暫定と容認

「暫定」という言葉が、今年の流行語大賞候補の1つになるのだろう。ついでに容認も。何度も書くが、このブログで政治の話を論じるつもりはない。一般論の話だ。
散々、「再開反対」と言い続けたあげくに、「暫定的な再開」を「容認する」という話に。暫定はあくまでも暫定。夏が過ぎて涼しくなって、不足の危機が通り過ぎたら、「暫定」という言葉を持ち出して、反対する予定。何とも都合の良い話ではないのか?
暫定とは「正式に決定するまでの仮の決定」であり、容認とは(嫌々ながらというニュアンスを感じさせながら)「良いと認めること」である。つまり、「後で取り消し可能な決定」のことを言う。
私は遠い場所に住んでいるので、対岸の火事ではないのか?という批判はあるだろう。しかし、実際には私の地域では起こらなかったが、計画停電の地域に指定されていた。節電だって、計画停電だってあっていいのではないか。昨年は突発的な事態であり、十分な準備はできなかった。しかし、停電は覚悟していたし、仕事の時間も短縮し、節電にも努力した。今回は十分に準備をする時間がある。「暫定的容認」は再開すれば不足はなく、停電もなければ、節電努力も適当でいいという意図が伝わってくる。
不足の危機を脱してから、再開についての見直し。夏に突発的な事態が起こったらどうするのか?ご都合主義の言い分である。安全対策を十分に検討する時間はあったはず。文句をつけるのは簡単。困ったら、暫定的という言葉を使う。
この国は、事実を客観的に見る能力がないのか?と思ってしまう。私は再開に反対している訳ではない。状況を考えるなら、ご都合主義の暫定的、容認ということばは使うべきではない。

エロモナスによる食中毒

あまり聞き慣れない名前だが、下痢の患者さんからエロモナス属の細菌が分離されることがある。エロモナス属には3つの菌がある。(エロモナス ヒドロフィラ)、(エロモナス ソブリア)、(エロモナス キャビエ)の3つであり、ヒドロフィラとソブリアが食中毒菌として扱われる。この細菌は淡水に生息するため、川や池で遊ぶことの多い初夏から真夏に、エロモナス感染症は多くなる。
どのルートから感染したのか、明確にできないケースが多い。「池の水を飲んだ」とか、「公園の池で遊んだ」という情報もあるのだが、。池の水やプールの水は飲まない方が安全である。淡水魚を生では食べないことだ。
これから水遊びの季節となる。水を触って、その手を口にするのは避けた方がいい。「淡水にも菌がいる」ことを覚えておこう。
(参考)
淡水中に常在する細菌で、淡水魚や飲料水が汚染源になるが、沿岸海域にも分布するので、エビ・カキ・海産魚介類からも本菌が検出されている。この細菌による食中毒では、患者は成人よりも乳幼児に多くみられる。

ツシマヒラタとサキシマヒラタクワガタ

2ヶ月ほど前から、私の診察室で2種類のヒラタクワガタを飼っている。患者さんからいただいたもの。角の形の違いが面白い。私はヒラタクワガタが大好きで、20年前には診察室でヒラタクワガタを育てていた。ヒラタは角の形が、産地に寄って大きく異なる。八重山や宮古島は先島諸島であり、サキシマヒラタ(写真右)は九州ヒラタに類似し、本州のヒラタクワガタにも似ている。ツシマヒラタは南方系に血が入っているのか、角か真っ直ぐで長い。見ていると、ツシマヒラタの方が凶暴である。
空いている時間はあまりないのだが、ちょっと眺めるだけで、気持ちが和らぐ。何とも静かで、かわいいペットである。ニジイロクワガタとオオクワガタは産卵に入っている。うまくいくといいのだが。靴箱の上にあるのは、オオクワガタの産卵箱である。春先の気温の影響で、キリギリスの成長は遅く、初鳴きは6月下旬になりそう。夏は近い?
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左がツシマヒラタクワガタ、右がサキシマヒラタクワガタ。

