プリザーブドフラワー(preserved flower)

今週の火曜日、患者さんのお母さんが「20周年のお祝いです」と言って、自作のプリザーブドフラワー(preserved flower)を2つ持ってきてくれた。1つはケーキ、もう一つは花束であった。昨年の19周年もいただき、入り口に飾ってある。本当は直射日光に当てることは、作品の寿命を短くするので禁止されているが、ぜひ見ていただきたいという思いで飾ってある。「20周年にも必ず」との言葉をいただいていた。
プリザーブドフラワーとは本物の花を、専用の溶液で加工して、美しい姿で長期保存できるようにした作品である。いただいた品は、本当に美しく、立派なものであった。その日のうちに一つは私の診察室の壁に、もう一つは受付に飾った。「20年間、本当にお世話になりました」との言うお母さんと、うなずく私の間には、言葉には出さない(せない?)共通の思いがあった。お子さんの誕生日は平成2年6月の下旬である。私が開業した数日前に生まれたことになる。まさに20年の付き合いだ。
開業当時に診察していた子供達は、当然成人している。今でも診察に来られる方もいるし、父親や母親となって、次の世代に受け継がれた方もいる。小児科の楽しみでもあり、責任の重さでもある。20周年という区切りで、多くの患者さんからお祝いの言葉やお品(入り口に掛けられている手作りのブーケも)を頂いた。この場を借りて、お礼を申し上げたい。診察する私の横に、このブリザーブドフラワーが掛けられた。「苦しい、きつい」と思った時には、この花を見ることにしよう。きっと、気持ちを和らげ、集中力を高めてくれるだろう。
2010 夏 20周年 008

ややこしい今期のインフルエンザワクチン接種

新聞等でも報道されているが、7月28日の新型インフルエンザ対策担当課長会議の内容である。問題は、
1)新型インフルエンザ対策は国策である。
注:新型と呼ぶこと自体がナンセンス。だから話がややこしくなる。
2)昨年末の新型ワクチンは、我々医療機関と国との契約によって接種が行われた。つまり、100%国がコントロールしようとした。価格も1回目は3600円、2回目は2500円ぐらいに設定された。
注:季節型については、従来どおり各医療機関の裁量に任された。価格も自由に決めることができた。
3)新型インフルエンザワクチンを、国は自治体に丸投げしたいのだが、その法律の予防接種法改正案が、いまだに国会を通っていない。
4)まずいことに、今年の(季節型)インフルエンザワクチンの中に、新型を入れることが決定した。
注:季節型にはAソ連、A香港、B型の3種類を混合するのだが、Aソ連型に新型が採用された。そのため、従来の季節型ワクチンが国の統制下に入った。国は近いうちに、自治体に丸投げしようと考えている。
この4つが前提で、今回の議論は始まった。ワクチンは余るほど生産される予定である。接種価格が自治体によって統一化される。当院では1回に2500円で接種してきたが、それができなくなるだろう。各自治体が価格を決定し、医療機関の価格差がなくなる。当院では負担増になるかもしれないが、一部は自治体が負担するため、支払い額は少なくなる可能性もある。接種開始は10月1日から。昨年ほどの混乱はないだろうが、国がからむと、手間暇がかかるのが、大きな欠点である。

おしめり

昨夜は風もあり、冷房もなく眠ることができた。今朝は外に出ると、パラパラと雨が降っていた。25度でも、久しぶりに涼しく感じる。今日は熱中症の心配はなさそうだ。
私は真夏でも、ほとんど疲れることはない。仕事が楽な分だけ、元気がある。冬場はそうはいかない。「元気ですね。何か飲んでいますか?」という質問を受ける。サプリメントと言っていいのかわからないが、ビタミン剤は飲んでいる。いわゆる、健康補助食品(サプリメント)の王道はビタミンB1,6,12の神経系ビタミンにある。それに抗酸化作用のあるビタミンEとCを加えると、十分ではないか?と思っている。私も家内も50歳ななる前から、ビタミンBとEは欠かさずに飲んでいる。
現在が色々な目的のサプリメントがある。残念ながら、科学的に実証されたサプリメントは、ほとんどない。若い世代にはサプリメントは不要であろう。食事で十分に補うことができる。私のような年齢になると、食事より簡単に摂取できるサプリメントが便利なこともある。基本はビタミン、それもB系統である。

