今週の待ち時間

近日中に年末、年始の予定を掲載する予定。今週は少し静かになった。年末は忙しくなるので、今週と来週が予防接種と、健診のチャンスではないか?と思っている。待ち時間は10から30分ぐらいでは?但し、土曜日の待ち時間は予測できない。今夜も用事が入っており、ブログを書く時間が取れない。困ったものだ。

十月桜

先日、今年の反省会を兼ねて、家内と二人で忘年会を企画しました。神田神保町からまたまた皇居近辺を3時間ほど散歩。いささか時代遅れの新丸ビルで、皇居と国会議事堂を見ながら食事(食事といっても30分のみ)。母の件も含めて、今年は色々ありました。来年もゴタゴタしそうな予感。この1年の反省と、来年に向けての相談になりました。来春は三女が卒業になるので、我々の子育ても終了ですね。忘年会には早すぎるかな?12月は時間がなさそう。当院の忘年会はなし。病気が落ち着いたところで新年会の予定。
新丸ビルで食事の後は、国際フォーラムでの中島みゆきのコンサートへ。とても面白い、迫力満点のコンサートでした。家内は中島みゆきの大ファン。娘たちのいない時間は、楽しいですね(娘たちがおこるかな?)。
2010.11月 母の誕生日&中島みゆき 025
皇居に咲いていた桜。秋に咲く十月桜。周りは赤や黄色の紅葉。アンバランスな光景?

初めて歩く道は長い

初めての子育ては、「初めて歩く道だ」。新鮮さはあるが、どこに何があるのか?がわからない。崖もあれば、水飲み場もある。突然木が倒れてくることも。不安は大きい。だから、初めての子供には、手をかけ過ぎることになる。2番目の子育ては、「一度通った道」だ。一度見た景色なので、周りを見る余裕が出る。気楽さもあって、楽しい子育てとなる。しかし、この道がどこまで続き、最後にどのような景色で終わるのかは、全く見当がつかない。子育ては、後で振り返るとアッという間なのだが、歩いている本人には終点のない、新鮮ではあるが先の見えないつらい道に感じる。
「この道でいいのか?」という疑問は付きまとう。私も家内もそうだった。でも、子育ての楽しさが、不安を紛らわせてくれた。子育てを夫婦で楽しむ努力をすることは、大切なことだ。前にも書いたが、子育てには自信過剰は大切だ。「自分しか子育てできない」「自分が育てずに、誰が育てることができるのだ」と思うことだ。
私も家内も、子供に手を出し過ぎたと反省している。私の母は「手を出し過ぎるな」「子育ては待つことだ」とアドバイスしてくれた。ところがどっこい、自信過剰の私は、母のアドバイスを無視。後で「しまった」と思ったのだが、後の祭り。しかし、子育ては結果で判断するものではない。だいたい、結果などは、いつで出るかもわからない。人間は堕落もし、成長もする生き物だ。「良い小学校に入ったら勝ち組」などありえない。大学に入る18歳まで天才であっても、そこから先が本当の人生だ。
繰り返しになるが、子育てに、いいも悪いもない。子育ては、「誰もが初めて歩く道」だ。果てしなく、長く感じられるだろう。しかし、子育ては、長くて20年だ。大したことはない。楽しむことだ。自分を信じることだ。他人と比較しても意味はない。子供も20歳(18歳で十分)を過ぎれば、後は自己責任ではないか?子育てには、必ずゴールがある。そう考えると、少しは気持ちが楽になる?

