都民の日前夜

昨年の都民の日は大騒動であった。今年は昨年ほどの混乱はないだろう。ポイントは3つである。蛇足ではあるが、明日の都民の日は通常の診療となる。
1)月が変わるので、保険証をお忘れなく。
2)乳児医療証と子ども医療証が新しくなる。新しい医療証があれば、持参してほしい。
3)インフルエンザワクチンが開始される。
この3点については、、宜しくお願いしたい。ここからは、インフルエンザワクチンについての、基本的事項、決定事項について簡単に説明したい。
1)昨年は季節型と新型の2つのワクチンが作られたが、今年は1つである。季節型の中に、新型(Aソ連)が含まれている。
2)当院では明日からインフルエンザワクチンの接種を開始する。いつものことながら、予約制ではない。診療時間内に接種する。
3)世田谷区では中学生まで助成がでる。13歳未満は1回目1500円、2回目も1500円の自己負担となる。13歳以上の中学生は1回のみで1500円である。
4)世田谷区の中学生以下の方の問診票は当院に置いてある。このブログを書いている途中の7時35分に、やっと問診票(すべてではないが)が届いた。
4)世田谷区以外の22区の自己負担も1500円だが、対象年齢が区によって異なる。世田谷区以外の区に在住の方で、助成対象になる方は、最寄りの保健所に行き、自区の問診票をもらい、その問診票を持参していただくと、当院でも接種可能である。
5)助成の対象外の方は、当院においてある問診票で接種は可能である。
6)当院ではチメロサールは含むワクチンは使用しない。
7)当院ではワクチンが不足するという事態には陥らない予定である。
8)全額自己負担の場合には、23区統一価格であるため、1回目3600円、2回目が2550円となる。他の医院で1回目を接種された方は、当院では初回となるため3600円となる。
今、世田谷の問診票の一部が届いて、ホッとしたところだ。今日は午後から休診であったが、留守にするわけにはいかず、対応に追われた。何とも、今回のワクチンは法的接種であるため、対応が極めて遅く、我々だけでなく、患者さんにも手間をおかけすることになる。
書き忘れたが、1歳未満(0歳児)の乳児は、助成の対象にならない。ポリオ、DPT、ヒブ、肺炎球菌ワクチンなどが優先である。長々と面白くない話を書いてしまった。お許し願いたい。

新人歓迎会

今年は、珍しく人事の移動(スタッフの出入りという表現が正しい?)があった。今日は7時から新人歓迎会。電車で明大前まで行き、家内とノンビリ歩いて帰宅したところだ。10月からは忙しく、年末までスタッフとゆっくり話もできないだろう。忘年会はやる余裕はなく、年が明けての新年会となる。
明大前はスタッフの帰宅に便利である。京王線と井の頭線との交差点であり、急行も特急も停まる。場所は京王線沿いにあるビストロイッシュウというイタリアンレストラン。イタリアンと言っても、独自の創作料理であり、和風イタリアンも出てくる。野菜好きな家内と私の好みと、スタッフの希望もあって、このレストランで集まることが多い。変化に富む、おいしい料理を頂いた。掘りごたつ形式なので、足の負担が少ない。この年になると、正座はいささかきつい。
帰宅途中で、雲の合間から空が見えた。明日は天気回復だろう。10月1日の都民の日から、本格的な山登りが始まる。気温の低下とともに、緊張感も集中力も高まってきた。年末までの山登り、大きな事故もなく、力強い足取りで頂上に到達したいと思っている。
(追加)
やっと、世田谷のホームページに、インフルエンザワクチンの情報が掲載された。世田谷は中学生までは助成があり、1回1500円の負担となる。23区の負担は同じだが、対象年齢が異なる。ちなみに、杉並は13歳未満のようだ。当院での接種価格は、強制的に3600、2550円となる。 世田谷以外の23区の方は、最寄りの保健センターで問診票を入手していただくと、当院でも1500円で接種することができる。
【実施期間】
平成22年10月1日?平成23年3月31日
【ワクチンの種類】
新型インフルエンザ(A/H1N1型)と、季節性インフルエンザ(A香港型・B型)を合わせたものになります。これにより、新型インフルエンザワクチンと季節性インフルエンザワクチンを別々に接種する必要はなくなります。
【接種費用】
接種費用(世田谷区の指定医療機関で接種した場合)
1回目  3,600円
2回目  2,550円(13歳未満の方は2回接種します)
(1回目と異なる指定医療機関で接種した場合 3,600円)
予診のみ 1,790円(65歳未満の方のみ)
【ご注意】
○65歳未満の方は、接種当日の発熱や体調不良により予防接種できず、予診(接種前の診察)のみの場合でも費用がかかりますので、体調の良い日に接種を受けてください。
○1歳未満は免疫機能が未発達なため、接種を受けても十分な免疫を得ることが困難といわれていますので、医師とご相談ください。
○小学生以下の方の接種には、保護者の同伴が必要です。
○中学生で保護者の同伴なしで接種を希望される方は、感染症対策課までご相談ください

