインフルエンザは、本当に新型なのか?」という疑問がある。検査キットでA型と判定されると、「新型だから、新型ワクチンの接種は必要なし」と指導している。この根拠は簡単である。
1)7月から多くの患者さんを診察してきたが、2度A型インフルエンザに罹患した方はいない。もしも、季節型の流行が始まったならば、2回A型にかかる患者さんに出会うはず。現時点では、2度がかりはない。
2)患者さんの症状から、「これは違う」という直感を感じない。これは臨床医としての、いわば「勘」であるが、経験値に裏づけされた勘である。臨床はいわばジャングルにいるようなもの。肌で感じる感覚は、緊急時には最も信頼できるものである。
3)確かに、いろいろな場所で分離されるA型の95%以上が、新型というデータもある。
この3つの理由で、現在流行しているA型は新型と判断している。あまり科学的ではない?これが、今月最後のブログである。来月からは、さらに実用的な内容になるのだろうか?

院長の独り言(インフルエンザ編)

最近、毎日のようにブログを書いているような気がする。昨日のブログも目を通しておいてほしい。何だか、状況がコロコロ変わるなあ。新型インフルエンザについては、成人の大半が免疫を持っていることで、意見が一致しそうである。だいたい、私も家内もかかっていない。既に患者数は600名を越えている。救急で診断された患者さんを含めると、700名を越えているだろう。患者さんが多いとは感じてはいない。ダラダラと流行が続いているという感じ。幸いなことに、重症例はなく、症状は軽い。
このブログを作って、本当に良かったと思っている。情報が即時に流せるところがいい。
1)季節型インフルエンザワクチンは、まだ在庫あり。
2)11月3日(祝日)は午前中のみ診療。診療といっても、季節型インフルエンザワクチンを接種する日である。この状況では、病気の方の診察もやむを得ないかも。9時までは診療。9時過ぎからは、インフルエンザワクチンを接種する時間としたい。
3)11月中に季節型インフルエンザを終了したい。少なくとも1回目は11月中に。12月には新型ワクチンの接種が本格化するだろう。
4)新型ワクチンについては、基礎疾患のある方の予約は既に受け付けている。変更の変更で申し訳ないが、東京都のフライング気味の決定があり、少し前倒しになる可能性が出てきた。
5)新型ワクチンは11月15日までは、基礎疾患の方が優先。いつ、どのくらいのワクチンが入荷するかは、来週にはわかるだろう。
6)状況については、ブログで迅速に説明する予定。
状況が流動的であるが、現在予約いただいている、基礎疾患ありの方が優先であることに変わりはない。後はワクチンの入荷次第。12月からは、季節型ワクチンと同じような体制にしたい。季節型と新型の同時接種をする事態もあるかも。別に、新型ワクチンの接種を推奨している訳ではない。費用も高いし、安全性は分からないし、痛いし、既に大流行中(?)で、症状は軽い。まだ見ぬ季節型インフルエンザのワクチンの接種が、優先ではないのか?これからの1か月は、このブログが大活躍することになるだろう(内容は全くおもしろくないが)。

季節型インフルエンザワクチンと新型インフルエンザ

新型インフルエンザの流行のピークは、10月10日から15日であった。しかし、ピークを過ぎたとはいえ、中学校や小学校での流行は続いている。今年はいろいろな事情が重なって、季節型インフルエンザワクチンの接種が例年より早くなった。そのため、10月初旬から中旬に、1回目の接種を済ませ、その後に新型インフルエンザに罹患するというケースも。「2回目の接種はいつに?」という質問を受ける。「治癒してから1週間は開ける」ようにとアドバイス。1回目の接種と2回目の間隔は、1週から4週であるが、場合によっては、4週を過ぎてもOK。もう一度、1回目から接種する必要はない。
私が注目しいるポイントは、季節型インフルエンザワクチンを接種した後に、新型インフルエンザにどのくらいかかるか?という点である。以前のブログでも解説したが、季節型ワクチンにはAソ連型が含まれている。季節型ワクチンを接種することで、Aソ連型の抗体が上昇するはず。ひょっとしたら、その抗体が新型(Aソ連型に分類される)に、ある程度の効果があるのではないか?という淡い期待がある。2回目を接種した直後に新型に罹患された方はおられる。まだ、ワクチンによる抗体の上昇は期待できないタイミングでの罹患。ただし、新型に罹患しても、季節型ワクチンの効果に影響はなく、再接種をする必要はない。
「1回目を他の医院で接種したが、2回目のワクチンがない。2回目を接種してほしい」という電話が多い。1回目をやりっぱなしにするのは、非常に無責任だと思うが、接種される側の非ではない。一応、受け付けるつもりではあるが、ワクチンの量を見ながらということになるだろう。
以前のブログでも書いたが、当院をかかりつけにしていただいている方と、その家族の方のための接種。その方々の要望には、できる限り答えたいと思っている。
(追加)
10月9日の朝日新聞に、東京都は「基礎疾患のある方の接種は11月9日から、未就学児は前倒しで11月16日から接種」との記事。基礎疾患の方は16日と決まったばかり。この朝令暮改の政策、とても信用できない。ワクチンの配布量も決まっていないし、入荷の時期もわからない。予約制なので、どうして対応できるのか?どこかの都立病院で数人接種することで、お茶を濁すつもりなのだろうか?