孤育て

今年「近居」、「育メン」というタイトルでブログを書いた。同じ年に「孤育て」が話題になっている。「近くに相談したり、子育ての手伝いをしてもらう人がいない」と答えた人がおよそ30%。この20年で2倍になったとのこと。この数字を鵜呑みにすることはできないと思うのだが、お母さんたちの心の「孤立化」は確かに存在する。
私は仕事が忙しいことを言い訳にして、子育てに協力的ではなかったと思う。今のお父さんの方が協力的だ。我々の時代と大きく違うことは、情報量の多さと、経済的な余裕のなさだと思う。以前からも書いているが、共働きのスタイルが急増している。女性の社会進出は歓迎されるべきだろうが、進出せざるを得ない実態もある。情報が多すぎると、「これでいいのだろうか?」と迷う要素が増える。子育てに自信がなくなることにも繋がる。身近に相談できる相手がいると、話をするだけで、背中の荷物が軽くなるように感じる。ツイッターでも見知らぬ人とのやり取り、昔では考えられなかったことだ。
家内は「一人で生きていくために医学部を選んだ」と言うだけあって、孤独には非常に強い。「孤独に強い」ことは、子育ての1つの大きな要素になる。それと矛盾するが、「甘え上手」も1つの要素だ。気の合う仲間や家族に、気軽に頼む勇気も必要ではないか?ちょっとしたお互いの手助けが、ストレスや孤独感を紛らわせてくれる。家族には、父親が含まれることは当然のことだ。
ピアノや水泳、英語、リトミックなど、習い事も多種多様となった。そのような習い事には、経済的、時間的な余裕がなくては不可能である。多くの情報と、社会的制約の中で、お母さんの孤立化は進んでいるのだろう。
病気についてもそうだ。情報は多いのだが、相談する相手がいない。私と家内は、少なくとも病気のことについては、お母さんたちの相談役でありたいと思っている。子育ての悩みも、対応したい。結果はともかく3人の娘を育てた経験と、多くの子供を見てきたという意味では、私も家内も大ベテランである。患者さんが多くて、時間に余裕がないのが、大きな悩みであり、申し訳ないと思っている。

勤労感謝の日

今朝は結構強い雨が降っていました。そのお蔭で(?)、静かに診療を終えることができました。勤労感謝の日は仕事の1つのピークになります。ここを過ぎると、少しホッとしますね。インフルエンザを含めて、病気の流行は少ないのですが、なぜかバタバタしています。残りは1か月と少し。以下、連絡事項です。
1)世田谷、杉並でもインフルエンザの症例が増えてきた。新型と推測される。大人が半数を占める。幸いなことに当院では、この1週間でインフルエンザ検査が陽性の患者さんはいなかった。
2)インフルエンザワクチンはコンスタントに接種している。11月28日(日曜日)と12月12日(日曜日)が、休日の接種日となる。平日はいつでも接種可能である。28日は午後2時から3時が診療、3時から6時が予防接種の時間となる。
3)ノロ様の嘔吐下痢が多いという情報がある。症状の激しいロタウイルス感染(嘔吐、高熱、下痢)は見られない。確かに、嘔吐下痢症の流行はあるが、症状は軽い。
4)年末の診療予定は、近日中にこのブログに載せたいと思っている。
今、やっと日がさしてきましたが、風が強い。洗濯物を外に出そうとしたら、風に乗って小雨がパラパラ。キツネの嫁入りですね。
(追加)
ウイルス性の嘔吐下痢症に混じって、病原性大腸菌による食中毒や、虫垂炎を経験している。嘔吐がほとんどなく、下痢が4日以上続く場合には、便の培養(細菌がいるかどうかを調べる)を行う必要がある。軟便が続く場合や、普段より便の回数が多い時も要注意である。また、下痢がなく、腹痛や吐き気がある場合には、虫垂炎も視野に入れる必要がある。

長すぎる雑談(高田馬場)