昨日からウルトラクールビズに

昨夕の暑さに負けて(?)、6月を待たずしてウルトラクールビズとなった。今年も節電には協力したい。短パンにスクラブ1枚。何ともラフ過ぎる格好ではあるが、お許し願いたい。電力料金の値上げの問題もあるし、火力発電の二酸化炭素の排泄の問題もある。
短パンにシャツ1枚は私のいつもの格好。家庭内では制服のようなものだ。家内も次女もスクラブ姿となった。9月末まではこの格好である。

爽やかな風

昨日、今日の日中は日差しが強く、暑い1日となった。流行している病気は溶連菌だけなのだが、バタバタした診療になってしまった。この1週間の溶連菌の患者数は62名。先週の78名からは少し減少したものの、1学期が終わるまで、流行は続くのだろう。リンゴ病(伝染性紅斑)は10名弱といったところ。
仕事を終えて、家内と散歩に出かけた。上水公園に沿って、下高井戸までの散策。紫陽花が咲き始め、少し冷たい爽やかな風が。夕暮れの散歩は気持ちがいい。コウモリが虫を求めて飛んでいるのも、初夏らしい風景だ。
「風だけではなく、爽やかな性格と爽やかでない性格がある」という話題になった。私は爽やかな性格が好きだし、友人のほとんどは爽やかな人柄である。ドロドロしたというか、脂ぎった性格は好みではないのだが、面白みという点からは、ドロドロした性格の方に軍配が上がる。
「爽やかな性格というのは、単純だということ。生活の困らないと思っている、資格を持った人間に多い」という偏った意見を言うと、家内は「それは極端でしょう。生まれ持った性格もある」と。爽やかな感じを受けるのは、殺気を感じさせないことだ。欲や下心を表に出すと、爽やかさは消える。欲や下心は、隠しても隠しきれない。人も動物、感覚的にわかるものだ。
「クネクネと色々な思考だけど、性格は本当に爽やか」という家内の意見は、半分はお世辞(?)としても、有り難く受け取っておこう。「この年で、爽やかな性格なんて」と思うのはひねくれ者?

ランチパック

今日はいくつかの小学校で運動会。快晴のようで良かったですね。明日(27日、日曜日)は3時30分から4時30分まで診療します。お困りの方はどうぞ。溶連菌感染も先週よりは少なくなりました。例年並みの、静かな診療ですね。
先週の木曜日、家内と多摩センターに始めて出かけました。一昨日(木曜日)は天気が良かったこともあって、仕事を終えて、「多摩中央公園へ行ってみよう」という話になって、昼食も取らずに京王線に。食事をする時間がもったいないので、途中でランチパック2コと缶コーヒーを1コ仕入れて、公園で食事。しめて400円。
パルテノン多摩で小さな昆虫標本の展示会。公園をノンビリ散歩。人も少なく、池もあって静かないい所ですね。しつこく(?)、2時半から歌旅(中島みゆきのコンサート劇場版、先週も見に行った)を見て、帰路につきました。
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多摩中央公園の池のほとりで、ランチパックをかじりながらコーヒを。エサを求めて大きな鯉が寄ってきました。パンの切れ端を投げ込むと(このような行為はNG?)、鯉だけでなく、ミドリガメやクサガメも近づいてきました。ついでにカモも。エサをねだられるよ弱い。ついつい、こちらが食べるのを忘れてエサやりに専念。「周りに人もいないし、まあいいか」といい加減な事を言いながら。