新型インフルエンザワクチン届く

昨日の夕方、医療従事者用のワクチンが4本届いた。喘息で新型を予約していた方が、次々と(新型と思われるA型)インフルエンザに罹患している。当然、予約はキャンセルに。「接種する必要はないよ」と伝えたら、「先生、収入が減りますね」と心配していただいた。有難いことだと思う。
国はA型にかかっても、新型とは確定できていないので、接種を推奨しているが、この半年にA型にかかった方は、新型ワクチンを接種する必要はない。ワクチンは「重症化を防ぐ」ものであって、「感染を予防する」ことはできないことがパブリックコメントである。新型インフルエンザワクチンの接種は予約制が原則で、基礎疾患のある方に限り、東京は11月中旬からとなる。当院に届く(といってもかなり高い価格で、我々が買い取るのだが。場合によっては赤字になるだろう)本数も、まだ決まっていない。
(以下、新聞の記事)
19日から医療従事者約100万人への接種が始まり、うち国立病院機構の67病院にいる2万2112人に副作用の報告を求めた。重い副作用とされたのは▽両足の筋肉痛による歩行困難▽嘔吐(おうと)▽脈拍の上昇▽発熱と意識低下--の4例。他にショック状態など軽い副作用報告が3例あった。2万人以外の医療従事者からも25例の報告があったが、すべて回復しているという。
(コメント)
医療従事者のみ1回の接種。1回での副反応が上記の如くなら、2回目はさらに増えるはず。でも、1回目の副反応が強い場合には、2回目は接種しない。そこを差し引かなくてはならない。

小仏峠から相模湖を望む

季節型インフルエンザワクチンの在庫はあります。2回接種が必要な方の、2回目のワクチンは確保してあります。医療従事者用の新型ワクチンは、まだ入荷していません。新型インフルエンザの流行は、少し下火になってきました。明日(25日、日曜日)は午後3時30分から4時30分の1時間診療しますので、お困りの方はどうぞ。インフルエンザの話ばかりで、面白くないですね。気分を変えて。
木曜日の午後は、家内は保健所での予防接種や健診があり、私もいろいろ仕事が重なって、いつもバラバラに行動していました。来月もポリオや健診の仕事があって、なかなか時間が取れない予定。今週の木曜日が何とか、いっしょに行動できることになりました。「紅葉の高尾山に行こう」という話になって、12時39分電車で高尾へ。高尾駅で下車して、北口からバスで小仏へ。そこから歩いて、景信山(かげのぶやま、727m)に登頂(という大げさなものではないが)。そこから小仏峠―小仏城山―一丁平?紅葉台を経て、高尾山の山頂へ。夕暮れの稲荷山コースを下って、5時半に高尾山口駅着。紅葉にはまだ早かったのですが、気分転換ができました。歩数はちょうど2万歩。
景信山?高尾山 011
小仏峠から夕暮れの相模湖を望む。右に中央道が見える。天気は曇り。

新聞等の記事から

新聞等のマスコミの情報や、個人的に送られてきた情報を少し。
「新型インフル成人に免疫。過去の季節性感染で」というタイトル。新型の患者さん85%から90%が、何と未成年。当院でも90%は未成年である。小児科なので当然のことと思っていた。全国的なデータでも90%が未成年なので、当院のデータとほぼ同じ。但し、患者さんのご両親が(お子さんから)感染したケースもあり、成人の全員が免疫を持っているわけではない。昔の季節性インフルに、100%の人がかかるはずはなく、当然といえば当然。でも、成人の過半数が免疫があるのでは?お子さんから大人への感染は、非常に少ないことも事実。「老人ホームで新型に集団感染」という記事が載らないのが、その裏づけではないか(好ましい事だが)?。
「医療従事者を対象にした新型インフルエンザワクチンの接種が今週から始まった影響で、接種について一般市民からの問い合わせが医療機関に殺到」との記事。1週間遅れで始まる(東京は1週間遅れの10月26日)医療従事者への接種。まだ、ワクチンが届いていない。今日は金曜日。26日は月曜日である。本当に実施できるのだろうか?医療機関に問い合わせても、我々には何の情報もない。私は基礎疾患のある方の予約分を、水増しもせず手配している。一切の不正(?)はしていないし、するつもりはない。すでに接種が始まっている20以上の都道府県では、水増しと思われる、とんでもないワクチンの申し込みに対して、8割近いカットで配布されているという噂もある。11月17日に始まる、当院での基礎疾患のある方への接種。ワクチンが無事に届くのか、不安な日々が続いている。
「季節性インフルエンザワクチンの予約ができないとの苦情」の情報も多い。当院ではまだワクチンは、十分に(?)ある。前回もお知らせしたように(申し訳ありませんが)、接種対象を当院をかかりつけにしている方と、その家族の方に限定させていただきます。当院の責任ですから。例年ならば(接種者を100として)、ワクチン接種は10月に20、11月に50、12月に30の割合だが、今年は早い。10月に40、11月に50、12月に10ぐらいになるのでは?と予想して対応している。
新型インフルエンザと、インフルエンザワクチンに振り回される日々が続いている。不測の事態がおこる可能性もある。その時にはご容赦願います。

