22年目の走行

今、今日の診療が終わった。1990年7月1日に開業したので、ちょうど21年間の診療を終えたことになる。何ということもないのだが、1つの区切りとして考えてしまう。21年間大きなトラブルもなく仕事を終えることができた。患者さんや、スタッフ、家族(母や姉や娘たち)に支えられて、無事に走り終えた。本当に感謝している。明日から、22周目の走行が始まる。
(以下、独り言)
何事も始まりがあれば、必ず終わりがある。生命も仕事も、必ず終わりが来る。それを意識するか否かで、生き方も仕事に対する姿勢も違ってくる。数年前から、仕事の終了を模索をしてきた。終わり方も、不慮の事故や病気もあるだろうし、家族の問題もでてくるだろう。自分の意志や力では、どうにもできない事も多い。今回の震災によって、普通に生活できることが、偶然の産物であることを再認識できた。
この21年で医療地図も大きく変わった。開業年数の観点から見ると、大ベテランになった。いわゆる古狸?近隣に10を超える小児科の診療所ができた。自分のできる範囲で仕事をすればいいのだろう。若い人に道を譲るのも人生の流れだ。
開業した時から、家内とは1つの約束がある。患者さんの数がある一定数を切ったところで、仕事を止めるというものだ。この約束は生きている。この約束の人数を、まだ当分は切りそうにない。必要とされることは、有難いことだし、心から感謝している。まだ、リタイアとはいかないようだ。
年齢的には、マイペースで仕事ができればいいと思っている。私は予約制が嫌いだ。予約制にすれば、精神的にも楽になる。しかし、患者さんのためにはならない。現状通り、22周目の走行を始めるつもりだ。
2日前に家内と経堂まで散歩した。「自分のペースで生きたいなあ」と言ったら、「あなたのペースだと、勝手に海に潜ったり、山に登ったり、空も飛びそうで危険だわ」とのこと。家族を大切に、質素に暮らす時代(年齢)になったのだろう。

節電効果はあったのか?

昨日電気の支払い明細を見た。初めて知ったのだが、電気代は月の15日から次の16日前後の1カ月で計算するらしい。電気メーターを点検する日が月によって違うため、少しずれることがある。単純に比較はできないのだが、今回の4月分の支払いは3月14日から4月13日分であった。つまり、震災の直後の1カ月だ。前年度の同時期に比べて、金額で29%の減少。およそ30%の節電になった。合格点である。
5月分についてみると、前年度の17%の減少。節電効果ありと判断。ところが、昨日きた6月分の支払いは、前年同期に比べて、わずか7%の減少(節電効果は7%)であった。原因は何か?と考えてみても、理由が解らない。電気料金の金額を見ると、4月分は大幅な節約に。その後は、金額はほとんど変わっていない。4月に比べて、5月はマイナス500円、6月はマイナス300円。この3か月間、料金(使用した電力)は増えてはいない。ほぼ横這い状態である。昨年の同時期に比べると、6月の節電効果は悪いのだが、それはあくまで昨年の使用量が多かったからと解釈できるのではないか?
仕事では冷蔵庫、レセコン、蛍光灯、エアコンなど、最低限の電気は必要である。この3か月の電気使用量が同じであったことは、無駄な部分は、ほぼ削減できたと考えるべきではないか?もう少し努力はするつもりではあるが、この暑さで冷房を切る訳にはいかない。ダラダラと診療するよりも、時間を短くして、涼しい時に集中して診療することが、残された節電方法ではないのか?サマータイムの導入である。皆さんのご協力を仰ぐことになるだろう。その時は宜しくお願いしたい。
(蛇足)
三宅小児科の前にある交差点に、「三宅小児科」の看板がある。夜の10時まで点灯しているので、電気を切ることも考えた。しかし、交差点が暗い。治安と交通事故防止のために、消灯はしていない。

潔さと我慢強さ

日本人の特徴は、潔さと我慢強さだと言われている。私自身は潔いとも、我慢強いとも思ってはいない。今回の震災で、暴動が起こらなかったことは、外国では評価されたようだ。「我慢強い」との評価。マスコミは都合の悪い映像は流していないので、そのまま信じて良いのかは不明ではある。今の無政府状態に我慢していることには、もっと驚いているのではないか。トップの居座りに我慢し過ぎ?
身を引く潔さも、日本人と特徴と言われた。今の状態は何なのだろう。退陣が決まっている人間と、国家間の取り決めなどできるはずはない。相手にされなくて当然だ。1カ月先には消えている相手に、約束事は意味がない。部下ですら言うことを聞くはずはない。この臨戦態勢、いや戦争時にヘラヘラした笑顔で対応。世界中の笑い者ではないか?毅然と、自分の主張ができないのか?言動からは、とても主義主張があるとは思えない。無能な者はトップにいてはならない。即、退陣である。日本人の潔さはどこへ行ったのか?これは、政治の話ではなく、日本人と特性の話だ。

