明日から5月

ゴールデンウィークも3分の1は終わった?天気は恵まれたものの、交通事故の多発が痛ましい。大渋滞に巻き込まれる危険もある。交通事故と渋滞には、十分に気をつけてほしい。明日から5月だ。
明日(1日)、明後日(2日)は通常通りの診療となる。2日から4日は、天気は愚図つく予報。3日は休診で、連休の4日と6日は朝10時までの診療となる。例年、連休の最後は病気も落ち着き、静かな診療となる(はず?)。
ゴールデンウィークが終わると、ホッとする。最後の登りを登り切った感じ。当然、明日と明後日は忙しいだろう。散歩しても、新緑とツツジ、ハナミズキの花がきれいだ。
4月25日のブログ。私は教師とは本当によく対立した。母とも1分以上の会話をしたことはない。母は「○○先生は、性格異常者だから、気をつけなさい」と言った後で、面白いことを囁いた。「○○、次に○○の先生は要注意だよ」と。この○○とは教科の名だ。これは個人的な評価ではなく、母は一般論として、危険な教科を挙げたのだ。そこに国語?英語?体育?美術、音楽?数学?などが入るのだが、支障があるので、ここで書くことはできない。私は母にコメントをしなかったが、確かにその通り。「母は鋭い。人間を良く分析している」と評価した。当時の私は生意気そのもので、私はすべて上から目線(反省)。人間学は本当に面白いと、今でも思っている。

エピペン

今日(日曜日)は快晴で、気温が上がっています。ゴールデンウィークで遊びに出かけている方も多いのでは?熱中症に注意ですね。水分補給を十分に。5月9日、10日は臨時休診になりますので、宜しくお願いします。
エピペンを処方してほしいと依頼が、数人からあった。蜂アレルギーや強い食物アレルギーで、アナフィラキシーショックを起こした時に使う自己注射。エピネフリン(アドレナリン)という強心作用があって、気管支拡張作用、末梢血管の収縮作用がある強い薬である。
アレルギー反応が起こると、ヒスタミンなどの化学物質が血液中を流れ、血管が拡張され、水分が血管の外に漏れる。皮膚にはジンマシンができる。水分が血管から漏れると、循環する血液量が減る。血圧が下がる。脳に血液が行かなくなる。意識がなくなる。心臓は血圧を上げようと頑張る。頑張り過ぎて心不全に。
エピネフリンは強心作用だけではなく、血管を収縮させて血圧を上げ、血管からの水分の漏出も防ぐ。ショックなどの緊急時に使う薬剤である。気管支拡張作用もあるため、喘息の重症発作には、よく使っていた。「ボスミンの皮下注」である。使うと血管が収縮し、顔が真っ青になる。昔、「この青い顔が効いた証」と言っていた。ただし、心臓には負担がかかる。
このエピネフリオンの携帯用注射器が、エピペンである。このエピペンの使用にあって、医師は30分ほどの講習(説明)を受けなくてはならない。私は面倒なのと、不使用時には回収する必要があって手間がかかるため、あえてこの講習を受けなかった。「私は資格がないので、成育でもらってね」と丸投げ。これが安全でいい。
昨年9月から、保険適応の薬となり、重症の食物アレルギーを専門とする私は、エピペン処方の要求に応えなくてはならないかな?と思い始めていた。そこに次女の登場である。「父がわざわざ時間を使う必要はないよ。私は資格があるから」と。蜂アレルギーのメッカである信州で仕事をしていた次女は、この資格を持っていた。「私が処方するから大丈夫」との答え。次女は「初めて役に立ったかな?」と笑っていた。

明日からゴールデンウィーク

昨日も雨模様。今朝もまだ雨が降っている。今日はすっきりしない天気が続きそう。この2日で遠足を計画していた幼稚園は多い。あいにくの天気になった。明日からはゴールデンウィークである。
明日(土曜日)は通常通りの診療。日月と連休になる。幼稚園や保育園で風邪が流行し始めた。ハナがズルズルして、ゼコゼコの子供が多い。月曜日に対応するのが、ベストかな?と考えた。
明日からは天気は回復。楽しく遊べるといいですね。

院長の正論?(体罰)