医局

もうすぐ5月も終わる。昭和54年に大学を出て、小児科の医局に入った。私は医局の説明会に出席することもなく、33年前の5月下旬に、赴任地の静岡県立こども病院に向かった。医局に籍はあるものの、病棟に顔を出したのは1回のみ。それも東京で開業することを事後報告するためであった。
以前から書いているように、文部科学省とは早く縁を切ろうと思っていた。大学に勤務するつもりはなく、いち早くこども病院に赴任した。当時は医局は力を持っていた。江戸時代で言う口入れ家業も担っていたので、医局員は僻地でも嫌々ながら赴任していた。自由人の私は、全くその気はなかった。インターネットの登場で、医師の流動性が増し、医局の力はなくなった?
皮肉なことに、医局と繋がっていると感じるのは訃報である。「OO年入局の、OO先生が亡くなられました」とのFAXが届く。今日も1枚届いた。旧知の方の訃報が増えたのは、(年齢的には)仕方がないことだ。
小児科の仕事を始めてちょうど33年になる。子供の病気は、特殊な代謝異常を除けば、ほとんどの病気を診てきた。もともと、稀な病気が専門であったのだが、開業することで、ポピュラーな病気まで領域が広がってしまった。稀な病気は診断が難しく、ポピュラーな病気は治療が難しい。病気の種類の重要性や、症状の軽重は問題ではない。患者さん本人にとっては、その病気がすべてだ。「治ってこそ意味がある」のだが、アトピーのように「待つことにも意味がある」病気もある。
いったい何人の患者さんを診察してきたのか?その蓄積が経験である。蓄積された、表に出せないデータもある。今、苦手な「教える」という作業を行っている。時間をかけて、ゆっくりと世代交代の準備に取りかかった。仕事を始めて34周目の6月である

コッホ現象

またまた、面白くもない話を書く。平成17年度から、ツベルクリン反応が廃止された。生後6月までにツ反を省略して、BCGを接種することになった。ツ反はその子か結核にかかっているか?という検査である。年齢から考えて、感染して治癒したとは考えられない?
ツ反自体が手間だし、2日後に判定するという煩雑さもあり、また費用もかかることから、ツ反の廃止に意義を唱えるつもりもないし、BCGが有効か?という議論をするつもりもない。ツ反の代役として登場したのが、コッホ現象という、実に古い科学現象である。
通常、BCGを接種すると、およそ1ヶ月で、接種した部位が赤くなって化膿する。生きたBCG菌を皮下に植え付けるのだから、1ヶ月ぐらいで化膿することになる。話は脱線するが、強く化膿した7名の患者さんの検査を行ったことがある。果たしてBCG菌による化膿なのか?7名中4名からBCGのDNAが検出された。残りの3名の中の2名から、化膿菌である黄色ブドウ球菌が検出された。つまり、BCGの化膿の一部は、BCG菌によるものではなく、ブドウ球菌による化膿であると推測された(これは2001年の小児科臨床に「BCG接種部位の化膿病変における細菌培養とPCRによるーーー」という長いタイトルの論文として掲載されている)。
話は戻るが、コッホ現象とはBCGを接種して10日以内に、BCG部位が赤くなったり、化膿したりすることを言う。通常は2,3日で起こる?結核に感染すると、このコッホ現象が起こる?ツ反と同じ原理ではないか?と推測するのだが、なぜ起こるのかは?科学的には全く証明されていない。何とも原始的な道具を持ち出したものだ。
偽コッホ現象なるものもあって、このコッホ現象はすぐに消えてしまうらしい?この7年間で、コッホ現象をきっかけに4名の結核患者が見つかったらしい。BCGを接種する時に、「コッホ現象に注意」と指導されている以上、この現象を無視する訳にはいかない。ツ反を行い、家族の精査をすることもある。コッホ現象しか手段がないのも事実。原理もわからない、明治時代の道具に頼る医療?何とも心許ない限りだが、成人の結核が増加し、近隣の国では身近な病気であることも心に留めておくべきだろう。