優先順位

急に気温が下がった。あわてて冬布団を出したり、衣替えをされたのでは?そのお蔭なのか(?)、今日は喘息発作の方が多かった。秋を感じる季節となった。以下、独り言である。
人生にはその時々に応じて、優先順位をつける必要がある。3人の娘たちにも「優先順位を意識することは、生きる上で大きな意味がある」と話している。自分の現在の優先順位は何か?仕事なのか?勉強なのか?就活なのか?結婚なのか?子育てなのか?山登りや昆虫採集、釣りだっていい。食べ物に凝っても、サッカーや野球、ゴルフ、ピアノ、塾通い、お酒、ギャンブル、車の運転など挙げていけば切りがない。つまり、何でもありだ。自分の年齢や、考え方で色々変わってくる。大切なことは、それを意識することだ。特にトップ5ぐらいは把握しておくべきだ。そうすることで、人生の判断が的確になる。
私の場合は、30代は子育て(育児)、仕事の経験値(経験を積むこと)、アレルギーの研究、稼いで家族を守る、テニス、堤防釣りなどが上位を占めていた。40代は子供の教育、仕事、体調管理、家族の会話が上位であったと思う。50代はやはり仕事、体調管理、家内との散歩、子供たちとのコミュニケーション、父母を含めた家族の関係などが上位にくる。
優先順位の決め方は「今しかできないことをトップに」「避けて通れないことを次に」と話している。仕事を離れて、子育てを楽しむ時期があってもいい。サッカーに打ち込む時期があってもいい。仕事に没頭できる時期があってもいい。その時の年齢や環境で「今しかできないこと」が決まる。受験勉強も「避けては通れないこと」だ。
私自身は仕事に集中できて、子育てを楽しめたことは、本当に幸運だったと思っている。それは家内のおかげであり、一人暮らしを続けて頑張った母や、広島の義父母のおかげでもある。今後は「世代交代」がテーマになるだろう。でも、今はまだ仕事がトップにくる。仕事の現状を考えるならば、背負っている責任は回避できない。年齢的な影響かもしれないが、「仕事」と「生きる」ことの差が、感覚的になくなってきた。不思議なものだ。秋分の日を過ぎると、そろそろペースアップの季節となる。ギアチェンジの開始だ。

長過ぎるインフルエンザワクチンの現状

昨日から急に寒くなった。まだ、病気の大きな流行はなく、健診と予防接種が主な仕事となっている。また、前回の「ブログ3周年」に多くの励ましをいただいた。感謝の意を伝えたい。インフルエンザワクチンの問い合わせが増えてきた。当院でも価格すら、最終決定には至っていないが、10月1日から接種を開始するのも事実である。状況は変わる可能性があることを前提に、現状をお伝えするしかない。
(現時点での状況)
インフルエンザワクチンの接種が10月1日から始まる。今年のワクチンのAソ連株に、新型インフルが採用されたことが災いし、法的接種になってしまった。国が無責任にも地方自治体に丸投げしたこともあって、現場は混乱している。世田谷区も今月28日の区議会で最終決定となるので、確定事項として伝えることはできない。
1) 23区に限っては、接種価格は統一価格になる可能性が高い。
2) 世田谷区は中学3年生までは助成がある。1回の接種の自己負担は1500円。2回目も1500円となる。
3) 世田谷の問診票は当院に置いてある(30日ぐらいに届く予定で、まだ手元にはないが)ので、世田谷在住の方は10月1日から接種が可能となる。
4) 65歳以上の方の自己負担は、通常通り2200円である。
5) 問題は世田谷区以外の地域にお住まいの方だ。23区については、相互乗り入れが決まっているが、助成対象が区ごとに異なる。ちなみに杉並区では13歳未満が助成の対象であり、1回の自己負担は同じく1500円である。残念ながら、当院には杉並区の問診票を置くことはできない(電話で交渉したのだが)。杉並の方で当院での接種を希望される方は、最寄りの保健センターに問診票を取りに行き、その問診票を持ってきていただければ、10月1日から当院での接種は可能である。世田谷区以外の22区の方は、このような手続きが必要となる。
6) 今回の国の指示は、「1回目は3600円以下、2回目は2550円以下にすること」だ。事情の説明は省略させていただくが、23区内での価格は統一価格となる。世田谷区在住の高校生以上で助成のない方は、1回の接種で3600円になる予定(?)。杉並区の13歳以上の方も助成はないので、23区内で接種すると3600円の負担となるだろう。
7) 調布市や三鷹市、(ひょっとしたら)狛江市も、子供に対する助成はない。これらの地域においては(助成のない自治体では)、クリニックによって、自由に接種価格を設定できるはず(?)。助成のない地域の方は、当院での接種は1回目が3600円、2回目が2550円と接種費用が高い(?)ため、地元のクリニックでの接種の方が、負担は少なくなる可能性がある。価格を調べて、負担の少ないクリニックがあれば、地元での接種をお薦めしたい。
今回のインフルエンザワクチンの接種の決定は、今月の最後までもつれそうだ。幸いなことに、今年はあせって接種する状況にはない。10月に入って、しばらく静観する方法もある。新しい情報は、随時このブログでお知らせする予定である。この場で言えることは、世田谷区在住の方は10月1日から接種できるということだ。杉並区の方は、保健所に問診票を取りに行って、来院していただく必要がある。助成のない方については、いつでも接種が可能である。今年は例年より接種希望者は少なく、諸般の事情から当院では、接種する総回数はかなり減少すると思っている。ヒブワクチンや肺炎球菌ワクチン、サーバリックスなどの新しいワクチンが登場し、日本脳炎ワクチンも再開された。それらのワクチンに主眼を置いた予防接種スケジュールになるのではないか?と予想している。