急増する皮膚のトラブル

予防接種と健診は、診療時間内はいつでも受け付けている(確認事項)。ここ数日、皮膚のトラブルが急増している。その原因は汗によるものだ。いわゆる、汗疹(アセモ)。急に気温が上がったこと、節電で室温が高いこと、梅雨で湿度が高いことが重なって、例年より症状は重い。大人も例外ではない。
「節電で冷房は使っていません。ウチワと扇風機で対応しています」というお母さんが多い。しかし、特に夜間はきついようだ。朝は「汗びっしょりで」とか、表現は悪いのだが、「汗臭くって」とか「頭が匂う」という表現をされる方も多い。それだけ、汗をかいているという証拠。夜間に大汗をかくと、脱水になる危険もある。今年はお年寄りの熱中症が心配されているが、乳幼児も例外ではない。くたびれて熟睡し、大汗をかくと脱水になる。乳児は「ノドが乾いた」と訴えることができない。朝、脱水で体が動かないという事態もあるだろう。
子供の汗疹は首のうしろと額に好発する。首から胸、背中にも多い。赤くブツブツした感じ。痒みはアトピーほど強くない。子供は汗っかきだ。朝、石鹸を使って、軽くシャワー。下着をまめに替える。外出から帰ったら、シャワーと着替え。ひどい時には軟膏を使うこともある。
今年は、いや将来的に節電は必要だ。不要な電力は使わない。しかし、夜間の冷房は必要ではないのか。温度は28度から29度ぐらい?地球の温暖化によって、気温は確実に上昇している。電力に少し余裕のある夜間は、冷房もいいのではないか?

伝染性紅斑の小流行

ここ数日は暑いですね。節電には配慮していますが、熱中症になりそうな気温。午後からは梅雨らしい天気に戻る予報ですが、蒸し暑くなって、不快指数は増えそう。
病気の大きな流行はありません。全国的には伝染性紅斑が流行っています。最近増えてきましたね。この病気は別名リンゴ病。パルボウイルスによる病気です。名前の通りホッペが斑(まだら)に赤くなって、その後で腕や大腿も赤く、斑になります。痒みは少しありますが、熱は出ません。妊娠初期の方は注意が必要です。
溶連菌感染とアデノウイルス感染(プール熱、咽頭結膜熱)、水痘の流行はありますが、大流行には至っていません。ダラダラと流行っている感じ。予防接種と健診がお薦めですが、何せ暑い。子宮頸がんワクチンは接種解禁に。助成期間の短い高校2年生の方は早めに接種して下さい。

無事に退院

今朝は9時半から、副院長は不在に。ご迷惑をおかけしました。三女も孫も予定通りに退院できました。今夜は次女と次女の息子も合流して夕食に。離乳食と卵抜きの食事の用意で、家内も大忙し。急に家族が増えると、体に堪えますね。二人でノンビリの生活が一番いい?
保育園のない時代に、私は母方の祖母に育てられました。私が生まれた時に、祖母は53歳。私も家内も、祖母より年上。5歳ぐらいまで、祖母におんぶされて眠りにつくという悪い習慣がありました。「祖母の腰が曲がったのは、タケシのせいだね」とよく言われました。とうとう、私が散歩に連れて行く番になったのかな?と思っています。
「孫はかわいいでしょう」と言われますが、子供相手の仕事ですから、患者さんとさほど変わりませんね。子供は生まれた時から個性があり、性格が違います。そこを感じるのが楽しみ?元気に育って、個性を伸ばす。これが子育ての基本ですから。「おじいちゃんだけには似てほしくない。母親の私が苦労する」とは娘たちの言。

副院長の不在

明日(金曜日)は娘の退院のため、9時半頃から昼まで副院長は不在となります。ご了承下さい。
三女は1カ月は一緒に暮らすことになりそうです。その後は静岡へ。私も娘もアレルギー体質なので、授乳中は卵は除去しています。次女の時も除去していました。料理を作る家内が大変ですが、次女の息子(昨年8月生まれ)は軽いアトピー症状は出ましたが、今のところ軽い牛乳アレルギーのみ。三女も妊娠9カ月からは、卵は一切口にしていません。6か月になったら検査する予定。それまでは我慢ですね。