教育現場での体罰が問題となった。私自身は先生から体罰を受けたことはないが、体罰を見たこともあるし、暴力的な言葉も聞いてきた。昔から学校でも普通に体罰はあった。私の学校嫌いに拍車をかけたのが、この体罰だ。
言葉の暴力も体罰と同じだ。いわゆる暴言や禁句である。私は中学校でも、小学校でも、高校でも、大学でも体罰や暴言を経験している。最近では、幼稚園や保育園でも問題となっている。言葉の暴力は、「言った、言わない」の世界であり、証拠が残らない。
教育現場は密室である。「学校は無法地帯だ。話にならない」と教師であった母に言ったことがある。母は「そうかもしれない」と答えた。私が先生の家庭背景を調べていた理由の1つが、体罰や暴言の問題である。私がトラブルを起こしても、母に非難されたことはなかった。
教師も人間である。少し頭が良いというだけで、「間違ってヤクザが教師になった」「間違って変質者が教師になった」ということもある。医師も同じだが、先生と呼ばれる業種は、無駄なこだわりを持つ、変質的な(アスペルガーっぽい)人間の比率が多いと、個人的に思っている。
離婚を契機に、女子に体罰を加える教師もいたし、単に「男子嫌い、女子嫌い」という性癖もあった。密室での暴力は卑怯な行為だが、聖域である学校ではどうすることもできなかった。今は教師と保護者の力関係が逆転し、体罰や暴言は、昔よりは少なくなったと思う。
体罰や言葉の暴力は、当然のことながら、言語道断である。しかし、最近の保護者と教師の力関係の逆転と体罰の禁止が、思わぬ副産物を生んだのではないか?人をコントロールする、最も効力のあるものは、恐怖心である。教師に威厳がなくなってしまった。生徒が言うことを聞かなくなったし、教師が尊敬されなくなった。教師自身の実力低下、人間学の不勉強も、学級崩壊の1つの原因となっている。
不登校、学級崩壊では身体症状を訴えることがある。症状がある限り、それは私の仕事だ。原因は本人側にも、学校側にもある。教える側の能力的な問題、管理職の事なかれ主義、休日が多くなり1日の授業時間が長くなったために、長時間は座ることのできない児童の反乱など、色々な原因がある。
「その子の事を思っての体罰」と「単なる憂さ晴らしの体罰」。この区別は紙一重で、誤解を招く危険もある。子供たちの訴えを聞くと、教育現場が抱える問題は深刻だと思う。「この子たちは、どんな大人になるのだろう?」と考えてしまう。
学校(保育園や幼稚園も同じだが)は聖域や無法地帯であってはならない。まして、治外法権などもっての他だ。生徒と教師、それに保護者が助け合って、多くのことを学習する場である。卑劣な体罰はあってはならない。逆に教える側も、プロ意識に徹するべきだ。保護者の過剰な反応は、教育現場を萎縮させる。
私は教育評論家でもないし、説教するつもりもない。教師とさんざん衝突し、不登校の過去を持つ私の、医療現場での感想であり、憂いでもある。

定期接種になる不活化ポリオの補足

不活化ポリオ(IPV)についての補足
1)定期接種は9月1日より。
2)生ポリオワクチン(OPV)を定期接種には使用しない。つまり、秋のOPVの集団接種はない。
3)接種対象は従来と同じで生後3か月から90か月まで。
4)接種方法はDPTと同じで、20日から56日の間隔で3回。4回目は半年以上経過して。
*ただし、当分の間(3年程度)は単独の不活化ポリオワクチンについては、20日以上の間隔をおいて、必要な回数(4回以内)の接種をできることとする(例:過去に未承認ワクチンを接種し、56日以上の間隔が空いていても、定期とみなす)。
5)ワクチンの供給は8月になってから。十分量のワクチンは確保できる予定。
6)DPT-IPVは11月頃に導入できる可能性が高い。
(前回のまとめ)
・不活化ポリオワクチンは、合計4回の接種を規定とする。
・ただし、生ワクチンを2回接種した者は追加接種は不要。
・生ワクチンを1回接種した者は、残り3回を不活化ワクチンを使用。
・DPTワクチンを1回でも接種している人は、原則、単独IPVを使用。
(同じ話題を3回連続。大変申し訳ありません。)
(質問に対する答え)
既に自費でIPVを1回接種されている方は、2回目は接種して下さい。3回目以降は、9月まで待ってもかまいませんので。