秋分の日

このブログを書き始めたのが、3年前の秋分の日であった。今日でちょうど3年になる。始めからお付き合いただいている方もおられるだろうし、途中参加の方もおられると思う。ここまで、お付き合いいただいたことに、大変感謝している。この3年間で、400以上の記事を書いてきた。最初の頃は書いた内容を、一部消去していたが、皆さんの声に答えて(?)、変な内容でも、残すようにしてきた。
開業当初から、育児雑誌にいくつかの連載をしたり、記事を書くことが多かった。情報を提供することは、大切なことだ。しかし、読んでもらえる情報、心に残る情報を提供することは、本当に難しいと感じていた。今の時代は、逆に情報が多過ぎるのだ。情報が多くても、読まれるか?役に立つか?は別の問題である。だから、マスコミ記事を書いたり、テレビに出たりするのに、全く興味を失ってしまった。
生きる上で、3Kが大切だと書いてきた。健康、家族、お金だ。お金と同等に重要なものは、役に立つ情報である。逆に、情報はタダではなく、お金と時間をかけても、得る価値のある情報もある。その情報は、時々刻々と変化する。その意味では、このブログは本当に役に立つ。と言うより、私の性格に合うというのが正しいのかもしれない。
「情報は価値がある」のだが、逆にこのブログで、私の得たものも大きい。つまり、このブログは両面通行なのだ。新型インフルエンザの情報で、刻々変わる状況に対応できたのも、このブログのおかげだ。母が体調を崩した時の、皆さんの協力と応援には、本当に勇気づけられたし、心から感謝している。今進行中の、大豆アレルギーの研究も、多くの方に協力していただいている。時間の余裕がある時に、予防接種や健診ができたことも大きい。
気が付くと、「拍手」の数も3万を軽く超えている。今後も、皆さんの有難い後押しに答えたいと思っている。今後とも、役に立つ(?)、過激な情報を提供したい。お付き合いのほど、宜しく!

ポリオのトラブル

明日は中秋の名月。23日(秋分の日、木曜日)は雨の予報ですね。23日は3時30分から4時30分の、1時間診療します。発熱やセキなどでお困りの方はどうぞ。
ポリオのシーズンですが、ポリオのトラブルが報告されています。「神奈川県藤沢市保健所は17日、経口生ポリオワクチンを接種した市内の女児(1)がポリオに感染したと発表した」との報道。麻痺が残る可能性も否定できないとのこと。先日は神戸で、ポリオワクチン未接種者の乳児が、(ポリオワクチンを受けた子供の便を通じて?)ポリオワクチン株の感染をおこし、麻痺がおこったとの報道もありました。このようなトラブルは、400万から500万接種に1人と言われていますが、もう少し確率が高いのかもしれません。
この時期にポリオ接種を躊躇される方もおられるのではないでしょうか?問題は日本が「生ワクチンである」ことに。しかし、不活化ポリオの導入には、もう少し時間がかかる予定です。日本小児科学会予防接種感染対策委員会の声明でも、「我が国ではポリオワクチン接種率を高く保つ必要があり、不活化ポリオ導入までは経口生ワクチン接種を継続すべきであることを改めてご理解いただきたい」とのコメントを出しています。私も現状を考えるならば、現在のポリオ生ワクチンの接種をお薦めしたいと思っています。