新型インフルエンザワクチンと季節型ワクチン

前回のブログでの日程の変更について、多くの方からコメントや電話をいただき、有難うございました。手元に新型インフルエンザワクチンの「国産ワクチン臨床試験の中間報告(速報)」という報告書があります。このデータは20代から50歳代の男女200名に、北里の新型ワクチンを、通常量と通常量の2倍を1回接種したデータです。
1)200名の中の7名が既に抗体を持っていた。(何年か前に、類似のA型にかかった?)
2)通常量1回の接種で、75%の人が抗体陽性となった。倍量の接種では88%であった。(これが、1回接種でもOKという根拠に。但し、20歳代以上が対象なので、13歳以上は1回というわけにはいかなかった。突然、2回接種に逆戻り)
3)副反応は46%。最も多いのは、接種部位の発赤、腫脹で50%近くに。(季節型も厳密に調べると、大人では同じような頻度。季節型と大きな差はない)
4)重症の副反応は2名で、100名に1人の割合(症例を分析すると、一人はワクチンとは無関係?)
(感想)
1)当院で診断したA型インフルエンザの患者さんは、500名を超えた。マスクの着用をせずに診察している私も家内も、インフルエンザにかかってはいない。今回のデータでも、既に抗体を持っている人がいる。新型だから全員がかかるわけではないことの証明。私のような高年齢者(?)は、ほとんどかかっていない。
2)予想より、抗体の獲得率が高い。成人では1回の接種でいいのでは?実際の医療従事者は1回の接種に。抗体の獲得率は、外国産と遜色はない。
3)国産のワクチンは季節型と作成方法は同じ。季節型はAソ連、A香港、B型の3種類を含むため、蛋白濃度が高い。新型は1種類なので、局所反応などの副反応は軽いはず。
4)この調子で新型の感染が広がると、新型ワクチンを接種できるまでに、「かかる人はほとんどかかる」状態に。
5)今回、国産の新型ワクチンに限り、季節型との同時接種を認めている。新型を基礎疾患のない子供たちに接種する頃に、季節型ワクチンが残っているのか?という問題がある。季節型はほとんど残っていないのでは?季節型が余っているならば、同時接種もOKだが、子供に限る。
(追加)
ほとんどの地域で、季節型インフルエンザの接種予約はできない状態に。そのため、当院にカルテのない方も接種に来られているのが現状です。予防接種は「かかりつけ医」で接種することが基本。既往歴などを理解した上で接種することが大切。このままでは、当院をかかりつけにしていただいている方の接種ができなくなります。?当院にカルテがあり、?この1年間に当院を受診された方のみの接種とさせていただきます。ワクチン接種の際には、診察券を提示して下さい。
ワクチンの在庫は少しありますが、「かかりつけ医」としての役目を果たしたいと思っています。ご了承下さい。

緊急連絡(11月10日のワクチン予約の方へ)

今日は次女と大学病院に勤務する友人から、「今日、新型インフルエンザワクチンを接種した」との連絡があった。厚労省も10月19日から、医療関係者に接種することを明言、今日のニュースでも今日から接種が開始されたとの報道があった。ところが、我々にはワクチンも届いておらず、何の情報もなかった。
今夜の7時半から、三茶しゃれなーどホールにて「新型インフルエンザ対策説明会(世田谷区役所主催)があった。その中で、東京都が設定した接種時期についての説明があった。東京都は1週間遅れて、接種を開始するとのこと(東京都らしいですが。予想を裏切らないところがすごい)。
1)医療従事者は10月26日から。
2)基礎疾患のある方は11月16日から(1週間遅れ)
当院では、11月10日に予約を受け付けている。予想に反して、多くの希望者があり、定員をオーバーしているのが現状。残念ながら、10日に接種はできないことになった。大変申し訳ありません。
(以下、お願いです)
1)11月10日に予約している方は、11月17日の午後6時から7時に変更します。
2)13歳以上は1回接種でOK。2回目の接種は11月27日か12月1日に、またはそれ以降の予定日を、1回目の接種当日に決定するということに。
11月10日に予約されている方には、当院から電話で連絡したいと思っています。もし、お時間があるならば、12時から13時の間に、お名前と「変更了解」というメッセージを入れていただけると助かります。また、このブログの「拍手」のコメントでもかまいません。17日に都合の悪い方は、その旨、お伝え下さい。
基礎疾患のない方で、1歳から小学校3年生までは、12月半ばからになっていますが、具体的な日時は決まっていません。小学校4年から中学、高校生は年明けの予定。年内は国内製のワクチンになりそうです。
このブログは「新型インフルエンザワクチンの接種を推奨する」ものでは決してありません。ワクチンを希望される方は、11月中に季節型ワクチンを済ませて下さい。国内製の季節型ワクチンの方が、国内製新型ワクチンより、製造量が少ないのですから。
ワクチンの安全性のデータ、季節型との同時接種の問題など、いろいろ書きたいのですが、まずは11月10日の予約変更をお知らせします。

新型インフルエンザワクチンの安全性は?

当初の予定では、明日から新型インフエンザワクチンの、医療関係者への接種が始まる予定でしたが、まだワクチンは手元に届いていません。安全性が確認されていないので、まず医療関係者で治験するという方向のようです。そのデータで安全そうならば、基礎疾患のある方に優先順位が回ってきます。11月の中旬に間に合えばいいのですが。少し延期になる可能性も残っています。インフルエンザワクチンについての、私の個人的な意見を書いてほしいという要望があります。昨年から、いろいろ書いてきましたので、その一部をここに引用させていただきます。
(今年の1月のブログからの抜粋です)
老人施設での流行の問題、ほとんどの方がワクチンを接種していた事実。9月のブログでも、ワクチンの有効性について、私は懐疑的な内容を書きました。「効かないのに、なぜ打つのか?」という疑問。私がワクチンを接種し始めたのは、「ワクチンを打たないのは悪」という風潮が出てきた時からです。もし、今回の問題で、ほとんどの患者さんがワクチンを接種していなかったら?と仮定して下さい。責任者はきっと袋叩きにあっているはず。接種していたから、うやむやになっているだけ。
もしも、子供さんがインフルエンザにかかって、脳炎になったとしましょう。お母さんは親族や周囲から「なぜ、ワクチンを接種しなかったのか」「親の責任」と非難され、一生重荷を背負って生きていくことに。そのような事態はどうしても避けなくてはと思い、ワクチンの接種を開始しました。開業して10年以上、当院ではインフルエンザワクチンを接種していませんでした。
(参考)
平成11年に一つの試みとして、130名の方にインフルエンザワクチンを接種した。4月にアンケート用紙を郵送し、116名から回答を得た。インフルエンザに罹患した方は9%であり、当時の小学校での感染率と大きな差はなかった。インフルエンザワクチンを接種して「良かった」と答えた方は97%であり、「良くなかった」と答えた方はいなかった。また、「来年も接種を希望します」と答えた方は90%であり、「希望しない」はわずか4%であった。以上の結果は家内がまとめて、「インフルエンザワクチン接種後の意識調査成績」というタイトルで、平成12年の小児科臨床という雑誌に掲載されています。この結果を踏まえて、インフルエンザワクチンの接種を開始しました。