不活化ポリオは9月から

またまた、不活化ポリオ(IPV)のお知らせである。全く面白くないのだが、大事なことなのでコメントしておきたい。産経新聞に「不活化ポリオ 単独は4回接種 9月から切り替え 厚労省検討会了承」というタイトルの記事が掲載された。
今日開催された厚生労働省の検討委員会で、「9月から定期接種に単独の不活化ワクチンを導入し、接種回数を4回とする」ことが了承された。
1)既に生ワクチン(OPV)を1回接種している場合は、IPVを3回接種する。
2)当院も接種しているが、既にIPVを開始している場合には、医師の判断と保護者の同意の上、残りの回数の接種を公費で行う。
3)OPVを2回接種している場合は、IPVの必要はない。
4月は世田谷でも杉並でも、OPVの集団接種が行われている。今回の決定は大きな意味を持つ。「9月にIPVを導入する」と決定された点だ。
1)秋にOPVの集団接種はなくなる可能性がでてきた。
2)OPVを1回も接種していない小児は、9月まで待つことによって、IPVを公費で受けることができる?
3)現在自費でIPVを接種した小児は、9月以降は残りの接種を公費で受けることができる?
4)昨年、OPVを1回接種した小児は、春の接種を見合わせ、9月以降にIPVを3回接種できる。
5)今年の春に1回目のOPVを接種した小児は、秋のOPVの機会はなく、IPVを3回接種することになる?
この5つの可能性が出てきた。過去の副作用のデータを見ると、OPVの副反応は1回目で起こっている。今年の春に2回目という方は、OPVでもいいのではないか?今回の決定で、春のOPVの接種率は、さらに下がることになるのだろう。

不活化ポリオ単独ワクチンは9月から公費に?

今日は仕事で梅ヶ丘まで出かけたのですが、八重桜が満開、白と赤のハナミズキが咲き始めていました。ハナミズキを見ると、いよいよゴールデンウィークと思いますね。今週は連休前で、少しバタバタするかも?ハナとセキの風邪が保育園で流行。溶連菌と嘔吐下痢が少し流行。インフルエンザBの残党が一部の地域で、というところでしょうか。明日は雨(の予報)なので、静かな診療になるのでは(と期待)?
不活化ポリオの単独ワクチンが、9月に公費で接種できる可能性を、小宮山厚生労働相が示唆しました。確実に実現できるかはわかりませんが、一旦言い出した以上は、実現に努力するはず。政権が存続すればの話ですが。どの年齢が対象になるかはわかりませんので、現在接種されている生ポリオを見合わせるべきか?当院でも自己負担で接種している不活化ワクチンの追加を見合わせるべきか?いろいろな問題がありますが、もう少し様子見でしょうか?1回目の生ポリオが不安な方は、9月まで待ってもいいのかもしれません。
(報道記事より)
小宮山洋子厚生労働相は20日、予防接種法に基づき乳幼児を対象に行われているポリオ(小児まひ)の定期接種で、まひの恐れのない不活化ワクチンを導入する時期について、「9月には接種開始できるよう準備を進めていきたい」と述べた。定期接種が始まれば、乳幼児の接種費用は原則、公費負担されるため、不活化ワクチンを無料で受けられるようになる。
 国はポリオの定期接種について、ごくまれにまひを起こす生ワクチンから不活化ワクチンへ切り替える方針を示しており、19日に行われた厚労省薬事・食品衛生審議会の部会では、サノフィパスツール社の単独不活化ワクチンの製造販売を認める意見をまとめている。
 ポリオの不活化ワクチンは、ほかに2社が、ジフテリア、百日ぜき、破傷風の3種混合にポリオを加えた4種混合ワクチンとして製造販売の承認申請をしている。
 小宮山厚労相は、4種混合ワクチンの接種開始時期についても、承認を前提に「11月ごろを目指して、いま努力している」と言及。一方で「定期接種が9月に始まったからといって、そこにみなさんが殺到されると品不足になることもある。順次冷静に接種していただければとお願いしたい」と述べた

連絡事項

明日は朝から仕事が入り、家内も用事がある。何とか間に合いそうなので、明日(22日、日曜日)の3時30分から4時30分まで診療します。お困りの方はどうぞ。
昨夜は何とか散歩ができた。昨日は結婚記念日だったが、ゆっくり食事をする時間はなかった。今夜はのんびり食事ができるかな?時間と仕事に追われて、学会に出かける時間はない?