夏至

今朝はカラスの鳴き声と、外の明るさで目が覚めた。近くの森で、2羽のカラスが巣立った。2羽の幼鳥と、つがいの成鳥の4羽が会話(?)をしながら、近くの木にとまっている。親鳥がエサを運ぶと、幼鳥が羽を震わせて喜ぶ姿が見られる。私を見つけると、警戒した鳴き声と、攻撃的な行動を見せる。カラスは警戒心が強く、子連れの時は危険だ。登校途中の子供たちにを攻撃しないかと心配になる。
この2日はブログを書く時間がなかった。昨夜は娘と孫の顔を見るために、家内と出かけた。私が娘に会うのは出産以来だ。母子ともに問題なさそうで安心した。数分ほど話をして、久我山を散策することに。人通りも少なく、静かな町だ。久我山では6月の初めに、神田川と玉川上水で「蛍祭り」が開催される。今年は時間が取れなかった。駅前のスーパーには「閉店」の張り紙が貼られており、買い物もできず。
今日は久しぶりの青空で夏至。夏日になる予想。これから本格的に暑くなるのだろう。洗濯物を外に干そう。

経験の差

私事(娘の出産)にもかかわらず、多くの心のこもった声援と拍手をいただき、大変感謝しています。有難うございました。普通は書かない内容ですが、家内が不在になる可能性があり、お知らせしなくてはならないと判断しました。幸いにも入院と出産が土曜日で、息子(娘の夫)が駆けつけて手配してくれたため、家内は普通に仕事をすることができました。退院が24日(金曜日)の予定。午前中に2時間ぐらいは「副院長不在」の予定です。ご了承下さい。
昨年の次女の時も、「一番心配しているのはおじいちゃんだね」と言われました。今回はまだましですが、やはり私が一番ソワソワしていました。出産した三女は、次女の時の経験もあり、落ち着いていました。これは経験の差(?)。
家内は広島で里帰り出産。私は出産後の土曜日にかけつけていました。だから、出産の状況が全く分からない。新生児科で仕事をしたことはあるのですが、小児科が分娩に立ち会うことはない時代。今は違うのですね。医学生は実習の時から、分娩に立ち会って経験を積んでいます。そのため、娘たちも息子たちも、いろいろ経験済み。家内は実際に3人を生んでいますので、ベテラン(?)。みんな落ち着いていましたね。どうも、経験の全く足りない私だけがソワソワ。
仕事ではソワソワしたり、落ち着かない事など経験したことはないのですが、出産という未知との遭遇は、なかなかストレスに(?)今回出産した三女が、次女が出産した時に、「父でも落ち着かないことがあるんだ」と笑っていましたが、今回も落ち着きませんでしたね。
昔と違って、父親が付き添っての出産が多くなったとのこと。「赤ちゃんが初めて見る顔が、お父さんの顔」と産科の先生が言っていました。昨日も経験値の差は大きいと感じましたね。家内の出産の時に駆けつけなかったツケを、今頃になって払う(?)ことになるとは。

曇天の土曜日

天気がすっきりしませんね。梅雨だからと言ってしまえばそれまでですが。ウルトラクールビズのスタイルに、私も家内も慣れてきました。短パンは楽ですね。ラフ過ぎますが、真夏に備えて。キリギリス君は来週から鳴き始める予定。今夜は忙しくなるかも?
(追伸)
娘が今夜7時26分に無事に男児を出産しました。多くの方に声援をいただき、感謝しています。有難うございました。昨年8月に次女の出産、今回は三女の出産と続き、家内はますます忙しくなりそうです(まるで他人事のようで、怒られるかな?)。

前駆陣痛

私は全く知識がなかったのだが、前駆陣痛という医学用語がある。「妊娠末期において、分娩の時期が近づくと、不規則な子宮収縮が頻雑に見られるようになり、分娩開始と誤ることがある」これを前駆陣痛というらしい。分娩の準備のようなもの?娘の痛みは、この前駆陣痛であったようで、本人も家内も、ついでに私もヤキモキしている。まあ。こればかりはしかたがない。明日は私も家内も通常通りの診療になるだろう。
東京都の放射能測定値は、1時間当たり0.06マイクロシーベルトで一定である。武田邦彦氏のブログの内容から「0.1マイクロシーベルト以下が安全」と解釈しているので、現時点では問題ないのだろう。
現在流行している病気は、溶連菌感染症とプール熱(アデノウイルス感染症)の2つである。静かな診療が続いている。

東京都内で放射能の測定始まる

昨日から東京都内100か所で、人の目線での放射能の測定が始まりました。昨日100か所測定する訳ではなく、順番に(?)測定する予定とのこと。発表では豊島区の公園で、地面から5センチの高さでは0.07マイクロシーベルト、1メートルの高さでは0.06マイクロシーベルトで問題なしとの結論。放射性ヨウ素はとっくに消失。3か月経過していますからね。雨にも流され、問題なくなってからの測定?と勘ぐりたくなりますが。
このような場合には、パイロットスタディーと言って、あらかじめいくつかの場所で測定し、問題ないことを確認して、「100か所で測定」と公表します。問題がなくなるまで待つ訳ですから、「100か所での測定」と公表した事自体が、「測定値に問題なし」ということですね。今は安全になったということ。学校の屋上はどうなんでしょうね?
(私事)
今日が予定日。陣痛が始まって、家内も一緒に病院へ。ギリギリまで待つようにということで、一旦帰宅に。家内は落ち着かなさそうですね。