金環日食

昨日の日食は雲の切れ間から、何とか観察できて良かったですね。隣の上北沢小学校も7時過ぎに登校し、屋上で観察会があった模様。私も家内も仕事に入っていました。7時30分過ぎに、クリニッックの入り口に出てみました。患者さんや小学校の関係者の方が、スクールゾーンの道路で観察されていました。
私は日食観察用眼鏡を用意していなかったのですが、当院のスタッフが持っていた眼鏡で一瞬ですが、見ることができました。観察されていた方も、「どうぞ」と眼鏡を貸していただきました。日光は遮られて、景色は暗くなりましたが、私はもっと暗くなると思っていました。思ったより明るい?紙に穴をあけて、道路に映像を映し出すお子さんも。
今日は1日、雨の予報。まだ降っていませんが。その影響もあって(?)、昨日の夕方は少し忙しかったですね。いつものように、雨が降ると気が緩むなあ。

今週の待ち時間

今週の待ち時間は0から15分と予想している。溶連菌以外の感染症の流行はない。季節柄、食中毒が増えてきた。アレルギー疾患の診察と、予防接種と健診が中心の1週間になるだろう。
溶連菌感染症は症状が多彩だ。アトピーのような痒みのある湿疹が、全身に出るケースもある。吐き気や嘔吐で発症する場合も。抗菌薬を内服しても、なかなか解熱しない症例が多くなっている。また、再発が多いことも特徴である。
「溶連菌が存在する」=「発症する」という図式は成り立たない。家族や友人に、症状のない、いわゆる健康保菌者が多くいる可能性が高い。溶連菌は抗体ができて、1回しかかからないという訳ではない。ウイルスではないので、何度でもかかる。周りに保菌者がいると、何度でも再発する。今回の流行は危険だ。保菌者の分布が広い。今回の流行は1学期が終わるまで、ダラダラと続くのではないか?再発も多いだろうし、家族が順番にかかる事もあるだろう。大人は「ノドが痛い」「身体がだるい」が要注意。
話は変わるが、「学校感染症の登校基準」について、触れておきたい。民法の「初日不算入の原則」が適応される。オタフクカゼで5日間休む場合には、発症した日を0としてカウントするということ。インフルエンザで「発症した後5日を経過し、かつ、解熱後2日(幼児は3日)を経過するまで」という場合、今日(日曜日)熱が出たら、月曜日を1日目で5日目は金曜日、登校は土曜日となる。解熱が木曜日ならば、幼児の場合には、金土日の3日は出席停止期間に。この基準は厳しい。
「OO医院に行くと、熱が下がったらすぐに許可書を書いてくれる」という噂が流れ、その医院に患者さんが集まったという事例は多かった。医師の好意なのか、無知なのか、客集めなのかはわからない。抗インフルエンザ薬の使用で、早く解熱することもあって、日曜日に発症で、水曜日に登校というケースもあった。保育園のその子のクラスは全滅となった。このような経験から、厳しい基準となったのではないか。
次女も三女も、ハルやカイを保育園に預けて生活している。急に1週間休みというのは、非常に厳しいし、生活できないのも事実だ。感染が拡大して、他のお母さんたちが途方に暮れるのも困る。私も家内も、保護者の方の気持ちを感じながら生活している。今回の基準、厳しいのは事実。でも法律は法律だ。日本は法治国家。医療現場はこの基準を守る義務がある。

飛蚊症

小学校や幼稚園でで、相変わらず溶連菌が猛威(?)をふるっています。今回のような大流行は初めてですね。家族全滅というケースも多く、「ノドが痛い」は要注意。
ゴールデンウイークが始まった頃から、パソコンの画面を見ていると、右の視野に黒い点が二つ。それが目を動かすと左右上下にフワリと移動。右目の飛蚊症の症状。薄暗い所では全く気にならないのだが、パソコンの用にバックの景色が明るいと、飛んでいるのがわかる。仕事ではほとんど気にならない。
飛蚊症は目の中の大部分を占める硝子体という、ゼリー状の透明な物質に濁りができて起こる。その濁りが明るい光で網膜に映し出される。その映像が目の動きによって、虫が飛んでいるように移動するので飛蚊症という名前がついた。
飛んでいる映像の形態によって、虫状、糸くず状、タバコの煙状などと表現されるのだが、私の場合はゴマ状だ。普通は硝子体の老化?治療法はなし。問題は網膜剥離や網膜裂孔といった、網膜の病気の初発症状として出てくることも。家内や娘たちに「眼底を診てもらって」と強く薦められたこともあって、雨で早く診療が終わった火曜日に眼科へ。「残念ながら、老化ですね。網膜は異常ありませんが、急に影が増えた時は来院して下さい」というお墨付きをもらって一安心。
年を取ってくると色々ありますね。通常では、全く気にならないのですが、このブログを書いている時に、右の視野に虫が2匹飛んでいますね。クワガタの箱から小バエが逃げて、部屋を飛んでいることが多いので(家内や娘たちには不評なもので)、時々「また、小バエが」と慌てるところが一番困る?