忘れていた結婚記念日

今日は結婚記念日である。忙しさもあって、私も家内もすっかり忘れていた。今朝、「ひょっとして今日は、結婚記念日では?」という会話になった。家内も「何か忘れていると思っていたわ」とのこと。何も予定はないのだが、健康で一緒に32年間生活できたことに感謝。
人以外の生物の世界では、子育てが終わった夫婦が、そのまま一緒に生活することはない。夫婦の1つの仕事(?)は子育てである。お子さんのいない家庭も多く、夫婦のあり方も変わってきたとは思うのだが。子育ては夫婦の共同作業だ。巣作り、えさ取り、子供の身の回りの世話、外敵や事故からの防御などが分担で行われる。
子育てが終了した夫婦は、別々の道を歩く。私はそれでいいと思っている。夫婦それぞれ趣味があり、友人との付き合いでも、それぞれ自分の世界ができる。それは子育てが終わり、時間的、経済的な余裕がでてくることが前提であるのだが。
「孤独、感じたことないなあ」と言うと、「あなたには関係ないでしょう。一人で勝手に遊ぶのが好きなのだから」と家内は笑う。私がサラリーマンだったら、もうすぐ定年。第二の人生に踏み出す頃だ。幸か不幸か、私も家内も、まだ現役である。子育てが終わっても、仕事という共通のテーマがある。二人が別の世界に入ることはできない事情がある。共通の話題やテーマがあるのは楽しいことだが。
今日から33年目。子育てが終わり、時に孫に振り回され、介護の問題もある。人生で静かな時は、ほとんどないのではないか?私は家内と結婚して良かったと思っている。良き理解者であり、強力なパートナーでもある。二人でゆっくりは、遠い夢?
今日はノンビリ散歩かな?雨の予報が気になるところ。いつものように人生を語り、仕事の相談、虫や花の話をすることになるのだろう。静かな33年目の始まりである。

パソコンの機種変更

昨日、ムーバというタイトルでブログを書いた。当時、ゴールデンウィークもムーバは鳴りっぱなし。3人の娘たちのも保育園児と小学生。どこにも出かけない訳にはいかず、大渋滞に果敢に挑んだ。行ったのはいいが、時間的に帰って来れず、泊まる所も予約でいっぱいで、途方に暮れたこともあった。ムーバで相談を受けた患者さんは、よく覚えている。既に社会人か、就活中である。
ゴールデンウィークの予定をお知らせした。今年も午前中(10時)までの受付とした。連休明けは静かになるので、5月9日(水)、10日(木)はいつものように臨時休診の予定。どのように過ごすかは決まっていないのだが、スタッフも含めて一休み?
私の使っているパソコンが古くなったので、今日新しい機種を導入する予定。ソフトも新しくなるので、慣れるのに時間がかかるかも。予測できない動きをする虫や動物は好きだが、予想通りに動く機械は苦手だ。

ゴールデンウィークのお知らせ


ゴールデンウィーク中の診療日及び休診日は以下のとおりです。

4月30日(月・祝)5月4日(金・祝)5月6日(日)は午前7時30分~10時まで診療。

5月9日(水)5月10日(木)は臨時休診とさせて頂きます。


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ムーバ(MOVA)

3日前に長女と三女の携帯にトラブルが起こった。機種変更の時期?今は携帯は必需品。機能も優れている(ようだ)。私も携帯は持っているが、電話が鳴るのは週に1回。メールが来るのは月に1回ぐらい。もっぱら、私が電話をかける時に使う。「公衆電話を持って歩いているだけ」の使い方だ。私の携帯の電話番号を知っているのは、家族だけだ。仕事中は携帯は持たないので、使うことはまずない。
3月末でNTTの携帯電話のムーバが、その歴史に幕を閉じた。携帯電話の草分けである。開業当初の20年ほど前、私はムーバを携帯していた。医院にかかってきた患者さんからの電話を、ムーバに転送するためだ。当時は24時間対応の病院や、救急対応の診療所はほとんどなかった。救急の方に対応するために、電話をムーバに転送して対応していた。
ゴールデンウィークに出かけても、電話は鳴りっぱなし。救急病院の手配や、薬の飲み方の指導など、ゆっくり休むことはできなかった。大晦日に娘たちと塚山公園に散歩に出かけた。15分で着くはずのところ、ムーバは5回鳴った。塚山公園に着くまでに30分以上もかかった揚句に、慌てて帰って診療することに。慌ただしい時代であった。今は違う。成育あり、こども初期あり、日曜日に診療するクリニックも多い。携帯を持ちながら過ごすより、時間を決めて診療する方が楽かも?
ゴールデンウィークは時間を決めて診療する予定。当時のムーバは大きくて、とても重かった。いまは携帯を持っていない人はいない。軽いし、小さく、機能も抜群。この20年の進歩はすごい。私のようなアナログ人間には、とても付いていけない?