あれから1年

母の具合が悪くなって入院したのが、昨年の6月10日であった。12日の土曜日に帰省した。あれからちょうど1年が経った。長いような、短いような。母は現在も入院中である。健康的には安定しているようで、静かに生を全うしてほしいと願っている。姉と「90歳近くまで、自分で好きに生きてきた。満足しているのでは?」という話になった。
今回の震災と放射能で、「命」に対する考えが、少し変わった気がする。震災は「生きるということは、危険と隣り合わせである」という、当たり前のことを再認識させてくれた。放射線は「豊かな生活は、多くの犠牲と危険の上に成り立っている」ことを確認させてくれた。天災と人災、この2つが同時に起こることも認識できた。震災で亡くなられたり、行方不明になられた方とほぼ同じ人数が、1年間に自殺しているという現実もある。
今年の8月末に、1年ぶりに母の顔を見るために帰省したいと思っている。また、8月の2週、3週には、節電のためのサマータイムの導入も検討している。国民の一人として、最小限の義務は果たしたいと思う。
予定は立たないのだが、今日、明日に娘の出産が迫っている。「副院長不在」となる可能性は高い。母の件、節電、娘の出産でいろいろご迷惑をおかけすることになる。ご容赦願いたい。

ヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンの同時接種による死亡例

<平成24年度より、同時接種を再開しています>

2月にヒブワクチンと肺炎球菌ワクチン接種後の死亡例が、7例報告された。その事例を踏まえ、この2つのワクチンはの接種は、一時見合わせになった。厚労省の検証で、因果関係はないと判断され、4月から再開された。3月の大震災の影響もあって、十分な議論はなく、結果ありきの会議であったのではないか?そのいきさつと、私自身の考えは、このブログに記載している(3月6日のブログ参照)。
過去に報告された7名について、ワクチンとの因果関係があるとは思っていないが、4例ほど関係を強く疑われる症例があった。このテーマは100%の証明は不可能で、「疑わしきは罰する」か、「ワクチン効果が、副作用をはるかに凌ぐ」ことが、議論の前提である。
私も4月から、この2つのワクチンを再開した。当院では世田谷区民の方しか接種できない。世田谷区の公費負担は4月から開始された。公費負担と言っても、1回につき3000円の自己負担がある。他の自治体に比べると、現時点での接種率は、当然低くなっているはずだ。問診票の郵送も、本年生まれの乳児に限られている。
今回、熊本でヒブと肺炎球菌ワクチンによる8例目の死亡例が報告された。この症例も同時接種だ。当院ではヒブと肺炎球菌ワクチンの同時接種はお断りしている。1回の診察で、2つ、3つのワクチンを接種することは、経営的には有利である。収入は同じで、時間は短く、診察も1回で済む。私はお母さんに、「来院する手間をおかけして申し訳ありませんが、別々に接種させて下さい」「肺炎球菌ワクチンは、子供への負担が大きい。もしも今晩発熱した時には、次回の接種はしません」と説明している。
問題は肺炎球菌ワクチンだ。当院のデータでは接種部位が腫れるのは30%以上、その日の高熱は10%と試算していた。この10日で、5名ほど高熱が出た。2回目は約束通り中止に。発熱は20%を超えるのではないか?経験的に、1回目に発熱した場合に、2回目も発熱している。逆に1回目に発熱しない場合には、2回目も発熱はない。
同時接種すると、どちらが原因か解らなくなる。ヒブワクチンが巻き込まれてしまうのだ。熊本の症例は、十分に検討する必要がある。2月に冷めた接種意欲は、なかなか回復していない。接種数が少ないので、死亡例が少ないのではないか?
現実に私は肺炎球菌ワクチンを接種している。再開にあたって、家内とは議論を続けてきた。家内は「肺炎球菌ワクチンは危険。死亡原因になりうる。もし、そのような症例に出会ったら、医師を続ける気持ちにはなれない」と主張した。私は「死亡例は出るだろう。しかし、今回は厚労省の意見を尊重しよう。但し、同時接種はなしだ。次にトラブルが起こった時には、2回目の再開はない」と言った。私の意見を尊重しての、当院での再開になった。
長くなってしまった。情報は出来る限り正確に伝えたい。私の本音も伝える義務がある。
(新聞の記事より)
熊本市は13日、ヒブワクチンと小児用肺炎球菌ワクチンを同時接種した同市の2カ月の男児が死亡したと発表した。市によると、ヒブワクチンなどの同時接種で乳幼児が死亡したのは全国8例目で、厚生労働省が4月に接種を再開してからは初の死亡事例。
 男児は今月3日に市内の医療機関でヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンの接種を受け、翌日未明に死亡した。基礎疾患はなく、接種した医師は、接種との因果関係は不明としているという.