明日は火曜日が休みということもあって、忙しい1日となると予想している(火曜日は午前7時半から9時まで、急患のみ診療予定)。午後からは雨の予報。早めに来院していただけると嬉しい。午後は予防接種が多くなるのだろう。
昨夜は高田馬場にある四谷天窓で開かれたコンサートに、家内と一緒に出かけた。心温まる、レベルの高いワンマンライブであった。高田馬場は学生が多いのにびっくり。山手線の高田馬場の着駅メロディーが鉄腕アトム。昨夜はfu-mieも鉄腕アトムを歌ってくれた。なぜ、高田馬場で鉄腕アトム?と思ってしまった。トキワ荘が高田馬場にあったのか?
帰って調べてみると、アトムは2003年に高田馬場で生まれた?という設定だったようだ。アトムの生みの親の天馬博士が、高田馬場に住んでいたという話。親なら「漫画ばかり見て」と、子供を叱ることが多いだろう。私も初期の漫画っ子の一人だ。小学校の低学年の頃(45年以上昔)、近くの農家の牛小屋の2階に潜り込んで、月間漫画雑誌「少年」を読みふけっていた。漫画のウンチクを垂れよと言われたら、何時間でもやってしまう。漫画少年には鉄腕アトム、鉄人28号、サスケなどが連載されていた。個人的には小沢サトルの「サブマリン707」と、関谷ひさしの「ストップにいちゃん」、藤子不二雄の「シルバークロス」が好きであった(年がわかるなあ)。
トキワ荘には手塚治虫の他に、赤塚不二夫、藤子不二雄、石ノ森章太郎などが住んでいた。まだ、漫画が社会的に認知されていない時代、手塚治虫と赤塚不二夫は私の好みではなかったが、飛びぬけた才能があると感じていた(上から目線だ!)。漫画が飛躍的に認知されるようになった一因は、漫画を描く人と、原作者の分離にあると思う。絵がうまいという才能と、ストーリーを作るという才能は別物だ。この2つを兼ね備えた人は少ない。原作者としての草分けは梶原一騎と小池一夫ではないか?
マンガは日本を代表する文化に育った。私は良いことだと思う。その反面、純文学というジャンルが消滅の危機にある。我々の世代がいなくなると、純文学はさらに小さくなるだろう。今は「良い作品が売れる」時代ではない。「売れる作品が良いものだ」と考えるべきだ。私は医療も同じだと思っている。「腕の良い、知識のある医者に多くの患者さんが集まる」のではなく、「多くの患者さんに信頼される医者が、腕の良い医者」と判断すべきだ。
またまた話は飛ぶが、fu-mieは三菱自動車のコマーシャルにでていたらしい。長野や新潟限定だったので、会場にいた人たちは誰も見たことはなかった。「長く愛してほしいから、――10年10万キロ」というフレーズの歌で、大変評判が良かったらしい。この歌は「キミの味方」というタイトルで、CDが今日発売になった。昨夜、四谷天窓で仕入れて、聴いていたら、長野在住の長女と次女(今は東京在住)は、「この歌知ってるよ。インパクトが強く、いい歌だ」と口を揃えたらしい(私は不在で、その場にはいなかった)。
本当にバラバラな内容の雑談になってしまった。別にCDの宣伝をしようと思ったわけではない。このブログを書いていると、後ろで次女が「fu-mieさんにメールで、知ってるよと伝えておいて」と言ったもので、このブログを通じて伝えたかっただけだ。「高田馬場」というタイトルで、よくもまあここまで書く。頭の中も多動だあ!

fu-mieワンマンライブ

明日(土曜日)は忙しい1日になるだろう。朝はブログを書く時間ないと予測している。日曜日(21日)は午後3時30分から4時30分まで診療する予定。急患の方はどうぞ。
昨年の今頃、「四谷天窓」というタイトルでブログを書いた。明日の夜も家内と、高田馬場にある「四谷天窓」に出かける予定だ。私が幼い頃から診察してきたfu?mieのワンマンライブが、7時から「四谷天窓」で開催される。ゲストのフルート奏者である伊藤麻子さんも知り合いだ。大講堂で聞く音楽もいいのだが、こじんまりした、アットホームな雰囲気の室内で、臨場感のある音楽も、実に楽しい。心が通じ合うのがわかる。
声量のあるfu-mieの歌と、さわやかなフルートの音色、このような時間があってもいい。明日の夜は楽しめそうだ。帰りが遅くなって、睡眠不足になるのが困る(?)