春の健診

家内は毎週火曜日は、園医である区立の保育園に健診に出かける。11時半から1時頃までかかる。新学期となったので明日(火曜日)から3週連続(火曜日に限る)で、春の健診が加わる。2時近くまではかかる予定。4月から診療に立ち会っている次女が、その穴を埋めてくれるだろう。
次女も当院での診療に慣れてきたようだ。私の横で手伝ってくれているが、お母さん方の色々な質問と、私や家内の対応を聞いて、学ぶことは多いはず。私も家内も次女が診察室にいることに、違和感は感じていない。午後は色々なデータ整理と、事務的な手続きを少しずつマスターしている。実践的であり、実用的であるのが臨床である。実際にどこまでやれるのか?私はあまり不安を感じていない。

救急車のコスト

5時過ぎに診療が終わった。この時期としては、比較的静かだ。0歳、1歳で嘔吐下痢の流行がある。ロタが多い。この1週間で12名。嘔吐、発熱、下痢が特徴である。B型インフルエンザは幸いなことに、尻すぼみ。来週も予防接種と健診がお薦めである。
さいたま市は「2011年度でみると、救急車出動1回当たりのコストは報償費、役務費、備品購入費などを含めて4万2425円。」と発表した。救急車の出動回数が多くなり、一報から搬送までの時間がかかるという問題がある。高齢化もあるのだが、安易に利用するケースが多いことも問題だ。タクシー代わり、救急車を使えば待ち時間が少なくなるという思惑もある。
患者さんを非難するつもりはないのだが、本当に命に関わる状態の患者さんが、「出払っていて救急車が来ない」という状況は危険だと思う。昼間の高熱を放置して、深夜に心配になって救急車という例もある。さいたま市のデータは、おそらく真実に近い。救急搬送にはコストがかかり、税金で賄われていることを忘れてはならない。
安易な救急搬送は、医療現場の疲弊も招く。診療時間内の受診は守られるべきだ。本当に急を要する患者さんのためにも。

花筏

明日(15日、日曜日)は3時30分から4時30分まで診療します。お困りの方はどうぞ。
先日、神田川を下流に向って歩いていたら、水の淀んだ場所があった。そこにはぎっしりと桜の花びらが集まっていた。まさに花筏(はないかだ)。今日の雨で、桜はほとんど散ってしまうのだろう。桜が終わる頃に、スギ花粉の飛散も終わる。花粉症の症状もほとんど出なくなった。周りの木々を見ると、枝からは若葉が顔を出している。もうすぐ新緑の季節。ゴールデンウィークは近い。

福岡での小児科学会総会

20日から22日まで、福岡で小児科学会総会がある。学会で診療を休むことは私の好みではないので、いつものように土曜日の診療を終えて、福岡に出かけようと思っていた。あわよくば大分に寄れるかな?と都合の良い事も考えていた(時間的には無理だ)。ところが22日に仕事が入ってしまった。次女に代わってもらう予定が、事情があってそれもできず。予定をキャンセルして、仕事をすることになった。まあ、仕方がない。
小児科学会総会は2年前は盛岡、昨年は震災のために延期となって、8月に東京で開催された。学会の内容は、雑誌として送られてくる。会場ではほとんど寝るので、勤務医時代は自分が発表する学会以外は出席しなかった。開業して困ることは、発表の日時をこちらが決められないことだ。金曜日に発表になれば、木曜日の午後から休診にせざるを得ない。我々の仕事は、患者さんが第一である。「医師が学会に行って勉強すると患者さんは喜ぶ」などという寝言は、私は絶対に言わない。娘たちにもそのように教えてきた。福岡に演題を出そうかという話にもなったが、いくら暇な季節とはいえ、迷惑をかけ過ぎると判断した。
土曜日に焦って診療し、慌てて空港へ行くのはきつい。当然気になる患者さんもいるはず。精神的にも落ち着かない。今は福岡に行かないと決めて、私はスッキリしている。

イッキ飲み防止連絡協議会

新学期になって、新入学生や新入社員の歓迎会、クラブの新人歓迎会が盛んな季節となった。先日、テレビでイッキ飲み防止連絡協議会の存在を知った。先輩から後輩への酒の強要。俗にアルハラという。私はイッキ飲みの強要など、論外であると思っているし、実際に今は禁止されている行為だ。生命に危険をもたらす。
「アルコールはだめで」という相談を受ける。私は「飲めないと拒否すること。当然の権利だからね」と話す。私はゆっくり酒をたしなむ雰囲気が好きであった。強要されても、酒はおいしくない。強要されて飲む席には、ほとんどつかなかった。
散歩をしながら、「円山公園の枝垂れ桜の下で、新人をいじめていたのでは?」と、体育会系で酒の強い家内に聞くと、「とんでもない。お酒は勧めたけど、最後まで面倒はみたよ。私には酒を飲む余裕はなかった」とのこと。いつも会計係で酔っぱらえなかったらしい。
酒はゆっくり楽しむものだが、私は既に卒業している。新人の酒の上での事故(人災)の報道は痛ましい。目下の人に酒を強要することは犯罪である。本人にも「酒を断る勇気」を持ってほしい。

インフルエンザの再流行?