携帯と事故

今週の待ち時間は、0から15分ぐらいではないか?例年より静かな初夏だ。5月にメルトダウンを超えて、メルトスルー状態との発表。情報公開が遅すぎる。「パニックになるから」という言い訳は通らない。情報が信用できないからパニックになるのだ。内閣も原子力保安院も、良心をなくしたというより、犯罪者になったというべきだろう。誰も責任を取るつもりはないようだ。「みんなでやれば、罪に問われない」と思っているのではないか?
ケータイ、ネット中毒について書いてきたが、最近特に多くなってきたのが、携帯のからんだ自転車事故だ。学生や大人が、携帯をかけながら、片手運転という光景は、よく目にしてきた。ところが、携帯を見ながらの片手運転が増えている。ネット、ツィッター、チャット中毒は危険だ。携帯を見ながらの運転は、わき見運転+片手運転となる。前を全く見ていない。
先日も小学校1年生のお子さんが、自転車でプールに行く途中に、自転車と激突した。携帯を見ながらの信号無視。ぶつかった本人も、片手運転のため転倒。そのまま逃走したという。このような事故が増えている。前後に子供を乗せたママチャリも、事故の被害者に。信号が青で渡ろうとしても、相手がルールを守るとは限らない。
車の運転中の携帯使用は、法律で禁止されている。自転車も同じではないのか?片手運転、わき見運転は犯罪行為に等しい。処罰する法律はあっていい。相手が前を見ているとは限らない。止まってくれるとは限らない。子供たちの自転車走行、子供を乗せた自転車走行には、くれぐれも注意が必要だ。

日曜診療

今日は午前中は雨でしたね。明日(12日、日曜日)は午後3時30分から4時30分に1時間診療します。お困りの方はどうぞ。副院長は4時30分から外出予定あり。
静かな診療が続いています。最近増えてきたのが溶連菌感染症と水痘(みずぼうそう)。「ノドが痛い」「熱が出た」「気持ちが悪い」「頭が痛い」「お腹が痛い」などを訴えた時には、溶連菌感染症を疑って下さい。9月までは予防接種、健診は診療時間内のいつでもOK。不足していた子宮頸がんワクチンも、不足解消の見込みです。
震災直後の放射能の流れが公表されず、危険な方向に避難され、被曝された方も。メルトダウンの情報公開も含めて、国も東電も全く危機管理ができていません。放射能漏れの最初から、外国では放射能の飛散予測をネットで流していました。当事者は多くの情報を得ていたはず。国がわざわざ被曝量を増やしてどうする?と思ってしまいます。武田邦彦氏のブログではありませんが、隠ぺいというより、確かに悪意を感じますね。

散髪

今日は紺のスクラブと白の短パンでの診療。驚かれた方もおられたが、評判はまあまあと勝手に判断した。ウルトラクールビズである。でも、その服装で仕事をしていても、何だかむさ苦しい。なぜだろうか?
問題は髪だ。ボサボサで収拾がつかない。私は座っているのが苦手である。仕事は手も足も、ついでに口も動いているので苦痛を感じない(頭も一応動いている?)。ただ座っているだけというのは、30分が限度だ。イライラして、我慢が出来なくなる。
今日は12時過ぎに、午前中の仕事が終わった。散髪のチャンス。目の前の散髪屋に飛び込んだ。調べてもらうと、前回の散髪は震災直後。3か月近く髪を切っていなかったことになる。まあ、むさ苦しくなる訳だ。30分でカット終了。やっとすっきりした。これでやっと、頭の方もクールビズ?

ウルトラクールビズ

医師として仕事を始めたのが、1979年の6月から。ちょうど32年働いたことになります。仕事は楽しいですね。この32年、同じ色、同じ形の白衣を着て仕事をしてきました。保守的な性格ではなく慣れ。白衣は戦闘服なので、「白衣を着ると戦闘モード」に入ります。習慣とは面白いものです。
今年は深刻な電力不足が予想されています。特に7月から9月は厳しくなりそう。15%の節電は、達成したいと思っています。できれば20%でしょうか?診療時間の工夫も必要かもしれません。
服装では、数年前からクールビズが流行っていました。今年はスーパークールビズ、そして、アロハシャツなどのウルトラクールビズまで登場。別に時流に乗りたい訳ではありませんが、節電も考えて、今年は私も家内もクールビズに。スクラブという術衣(手術用の服)にします。勤務医時代は、当直時のパジャマ代わりにスクラブを使っていました。
私は長いズボンが大嫌い。冬でも短パンでした。今年は上着はスクラブ1枚、下は短パンというラフなスタイルにしたいと思っています。勤務医時代の事ですが、短パン姿で娘たちと散歩をしていて、ポケットベルが鳴りました(携帯はなかった時代です)。病院へ急行。そこで、救急に備えてあった普通の白衣を羽織って、患者さんの前へ。とても驚いた顔をされました。後で考えると、短パンの上に白衣を羽織ると、短パンが白衣に隠れてしまいます。白衣の下から、足だけが見える?これはまずい。ビックリして当然ですね。それからは、短パンの時は、白衣の着用はなしに。今年は緊急事態。短パン+スクラブというウルトラクールビズ。いささかラフ過ぎますが、ご容赦下さい。