キアゲハ

今日は朝4時半に起床し、上北沢駅5時33分発の電車に飛び乗りました。驚いたことに、座席は満席。徹夜組でいっぱい。鈍行で高尾まで。6時44分の中央線で鳥沢駅下車。そこから山登り。高畑山(たかはたやま982M)と倉岳山(くらたけやま、990Mに登り、梁川駅から帰宅。少し霞んでいましたが、富士山がきれいに見えました。歩行距離は11kmぐらいですが、7時過ぎに登り始めて、12時半に下山。およそ5時間、22000歩の散歩になりました。
人にはほとんど会わず、50m先をイノシシが走りすぎていきました。私も家内もビックリ。帰りは東府中の人身事故の影響もあって、中央線で吉祥寺へ。井の頭線の浜田山で下車し、スギ丸に乗って帰宅しました。駅からノンビリ行く「山歩き」もいいものですね。ちなみに、行きの中央線鈍行も、登山客で満杯。登山人気はすごい。
2010年9月高畑山、倉岳 014
倉岳山の頂上でカラスアゲハとキアゲハを見かけました。この季節はキアゲハがいいですね。写真は丸葉タケブキの花の蜜を吸うキアゲハ。山では、上から木の実がボタボタと落下してきました。実の中から栃(トチ)の実が。鳥や動物たちの貴重な食料。5つほど失敬して持って帰りました。靴箱の上に置いておきますので、触って楽しんで下さい。

連絡事項

先週の台風と、昨日の雨で、気温は少しずつ下がり、やっと秋を感じることができるようになった。幸いなことに、病気の流行はなく、本当に静かだ。
1)19日(日曜日)と20日(月曜日)は連休である。連休中は20日(月曜日)の7時半から9時まで診療する予定(早朝で申し訳ない)。お困りの方はどうぞ。今年は静かな診療になると予想しているが、スタッフが2名のため、予防接種と健診はできない。
2)10月1日からインフルエンザの予防接種が始まる。今年は新型インフルエンザ(死語に近い?)ワクチンが含まれるため、「臨時の法的接種」となる。そのために、接種価格を自由には決定できない現状がある。今月末にお知らせできる予定(当たり前のことだが)。国は昨年の新型ワクチンの価格を考慮して「1回目は3600円以下、2回目2550円以下に設定するように」との指示を出した。東京都では統一価格を検討しているようだ。
3)インフルエンザワクチンの助成についても、まだ不透明だが23区は足並みは揃うのではないか?調布市や三鷹市などとの調整は、時間的に難しいようだ。助成の対象は1歳から中学生までと、従来の65歳以上になるのではないか?。助成のない高校生以上の成人についても、接種済票を渡さなくてはならない。当院には世田谷区の問診票が送られてくる。世田谷区在住の方は、その問診票に記入した上での接種となる。では、杉並区の方は?当院には杉並区の問診票を置くことはできない可能性がある。助成の対象年齢で当院で接種を希望される方は、区役所に電話をして問診票を郵送してもらい、それを当院にもってきていただいての接種となる可能性も残る。ややこしいのだが、何せ全く決定されていないのが現状であり、時間が2週間しかない。どこまで対応できるのかが焦点となる。このブログで随時情報を流す予定である。当院は色々な地域から来院される。助成の問題があり、従来のように、自由にインフルエンザワクチンを接種できるという環境では、今年はなさそうである。国家統制という特殊事情もあり、ご迷惑をおかけしそうだ。今回はどうしようもない?
4)9月、10月はポリオの季節である。日本のポリオは生ワクチン(OPV、oral poliovirus vacccine) であり、稀に感染というトラブルを起こす。世界的には不活化ワクチン(IPV inactivated poliovirus vacccine)であり、DPT-IPVという形で、四種混合ワクチンとなっている。日本では不活化は当分先のこととなる。現在のポリオの生ワクチンを、ぜひ接種してほしい。
5)ポリオが生ワクチンの集団接種が2回、それにBCGもある。ともに接種後の4週間は、他の予防接種はできない。日本特有の予防接種事情である。そこにヒブワクチン、肺炎球菌ワクチンが導入された。両ワクチンとも0歳児では複数回の接種である。実際のところ別々に接種する時間的余裕はない。そこで、3種類までの同時接種を行っている。最近DPT、ヒブ、肺炎球菌ワクチンの同時接種が増えている。ヒブワクチンがいつでも接種できるようになったことが大きい。MR、水痘、オタフクカゼワクチンの同時接種もありだ。そこに、インフルエンザワクチンが参入してくる。色々な組み合わせの選択もやむを得ないだろう。
6)前回のブログでお知らせした署名の件。有難いことに、多くの方の署名を頂いている。
7)待合室に新しい本が登場、お楽しみに!
8)キリギリスのQ君、まだ健在である。