保育園で新型インフルエンザの流行始まる。

マスコミ等でも伝えられていますが、この1週間は新型インフルエンザの患者さんが多く、高校生、中学生、小学生と流行が広がって、とうとう幼稚園や保育園に。今日は曇りで、いくつかの保育園で運動会が予定されています。でも、インフルエンザのために、欠席を余儀なくされる子供たちが多いかもしれません。楽しみに頑張ってきた子供たちが、本当にかわいそうです。
明日の日曜日(18日)は午後3時30分から4時30分の1時間診療します。発熱等でお困りの方はどうぞ(インフルエンザワクチンの接種は物理的に不可能ですね)。最近の急病センターの混み具合はすごいので、私と家内が少しでも役に立てばといいかなと思っています。当院ではインフルエンザの検査キット、ワクチンはまだ在庫があります。今年は4種類の季節型インフルエンザワクチンを用意しましたが、2つは使い切って、残りは2種類になりました。
1) 化血研のワクチン:チメロサールは入っていない。フェノキシエタノールは保存剤として使われている。痛みが少ない。
2) フルービック(阪大微研):チメロサールなどの保存剤、防腐剤などは全く使われていない、特殊な(?)ワクチン。
新型ワクチンの問題もあって、10月に接種する方が多くなっています。季節型ワクチンは例年の8割しか入荷しませんので、ご了解下さい(別にあせらせているわけではありません)。新型ワクチンについては、いつ入荷するかは、国の事務手続きの早さだけが問題で、入荷時期がはっきりしませんが、いささかフライング気味に、基礎疾患のある方の予約を受け付けています。患者数を把握して、ワクチンの本数を決めるように指示されていますので、やむを得ません。国の予定が遅れた場合には、電話連絡して、予定日を変更することがありますので、その点はご了承下さい(私にはどうにもできない問題ですので)。
新型のワクチンは13歳以上で、1回接種の可能性がでてきました。希望される方に、より早く、国内のワクチンを接種できるかもしれませんね。私も家内も新型インフルエンザには罹患せず。この年齢では免疫を持っているという判断をしています。昔にかかったAソ連型の免疫が、新型にも有効という推測。年の功というべきか?

温泉と銭湯

厚労省の指導では、新型インフルエンザワクチンの接種対象は、11月は喘息などの基礎疾患のある方に限るとのこと。当院では予約を(11月10日、20日、27日、12月1日の6時から7時に接種。前回のブログ参照)、電話で受け付けています。希望される方は、昼(12時から13時)に電話で予約して下さい。今のところ、この予約は順調に(?)進行しています。まだ、未定の部分が多いため、追加や訂正があるかもしれませんので、ご了解下さい。予約の時には年齢と電話番号をお願いします。なお、A型(新型)インフルエンザに罹患したり、体調の悪い場合は、予約のキャンセルはかまいませんので。
現在(今年の5月より)流行しているA型インフルエンザは新型ですので、新型ワクチンの接種は不要です。今年の1月から3月に流行したインフルエンザ(新型ではない)に罹患した人は、新型の症状が軽くなるという噂がありますが、そのような傾向はないように思います。現在まで新型の患者さんを350名(急病センター等で診断された方を加えると400名)を診察していますが、重症の患者さんはおられませんので、何とも言えないのですがーー。
季節型インフルエンザワクチンの在庫はあります。お早めに。13歳以上の方もOKです。
(以下、長い雑談です。インフルエンザの話題は飽き飽き。この緊急時に温泉の話?居直り気味ではありますが、少しリラックス)
この連休は天気も良く、運動会や小旅行、お祭りを楽しんだ方も多かったのでは?昔から嫌いなものは風呂と食事(といっても良く食べるのだが)。両方とも義務感があって、好きになれなかった。食事は5分、風呂も5分で十分、他の時間は好きなこと。これが生活スタイルであった。最近ではこの避けて通れないこの2つを、楽しむように努力している。仕事柄、食べるのは家内も私も早い。学会や旅行に行っている時ぐらいは、時間をかけてゆっくり食べようとするのだが、どうしても習性は変わらない。そこで考えたのが、コース料理を頼むこと。ゆっくり出すように頼んでおいて、出てきた物をゆっくり味わう努力(?)をする。ペースメーカーを頼むと、何とかゆっくり食べることができる。
私は日本一の温泉地の別府で育った。温泉しか入ったことがなかったため、温泉は嫌いであった。最近はお風呂を楽しむように心がけているので、泊まるのは温泉がある所という条件がつく。高校時代は温泉ではない透明の風呂、つまり銭湯に入ってみたいと思っていた。高校2年の時に、修学旅行があった。大阪万博(万国博覧会)と東京への旅。私は万博にも東京でのスケジュールにも、全く興味がなく、万博では2日間、日本庭園で寝て過ごした。私の目的は3つであった。1つが銭湯に入ること。京都三条に泊まっていたのだが、夜に宿を抜け出して、近くの銭湯へ。深い透明なお湯に感動した。2つめは上野の科学博物館。自由時間の1日は科学博物館と国立博物館(すばらしい刀剣類に感動)で過ごした。3つ目は大学見学。早朝の4時に宿を抜け出して、京都と東京の大学に侵入して、2時間ほど見学。学園紛争の最中、入り口のガードは固く、守衛さんを説得するのに苦労した。違反行為が担任にばれて、担任から言われた言葉は「勉強が先だろう。真面目に勉強しろ」。「目的もなく勉強する馬鹿がどこにいる」と言いそうになったが、ルール違反をやった手前、言葉には出さなかった。
昔の下宿は風呂付きではなく、トイレも共同。当然、銭湯の通うことになった。入学当時の値段は45円だったと記憶している。ストの影響で夏休みがなく、8月の猛暑の京都で、冷房のない解剖実習。油脂とホルマリンの臭いの染み付いた身体を洗うため、閉店間際(11時半)の銭湯に飛び込んだことがなつかしい。家内が銭湯に行くために、下宿から出てきて私とぶつかったのが、会話をするきっかけである(昨年の4月のブログ参照)。まさに銭湯の結ぶ縁(?)
長々と、とりとめもないことを書いたが、精神的にリラックスするには、お風呂もいいかな?と思う。「最近、お風呂が長くなったね」と家内に言われて、苦笑い(?)している。