土曜日、日曜日、月曜日とインフルエンザの患者さんはわずか1名であった。ところが、今日になって9名。すべてB型であった。なぜ、この時期に?理由は新学期になった事。先週の金曜日に小学校は始業式と入学式。そこに持ち込まれたB型が広がったのではないか?
すでにB型にかかった方も多く、大流行にはならないはず。高熱とセキはインルエンザを疑うべきだろう。問題は「学校保健安全施行規制の改正」にある。インフルエンザの登校、登園は解熱後2日経過してであったが、「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児については3日)を経過するまで」となった。
夜の11時に発症する例もあるため、その日を0とカウントするらしい?月曜日の夜に発熱すると、土曜日までは自動的に休みとなる。幼稚園や保育園では、解熱後3日となった。これもきつい。タミフルを飲んで解熱しても、プラス3日は休まなくてはならない。
流行性耳下腺炎(オタフクカゼ)は「耳下腺の腫れが引くまで」休みであった。10日近くかかる症例も。今回は「発症後5日をけいかし、かつ、全身状態が良好になるまで」となった。これは助かる。でも、顔がパンパンに腫れた状態で登校する訳にはいかないとは思う。
(注)
今年流行しているB型インフルエンザは1種類である。B型に2回罹患した人はいない。大人も免疫のない人はかかっているが、A型の方が大人に多い。B型はダラダラと熱が続き、身体のだるさが残る。3日に一旦解熱した後、再び熱が出ることが多く、学校や仕事を休む期間は、A型より長くなる。社会復帰までに1週間ぐらいかかる症例が多い。「Bの方が重い」との感想も。脳炎などの重傷合併症はA型でおこり、B型は重い合併症は少ない。

きりやん

宝塚の星組のトップである「きりやん」こと、霧矢大夢さんが退団する。今、さよなら公演の真っ最中。私は1度しか観劇の機会はなかったが、プロとしての根性、技量という面で、宝塚の全盛期を飾った四天王よりも上だと思った。娘役の蒼乃夕紀さんも退団とのこと。蒼乃さんの声の音色(まるでスズムシだ!)が実にいい。
大夢という名前もいい。全く話は変わるが、昨日「ホラ吹き大会」があったらしい。大きな声でホラを吹く。ストレス解消である。
ホラは「吹く」ものであり、夢は「見る」ものであり、「抱く」ものでもある。希望は「持つ」ものであり、「かなう」ものでもある。目的(目標)は「達成すべき」ものである。ホラは論外として、夢や希望は受動的な、偶然でかなうというニュアンスを持つ。夢や希望を語っても、運がなければ実現しない。
その意味では、目的は違う。目的は山の頂上であり、いろいろなコースを頭に入れて、一歩一歩前進しながら頂上を目指す。頂上に立って始めて、目的の達成である。考え抜いて、静かに前に進む。これが目的だ。目的は達成するまで「語る」ことはできない。どのコースをどのように歩むのか?試行錯誤の段階で、なかなか口にすることはできない。
「夢も希望もない」と表現するが、夢も希望もなくていい。なくてはならないのは目的(目標)である。現代は目的のわからない時代だ。夢や希望を考えるのではなく、人生の、そして今生きている目的を考えるのが大切ではないだろうか?
私の年になると、「長生きできたら」が夢、「コロッと死ねたら」が希望ではないのか?私は夢や希望に思いを馳せることはないのだろう。今を生きる目的は何か?これが私の考える、大きなテーマである。現実的でもあり、孤独でもあり、人生の楽しみでもある?
霧矢大夢さんの退団話から、またまた大きく脱線してしまった。観に行けなくて残念!「目的を持って生きよう」

今週の待ち時間

インフルエンザも終息し、アレルギーの診断書書きも一段落。ついでに花粉症も峠を越え、今からの2週間は静かな診療が続くだろう。テーマは健診と予防接種である。ポリオの集団接種があるため、予防接種も多くはないのでは?今週の待ち時間は0から15分ぐらいと予想している。
少し暖かくなって、散歩には適した季節。体調を整えて、溜まった仕事を片づけたいと思う。冬眠していたクワガタも動き始めた。やっと春が来た感じ。昨年の春より輝いて見えるのは、気のせいではないのだろう。