予防接種キャンペーン(署名のお願い)

9月、10月はポリオ生ワクチンの集団接種が行われます。外国ではポリオは不活化ワクチンでDPTに組み込まれているため、スケジュールが立てやすいのですが、日本は生ワクチンのため、接種後の4週間は他のワクチン接種はできません。10月からはインフルエンザワクチン接種も始まります。日本脳炎、ヒブワクチンも全面解禁になりました。当分、予防接種に振り回されそうです。当院は予約制のワクチンはありませんので、病気の少ない今の時期に、ぜひ予防接種を済ませて下さい。
でも、この2年間で新規に導入されたヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン(プレベナー)、子宮頸がんワクチン(サーバリックス)の価格は高いですね。自費になりますので、患者さんの経済的負担も大きいと感じています。日本では水痘やオタフクカゼワクチンも自己負担ですから、世界的に見てもワクチン後進国であることは事実です。水痘やオタフクぐらいはいくらなんでも、と思ってしまいます。学校や(保護者の方も含めて)仕事を休む経済的損失を考えるならば、絶対に効率はいいはず。
今回、医師会と予防接種推進専門協議会とが主催する予防接種キャンペーンとして「希望するすべての子供が公費で予防接種を受けられる」ように、署名活動を10月20日まで行うことになりました。受付に署名用紙置いてありますので、宜しければ署名をお願い致します。
(趣意書)
WHOが推奨している予防接種で防ぐことができる病気(VPD:Vaccine Preventable Diseases)のワクチンの多くは、海外においては定期接種として行われているにもかかわらず、わが国では、Hib(インフルエンザ菌b型)、小児用肺炎球菌、HPV(ヒトパピローマウイルス)、B型肝炎、水痘(水ぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)などのワクチンは任意接種であり、日本の予防接種政策は世界から大きく遅れているのが実情です。
 VPDで命を失ったり、重い後遺症に苦しむこどもたちがいます。予防接種で防ぐことができる病気からこどもたちを救うために、予防接種法を改正し、地域間や経済的格差なく、希望するすべてのこどもが公費(定期接種)でこれらのワクチン接種が受けられる制度を早期に実現させる必要があります。
 日本医師会と予防接種推進専門協議会は、これらの実現のため「予防接種キャンペーン」を展開し、その一環として署名活動を行うことといたしました。
 国民の皆様にも広くこの活動の趣旨をご理解いただき、一人でも多くの方にご署名賜り、国への働きかけの力とさせていただきたいと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

鉄腕稲尾

8月末に大分に帰省した時、姉と家内と三人で、ホテルから別府の町を散策しながら食事に出かけた。面白い地ビールを見つけた。名前は「鉄腕稲尾」。別府の英雄である。巨人との日本シリーズで、3連敗の後の4連投、4連勝、最後はサヨナラホームランを打って、西鉄ライオンズを日本一に導いた伝説の投手である。「神様、仏様、稲尾様」と言われた。私の出身中学の隣にあった、大分県立緑ヶ丘高校出身である。
三人で飲んでみた。私はアルコールは飲まないのだが、この名前には惹かれるものがあった。久しぶりのビールで、味の良し悪しは全く分からなかった。ただ、「姉と故郷にいる」という実感が湧いた。散歩の途中で、姉と私の母校である県立鶴見が丘高校に立ち寄った。私も姉も卒業してから、一度も訪れたことはなかった。40年ぶりの母校であった。多くの後輩達が、部活で汗を流していた。入り口に校歌の石碑があった。出だしは「ああ豊洋の空晴れて、鶴嶺天を衝く所」とあった。豊洋(ほうよう)とは大分(豊後)の海という意味か?姉と顔を見合わせて、確か「アホー」という出だしだったねと笑ってしまった。鶴嶺(かくれい)とは、別府の奥にそびえる鶴見岳のことであり、隣に由布岳がある。由布岳の麓が湯布院である。ユフの漢字が違うのにも意味がある。この2つの山は、私の登山のホームグラウンドであり、3人の娘達が幼い頃、一緒に登ったこともある。
別府も歩いてみると、本当に狭くて、小さな都市だ。子供の頃は遠くに感じた距離も、今歩くと浜田山までの散歩コースより短い。「子供の目線と、大人の目線とは、こんなに違うものか?」と思った。今、子供たちには幼稚園や保育園、小学校は大きく、広く見えているだろう。20年、30年後に見た母校は、ずっと小さく見えるはず。それを成長というのか?単に年をとったというのか?ほとんど帰省していなかった私には、浦島太郎の気持ちが良く分かった。(鉄腕稲尾というタイトルで、全く違う内容のブログを書こうとしていたのだが、脱線して別物になってしまった)
(追加)
今週も静かな診療になる予定。待ち時間は5分から15分ぐらいを予想している。9月19日(日曜日)、20日(月曜日)は連休になる。早朝で申し訳ないのだが、20日の朝7時半から9時まで診療する予定である。昨年の今頃は新型インフルエンザの流行と、長いシルバーウィークが重なって、大騒ぎとなった。今年はトラブルはないだろう。