静かな夏

猛暑が続いていますが、ヘルパンギーナなどの夏カゼも少なくなり、静かな診療となりました。昨年は新型インフルエンザでバタバタしていましたが、今年はノンビリ。テーマは健診と予防接種。昨日も予防接種で来院された方が多かったですね。
6月後半は、母の件で時間が取れなかったので、遅まきながらスタッフの送別と20周年記念を兼ねて、今日の夜はささやかな食事会を予定しています。7時からなので、時間的に余裕はありそうで、少し安心しています。

当直

教育の話になったので、昔話を少し。私が小学校の頃は、男性の先生が、学校に泊まりこんで、夜に2回ほど、学校を見回る当直制度があった。今は夜警さんの仕事である。東京のように明るい所はともかく、周りに人家のない、森の中の木造の小学校の見回りは、とても恐ろしいものがあった。懐中電灯で照らすと、机の影が動く。人が潜んでいても分からない。
2年前の夏に、小学校の恩師(荒金先生)に会った(2年前のブログ参照)。小学校2年、5年、6年の担任であった。75歳を越えた先生が雷雨の中、車で迎えに来てくれた。私が唯一と言っていいほど、信頼していた先生であった。残念ながら、他の先生とは波長が全く合わなかった。
6年生の時、先生が土曜日の当直の時には、よく遊びに行った。冬はダルマストーブを囲んで、二人で色々な話をした。人生論あり、虫やキノコの話など、何でもありの会話であった。その後、二人で温泉に入って(別府なので学校に温泉があった)、背中を流し合って、夜の見回りをして楽しんでいた。泊り込むこともあったし、母がミカンやモチなどを差し入れてくれたこともあった。
今とは時代が全く違う。今なら、学校で大きな問題になるだろう。そんな教育があってもいいのではないか?と思うのだが、そうは行かない現実がある。2年前に帰省した目的は3つあった。母に会うこと、恩師に会うこと、生物部の同窓会であった。その時、荒金先生は「子供を自由にさせ過ぎた。人生を誤った子供もいたのではないか」と嘆いていた。そんなことはない。「自由に考える」ことも教育だ。
昔が良かったなどとは、決して思っていない。もう少し、自由があってもいいのでは?と思うだけだ。規則づくめで、塾通い、ゲームに没頭、先生は保身に走る、どこに自由があるのだろうか?40年以上経って再開した恩師と、昔と同じように何のわだかまりもない会話になった。教育の原点は、人生を考えることだと、当時は信じていた。最近の教育事情を見て、難しい時代になったと思う。自由もおおらかさもないのだ。
何だか、とりとめももないことを書いてしまった。今日の夕方、帰省のキップが取れたとの連絡が入った。時間がないので、夜行列車(ブルートレインと言う?)での移動になる。東海から山陽の夜景を見ながらの旅。逆コースをたどった修学旅行を思い出す。母と友人達に会う旅になるだろう。8月26日から28日は夏休み。ご了承願いたい。

院長の暴言(ゆとり教育)