新型インフルエンザワクチンの接種受諾

今日の朝の診療も(昨夜遅くブログでお知らせしたにもかかわらず)、激しいものがあった。原因の1つが小学生の新型インフルエンザの流行にある。新型インフルエンザが高校生から中学生、そして小学生にまで広がってきた。今週も学級閉鎖、学年閉鎖になる学校があるだろう。このように簡単に閉鎖になると、勉強は進まないし、仕事をしているお母さんにも、大いに差しさわりがでるだろう。症状は重くはないのだが、社会的には大きな負担となる。この連休も、急病センターは混雑して、待ち時間がかなり長くなったようだ。
新型インフルエンザワクチンの接種契約書が送られてきた。予約制であり、かなり手間がかかる。まずは医療従事者であり、次に「小児科領域の慢性疾患」となる。当院で関係のあるのは、喘息、心疾患、膠原病ぐらいではないか?一応、11月から開始になるだろう。
取りあえず、11月10日(火曜日)、20日(金曜日)、27日(金曜日)、12月1日(火曜日)の夕方6時から7時を、新型ワクチンの接種時間にしたいと思っているが(定員30名まで?)、ワクチンが入荷するか?という疑問は残る。予約は今週から開始で、昼の12時から13時の間に電話していただき、「氏名、年齢、喘息である、希望の日付、電話番号」を伝えていただきたい。2回接種なので、できるならば2回目の日時も指定していただければと思う。既に新型にかかった方は、接種の必要はない。
厚労省の予定では、基礎疾患のない方は、12月中旬から接種が開始される。このままでは、新型インフルエンザの大流行には間に合いそうにない。また、国産か外国製品かの希望は、受け付けてはもらえないようだ。ワクチンを希望される方は、早めに季節型を接種するしかないかもしれない。
(追伸)
昨日まで鳴いていたキリギリスのピー君が、今朝他界した。大往生と言うべきだろう。この4か月、心をなごませてくれたことに、大いに感謝している。今夜、公園の隅に埋葬する予定である。かわいがっていただいた皆さんにも感謝!!

三姉妹

キンモクセイの香りが、秋の到来を告げています。連休の真ん中ということもあって、病気の患者さんも多く、大変お待たせすることに。いつもいつも申し訳ありません。
スタッフも二名で大奮闘。家内が2階で感染症の対応に追われたため、とうとう我が家の3姉妹に助っ人を頼むことに。驚いた方もおられたのでは?長女も次女も医師で、三女もオスキー(客観的臨床能力評価試験)という、臨床に携わる国家試験に合格している医学部の5年生。至らない点も多かったとは思いますが、その点はご容赦下さい。都民の日といい、本当に激しい日々が続きますね。
明日の朝、7時半から30分ほど、容態の安定しない方を診察する予定。朝早すぎて申し訳ないのですが、発熱などでお困りの方はどうぞ。家内と二人だけでの対応になります。