ヒブワクチンの助成(杉並区)

明日(9月12日、日曜日)は午後3時30分から4時30分の1時間診療します。お困りの方はどうぞ。
ヒブワクチンの全面解禁(予約なしでいつでも接種可能)になって、DPTや肺炎球菌ワクチン(プレベナー)との同時接種を希望される方が増えた。杉並区では1回に4000円の補助が出る。今までは領収書と母子手帳を杉並保健所の保険予防課に持参することで、4000円の助成金が口座に振り込まれるシステムであった。ところが、7月からは「区内の指定医療機関では、接種料金から区の助成額4000円を差し引いた金額の支払いで接種できる」ことになった。
杉並区の保険予防課に問い合わせたところ、当院は「杉並区の指定医療機関」にはなれず、上記のシステムは使えないという話になった。当院では多くの杉並の方の予防接種を行っている。DPT,MR,日本脳炎などは自由に接種できる。ヒブについては、杉並独自の助成であるため、やむを得ないし、杉並の方には「還付」という手間をかけることになる。
当院で接種する場合には、
1) 予防接種助成金交付申請書(これは当院に置いてあります)
2) 接種の領収書(当院で発行します)
3) 接種記録のある母子手帳のコピー
この3つがあれば、郵送でも助成金の還付手続きはできる。
なお、郵送先は
〒167-0051 荻窪5丁目20番1号 
杉並保健所 保険予防課 Hibワクチン助成担当
当院では杉並区の1歳半健診は請け負っている。しかし、ヒブについては杉並区議会で独自に決定されたものであり、当院は「区内の指定医療機関」ではないため、少し手続きが煩雑になるが、郵送か直接出向くことによって、助成を受けることができる。このような交渉は、担当者と私が直接するのだが、今回はこのような結論になった。少し手間がかかるが、ご了承願いたい。インフルエンザワクチンについては、23区内は自由に(年齢制限ありで、一部自己負担あり)接種できると推測している。

休みをいただき、有難うございました。

ただ、歩くだけの休みでしたが、これが一番集中力がでますね。ご迷惑をおかけしました。
スーパー耐性菌というより、多剤耐性菌の問題で盛り上がっています。昨年は新型インフルエンザでしたが。多剤耐性菌の定義の問題もあって、インドやパキスタンの話(ついでに5月の獨協大学の帰国感染者)と、帝京大学の院内感染が、ごっちゃになってきました。NDM1という抗生物質抵抗性の遺伝子の有無で論じるならば、検査してみないとわからない。インドなどは後発で、日本ではとっくに蔓延、今頃調べても、出てくるは出てくるはで、どうしようもなくなる可能性がありますね。
菌の種類が緑膿菌、アシネトバクター、大腸菌、そして肺炎桿菌というものまでありました。どれも、基本的には日和見感染を起こす、病原的には弱い菌。「強い抗生物質の使い過ぎ」との批判が先行しています。果たして、この批判は正しいのか?長くなりますので、また別の機会に。ちなみに肺炎桿菌というと、肺炎球菌ワクチン(プレベナー)を連想するかもしれませんが、全く別物(Klebsiella Pneumoniae)ですので。
明日から、心を入れ替えて(?)仕事です。ぼちぼち、冬に向けての助走ですね。

朝の散歩(8日、9日は休診)