今日から予約されていた方全員の、ヒブワクチンの接種が解禁となります。予約されている方には、通知のハガキを送りましたが、時間内はいつでも接種できます。来週も健診、予防接種は診療時間内であれば、いつでもOKです。
今日(金曜日)まで、授業を行う小学校があった。「ゆとり教育の廃止」が背景にあるのだろう。私が小学校の頃は、夏休みは7月25日頃から始まったと記憶している。いつの間にか、海の日ができて、早々と夏休みに突入する風習になった。土曜日は休みになり、色々な名目で祝日も多くなった。連休にあわせて開校記念日を作り、都民の日まで休日である。以前は、水曜の午後も授業はなかった。これでは、ほとんど勉強にならない。
授業内容は多くなって、時間は3割の減少。教えるべきことを、きちっと教えることは不可能に近い。当然、授業を理解できない子供が増える。教える側の能力も低下。これでは、学校崩壊、授業崩壊は避けて通れない。これだけ休みを増やすと、子供たちも「先生も楽がしたい。勉強しなくてもいいのだ」と勘違いして当然だ。高速道路の無料化、ゴールデンウィークの分散化などは、「遊んでお金を使うことが美徳」と教育しているようなものだ。頭がおかしいのでは?と感じるのは、私だけだろうか。
学校での学習時間の減少は、家庭での勉強の重要性を増加させる。親の時間的、経済的な余裕があるかが、学力に大きな影響を与える。私も家内も公立の高校を卒業している。当時は貧しくても、みんな頑張って這い上がろうと努力しているように解釈していた。最近の教育には、「敗者復活戦」はないように思う。「階級社会になった」と感じるのは、意味のない「ゆとり教育」に原因があるのではないのか?
教師であった母は「人間に平等はない」が口癖であった。私もそう思う。昔から日本は階級社会であった。しかし、平等はなくとも、対等でなくてはならない。「敗者復活」のない社会に、活性化はない。「ゆとり教育」がもたらした、さらなる「階級社会」は、日本人の心に惰性と荒廃をもたらした。「ゆとり教育の廃止」は大賛成である。登校の日数はもっと多く、授業時間はもっと長く、宿題はもっと多くすべきだ!授業をろくに聞いていなかった私が言うのもおかしいのだが、余計に説得力がある?

熱中症注意報

「この1ヶ月、点滴をする患者さんはいなかったね」と話していたのですが、昨日は5名の方が点滴をすることに。病気は皆さん違うのですが、気になるのが熱中症。気温が35度と言っても、道路や広場での温度は40度近くになります。さらに地面は、軽く40度を越えてきます。そこで運動すると、足の裏が温められ、そこを通った血液が、体内を循環します。上には陽射し。風もほとんどない状態。
大人でも、心臓がドキドキしてきますし、頭痛や吐き気がでることも。子供はスポーツの途中で「ノドが乾いた」と言い出しにくく、気がついたらグッタリというケースも。また、水筒を持参していても、この暑さでは、すぐに空に。その後は飲む物がない状態に。とても危険です。
1)日中は無理に運動はしない。
2)水分は十分に取る。
3)出かける時には、飲み物を多めに持っていく。
この3つを、ぜひ守って下さい。この1週間は危険過ぎるかも?

ラジオ体操

今朝、駐車場のコーンをはずそうと外に出たら、隣の上北沢小学校から人の声が。校庭でラジオ体操が始まりました。ラジオ体操の音は「夏休みが来た」と感じますね。私が小学生の頃は、ほとんど毎日集まっていました。最近では夏休みの初めと終わりに5日ずつ。短くなりましたが、遊びが多様化してたので、仕方がないのかもしれません。1928年から始まったラジオ体操。本来の意味合いを、既に失っていると思っているのは、私だけでしょうか?
上北沢小学校は、改築工事のため、わずか4日のラジオ体操になったとのこと。「夏休みの風物詩」としては、寂しいですね。セミの鳴き声も大きくなって、花火の季節。大きな事故もなく、楽しい夏休みを過ごすことがポイントです。
今週から、受付に小さなオモチャを置いています。これも、ささやかな当院の「夏の風物詩」です。どうぞ、お持ち帰り下さい。夏の風物詩を言えば、キリギリスのQ君。今日、竹カゴが破損して脱走。すぐに捕獲して収容。良い声で鳴いています。私は暑さに負けずに、当分は仕事ですね。子供たちは、楽しい夏休みを!