歌旅

今日は暑かったですね。午後から家内と京王多摩センターに出かけました。八幡山から30分もかからないのに、降り立ったのは初めて。別にピューロランドに行ったわけではありません。京王多摩センターは広くて、歩きやすい。目的はワーナーマイカル。いつもは新百合に行くのですが、上映時間の関係で、多摩センターへ。ついでにピューロランドの前で、写真を1枚。
目的は中島みゆきの2007年のコンサートツアーライブ。東京フォーラムでの公演の上映。2007年に家内と見に行ったのですが、どうしてももう一度見たいと思っていました。2時間ほどの上映。「宙船」「I love you 答えてくれ」そして最後は「背広の下のロックンロール」。「地上の星」もありましたが、CDで聞くのとは全く違う感性が伝わってきました。宮崎の高山先生も好きだと書いていた「ファイト」も、違った味で良かったですね。「私の敵は私です」というフレーズもいい。
ワーナーマイカルから出ると、日没間近のさわやかな風が。少し散歩して帰路につきました。新しい散歩コースになりそう。同じ映像を見る趣味はないのですが、このライブ映像は、もう一度みたいと思いましたね。これは本当に価値がある。(隣で、いつも途中で寝てしまい、同じサスペンスを何度も巻き戻して見てるのは誰?という声が)

またまた、溶連菌警報

溶連菌とリンゴ病だけが流行(?)している。溶連菌はウイルスではないので、すぐに感染するという訳ではない。集団生活や家庭内で、ジワジワと広がっていく。例年では学期末、つまり6月の下旬から流行が始まる。今年は3月にも大流行となった。
春休みもあって、4月始めには一旦小康状態になったが、連休明けから増加傾向となり、今週は溶連菌一色となった。病気の少ない時期でもあり、患者さんも多くはないので、余計に溶連菌が目立つ。「熱が出た」「ノドが痛い」「気持ちが悪い」は要注意。
この時期は待ち時間も少なく、予防接種や健診がお薦めである。9月からの不活化ポリオ(IPV)の導入、11月頃からのDPT-IPVの開始との憶測もあり、相談や検討事項も多い。「やるべき予防接種は早めに、待つべき予防接種は待つ」という姿勢しかない?

北横岳

先週の木曜日は早朝、八子ヶ峰に登り、朝食を食べて北八が岳ロープーウェイに向かった。ハルの病気と天候を考えると、手抜き登山をするしかない?ロープーウェイで坪庭まで登って、八が岳連邦の端っこにある北横岳の山頂を目指した。
登り始めから50センチ以上の積雪。簡易アイゼンをつけて、一気に登った。さすがに人には会わない。北横岳は35年前の2月に登った記憶がある。当時は吹雪で景色はほとんど見えなかった。今回は何とか頂上までは、縞枯や茶臼岳を見ることができた。
頂上を踏んで、すぐに下山。途中からアラレが降り始めた。発砲スチロールのような雪?天気図を見ると、この時の雲が南下して、東京に雨を降らせたようだ。下山して蓼科農園で野菜を仕入れ、八が岳モールに立ち寄って、帰路についた。
私も家内も時間に追われる生活なので、休みの時も多動だ。雨が降っても歩くし、登る。時間がもったいないと思ってしまう。歩いて、登って、集中力の回復である。人それぞれ、休暇の使い方は違う。私は小さい頃から、この流儀である。山を見て、登って、花を見て、虫を見て、鳥の鳴き声を聞く。このような原始的な時間が楽しい。歩くことで、色々な事を考え、多くの発想が沸く。私流の頭の休息?その私に平気で付き合う家内の体力には、恐ろしいものがある?
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頂上の近くにある北横岳ヒュッテ。昔、ここでテントを張った記憶がある。今回も無人であった。
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頂上(2472m)には、風に飛ばされたのか雪はなかった。天気は一気に下り坂。風も強く、半袖では寒い。長居は無用?