今日は5時半に起床。家内に「散歩に行こう」と誘ったら、すぐにOK 。朝早くからの仕事なので、朝の散歩はめったにない。今日の天気予報は「夕方から雨」のはず。ところが、歩き始めた途端にパラパラ。神田川に出て、新宿に向って歩き始めた。少しの雨は気にならない。井の頭通りと交叉する所まで歩き、甲州街道に向った。明治大学の前を通過し、お寺の並んだ通りを進んだ。
家内とお墓の話をしながら歩いていると、お寺関係のお母さんにバッタリ。ついお墓の話をしてしまった。母の件があってから、どうもお墓が気になる。お墓は近い方が便利だと思う。家内と宗派の話になったのだが、二人とも明確には思い出せない。私は真言宗だったかもしれない。宗派には私も家内も興味がない。
この2日の休みは、山に行く予定をしていが、母の転院の可能性もあって、宿はとっくにキャンセルしていた。そこに今回の台風。2時間の散歩を終える頃には、本降りの雨となった。道路脇の草木は、猛暑と乾燥で全く元気がなかった。きれいな花を咲かせていたのはサルスベリぐらい。この雨は恵みの雨になるだろう。
歩いた歩数は1万を越えた。出合った生物は、人と犬、桜上水の公園でタヌキ、蝶はムラサキシジミであった。
ムラサキシジミ
ムラサキジジミ。暑さのせいか、元気なかった。鮮やかなムラサキ。

9月8日(水曜)、9日(木曜)は休診させていただきます。

沖縄の近くに台風が発生し、9日頃に本州に上陸の可能性があります。8日と9日は休診させていただきます。天気を考えると、遠出は危険そう。台風も困りますが、異常高温も危ない。ノンビリすることになりそうです。
先日、患者さんからスズムシをいただきました。リーンリーンと鳴いています。久しぶりに聞く声に、秋を感じますね。何と、スズムシのエサ(金魚のエサに似ている?)があるのにビックリ。土の代わりにスズムシマットまであることに、さらにビックリ。便利になりましたね。でも、水分補給はスズムシも同じで、脱脂綿を水で湿らせておきます。好物のナスを輪切りにして、爪楊枝で刺しておくと、喜んで(?)食べています。気温は夏、音色は秋を感じながらの生活です。
この静かな時期に、2日間休みをいただきます。ご迷惑をおかけしますが、ご容赦下さい。

ナッツアレルギー

今週の水曜日、木曜日は休診となります。待ち時間は0から15分を予想しています。予防接種と健診は診療時間内にいつでもどうぞ。今回、カシューナッツについて、新たにアレルギー検査ができるようになりました。今、マカダミアナッツと栗(ナッツと分類していいのかな?)の症例を集めているところです。
(以下、ナッツアレルギーについて)
食物アレルギーで子供に多いのが鶏卵であり、大人はエビやカニなど甲殻類のアレルギーである。外国ではナッツアレルギーが多いが、本邦では外国に比べて少ない。理由はピーナッツバターを食べる機会が少なく、誤飲の問題もあってピーナッツを食べさせないからある。しかし、「命にかかわる」という意味では、ナッツアレルギーがトップであり、次にソバが続く。その意味で、ピーナッツについては、成分表示義務がある。
ナッツアレルギーと言っても、ピーナッツとクルミ、アーモンド、ヘーゼルナッツなど全て異なるアレルギーである。クルミで蕁麻疹がでるが、ピーナッツは食べることができる例もある。アーモンドで全身に蕁麻疹がでても、ピーナッツは平気という例もある。逆に、ピーナッツでショックを起こすが、他のナッツは食べることができる例も多い。その意味では、ナッツそれぞれのアレルギー検査ができることは有用である。ナッツアレルギーと1つにまとめるのではなく、臨床症状と検査で方針を立てることが望ましい。
ナッツアレルギーで多いのが、ピーナッツであり、次いでクルミである。日本で食べる確率の高さと、アレルギーを起こし易さが背景にあるのだろう。ピーナッツアレルギーで問題となるのは、チョコレートのピーナッツが入っていた場合や、お菓子の表面に、砕いたピーナッツが使っていた場合などである。誤って食べると、アナフィラキシーを起こすことがあるため、ナッツアレルギーの治療は完全除去である。
(追加)
食品を少量ずつ食べさせて、抵抗力(?)をつける減感作療法があります。国立病院機構の相模原病院などで、経口負荷試験という形で、入院して行われています。しかし、ナッツは危険すぎること、また効果がないことから、常識的にはやりませんね。