雨の音

今朝は予期せぬ雨の音で目が覚めた。時計を見ると、5時45分(と思ってしまった)。朝食を作ろうと起床し、作り始めて時計を見ると5時。布団の中で、時計を1時間見誤ったようだ。夏至も近く、雨でも外は明るい。「明るいので、6時」という先入観があった。朝食作りを中断して、このブログを書いている。今日は、東京は曇りの予報だ。この雨は、もうすぐ上がるのだろう。
今年の夏の目標は、15%の節電である。節電のため、サマータイムを導入する企業が増えている。市役所や県庁などの公務員も、一部はサマータイムとなるらしい。今朝の私のように(?)時計の針を1時間早くするのがサマータイムである。1時間早く出社し、1時間早く退社する。残業はしないのが、サマータイムの基本である。バラバラに出社するフレックスタイムとは違う。涼しい時に働き始め、早く退社して電灯などの電気を節約するのが、本来の目的である。
睡眠生理学が専門の北海道大学の本間先生が、「既に睡眠時間が短く、生活パターンの夜型化が進行している日本での導入は、生体リズムを乱し、不眠など健康に悪影響を与える可能性がある」と、サマータイムに異議を唱えた。「出社を1時間早めることは、起床が1時間早くなる。ネットなどで夜型化が進んでいる日本では、睡眠時間が1時間短くなるだけだ」との論理だ。睡眠不足は当然体調を崩す。「04~06年に経済活性化を目的として、札幌市を中心に企業別フレックスタイムの実験が実施されたが、参加した従業員の約40%が体調不良や睡眠不足を訴えた」との調査結果も。睡眠時間だけ短縮され、家で夜更かしでは、節電効果は薄れる。夜の消費電力は余裕があるので、夜中の節電は不要なのかもしれないが、睡眠不足は能率低下と事故のもと。
私は本間先生の意見も、一理あると思っている。私が学生の頃は、布団の中で深夜のラジオを聴くのが、唯一の時間つぶしであった、しかし、最近は夜中でもネット上でコミュニケーションができる。声を出さないので、他人や家族に迷惑はかけない。確かに、サマータイムに合わせて、早寝をするかは、大いに疑問が残る。
私は早寝、早起きである。早く起きると、時間を有効に使うことが出来る。日曜も日中を5つに分けて使う。6時から8時は雑用処理とリラックスタイム。8時から10時は朝食と会話。10時から2時は体を動かす、2時から6時は仕事関係をこなす、夜は散歩だ。11時までには布団にもぐりこむ。サマータイムの推奨には、逆に「早寝、早起き」のキャンペーンも付加しよう。生活管理と自己管理は個人の責任である。確かに睡眠不足になる可能性もあるが、生活習慣の見直しのきっかけになるという見方もあっていい。
子育てをしている若いお父さんやお母さんは、夜中までネットという余裕はないはずだ。子育てあり、仕事ありで疲れ切っている。子供と一緒に寝てしまうのではないか?独身の方は、節電のため、健康のために1時間早く寝よう。私の心配は保育園だ。仕事が1時間早まっても、保育園は開いていない。保育園もサマータイム導入が必要になるのでは?
ここまで書いたところで、家内が「朝ご飯の用意ができたよ」と声をかけてきた。私が時間を間違えて起きたので、家内もつられて早起きしてしまった。今から朝食だ。

紫陽花(あじさい)

夜9時頃から、家内と散歩に出かけた。今年の平均歩数は1日で9000ぐらいではないか?地震の後、放射能の問題もあって、外出を控えていた影響が大きい。塚山公園から神田川、八幡神社、高井戸第三小学校、上水公園を歩いた。この季節は紫陽花である。
いたるところで、紫陽花を見ることが出来た。特に塚山公園の紫陽花の紫は、美しい色であった。いくつかの公園の水場の水は枯れていた。公園の水場の放射能は大丈夫だろうか?もうすぐプール開きの準備が始まる。
例年、子供たちがプール掃除に参加して、お土産にトンボのヤゴを捕まえる。昨年は和泉小学校のプールで捕まえたヤゴが、自宅でりっぱなギンヤンマになったと、ヤゴの抜け殻を患者さんが持ってきてくれた。今、プールに溜まっている水の放射能は高いという報告がある。雨も降ったし、微粒子も飛んできたはずだ。今年のプール掃除は、先生がやるのではないか?
放射能は目に見えないし、その影響は10年、20年の単位だ。梅雨の花である紫陽花を見ながら、水の汚染、土の汚染、大気の汚染、食物の汚染が頭をよぎった。