多摩小児科懇話会

今日は夕方から国領の慈恵第三病院での、多摩小児科懇話会に出席した。私が関係した患者さんの議題もあったので、早めに車で出かけ、今帰宅したところだ。特別講演は喘息の話であった。演者は昔からの知り合いであり、久しぶりの再会には心がなごんだ。残念ながら、マルエツに立ち寄る時間はなく、待合室の本を仕入れる(?)ことはできなかった。
今回の講演で、喘息ではない、乳幼児のゼコゼコには、リンデロンやデカドロンなどのステロイドの短期内服が、有効であるというエビデンスはない、つまり効かないという論文の紹介があった。ゼコゼコすれば、すぐにステロイドというのは、私が医師になる前の、昭和40年代の治療だ。ステロイドを処方する先生は40%ぐらい?当然、私は処方しない。
23日(勤労感謝の日)は、夕方に用事があるため、7時30分から9時までの診療となる。寒い季節に、朝早くて申し訳ない。スタッフも1名のため、急患のみの対応となる。ご了承いただきたい。

下高井戸

今日は火曜日ということもあって、久しぶりに静かに診療を終えることがでjきました。そこで、家内と下高井戸までノンビリ散歩。この寒さのおかげで、ピリッとした緊張感の中、年末へ向けての相談。忙しいのは毎年のこと。集中力を持続できるかがポイントです。我々サービス業が忙しいことが、果たしていいことなのか?と、ひねくれ者の私は思ってしまいますが、必要とされていることは有難いですね。
下高井戸は学生が多く、活気があります。下高井戸は甲州街道の2番目の宿場。日本橋から、内藤新宿、高井戸宿、布田宿と宿場が続いていました。高井戸宿は下高井戸と上高井戸に分かれていたらしい。私の住む上北沢は、その中間地点になるのかな?この辺が時代小説によくでてきますね。ちょうど、7000歩の散歩になりました。
空を覆う雲を透かして、上弦の月をぼんやり見ることができました。これから、いくつかイベントが続きます。インフルエンザワクチンもいよいよ(やっと?)後半戦。散歩は気軽で、手軽な気分転換?

日曜診療を終えて

1年間で緊張する季節がある。勤労感謝の日(11月23日)と春分の日の前後だ。今年は時期が少し早まった感じ?まさか、ここから本格的に忙しくなるということはないと信じたい。病気の流行はほとんどない(?)のだが、本当に忙しい。今日はインフルエンザワクチンの接種日だった。例年に比べて接種する方は少ないのだが、事務手続きの煩雑さもあってバタバタしてしまった。今夜は家内と散歩するのが楽しみである。日曜日のインフルエンザワクチンの接種は、11日28日と12月12日である。診療時間内はいつでも接種OK。
牛乳アレルギーの方から、乳糖、乳酸、乳化剤、乳酸カルシウムは食べることができるか?という質問があった。すべてOKである。但し、乳酸菌となると、牛乳で乳酸菌を増殖させるため、牛乳成分が残存しており、強いアレルギーのある方は、アレルギー症状がでる。また、卵殻カルシウムは文字通り、卵のカラから作ったカルシウムである。加熱度や精製度によって、卵成分がわずかに残っている場合もあるが、卵アレルギーの方でアレルギー症状を認めたという経験はない。乳児の方で、強い卵アレルギーのある場合には、アレルギーが強くなる可能性があるため、摂取することは勧められない。貝カルシウムは貝アレルギーの方でもOKである。サプリメントでカニやエビの殻で作ったクルコサミンがある。「エビ、カニアレルギーの人は注意」と書いてあるが、サプリメントの種類によっても差はあるのだろうが、一般的にはエビやカニアレルギーの方でも摂取可能である。
新型インフルエンザ 003
新型インフルエンザの検出キットの試作品である。Tのラインが新型インフル陽性を示す。現在東京で流行しているインフルは新型である。