伝染性紅斑(りんご病)の流行

幼児、学童の年齢で伝染性紅斑の流行がある。いわゆるリンゴ病だ。頬が赤くなるのだが、真っ赤なホッペではなく、赤くまだらなホッペである。リンゴ病を疑ったら、上腕外側を見てみよう。赤い発疹(ヒョウ紋ともレース状とも表現される)が出るのが、リンゴ病の特徴である。熱は出ない。出ても微熱程度。子供はいたって元気。少し痒がることもある。発疹が出てきた時には、感染力はほとんどない。学校を休む必要はない。日光に当たると、顔が真っ赤になるので、直射日光には注意。
(以下、次女がまとめた解説文)
ヒトパルボウイルスによる感染症です。症状は、感染してから1週間で微熱や倦怠感(ない場合が多い)が出現し、その7~10日後に、頬に左右対称に紅斑が現れます。その後上腕外側にレース状の発疹が出現し、大腿部やお尻に発疹が広がってきます。これらの発疹は日光に当たると悪化したり長引いたりします。大人が感染すると微熱、倦怠感、関節痛などの症状が出てきます。
治療:発疹にかゆみがあるときはかゆみ止めを内服します。
生活:発疹が出る頃には感染力はありませんので、普段通りの生活で問題ありません。
注意点:発疹がある時は直射日光は避けましょう。妊娠中の女性のヒトパルボウイルス感染は、お腹の赤ちゃんに水腫が生じる、発育が遅れる原因となります。伝染性紅斑が考えられる場合は妊婦さんに感染させないように気をつけましょう。

院長の正論(勇気)

溶連菌の流行はあるものの、予定通りの静かな診療である。ハルの熱も下がり、今日は機嫌も戻った。データを見ると、EBウイルス感染ではない。まあ、結果オーライというところか?問題は私の体重である。旅行に行くと、どうも体重が増える。今回も山のピークは5つは越えて、6万歩以上歩いているのだが。食事もバイキングではない。体重は増えるのは簡単だが、減らすのは大変?「減量の王道は食べないこと」だが、食い意地に効く薬はない。単に意思が弱いだけ?
ハルのトラブルで、次女の仕事はなかなか前には進まない。「焦る必要はない」と話している。ハルの病気も経験になる。私が伝えるのは、私の経験を基盤にした病気に対する考え方だ。知識は教科書を読めばいい。私の考えは教科書的ではない。開業医はそれぞれ、独特のノウハウを持っているはずだ。医療が金太郎飴ならば、どこのクリニックも同じ数の患者さんが来るだろう。それでは面白くないし、そんなはずもない。私が伝えたいのは、そのノウハウである。1つの病気を、深く深く考えて議論することが大切だと思う。
もう1つ伝えたい事がある。それは勇気だ。仕事には蛮勇は不要だが、勇気は必要である。病気の診断と治療には、判断力が不可欠である。それが結果的に誤っている事もあるだろう。しかし、根拠に基づいた判断には、自信ではなく勇気が必要だと思う。「仕事に必要なものは、資格ではない。経験から来る洞察力と勇気だ」と教えている。「経験と勇気」はどの仕事にも必要ではないのか?
次女は若いので、十分に経験は積めるだろう。1つの病気を深く考え、文章にまとめる作業が役に立つ。午後はまとめる時間として使うように、1つずつテーマを与えている。答えのない問題を解いても、経験にはならないし、時間の無駄である。学校の勉強は教科書を読んで、覚えることだ。私のように「教科書は信用できない」と公言するのも問題ではあるのだが。繰り返しになるが、社会に出てからの勉強とは、「経験を積み、深く考え、勇気を持つこと」だ。