猛暑

突然、暑くなった。昨日は例年になく、静かな診療で終わった。今週の待ち時間は、0分から15分ぐらいを予想している。幼稚園も休みとなった。小学校も今週で終わる。病気の流行もなく、静かな診療になるだろう。予防接種と健診がお薦めだが、この暑さでは外出は難しい。午後は4時ぐらいまでは、ほとんど患者さんは来ることができないのでは?連年の、真夏のパターンになるだろう。
この時期は皮膚のトラブルが多い。トビヒ、虫刺され、アセモなどに混じって、アトピーの悪化や水痘、水いぼ、手足口病などもある。ポイントは「かゆがるか?」「身体の左右対称にでているか?」「ジクジクしているか?」である。虫刺されはかゆがるが、左右対称にはでない。アセモは左右対称だが、かゆみは強くはない。トビヒや水痘はジクジクする。変わった皮疹が出たら、ぜひ見せてほしい。
この暑さでは、熱中症にも注意が必要だ。炎天下で長時間遊ぶことは危険である。また、水分補給には気を配ってほしい。暑い夜は睡眠の途中で、水分補給するのがポイントである。

57歳

今日は流石に患者さんが少なかった。土曜日で待ち時間がほとんどないという事態は、1年に1,2回しかない。患者さんが少ないという表現よりも、東京に子供が少なくなったと言う方が、おそらく的をえているように思う。病気が少ないということもあるだろう。明日の夕方は静かな診療になってほしいと願っている。
私事で恐縮だが、今日で57歳となった。いろいろ用事があって、今帰宅したところ。3人の娘達が集合してくれた。明日、家内は早朝の新幹線で、1年ぶりに広島の実家に帰る。私の誕生日ということもあって、出発は明日になった。
今朝は例年通り、義父母からお祝いの電話があった。昨日はお祝いの果物(好物の白桃)が届いた。30年以上も続いた恒例行事であり、本当に有難いことだと思う。例年は、私から大分の母に電話をするのだが、今年は入院中のため、話すことはできなかった。病状を考えると、会話は通じない可能性が高く、残念でならない。
57歳での抱負はないが、やはり「仕事中心の生活」になりそうだ。しかし、30年以上も不義理をしてきたので、できる限りの対応をすべき時期にきたのではないか?家族がテーマの年にもなるのだろう。今後の展開は流石に予測できない。
体力、集中力の減退はない。おそらく、20年前よりもレベルは高いと思っている。ただし、「予期せぬ出来事は老い」であることは、十分に自覚している。「私のできる範囲で」、患者さんや家族と付き合っていきたいと思っている。

連絡事項

やっと、梅雨が終わりそうですね。今日は次女の運転で、講演を聞くために慈恵第?病院に出かけました。テーマは熱性痙攣。日本人の5%から10%に起こり、外国に比べて頻度が高いとのこと。昔は4%と教えられた記憶があります。解熱剤を使うと、再び熱が上昇した時に痙攣がおこり易いので、解熱剤を使うべきか?抗痙攣剤(ダイアップ)を予防的に使うべきか?いろいろな基本的問題のコンセンサスが、得られていないのが現状。私は抗痙攣剤の予防的投与には賛成ですが。以下連絡事項です。
1)7月18日(日曜日)の午後3時から6時まで診療します。副院長は不在のため、私1人でノンビリと診療する予定です。お困りの方はどうぞ。アレルギーの診療は時間的に無理?
2)今日、慈恵の帰りにマルエツに立ち寄って、待合室用の本を購入してきました。近日中にデビューしますので、期待して下さい。
3)今年度のインフルエンザワクチンの株が決定しました(接種は10月1日からですが)。Aソ連(H1N1)は新型インフルエンザウイルスを使うことに。もう1年以上経過していますので、新型と呼ぶのはおかしい。昨年流行した株という表現に変更しますね。A香港(H3N2)はAビクトリア株、BはBブリスベン株に決定。当たるか、外れるかは神のみぞ知る?
4)大人の方で、豆腐や枝豆、豆乳といった大豆製品で、蕁麻疹やアナフィラキシーなどのアレルギー症状を起こすことが問題になっています。子供の大豆アレルギーとは異なる病気です。心当たりのある方は、来院していただけると助かります。このまま増え続けると困りますので、宜しくお願いします。
5)ヒブワクチンの予約が溜まっていますが、9月末にはすべて解消されます。予約されている方には、近日中にハガキで連絡させていただきます。9月26日からは、予約なしでいつでもOKということで。
(追伸)
大人の大豆アレルギーは、小児期に大豆アレルギーの既往はなく、アレルギー検査でも陰性です。ところが、症状は出る。モモやリンゴなどの果物アレルギーが証明され、シラカバなどの花粉アレルギーも合併します。子供の大豆アレルギーは蕁麻疹などの症状は出ず、逆に血液検査で陽性になります。成人のダイズアレルギーはGly m4という特殊な蛋白のアレルギーではないか?と考えられています。成人の方でお困りの方は、検査できますので。子供の大豆アレルギーは、完全除去をしなくても、年齢とともにアレルギーは軽くなっていきます。