日曜診療とワクチン接種

明日(14日日曜日)は午後2時から3時が診療、3時から6時がインフルエンザワクチンの接種時間である。世田谷区の方には、その場で問診票をお渡しして書いていただくことに。時間も手間もかかるので、待ち時間が長くなる可能性が高い。その点はご了解いただきたい。予防接種は私と家内が並行して、できる限り迅速に行いたいと思っている。
忙しくて、なかなかゆっくりブログを書く時間がない。政治の問題を云々するつもりはないのだが、尖閣列島の問題、映像の流出犯人探しで大騒ぎ。当事者は大手を振って、とっくに帰国。本末転倒ではないのか?どこが問題なのかという、ポイントが理解できていないと感じるのは、私だけだろうか?トップの無能は、大きな災いとなる。私も小さな三宅小児科村の村長だ。今回のドタバタ劇を見るにつけ、しっかりとした舵取りの必要性を再認識。

新しいインフルエンザ治療薬

昨夜は家内とインフルエンザについての講演会にでかけた。その内容とは全く関係ないのだが、インフルエンザの治療薬について、少し触れておきたい。
インフルエンザの治療薬と言えば、タミフルの内服とリレンザの吸入であった。今シーズンは2つの治療薬が参入する。作用機序はタミフル、リレンザと同じで、ノイラミニダーゼ阻害薬である。特徴は2つとも日本で開発された薬であり、原則として1回の投与である。
ラピアクタ:15分以上かけて点滴静注する。大人も小児も適応あり。
イナビル:その場で1回吸入するだけ。10歳未満は1回に2吸入。10歳以上は1回に4吸入となる。タミフルより有熱期間が1日短くなるらしい。
ラピアクタは点滴であり、時間がかかり、面倒である。また、タミフルに比べて割高である。イナビルは吸入できるなら、年齢制限はない。吸入は比較的簡単である。価格はやや割高になる。
当院ではタミフル、リレンザ、イナビルを治療の基本にと思っているが、重症例については、ラピアクタの登場もあるかも?まだ、少し時間があるので、検討したいと思っている。
今週と来週が、インフルエンザワクチン接種のピークとなるだろう。
14日(日曜日)は2時から3時が診察、3時から6時がインフルエンザワクチン接種の時間としたい。

A香港型インフルエンザ

あまり触れたくない話題ではあるが、書かないわけにはいかないだろう。インフルエンザワクチンの接種を煽るつもりは全くない。
秋田県の病院で、患者さん25名とスタッフ8名が、インフルエンザ様症状を呈し、不幸なことに6名の方が亡くなったと報道された。原因はA香港型インフルエンザのPerth/16/2009(H3N2)という噂がある。現在北海道や東北、沖縄で、インフルエンザの流行がある。6割以上ががA香港型であり、残りが新型(Aソ連型)のようだ。
もともとAソ連型は症状が軽く、A香港型は症状が重い。昨年の新型(Aソ連型)も、症状は軽かった。今回の秋田の事例でもわかるが、A香港型は死亡率も高く、新型より危険性は高い。問題は高齢者が感染していることだ。昨年流行した新型は、高齢者の感染はなく、未成年に集中していた。高齢者が罹患することは、今回のA香港型には、免疫を持っている人が少なく、どの年齢にも広がる危険性を示している。
幸いなことに、このA香港型は東京にはほとんど侵入していない。当院でもインフルエンザの患者さんは、今のところいない(10月に新型らしい患者さんが2名)。今流行の兆しのあるA香港型インフルエンがPerthであるならば、今年のインフルエンザワクチンに使われているA香港型のビクトリア株の近似株となるため、今年のワクチンは当たりということになる。
以上が、現在の状況である。ワクチンを接種して、十分に抗体が上がるのか?その抗体で今回のA香港型の感染を防御できるのか?問題点は多い。今言えることは、昨年は新型(Aソ連型)に占拠され、姿を見せることがなかったA香港型が、今年は流行する可能性が高いということだ。A香港型の流行は数年ぶりになるのではないか?何とも気の重い年末になりそうだ。くどくて申し訳ないが、今回の内容はワクチン接種を推奨するのもではない。