ロタリックスを1回接種後のロタウイルス感染

昨夜9時を過ぎて、満開の桜を見たいと思い、塚山公園から神田川の高井戸駅まで歩いた。桜は8分咲き。神田川に枝垂れるソメイヨシノは、満月の明かりに照らされて実にきれい。空気は冷たく、人通りも少なかった。10時半を過ぎて帰宅。今日と明日は高井戸も上北沢も桜祭り。病院にかかるより、やはり花見では?歩きながら、「日曜日は誰も来ないね。1年で一番静かな日曜日になる。診療しなくてもいいのでは?」という話になった。孫に振り回されている家内は、片づける時間がない。そこに散らかし専門の私と次女が参戦。「どうにもならないわ」と嘆いていた。
個人を特定できるブログを書くつもりはない。3月8日に生後19週の乳児にロタリックス(1回目)を飲ませた。ロタリックスはロタウイルスの経口生ワクチンだ。4週経過した4月5日の夜に38.6度の発熱を認め、6日に6回の下痢が出て来院された。嘔吐もなく元気で、来院時には既に解熱していた。便を採って調べたところ、ロタウイルスが陽性となった。ロタリックスは生後24週までに、2回接種するワクチンである。1回目からちょうど4週で、ロタに自然感染したことに。
この症例だけで、効果を云々するつもりはない。この症例はロタウイルス感染症としては、明らかに症状は軽い。最も重い症状である「嘔吐」を認めていない。ワクチンは有効なのか?今後このような症例の蓄積が必要となるのだろう。とりあえず、ご報告まで。

4月の生ポリオを受けるべきか?

4月から世田谷や杉並で、生ポリオワクチン(OPV)の集団接種が始まっている。1年前はOPVの副反応がマスコミで大きく取り上げられ、接種率の低下を招いた。不活化ポリオ(IPV)の導入の目途が立っていなかったこともあり、私はOPVを接種するように呼びかけた。多くの賛同と、心無い中傷もあった。まあ、色々な意見があってもいいとは思うが、子どもの健康を隠れ蓑にした営業利益追求の下心には、いささか閉口したが。
神奈川県は独自でIPVを有料で開始した。希望者は5000名前後で、1回目を接種できたのは、わずか850名であったと報道されている。IPVは連続で少なくとも2回(3回連続もあり)は接種しなくてはならない。接種するのは県立病院の小児科医。ワクチンを十分に確保することはできたのだろうか?
神奈川県は先月(3月)で、IPVの申し込みを中止すると発表した。中止の理由は、以下の2点にある。
1)DPT-IPVの申請が行われ、年末にはこの4種混合ワクチンが、公費で接種できる見込みが立った。
2)IPV単独のワクチンの申請も行われており、DPTを既に接種した小児にも、OPVではなくIPVの道が開かれるであろう。
この2点はおそらく実現される。しかし、いつ、どの年齢を対象に、どのようなスケジュールで、という現実的な問題は、全く決まっていない。したがって、4月のOPVをパスしていいのか?との質問には答えられない現状がある。
「OPVとIPVの違いは?」との質問を受けた。「IPVの欠点は痛い、トータルで4回の接種、お金がかかるの3つ」と答えている。
1)OPVを1回接種した方は、4月にぜひ2回目を受けてほしい。
2)既にIPVを開始した方は、公費になるまで待つのではなく、スケジュール通り接種してほしい。
3)ワクチン未接種が最も危険。OPVでもIPVでもいいので、忘れずに受けること。
「生後7か月。DPTは既に終わっている。1回目のポリオ。4月にOPVを受けるべきか?」との質問には、正直のところ答えられない。年末には公費でIPVの接種を受けることができるかもしれない(具体的には何も決まっていない)。私は保護者の方の価値観の問題だと思っている。OPVのリスク、IPVを待つリスク、経済的な負担、この3つが判断材料だ。私の手元にはIPVがある。「孫にどちらを薦めるか?」と問われたらOPV。ハルは4月に2回目のOPV。カイは母親の仕事があり、保健所に行く時間がないのでIPV。しかし、仕事が忙しくて時間が取れそうになく、2回目の接種が遅れている。これでは、答えに全くなっていないのだがーーー。

桜の開花

昨日の午後は強風と雨。当然の事ながら静かな診療となった。9時過ぎには雨は上がったが、風は依然として強い。風の音を聞いていると、無性に散歩に出たくなった。爽やかな天空には月。桜も少し咲き始めていた。上水公園を40分程散歩。少し寒いが、心地よい散歩であった。遅まきながらコブシの花がチラホラ。
今日も時間的に遅くなったが、神田川を少し歩いてみよう。季節を肌で感じられるのは幸せなことだ。4月に入って、予防接種が多くなった。春休みに済ませられるものは済ませておこう。いざ、散歩に出発。
(追伸)
11時に帰宅。塚山公園の桜は4分咲き。神田川沿いは3分咲きといったところ。週末の桜祭りは、きっと満開になりますね、きっと。