院長の暴言(氏より育ち)

昔から「氏より育ち」という。確かに「育ち」は大切なことだ。貧しいとか裕福だとか、学歴がどうのという意味ではない。モラルや価値観をしっかりと持つように育てることは、親として最も大切なことだと。娘たちが成人して、実感が湧くようになった。いささか遅過ぎた?
頭が悪くて、育ちが悪いとどうしようもない。能力がないので権力にしがみつく。自分が多くの人の不幸を招いていることすら認識できない。人望がないため、相談もできないし、人をまとめることもできない。逆に、部下も言うことを聞かないし、根拠のない事を、平気で公言する。トップがいい加減なことを、単なる思い付きでしゃべるので、部下を戒めることも、コントロールすることもできない。タラレバの話になるが、トップにもう少し能力があったら、当然のことながら、多くの意見を聞き、迅速でまともな対応ができていたはずだ。被害は何分の一になっていただろうか?保身に走り、「安全だ」を連呼するようでは、話にならない。
能力があるかは、「最悪の事態を予測して動く」ことが出来るかにかかっている。「俺は運がいいので、爆発などするはずもなく、安全に決まっている」と夢物語を祈る。ただ祈るのではなく、公言する。これを馬鹿という。「気持ちはいつも臨戦態勢」とは、「最悪の事態を想定して動く」ことを意味する。育ちが悪いと、爽やかさがない。暗いのだ。恰好だけを気にする。「後は若い者に」。耳には優しいが、この有事の時に、本当に若い者でいいのか?自分より若い者に譲ることは、自分が院政を敷きたいという下心があるからだ。それに、恰好いい(と自分だけ思っている)。これが、育ちの悪さだ。
「メドが立つ」まで辞めないのなら、メドが立つのを遅らせるに決まっている。そして、「まだ、メドは立っていない」と連呼するだろう。不幸をばら撒いているのと同じだ。空白は困る。しかし、妨害はもっと困る。命に係わる問題だから。
首になりそう→辞任を示唆→言葉を曖昧にしてごまかして、延命を図る→世論と同僚の非難で、自分の首が飛ぶことが確定→夏までで自主的に辞めると格好がつく。こうなると、空白よりも、事態は深刻だ。経験も知識もない人間が、一人で勝手に手術をするようなものだ。さすがに危険過ぎる。速やかに術者交代である。
私は政治と宗教の話を、このブログで書くつもりはない。この暴言も、あくまで一般論である。ペテン師と言った育ちの良い人も、平気で引退を撤回した過去がある。「お前にだけは言われたくない」と反論しなかったことだけは、私は個人的に評価している。これも一般論である。

キリギリスのS君

今日は暑くなりそう。病気の流行はなく、予防接種には最適。報道されているように、不足していた子宮頸がんワクチン(サーバリックス)の接種は解禁ですね。明日(日曜日)は午後3時30分から4時30分まで、1時間診療します。ノンビリとした診療は、楽しい!
昨夜、入口に置いてあるキリギリスのS君が、最後の脱皮を終えました。来週には初鳴きが聞かれるかも?去年のQ君も6月初めから体育の日ぐらいまで鳴いてくれました。去年はもう1匹R君がいて、私のパソコンの横で鳴いていました。今年はS君。一昨年はP君でした。ちなみに、S君の隣にいるのは、スマトオオヒラタクワガタのたっちゃんです。この名前は、頂いた患者さんの名前にちなんで。去年、患者さんからスズムシも頂きました。繁殖するかな?と思っていましたが、繁殖成功。小アリほどのスズムシがうじゃうじゃ。楽しみながら育ててみるつもり。扶養家族が多いなあ(独り言です)。