院長の正論(自信過剰)

娘たちは、私を自信過剰と思っているようだ。時々「どうして、そんなに自信過剰でいられるのか?」と質問してくる。当然のことながら、私は仕事に関しては、「超」のつく自信過剰である。昔からそうだ。逆に、娘たちには「仕事をする時は、自信過剰であれ」と教えてきた。医療でも、他の仕事でも経験がものを言う。経験豊かなA先生がいたとしよう。診察や処置をする時に、「A先生に診てもらった方が、患者さんにとっていいのでは?」と、つい思ってしまう。これは正論なのだが、間違った考えだ。患者さんの目の前に立った時から、自分が世界一なのである。
医療は基本的には主治医制度だ。未熟であろうが、主治医は患者さんに100%、責任を持たなくてはならない。いくら経験豊かな医者でも、主治医でないと、発言に責任という重みがない。その患者さんのことを、一番真剣に考えるのは主治医だ。極端な例が、離島に一人で赴任した時だ。急病患者さんが来て、「大きな病院だったら」とか「A先生が診察したら」などと思うこと自体が、大きな間違いである。「戦場に立ったら、自分が世界一だと思え」(例え実力がなくても)。これが原則だと思う。それが責任感であり、実力以上の結果を生む。そういう意味で、自信過剰は大切なことだ。
これは子育てにも当てはまる。いくら自分のできが悪くても、我が子を育てるのは自分しかいない。「知人のBさんは、私より子育てに向いている。Bさんが育ててくれたら」なんて思っても、意味のないことだ。「この子をうまく育てることができるのは、自分しかいない」と考えるべきだ。そう考えなくては、子育てはできない。「自分が育てるのだから、いい子に育つ」のだ。以前のブログで「我が子が一番」と書いたが、逆に子育てには「自分が一番」と信じることだ。この(根拠のない?)自信過剰が、大きな意味を持つ。私の場合もそうだが、子育ての結果は、期待や予想とはかけ離れたものになる。それでいいのではないか?結果を云々することに意味はない。子育てにも、自信過剰は必要だと思う。
私は白衣を脱ぐと「ただのおじさん以下」である。ゴロゴロして、古いビデオの2時間サスペンスを見ながら、コタツで居眠りをしている。始めと終わりしか見ないので、スジが分からず、巻き戻しては何度も同じことの繰り返し。「見るのは4回目よ」と言われても、いつも新鮮である。この落差に娘たちは驚いているらしい。仕事と子育てには「自信過剰」。残りの時間は、まあどうでもいいのではないのか?

同時接種と同日接種

明日(11月7日、日曜日)は3時30分から4時30分の1時間診療します。お困りの方はどうぞ。
インフルエンザワクチンについては、11月14日の日曜日の夕方に接種時間を設定する予定。平日に接種できる方は、平日にお願いしたいと思っているが、平日も午後は混雑する。午前中の方がお薦めである。
日本脳炎ワクチンの復活や、ヒブ、肺炎球菌ワクチンなどの新規参入によって、同じ日に複数のワクチンを接種することが多くなった。世田谷はポリオもBCGも集団接種だ。「ポリオを飲んだ日に、DPTを接種できるか?」「BCGを接種した日に、ヒブを打てるか」という質問があった。ポリオやBCGは生ワクチンなので、4週間は他のワクチンは接種できない。そこで、同日ならば可能ではないか?という発想である。BCGやポリオが個別接種(当院で個別に接種する)ならば、DPTでもヒブでも接種は可能であり、個別接種の地域では、実際に行われている可能性はある。
同時接種とは同じ時に、同じ場所で複数のワクチンを接種することが原則である。同じ日でも、時間も場所も異なる場合(同日接種?)の接種は、認められていないようだ(これが公文書になっているかは確認できていない)。最近ではヒブ+肺炎球菌+DPTの組み合わせで、同時接種する機会が多くなった。年齢も、接種間隔もちょうどいいからだ。水痘+オタフクカゼワクチンというケースも多い。別々に接種すると、間隔を4週開けなくてはならない。
インフルエンザワクチンも同時接種ができる。インフル+日本脳炎(これは間隔がピッタリ)、インフル+DT二種混合などもありだ。
忙しくて予防接種が難しい方には、この同時接種が便利かもしれない。MR二期、MR三期、MR四期などの接種率は低い。少ない機会を有効利用することで、接種率が少しでも上がるといいのだが。