明日の夕方はインフルエンザワクチンを接種します。

明日(10月11日の日曜日)は午後3時から6時まで診療します。4時から6時までが、(平日に来院できない方のための)インフルエンザワクチンの接種時間となりますので、ご了承下さい。季節型ワクチンの在庫はあります。予約制ではありません。13歳以上の方もOK。
以下、雑談です。(インフルエンザの話ばかりで、書いている私もおもしろくない!)
1)10月8日の時事通信に「接種開始、ずれ込む見通し=医師会への協力依頼遅れるー厚労省のミス、新型インフルエンザワクチン」とのタイトルの記事が載った。内容は「厚生労働省が19日から開始を予定する新型インフルエンザ用ワクチンの接種が、一部の都道府県でずれ込む見通しの高いことが8日、分かった。同省による日本医師会への協力依頼が遅れたのが原因で、自治体側は対応に苦慮している」とのこと。
(コメント)
今日になって、接種受諾の資料のFAXが届いた。私は受諾するつもり。接種契約が成立したところで、まずは喘息の患者さんから、予約を受け付ける予定(予約が条件なので)。11月中旬になるのではないか(ブログでお知らせします)?基礎疾患のない人は、おそらく12月後半か年明けに。新型の流行には(既に流行中)、とても間に合いそうもない。受けるなら、季節型ワクチン優先かもしれない。
2)British Medical Journal(10月7日のオンライン版)に「季節型インフルエンザワクチンが新型を予防?」との論文。メキシコ国立呼吸器疾患病院における調査での仮説。新型インフルエンザ患者60例(A群))と、新型ではない患者180例(B群)を比較した。昨年度の季節型インフルエンザワクチンを接種したかを調査したところ、A群が8例(13%)でB群が53例(29%)で、季節型を接種した人が、新型インフルエンザに罹患しない傾向があった。
(コメント)
症例が少なく、また対象の背景を考えると、信頼性は低いと考える。今回の新型ワクチンも予防するというより、重症化を防ぐ効果を期待してのもの(厚労省の見解)。季節型も同様である。今回の新型インフルエンザは検査上でA型として検出され、Aソ連型(H1N1)に属す。季節型ワクチンはA香港(H3N2)とAソ連(H1N1)、それにB型の3種類を含む。季節型ワクチンで誘導されるAソ連型の抗体が、新型に有効(といっても重症化を防ぐという意味だが)である可能性は否定できないのではないか。いくつかの論文があるが、有効である可能性は残る。逆に、新型ワクチンが新型インフルエンンザに有効であるというデータは、治験が終っていないため、証明されていないのが現状。安全性も確認されていない(外国製品も使われる)新型ワクチンより、従来の季節型の方が、私としては安心して接種できるののも事実。

卵アレルギーとインフルエンザワクチン

現時点では、季節型インフルエンザワクチンは十分に確保できている。10月11日の午後3時から6時まで、インフルエンザワクチンを接種する時間を設けたが、諸事情により病気の患者さんの診察も避けては通れないだろう。以前のブログにも書いたが、3時から4時を診察に、4時から6時をワクチン接種に当てたいと思っている。スタッフは2名で、次女と三女が手伝いに帰省する予定であるが、今回の台風と連休がどのように影響するのか?いささか不安ではある。(以下は興味のある方がお読み下さい)
「インフルエンザワクチンは卵を使って作るので、卵アレルギーの人には接種できないの?」という質問を受ける。確かに日本で作られているインフルエンザワクチンは、受精卵でウイルスを増殖させて作る。卵の成分が混入する可能性は否定できない。しかし、私は「卵成分の混入はない」と思っている。
化学の時間で物質の定量を行った記憶があるかもしれないが、物質の定量はスタンダードカーブを使って、それを基準に測定する。弱点は0(全くないこと)を証明できないことにある。私は日本で作られている4社のワクチンの中から、北里と阪大微研のワクチンを選んで、鶏卵白の混入があるかを実験した。当然、0が証明できるように方法を工夫して。日本の2つのワクチンには、卵白蛋白が含まれていないという結果であった。卵アレルギーとは大半が卵白アレルギーであり、卵アレルギー児でも問題なく接種できると判断した。その結果は「インフルエンザワクチンには卵白蛋白は含まれていない」というタイトルの論文として、2001年の小児科臨床という雑誌に掲載されている。
では、実際に卵アレルギー児にインフルエンザワクチンを接種して、果たして安全なのだろうか?私は強い卵アレルギーがあっても(アレルギーなしの0から、非常に強いスコア6の7段階で評価される)、希望する方には全員に接種してきた。アレルギーが最も強いスコア6(抗体が高くて、測定不能というレベル)の患者さんにも接種した経験がある。この10年間近く日本で作られている4社のワクチンを、多くのアレルギー児に接種したが、アレルギー症状を呈した方は1例も経験していない。この経験が、私の実験データの裏付けである。
今回の新型ワクチンについては、一部が2つの会社から輸入されることが決定した。グラクソ、スミスクライン(GSK)のワクチンは、日本と同じで受精卵から作られている。ノバルティスのワクチンは犬の腎上皮細胞を使った細胞培養である。後者は卵アレルギーとは関係がない。前者については、私自身のデータも経験もない。GSKのワクチンを卵アレルギー児に接種するか?と聞かれたら、「否」と答えるつもりである。