Oー104

富山で焼き肉チェーン店のO-111による集団食中毒が問題となったが、別の焼き肉チェーン店でO-157による集団食中毒が明らかとなった。ともに腸管出血性大腸菌であり、ベロ毒素によって溶血性尿毒症症候群(HUS)を起こす。今回話題となっているのは、ドイツを中心に欧州で感染が広がっているO-104である。昨日WHOはこの大腸菌がこれまで見つかっていない新種である可能性が高い報告したらしい。この菌も腸管出血性大腸菌であり、毒性が強いという。ドイツを中心に死者は18人、感染患者は1500人以上とのこと。
今回の原因菌がO-104そのものなのか、O-104類似の新種なのかは解らない。O-104は全く聞きなれない名前(数字)である。臨床の場でO-104というデータを見たことはない。便の培養をして、病原性大腸菌らしき菌を見つけて、その型を決めるのだが、200種類近くあるO群をすべて検査することは不可能である。コストがかかり過ぎるし、すべての型を同定する抗血清がある訳ではない。記憶が正しければ、O-104の同定は、普通の検査室ではできなかったのではないか?つまり、O-104という菌がいても、日本では確定できなかったはずだ。
ベロ毒素を産生する可能性のある病原性大腸菌はO-157、O-111、O-26、O-128などであり、この4つについてはベロ毒素の産生まで、詳しく検査できる。今回のO-104については、日本では全く情報がなく、確認のしようがない。日本では見逃されてきた菌なのか?O-104類似の新しい大腸菌なのか?果たして感染経路は?キュウリという説もあるが、昔のカイワレ同様に疑問符が付く。肉→人か、肉→水→人を疑うのが筋ではないかと思う。

笹目石

不信任決議も否決された。日本の現状を考えると、政治の空白は許されないと思う。放射能汚染に対する対応も、とても満足できるものではないのだが。
今日は1日中雨が降った。明るいニュースはない。スーパーに買い物に行っても、どうしても産地を気にしてしまう。私や家内の年では、気にはならないのだが、娘たちや孫までからんでくると、内部被曝の問題がある。セシウムやストロンチウムは半減期が長い。今回の放射能の飛散は、兆の一万倍の京という、滅多にでてこない単位になった。
魚も浮魚という、専門用語がでてきた。回遊魚と反対語が根魚(ねざかな)と思っていたが、浮魚の反対語が根魚かもしれない。浮魚で回遊するものを回遊魚というのか?どうでもいいことが気になるのが、私の欠点である。
もう1つの欠点が、変わったことに熱中することだ。4月に次女が入院中の(私の)母の顔をみるために、1日だけ大分に帰省した。私は次女に1つの頼み事をした。「別府に立ち寄って石を探し出して、持って帰ってほしい」という依頼。次女は願いを叶えてくれた。この石とは40年ぶりの再会になった。
小学校6年生の時に、石に凝った時期がある。私の生まれた別府は温泉地。すべて火山岩であった。面白い石は見つからない。そこで、祖母の故郷の大分川の上流に笹目石という、笹の葉の模様をした石があると知った。その原石を手に入れて、ヤスリとサンドペーパーで磨いて、置物を作った。「僕の墓石だ」と思って、3か月近く磨いていた。
ネットで「笹目石、大分」で検索すると、1件だけヒットする。大分川の支流で拾った石の破片の写真が。虫にも凝った、鳥にも凝った、魚釣りにも凝った、錦鯉にも凝った、盆栽にも凝った、東洋ランにも凝った、シイタケ栽培にも凝った。残った趣味は「家内とのトレッキング」かな?
2011 石 007
大分原産の笹目石。価値は不明。磨いて、文様が浮き出てくるところが面白い。形のモチーフは、私のホームグラウンドである鶴見岳。「爺くさい」とか「変わっている」と言われ続けたが。まあそれもいい。趣味と感性は人それぞれ。自分の墓石が手元に戻った気がして、うれしくなった。たまには、変わった話題もいい?

ガーダシル登場?

世田谷区では子宮頸がんワクチン(サーバリックス)の助成が、今年の4月から始まった。助成の開始が遅かったこともあって、4月にはワクチンそのものが品切れ。現在は予約を受け付けている状態である。7月には不足は解消されるのではないか?
昨年の初めにも書いたが、世界的にみると子宮頸がんワクチンは2つある。1つがグラクソ(GSK)のサーバリックスであり、もう1つがメルク社(MSD)のガーダシルである。世界的シェアから見ると、ガーダシルに軍配が上がる。サーバリックスは子宮頸がんの約70%の原因を占めるとされるヒトパピローマウイルス(HPV)の16、18型に対してのワクチン(2価ワクチン)であり、一方のガーダシルは16、18型のほか、尖圭コンジローマ(性病の1つ?)の約90%の原因である6,11型が含まれるワクチン(4価ワクチン)である。接種回数はサーバリックスと同じで3回。
5月30日の厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第2部会で、このガーダシルが6月にも正式承認されることが確実になった。サーバリックスの不足を考慮してのことだと思うが、子宮頸がんの予防としては2価で充分である。接種される方がどちらを希望されるのか?2回はサーバリックスで、3回目をガーダシルとはいかないのでは?ワクチンの価格は4価ワクチンが高いはず。そこをどのように調整するのか?いくつかの問題を抱えてのガーダシルの登場である。不足の現状を考えると喜ばしいことだが、突然の登場によって、説明する現場の混乱は避けられないと思っている。