1つの小包

前回のブログについて、多くの拍手とコメントをいただき、大変感謝しております。今は私の診察を見ておくように命じていますので。勤務医時代から、診察時に人が横にいるのが嫌いで、看護士にも「用事がある時は呼ぶから、顔を出すな」と指示していました。私の外来を、実際に見たことのある医師も、おそらく3名以下。私の診療のリズムは変わっていますから?次女には「リズムを感じて、自分で考えろ」とも指示しています。皆さんは私の隣には「誰もいないもの」と思って下さい。
昨日は仕事始め。1つの小包が届きました。お母さんの名前で送られてきた物なので、名前に覚えがありません。明けてみると、1通の手紙が入っていました。「子どもが小さい頃20年位前にお世話になった」との書き出しで、手紙は始まっていました。お子さんの名前を見ると、長い付き合いですので良く覚えています。とっくに成人ですので、最近では顔を見ることもなくなっていました。家内も「懐かしい」と嬉しそう。
22年前の開院時を支えてくれた一人。いや姉弟というべきでしょうか?「大学院を卒業して、本日入社式のようです」との1文が。お姉さんは既に社会人。「子供の成長はあっという間で、先生方にきちんとお礼申し上げずにずるずるときてしまいました」との文章に、私も家内も胸が熱くなりました。
開院時代を支えてくれた子供たちは、既に成人しています。次の世代の子供達を連れて、顔を見せてくれる方も。22回目の春。「新たな春のけじめに」との文を読んで、私も家内も精神的に1つの区切りがつきました。(このブログの場を借りて)「おめでとう、そして有難う」。

年度初め。お知らせ

今日の診療は、本当に静かに終わった。この1週間でB型インフルエンザも30名程度、溶連菌も20名、ロタウイルス感染が6名というところ。春休みになって、感染症の流行もほぼ終息。ゴールデンウィークまでは静かな診療が続くだろう。前にも書いたが、診療に最も余裕があるのは(つまり暇な時期)、9月の初め、4月の初め、ゴルデンウィークの直後、1月の初めの4回である。この時期に休むのがベスト。ただ、4月の初めは、新年度の開始されるMRワクチン(新中学1年、新年長さん)、子宮頸がんワクチンなどがあり、忘れないうちに、そして春休みの時期にぜひ済ませたいと思っている。そのため、ここで休む訳にはいかない。
ここで1つお知らせがある。2月に三女がカイを連れて、家内の実家に帰った。義父母ともに高齢である。帰省した時の義父母の様子を聞いて、家内は少し慌てていた。私の母については姉に頼りっきり。今から人並みに通らなくてはならない道がある。私は異例の決断をした。
私は教えられることが嫌いだが、教えることはもっと嫌いだ。しかし、そうは言っておれない事情が迫っている。私は次女を説得した。次女は大学を出て5年目。松本での初期研修を終え、東京に戻って小児科の研修をしている。ハルの母親でもある。「大学を辞め、私の外来を見ないか?」と説得した。家内がやっている事務的な仕事も、経験が必要だ。まとめなくてはならないデータも溜まっている。仕事は診察だけではない。保険システムなどの勉強も、実践でなくてはに身につかない。
半分の時間を私の外来に使い、残りを医療のバックヤードの勉強に使うように指示した。私は手取り足取り教えるつもりはない。知識は本を読めばいい。実践は全く異なる分野だ。ただ見て、話を聞くだけでいい。後は自分で考えることだ。考えなくては、実力はつかない。経験の蓄積は、「見て、聞いて、そして考える」ことだ。診療だけでなく、健診や予防接種も学ぶことになる。
患者さんの名前や顔を覚え、病歴を知ることも意味がある。診療のサポートもしてくれるだろう。診療の邪魔にはならないと思っている。色々な事情が重なって、このような事態に至った。「暖かく見守ってほしい」というのは、単なる親バカ。私はそのつもりはない。「私と家内の診察を見て、まず自分で考えろ」と命じてある。いつも通りの診察、横に立っている人間は無視でかまわない。そのような事情をご理解願いたい。
明日から三女も産休が明け、仕事開始である。月に数度は当直もある。長時間の保育園生活。土日も預けることになるのだろう。カイも4月の中旬からは、病気のオンパレードになるはず。私も家内も一抹の不安を抱えて新年度を迎えることになった。上北沢の桜並木の桜は、まだ咲いていない。