静かな診療

休診明けでしたが、昨日は静かでした。当面の問題はハルの発熱だけ。一昨日から点滴中。私が言うのも何ですが、子育ては大変ですね。集団生活をしていると、色々もらってきます。突然の高熱や嘔吐でおろおろするお母さんの気持ちは理解できますね。小児科専門の次女(ハルの母)も慌てるぐらいですから。EBウイルス感染を疑って検査中ですが。
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霧ヶ峰を歩いた夜は、疲れて9時過ぎには熟睡。そのおかげで(?)、4時半には起床。朝食前に八子ヶ峰に登った。蓼科山から朝日が昇り、薄曇りの中に雪の八ヶ岳が見えた。眼下には雲海。下山して、一風呂あびて朝食。この八子ヶ峰の頂上で1月に1回しか鳴らないはずの私の携帯が鳴った。時刻はちょうど6時。嫌な予感(?)ハルの発熱の相談である。心配性の家内は、「早めに帰ろう」と言い始めた。予定を早めることとなった。

霧ヶ峰

2日間のお休みをいただき有り難うございました。家内には「行きたい所なら、どこでもいいよ」と話していたのですが、天気予報では荒れ模様。「久しぶりの上高地」とはいかず、近場に。朝5時に起きて、霧ヶ峰に向かった。車山高原から車山乗越を経由して脇道に。ゼブラ山など3つの頂上を経て、八島が原(やしまがはら)湿原を一周。車山高原へ戻るコースに。結構、距離がありました。8時半に歩き始めて、途中からかなりの雨。出発地点に戻ってきたのは1時半。蓼科に宿を取りました。コースが一般的ではないので、出会った人は1組のみ。
スマホで家内が私の写真を撮り、娘たちに送る手配を。「父と湿原というタイトルだね」「シツゲンが多いので父と失言ではないの?」と訳のわからない冗談を飛ばしながら、ノンビリ歩くことができました。蓼科でも歩いたので、歩数は35000以上に。花の季節には早すぎる。
気分転換ができて、明日から、仕事、仕事。
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八島が原湿原の木に寄生しているヤドリギ。枝の途中に種が付き、立派なヤドリギに。先っぽの枝は折れたのでは?とても珍しい風景。
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出会った花は少なく、スミレ属、ショウジョウバカマ(写真)、座禅草ぐらい。

9日(水曜日)、10日(木曜日)は臨時休診。

ご迷惑をおかけしますが、明日、明後日は臨時休診とさせていただきます。宜しくお願いします。小学校で溶連菌がパラパラ。だるい、頭が痛い、熱が出た、ノドが痛い、気持ちが悪い、お腹が痛いと訴えたら、溶連菌感染を疑って下さい。連休明けのため、溶連菌以外の病気の流行はありません。当分は静かな診療になるはず。
今日は天気も良く、予防接種や検診がお薦め。副院長は保育園での新年度の検診のため、1時から2時までは不在となります。次女もいますので、問題はないと思っています。明日は曇りから雨、明後日も雨の予報。溜まった仕事に追われていたので、頭と体の休養でしょうか?まだ、予定は立っていないのが現状。去年は大雨の中の大山詣ででしたが、今年はどうなることやら。(再度)ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