ねじれ

また、ねじれ国会となった。おもしろいのは、将来消費税を10%にするという発言であった。根拠は自民党のマネ。10%の責任は自民党にあると言わんばかり。「10%の方が計算し易く、端数がでない」と発言した方が、むしろ説得力があった。だいたい、10%の消費税で、いくら収入が増え、国の借金をどのくらい返済できるかという説明がほしかった。全く根拠のない数字であった。国民が「No」と判断したのは、しかたがないことだ。
何度も書くが、このブログで政治と宗教を云々するつもりはない。物事はブレてはいけない。特に腹をくくって、判断を下す時には、ブレは禁物である。今回のねじれは、ブレから生まれたもので、政治決定の大きな障害となるだろう。
消費税の発言で、「政治と金」「普天間基地の問題」は、影が薄くなった。そこにポイントがあったのかもしれないが、反響の大きさの予測を誤ったのではないか?高齢化社会を支えるには、消費税率のアップは避けて通れないと思っている人は多い。しかし、その前にやることがあるのではないか?その審判が「ねじれ」となった。
政治の話は書かない方針なのだが、今回の論争のあまりのレベルの低さに、思わず愚痴がでてしまった、申し訳ない。

祇園祭り

今週の土曜日(7月17日)が祇園祭りの本番である(意味はないが、私の誕生日と重なる)。その祭りに至る過程が大変だ。鉾を組み立て、14日の夜からは宵々々山、次の日が宵々山と続き、16日の夜が宵山となる。猛暑の京都の風物詩であり、本当に暑い。
大学3年で、専門の最初が解剖実習であった。4月、5月のストで授業がなかったため、夏休みが返上となった。猛暑の京都で、当時の実習室には冷房も扇風機もなく、汗だくでご遺体と格闘となった。窓を開けると蚊が入ってくる。白衣もドロドロ、手はホルマリンでゴワゴワ。暑くて夜は眠れない。覚えることは、異常に多く、でも頭は睡眠不足と暑さで機能しない。本当に冗談抜きで、地獄のような夏であった。実習は嫌いではないが、もう一度やれといわれたら、絶対に拒否である。
今は冷房もあり、家に風呂もある。それだけでも幸せかなあ?と思ってしまう。結婚してから、この季節に幾度となく交わされた会話がある。「学生時代に戻りたい?」「とんでもない。学生時代は御免だ。仕事がいいね」家内も全く同じ意見である。自分でかせいで生活する方が、自由で楽しい。
結婚した年に、義母がお揃いの浴衣を縫ってくれた。その浴衣で宵山に出かけたのが最後で、それ以後は行く機会はなかった。いつかはもう一度、二人で猛暑の京都を訪れてみたいと思っている。

日曜診療について

明日(7月11日、日曜日)の午後3時30分から4時30分の1時間診療します。お困りの方はどうぞ。
やっと雨があがり、久しぶりの陽射しです。幼稚園は来週で終わりですね。早く梅雨が明けるといいのですが。連休の18日は私ひとりで夕方3時から、6時まで診療します。
明日は参議院選挙。消費税が争点ですが、タレント議員にはうんざり。若いお父さんやお母さんには、ほとんどなじみのない名前でしょうね。今回の投票は難しい?
今年の夏休み(8月末)は、いろいろ溜まっていた用事や、不義理の解消がテーマになりそうです。細かく予定を決め、JTBで交渉中ですが、キップが入手できるかが問題かもしれません。仕事は当分、のんびりムードです。予防接種と健診をどうぞ。