カラスウリ

明日は木曜日。午前中の診療となる。今日が休みだと、月曜日のような気分になる。明日は家内の誕生日だ。本人は喜んではいないようだが、次女と三女は「お茶しよう」と集まってくるのだろう。
この前の日曜日は、9時過ぎの京王線で九段下まで出かけた。小雨の中、武道館から科学技術館を経て、皇居を散策した。大手門から出て、日比谷公園ををテクテク。皇居の周りは、多くの人がランニングをしていた。中には「ハロウィン駅伝」のタスキをかけたランナーも。
目的地は東京宝塚劇場であった。先日、九州の友人から「用事があり、代わりに行ってほしい」と依頼され、チケットが2枚送られてきた。硬派中の硬派である家内が、珍しく「見たい」と言った。以前のブログでも書いたが、大学時代は宝塚にはよく通っていた。当時はベルバラの時代で、まさに宝塚の全盛期であった。周りは女子高校生ばかり。今回チケットを送ってくれた友人と、目立つ二人であった。今回も満席。友人が依頼してきた意味が理解できた。2つだけ空席というわけにはいかない。男性は少ないが、全体が30ほど年取ったような(こんなことを書いてもいいのかなあ?)。
女性が男性役をやるのは、違和感があるかもしれないが、それは間違いだ。女性が男役をやる方が嫌みがない。悪い言葉で言えば「気持ち悪くない」のだ。非日常の世界であり、説得力がある。今回は月組公演であったが、技術力、表現力ともに素晴らしいものがあった。踊りも30年前より、格段に進歩している。プロ意識のすごさも、説得力があった。私と宝塚、うちの娘たちには全くイメージが結びつかないようだが、実際に観劇した家内は納得してくれた。芸術(と言っていいのかはわからないが)と、非日常は紙一重だと私は思っている。久しぶりに見る機会を与えてくれた友人に、感謝のメールを送った。
皇居 013
皇居の中に、カラスウリを見つけた。この実を割ると、七福神に似た種が出てくる。縁起物だ。子供の頃、この種を取り出して、よく遊んだものだ。

文化の日

明日は文化の日。やっと、行楽日和になりそうですね。明日は3時30分から4時30分まで診療します。お困りの方はどうぞ。
この2日は、インフルエンザワクチンの接種もあって、待ち時間が長くなり、ご迷惑をおかけしました。
「アレルギーを起こさない卵」の話題が。以前にも書きましたが、卵とはオボアルブミン、オボムコイド、コンアルブミン、リゾチームなどの蛋白質で作られています。この本体そのものがアレルギーを起こす。つまり、「アレルギーを起こさない卵」とは、卵ではないということになります。「アレルギーを起こさない卵」など存在しないはず。
最近、B級グルメで優勝した鳥モツ煮ですが、卵の味がしますか?オボアルブミンやオボムコイドは、鶏肉や鳥レバーには含まれていません。OVOとは卵という意味ですから。では、鶏肉と鳥レバーには、血液以外は共通する蛋白はありません。鶏肉と鳥のレバー、全く味が違います。ということは、卵、鶏肉、鳥レバーは、アレルギー的にも別物ということになりますね。
鳥モツ煮には、レバー以外に心臓がくっついています。あれは横紋筋。家内も娘たちもレバーは苦手で、全く食べませんでした。私は食べますね。祖母の味という感じ?最近では、家内も付き合って少し食べるようになりました。