大荒れの連休

今日でゴールデンウィーくは終わる。晴れたのはわずか2日。今日も午後から大荒れに。風と雨と雷、あげくに雹まで降った。道路は風で落下した葉っぱや枝が散乱。最後まで天候に恵まれない連休であった。
仕事は例年並み?インフルエンザもなく、胃腸炎と溶連菌がわずかに見られたのみ。連休の後は静かな診療となるだろう。予防接種がテーマとなる。申し訳ないのですが、9日(水曜)と10日(木曜)は臨時休診とさせていただきます。
天気が荒れた影響で、山の遭難が相次いだ。学生時代にはゴールデンウィークに山に入った。記憶では大山、新潟の飯豊連峰など。いずれも吹雪に遭った。冬山の装備で出かけた記憶がある。膝の負担や体力を考えると、低山のトレッキングがいい。9日、10日も曇りか雨の予報。連休は外出していないので、少し歩きたいと思っているが、まだ予定は立っていない。ゴールデンウィークが終わると、静かな季節が続く。少し気持ちが緩んでいる。

カイの初節句

明日はこどもの日。カイの初節句である。カイの父親は日直で不在のようだが、三女も朝に仕事を済ませるようで、ゴールデンウィークも帰省はできず。家内も私も顔を見たいと思ってはいるが、現実的には厳しい。
長女も昨日の朝に帰ってはきたものの、夜11時に仕事が入り、そのままUターン。我々も今朝は仕事があり、ノンビリはできない。それにしても天気が悪い。雨が多すぎる?
今夜、やっと月が顔を出した。こどもの日の明日だけは、天気は良さそう。お出かけ日よりは明日だけかも?行楽地や動物園は混雑するでしょうね連休明けの9日(水曜日)、10日(木曜日)は臨時休診になります。連休明けは病気の流行も小休止。ほとんどの医療機関は仕事をしていますので、ここで一休みさせていただきます。ご迷惑をおかけしますが、ご容赦下さい。天気も安定せず、予定は決まっていないのですが、どこかでトレッキングでしょうね、きっと。

4日(みどりの日、金曜日)は10時までの診療

今日は朝からあいにくの大雨。箱根などの電車は止まっていますね。4連休の初日から大荒れ?明日は10時までの受付になります。お早めにどうぞ。アレルギーの診察は時間的に無理ですね。
DPTと不活化ポリオ(IPV)が11月から合体する予定。いわゆるDPT-IPV。9月からは単独IPVも始まる。今シーズンに1回目の生ポリオ(OPV)を接種した小児は、9月からIPVの注射を3回受けなくてはならない。今回は見合わせて、9月からIPVを4回接種したいと待機している方も多いのではないか?
もう1つ、別の問題がある。生後3ヶ月を過ぎるとDPTを連続で3回受ける。BCGの前に1回接種するのが普通だ。今、3ヶ月になったとしよう。DPTを3回接種すると、9月からIPVを連続で3回接種することに。DPTもIPVも1年後に1回の追加接種があるため、計8回注射をすることになる。では、11月まで待ったらどうだろうか?DPT-IPVとなって、4回の接種で済む。手間と痛みの差は大きい。
「11月まで待つべきでしょうか?」という質問を受ける。問題は百日咳だ。以前にブログでも書いたが、30歳代の一部の方は、百日咳の予防接種は受けていない。その年齢で百日咳の流行がある。保護者の年齢である。保護者から百日咳が乳児に伝染すると重症化する。だから、「11月まで待っていいよ」とはなかなか言えない。個人的には今年の6月以降に生まれたお子さんは、11月まで待ってもいいのか?とは思っているのだが?これでは答えになっていない。「答えられない」というのが答え?

明日も雨?

3日から連休になる。明日(2日)は1日中雨の予報。今日もはっきりとしない天気。9時過ぎて散歩に出かけたが、途中から雨が降り始めた。連休前だが、明日は静かな診療になるのかな?
溜まった仕事を片付ける連休になりそうだが、明日、明後日の雨の影響もあって、4日の診療が気になるところ。家内と散歩しながら、「なかなかゆっくりはできないね」と。三女カイも姿を見せない。娘たちも、多くの仕事と用事を抱えている。私も自分に与えられた(勝手に作ったという噂もある?)仕事を消化していこう(と自分に言い聞かせている)。5月病だ!皆さんも、ゆっくり休めるといいですね。