雨が続きますね

(10月7日の追加)
今日、季節型インフルエンザワクチンが入荷。13歳以上の方、大人の方も接種可能になりました。当分の間は不足しない予定です。明日は台風が直撃で、ゆっくりできるかも?まずは安全第一ですね。
インフルエンザワクチンの1回目と2回目の間隔。1週から4週と指定されていますが、ベストは3週から4週間隔ではないかと思っています。今年に限っては、新型ワクチンが後にひかえていることと、おそらくワクチンが不足するだろうという問題もあって、全体的に少し前倒しになる傾向があるかも。
(本論)
前回のブログ、多くの拍手とコメントをいただき、本当に有難うございました。祖母の話なので、とてもうれしい。写真を見て、驚かれたのでは?
雨が続いています。待ち時間は10分ぐらいですね。天気の回復する週末が怖いかも?
1)皆さんに心配いただいているキリギリスのピー君。昆虫の性質上、足の先がなくなって、立って歩けない状態ですが、元気にキャベツを食べています。今日も鳴いていました。6月の初めに脱皮をして成虫になったので、4か月以上も鳴いていることに。信じられないくらいの長寿ですが、昆虫の寿命は、DNAにセットされていますので、最低気温が15度ぐらいで、天命を全うするはず。老衰で大往生になるでしょう。楽しませてくれたことに感謝ですね。
2)新型インフルエンザの患者さんが、250名ぐらいになっています。ワクチンが始まる前に、かかってしまう方が多いのでは?症状は発熱とセキ、ノドの痛みと倦怠感で、総論的には軽い。発熱も短いし、全身状態も良い。従来の季節型の方が重症ですね。
3)季節型インフルエンザワクチンは、13歳以上の方は遠慮いただいていますが、今週の後半は一旦は解除になるかもしれません。ご迷惑をおかけしています。金曜日には入荷する予定。
4)新型インフルエンザワクチンの接種医療機関を、10月7日までに決定するとの公式見解ではありましたが、我々の所には連絡は到達しておりません。いろいろな手続きや実施上の問題が残っており、医療機関を決定するまでには至っていないのが現状です。予定は未定で、ワクチンの接種は遅れるかもしれません。全く動きがありませんので、情報が入り次第、このブログでお知らせします。
5)「新型ワクチンの設定された接種料金が高すぎる。お金を出して購入したワクチンを、いくらで接種しようと、こちらの勝手だろう」と怒っていたら、帰省していた次女が「チチ(父)、それは逆だよ。弱みに付け込んで、1回1万円とかで接種するのを防ぐために、わざわざ安く設定したと解釈すべきじゃあないの?」とのコメント。そういう解釈もあり?と思った。家内は次女の意見に賛同していた。

祖母の遺品

昨夜は中秋の名月が、雲間からはっきり見えましたね。さわやかな満月を眺めながら、帰省した次女と少し散歩を楽しみました。季節型のインフルエンザワクチンはまだ在庫あり。
(以下、雑談です)
保育園のなかった時代、私は母方の祖母に育てられた。しつけにはきびしい祖母であったが(残念ながら、成果はあがらなかった)、怒られたり、勉強しなさいと言われた記憶は全くない。1900年生まれなので50歳で姉が、53歳で私が生まれたことになる。高校を出るまでの18年間、本当に世話になった。ばあちゃん子の私は、患者さんを連れてくるおじいちゃんやおばあちゃんを見ると、心温まる気持ちになる。私は開業して1日だけ休んだと思っていたのだが、間違いに気づいた。祖母の死に目には会えなかったが、1993年の1月の初めに、祖母の葬儀のために、日帰りで大分に帰った。家内に仕事を任せたため、家内は出席できなかった。
先日、寒くなったのでフトン(布団)を出すことに。私は出した掛け布団が、私が持っている唯一の祖母の遺品であることに気づいた。私が小学校1年生の時(ちょうど50年前になる)、祖母は私と姉に布団をあつらえたいと思った(ようだ)。業者と祖母の話を覚えている。「この布団の生地は進駐軍の落下傘で作ったものだ」つまり、第二次世界大戦の米軍の落下傘の布を、今風に言うとリニューアルしたという話。
祖母は落下傘の生地で、とてもしっかりしていることが気に入って、私と姉に布団を作ってくれた。姉が大学に行く時も、私が別府を離れる時も、荷物として送ってくれたのか?姉が結婚する時に、姉が布団を譲ってくれたのか(記憶にない)?またその後に、いくつかの偶然が重なったのだろう、私の手元に祖母が50年前に作ってくれた、2枚の布団がある。姉の布団は家内が使ってきた。10年ぐらい前に、さすがに布が薄くなって破れたので、私が「処分しよう」と言った時、家内は綿の打ち直しをして、破れた所を縫ってくれた。
祖母の気持ちのこもった布団が、50年間私の身体の上にある。私が最も身近にあって、長く付き合ってきたものは、おそらくこの布団である。夏はタオルケットなので、先日寒くなって押入れを探したら、1枚がない!何と、寒がりの三女が、自分のベッドに持ち込んで使っていた。祖母も自分のひ孫が、この布団を使うとは、予想もしなかっただろう。この布団には祖母の愛情がこもっている。50年間使ってきた、第二次世界大戦の落下傘布団。にわかには、信じられない話?
布団
この布団の表面には、斜めにいくつかの継ぎ目がある。そして、落下傘を作った時に縫ったと思われる針穴が、縦横に並んでいるのが見える。この継ぎ目と糸穴を隠すために、表面はシボリ技術が使われている。

今日は中秋の名月

今日の予報は雨でしたが、何だか空が明るい。見ると一部に青空が見えています。今日運動会を予定していた保育園や幼稚園、小学校も多かったので、開催できるといいですね。敵は新型インフルエンザかも?
毎日のようにワクチンの話題でつまらないですね。今日は「中秋の名月」というタイトルで書きたかったのですが、バタバタして時間がありません。今日は満月が楽しめるかもしれません。明日は少し変わったテーマで書きたいと思っています(余裕があれば)。
新型ワクチンの詳細については、昨日のブログを参照にして下さい。厚労省の希望では10月7日に接種医療機関を決定したいとのこと。当院がなるのかは不確定(何の情報もこない)。スケジュールは?10月19日から医療従事者。?11月1日から妊婦と基礎疾患のある方。?12月10日頃から幼児。?12月下旬から小学校低学年。?1月から1歳未満児の保護者、小学校高学年、中学生と高校生。となっています。これは、あくまで厚労省の希望。これでは流行には間に合わないですね。
2回接種で6150円と高め。今のところ、季節型と新型ワクチンの同時接種は、1週間は間隔をあけることが原則ですが、医師が必要と認めた場合に限りOKとの見解。
接種医療機関になった場合には(タラレバの話)、予約制をとって、その予約に応じてワクチンを配布する(といっても、医療機関が決められた価格で国から買うわけですが)予定。そうなった場合には喘息で(軽い方もOK、勝手にキャンセルもOKということで)新型を希望される方には、速やかに予約できるようにしますので(ブログに方法を載せます)。
今のところ、季節型ワクチンの接種は可能です。主に受験生と13歳未満の方を対象としています。迷惑をおかけしますが、ご了承下さい。随時、情報を提供したいと思っています。