日曜診療について

明日(9月4日、日曜日)は午後3時30分から4時30分の1時間診療します。お困りの方はどうぞ。
今週の病気の患者さんは、本当に少ないですね。今週と来週が1年で患者さんが最も少ない週になる予想。大変申し訳ありませんが、9月8日(水曜日)、9日(木曜日)は夏休みを取らせていただきます(といっても、予定は決まっていませんが)。まあ成り行きで山へ行こうかなと思っていますが、この暑さは危険かも?患者さんの少ない時に休むのが基本ですので、ご了承下さい。
今週も来週も、主な仕事は健診と予防接種です。日本脳炎ワクチンとDPTの接種が多い?杉並では9月と10月に、世田谷では10月にポリオが始まります。また、10月からはインフルエンザワクチンがスタートの予定。今のうちに、日本脳炎、DPTなどのワクチンを消化してしまうのかいいのかも?昨年は新型インフルで大騒ぎでしたが、今年は静かです。このままもう少し平穏であってほしいですね。予防接種と健診は、診療時間内はいつでもかまいません。
豆腐などの大豆製品で、アレルギー症状を起こす方を募集していました。また、キュウリ、ナス、クリなどについても、多くの方にご協力いただきました。データが少し遅れておりますが、データが出次第郵送させていただきますので、もうしばらくお待ち下さい。なお、まだ募集中ですので、宜しくお願い致します。

マスコミ報道雑感

今日2度目のブログを書く。面白くはない話だ。
1)「ホメオパシー」に科学的根拠なし。
乳児にレメディーという、砂糖を混ぜた有害物質(?)を乳児に飲ませて、ビタミンK欠乏によって、頭蓋内出血によって死亡。以前の「納豆」でも触れたが、私が医師になった当初は、母乳栄養児にK欠乏による頭蓋内出血が多かった。家内はKの多い苦手な納豆を毎日食べて、母乳を与えていた。今ではK2シロップを、退院時と1ヶ月で飲ませている。頭蓋内出血はほとんどなくなった。近い将来、K2の投与回数は増える予定。話は脱線したが、「ホメオパシーをしていて、K2シロップを飲ませていたら問題はなかったはず」。これは正論である。「ホメオパシーの全く科学的根拠がない」という見解も正しい。インチキ宗教と同じとの判断は正論。
2)今日の朝日の32面。「世界標準ワクチン打てず」。予約していたヒブワクチンが打てず、1歳3カ月児がインフルエンザ菌による喉頭蓋炎にて死亡。何とも言いようがない。希望する時期に接種できていたらという気持ちは理解できる。面倒なので、当院では、いつでも、誰でも、ヒブワクチンは接種できる。予約は不要。やっとスッキリした。
3)新種の多剤耐性菌が、ヨーロッパなどで増えているとの報道があった。発生源はインドやパキスタンで間違いなく、当地で手術や事故にあった人に感染したようだ。多剤耐性菌とは作用期序の異なる2種類以上の抗菌薬は効かないことを意味する。その後の報道はなく、インフルエンザのようなウイルスではないため、大流行することはありえない。日本に持ち込まれることはないだろうし、あったとしても単発例であろう。

日本脳炎ワクチン?期の再開(各論)

?期の突然の再開は、国が自治体に丸投げしたこともあって、現場は混乱しているようだ。インフルエンザワクチンも丸投げなので、とても対応できないのではないか?
?期の問診票は、原則としては郵送しない自治体が多い。まだ、決定していない自治体も多いのだが、個人で問診票を取り寄せる必要がある。杉並は今後9歳になる方には、郵送する方針とか?
繰り返しになるが、日本脳炎ワクチンは生後6ヶ月(3歳からが望ましい)7歳半までの?期、9歳から12歳までの?期の接種が可能である。今年4月以降に3歳になる児童には、問診票が送られてくる。7歳半から8歳児については、予防接種法上接種することができない。最低3回の接種を目指す。
今回のポイントは9歳から12歳の方が(?期未接種の方限定で)、?期3回の接種ができる点にある。?期の途中の方も接種できる。1回で中断した方は2回、2回で中断した方は1回の接種が、9歳から12歳で接種できる。但し、問診票は個人で取り寄せる必要がある。杉並区は既に冊子として、手元にあるはず。杉並区に問い合わせたところ、手元にある?期の問診票は、9歳から12歳では使えないとのこと。母子手帳を持って保健所に行き、未接種を確認してから新たに?期の問診票を発行するとのこと。しかし、手間がかかるため、方針転換されるのではないか?
当院については23区と調布市、狛江市、三鷹市の方は接種可能である。日本脳炎ワクチン接種希望の方は、世田谷は5432-2445、杉並区は3391-1025、調布市は042-481-7111、三鷹市0422-45-1151、狛江市3430-1111に問い合わせてほしい。
繰り返しになるが、基本的には9歳から12歳で?期、?期の接種を希望される方は、上記に電話をして問診票を取り寄せる必要がある。