初鳴き

今週の火曜日の夜、家内と塚山公園を散歩していたら、ニイニイゼミが「ニーニー」と鳴き始めました。昨年までは松沢病院の森から始まるのですが、今年は大きな工事があり、遅れているのかもしれません。この声を聞くと、「夏が来た」と感じますね。
当院のキリギリスのQ君は、元気に鳴いています。実はメスのI(アイ)ちゃんもいるのですが、一回り大きい(でかい!)。今年は繁殖も考えているのですが、一緒にすると食べられそう。当然、Q君がですが。また、交尾をしたオスは、寿命が1ヶ月ぐらい短くなります。昨年のP君は6月から10月の初めまで鳴いていました。さて、どうするか?まだ決めかねている状態です。食べられても困るし、寿命が短くなるのも困る?
「なぜ、キリギリスなのか?」答えは単純で、「昼間に鳴く」からです。真夏の猛暑の中、「ギーチョン、ギーチョン」と鳴くと、「夏が来た」と感じませんか(私だけかもしれませんが)?これが、コオロギやスズムシ、クツワムシだと、暗くなって鳴く。また、鳴く時期が遅く、「涼しくなって、秋の気配」を感じることに。やっぱり、真夏はキリギリスですね。
最近、スズムシを売っている店が少なくなりました。理由はうるさいからだと推測しています。スズムシを売っていた店で、夜になると「リーン、リーン」の大合唱。「火災報知機が鳴っている」と騒ぎになったことも。スズムシの声は好きですが、寝ている時に鳴かれると、睡眠が妨害されます。クツワムシだと、完全に騒音ですから。
私が小学校2年生の時、姉は6年生で、担任は松井先生。50年前の話です。別府の地熱を利用して、スズムシの養殖に松井先生は成功して、一躍有名になりました。地熱を利用して、1年中スズムシを育てることができる。松井先生は「スズムシ先生」と呼ばれていました。私は姉と一緒に、スズムシを見せてもらった記憶があります。当時は画期的な出来事でしたね。
先日、姉と話した時に、その話題に。姉は病床の松井先生に、2度会いに行ったとのこと。息子さんが、兵庫県で「松井スズムシ研究所」を作って、今でもスズムシに関わっていると聞いて驚きました。
個人的には、「スイッチョン」と鳴く、ウマオイが好き。神田川沿いでも8月になったら、ウマオイの声を聞くことができます。「虫の声」の話題で、こんな長いブログを書くこと自体が変わってる?

院長の独り言(伝統的文化)

いかがわしい言葉を2つ挙げよと言われたら、「日本の伝統文化」と「個人情報の保護」と答えるだろう。コンニャク畑という食品をノドに詰まらせて、大きな問題となった。実際はモチをノドに詰まらせて死亡することが多い。「モチを食べることを禁ず」とすべきではないのか?個人的には、モチ好きの私は困るのだが、命にかかわる事故。普通は禁止だろう。ところが、モチは「伝統的な食品」で無罪となる。毎回、死亡事故の起こる祭りでもそうだ。当然、「お祭りは禁止」だろう。ところがどっこい、「日本の伝統」は何が起こっても無罪なのである。都合の良い話だ。
医療でも戦前からの日本特有の医療が生きている。考えられないことだが、伝統的文化でうやむやにされる。逆に、高価な外国の薬品がからむと、「日本のガイドライン」は外国の丸写しとなる。全く理解不能である。
殺人あり、麻薬あり、賭博ありでも「日本の伝統文化」となれば、社会的に守られる。通常では社会的には、完全に抹殺されるはずだ。そして、困った時には「個人情報の保護」の登場である。加害者の個人情報が守られ、被害者の個人情報は守られない。
ご都合主義の「伝統的文化」と「個人情報の保護」。耳には優しく聞こえるが、最も悪用されている言葉ではないのか?今回はNHKを、少し評価しよう。