長すぎるインフルエンザワクチンの現状

現在当院では、季節型インフルエンザワクチンは十分とは言えませんが、在庫があります。2回目の接種が必要な子供たちのワクチンは確保しています。ワクチン接種は継続しておりますが、1回接種の13歳以上の方は、少しお待ちいただければと思っています。目処がたちましたら、このブログで随時お知らせします。
以下は、新型インフルエンザワクチンについての現状です。
昨日長妻厚生労働大臣が記者会見をしました。新聞等に載っています。
1)ワクチン接種は10月19日の週から開始、接種費用は計6150円(1回目:3600円、2回目:2550円、消費税込み)で、これは公定価格となる見込み。ワクチンは国内生産・輸入分を合わせ、約7700万人分確保する計画。
(コメント)
季節型は2200万本。接種費用も高い。まずは医療従事者から。一般に出回るのは11月中旬以降になるだろう。日本のワクチンは皮下注射。外国製は筋肉内注射(深い所に接種)。
2)優先接種対象者:当初予定より低年齢層が拡大
・ インフルエンザ患者の診療に直接従事する医療従事者(救急隊員含む)
・ 妊婦、基礎疾患を有する者
・ 1歳から小学校3年生に相当する年齢の小児
・ 1歳未満の小児の保護者、優先接種対象者のうち、身体上の理由により予防接種が受けられない者の保護者等
(コメント)
国から地方自治体、薬の卸問屋、医療機関の順に流れてくる予定。どのように分配するのか?妊婦の方や小児の人数を国は把握している。それを基に、自治体に分配?
3)その他の接種者
・小学校4年生から6年生、中学生、高校生に相当する年齢の者
・高齢者(65歳以上、基礎疾患を有する者を除く)
(コメント)
既に新型に罹患した人も多い。接種希望者は多いのだろうか?
4)ワクチンの確保
・国内:10月19日の週から順次接種開始見込み(年度内に約2700万人分確保予定)。初回の供給は、100万人から200万人程度の予定。
・海外:12月末から1月に輸入開始見込み(年度内に約5000万人分程度確保予定)。海外企業2社(約3700万人分と約1250万人分)から輸入予定。
・ ワクチン購入費用は総額1385億円、内訳は国内生産分約259億円、輸入分約1126億円を予定。
(コメント)
この膨大な輸入品(10トンのトラック1000台分?)をどこに保管するのか?冷蔵庫にいれて温度管理が必要。
5) ワクチン接種事業のスキーム
・ 国が受託医療機関と委託契約を締結。
・ 原則、予約により接種を実施。
6)ワクチン接種の費用負担
・ 1回目:3600円、2回目2550円、合計6150円
・ 「国と受託医療機関との契約上で、『6150円を徴収する』と明記する予定。ただし、高齢者施設に出向いて集団接種する場合などは、これよりも低い価格を設定することも可能とする予定」(厚労省担当者)。
・ 所得の少ない世帯には負担軽減(国としては、市町村民税非課税世帯の負担を軽減できる財源を措置し、市町村はこれを踏まえて軽減措置の内容を決定)。
・ 負担軽減のための財源は総額900億円〔国:450億円、地方自治体:450億円(都道府県と市町村が半々〕。これは、制度の設計上想定している数字であり、額はこれから精査。
7)ワクチンの救済制度
・ 副反応を迅速に把握し、当該情報を専門家により、評価する仕組みを構築し、速やかに対応。
(コメント)
まだまだ、変更がありそうです。私は季節型ワクチンの手配と接種で精一杯。新型を希望される方には対応したいと思っていますが、そこまで余裕があるか?体力が持つか?使うなら日本製ですね。

都民の日を終えて(想定以上の出来事)

今日の都民の日は午前診療(といっても2時までの予定)もあって、待ち時間が長くなり、申し訳ありませんでした。予想を遥かに越えたのが、季節型インフルエンザワクチンの接種。2週間分は、十分に確保したと思っていたのですが、私の読みが甘かったようです。13歳未満の方には、2回目の接種があり、すべてを使い切るわけにはいきません。
新型ワクチンが10月19日より、優先順に開始されるとの報道。新型ワクチンを製造することもあって、季節型ワクチンの製造が進んでいない可能性が高く、来週後半になって、やっと入荷することが分かりました。季節型ワクチンは2220万本ほど製造予定ですが、すべてを作るのに、12月までかかることになりそうです。
(お願い)
小児は免疫が作られる為には、2回の接種が必要です。10月16日までは、原則として13歳未満の小児(受験生はOK)を対象に、季節型インフルエンザワクチンの接種を行いたいと思っています。13歳以上の方は1回の接種ですので、少しお待ちいただきたいのですが、ご理解のほど、宜しくお願いいたします。子供たちのワクチンは、不足しない予定ですので(今日は忙しすぎて、頭が回転しません。詳しい話はいずれ)