今週の待ち時間。百日咳

今週のテーマは、おそらくヘルパンギーナ(5月のブログ参照)。待ち時間は0から15分と予測しています。世田谷では3歳と4歳のお子さんの一部に、日本脳炎ワクチンの接種票が送られてきたはず。今週も予防接種と健診が主な仕事になりそうです。診療時間内はいつでもOKということで。
(百日咳)
私が医師になった1979年は、百日咳(P)のワクチンはほとんど接種されておらず、DT(ジフテリアと破傷風)ワクチンの接種が中心であった。そのため、兄弟がPにかかり、乳児にうつすケースも多く、呼吸困難で気管内挿管をして、呼吸管理する症例もあった。当時年間30名近くが、Pで死亡していた。この点が問題となって、記憶が正しければ、1981年から、改良された今のDPTが開始された。
歴史的に見ると、戦後はPの流行があり、死亡率は10%にも及んだ。1950年にPワクチンが広く接種されるようになった。1958年にDPTとなったが、百日咳(P)ワクチン成分による脳症が問題となって、1975年に、一旦Pワクチンの接種は中止となった。その後、再開されたものの、脳症を恐れてほとんどの方がDTの接種を行った。
ここで、何が言いたいのか?つまり、1975年から1981年の6年間は、Pワクチンは実際には接種されていなかったことになる。接種年齢から逆算すると、現在29歳ぐらいから36歳に相当するはず。この年齢は、Pワクチンはほとんど接種されていなかったことを意味する。最近問題となっている、大人(主に30代前半)の百日咳の流行は、この歴史を考慮しなくてはならない。セキが続くお子さんで、「百日咳ではないか?」との質問を受ける。予防接種(DPT)をしているならば心配はないと思う。臨床症状(セキの音)を聞けば、まず診断できるだろう。蛇足ながら、現在のDPTは安全性は高く、有効性も高い。忘れずに接種してほしい。

夏休みの説明

心ならずも、ブログを毎日更新しています。前回のブログでは、早々と夏休みの予定をお知らせしました。例年通り、8月の末と9月の初めに分散することに。お盆の時期は、他の医療機関が休むため、当院は診療する予定。患者さんが困っている時に、働くことが基本ですので。その前に海の日の連休(7月18日、19日)があります。連休の真ん中の、18日(日曜日)の午後3時から6時まで診療する予定です。家内は1年ぶりに、広島の実家に帰省します。私1人でのんびりと(行楽に出かけて、東京に人は少ない?)診療したいと思っていますので、宜しくお願いします。
7月1日のブログ「皆様へ」で、初めて私以外の方(7月からは当院のスタッフではありませんので、「方」という表現をしますが)の文章を載せました。優しい文章で、心を打たれますね。毎朝、診察室に下りていくと、「いるべき人がいない」「いつもと違う」と感じてしまいます。慣れるのに、少し時間がかかりそうです。この違和感の中、ゆったりとした21周目が始まりました。

平成22年 8月?9月の夏季休診日のおしらせ

夏休みとして、下記の日程で休診させていただきます。

・8月26日(木)?29日(日) 休診させていただきます。

・9月8日(水)?9日(木) 休診させていただきます。


皆様へ

昨日の午前中で、20年間勤務したスタッフが、当院を卒業した(詳しくは6月のブログの「お暇」参照)。開業初日から働いてくれたので、きっちり20年間の勤務となった。昨日の夕方、数名の患者さんが挨拶に来られたが、午前中の勤務のため会っていただくことはできなかった。大変残念で、申し訳なかった。
今朝、、当人からのメールを預かった。タイトルは「皆様へ」。このブログに掲載させていただき、皆様への気持ちを伝いたいと思う。
(皆様へ)
本当にたくさんの拍手を、たくさんのうれしいコメントを、そして温かな想いをいただきましたことを、この場をお借りして、心から御礼申し上げます。
医療の場でありながら私は逆に小さなお子様から、そしてご家族の方々から、たくさんの元気をいただき、皆様のお陰で20年間を終えることができました。
ご迷惑をおかけしたことも多々ありましたこと、どうぞお許し下さい。数えきれないお子様、ご家族の想い出とともに三宅小児科にお別れ致します。
みなさま本当にありがとうございました。