遅まきながら、今週の待ち時間

今日で7月が終わる。先週に比べて、少し静かな診療となった。気温が高く、外出できないという事情もあるのだろう。待ち時間は0から10分。午後の診療がお薦めだが、この暑さでは?
9月から不活化ポリオ(IPV)が公費で開始される。生ポリオ(OPV)を1回接種した場合には、IPVを3回接種することになる。生後3ヶ月になって、DPTの接種を始めたいと思っている方へ。DPTを開始すると、9月からIPVを連続で3回接種することになる。11月からはDPT-IPVの4種混合ワクチンが始まる。11月まで待つことによって、接種回数を半分にすることができる。DPTの1回目を「11月まで待つ」という選択肢もある。この選択は(子供の負担を考えるならば)間違っていないと思っている。

犬がいる家庭の赤ちゃんは丈夫に育つのか?

7月中旬から話題となっているテーマ。新聞に載ってしまったので、感想を書く必要があるのかな?研究はフィンランド。米国の小児科雑誌の電子版に掲載。「犬と一緒に育った赤ちゃんは、発熱や中耳炎の頻度が少なく、抗菌薬を使用する頻度も少なかった」という内容。病原菌にさらされると、免疫力が高まって、病気をすることが少なくなる?
(コメント)
397名の調査では、結論は出ない。犬との因果関係も証明できない。免疫力が高まったという科学的根拠はない。データは患者さんの自己申告である。犬を飼っているという背景から、発熱の頻度や、抗菌薬の使用頻度を控えめに(?)報告するという心理的圧力がかかる。この心理的な作用が、この研究の結果を生んだのではないか?「不衛生はいいことだ」と考えるのは大きな誤り。衛生状態や栄養状態が、乳児の死亡率に大きく関わっている。

手の皮がむける?

この時期、「手の皮が剝ける」という訴えがある。手の皮が剝けることを落屑(らくせつ)と言う。代表的な病気は川崎病。高熱や発疹が出た後、回復期にこの落屑が起こる。ツメの所から、ミカンの皮をむくように剥がれる(膜様落屑)のが特徴であり、既に診断はついているので、問題にはならない。
問題は溶連菌感染の後に、パラパラと皮が剝けることがある。粃糠様落屑(ひこうようらくせつ)と呼ぶ。また、手に汗を多くかいて皮がふやけた後に、この粃糠様落屑が起こる。また、熱せられた鉄棒を握った後に、落屑が起こる。一種のやけど?手足口病でできた手の発疹も、数日後には皮が剝ける。
夏は手の皮が剝けることがあるが、やはり注意すべきは溶連菌かな?

ゴーグルとアレルギー

明日(29日、日曜日)は3時30分から4時30分まで診療します。イベントの多い時期。東京から子供たちは少なくなった?
スイミングの短期特訓や、学校のプールなどでゴーグルを使う機会が多くなっています。問題は目の周りのトラブル。スイミングの後、パンダのように目の周りが赤くなったり、ひどい時には瞼が腫れあがることも。
1)もともとアトピーや喘息などのアレルギーの病気がある。
2)スイミングの後に、必ず赤くなる。
3)目の周りを痒がる。
この3つがある場合には、ゴムのアレルギーを疑って下さい。ラテックスアレルギーと呼びます。ナッツのアレルギーや、モモなどの果物アレルギーに合併し易いのが特徴。ゴーグルは強い力で目の周りを、ゴムで圧迫しますので、心当たりの方は、アレルギー検査をお薦めします。ゴムを使っていないゴーグルもあるようですが。

家内の帰還

昨日の夕方、帰省先の広島から帰ってきた。次女が新宿まで、車で迎えに。行く前より日焼けしている。足りない物の買い出しで日焼けをしたようだ。2泊3日でできることは限られているのだが、頑張ってかなり動き回ったらしい。
今日の診療は、家内が復帰したこともあって、予想よりも(?)静かな診療であった。この暑さでは昼間は動けない。4時過ぎてから忙しくなるのだろう。何度も書くが、8月7日、8日、9日は大分に帰省する予定。次女が急患の診療に当たる。9時から4時まで。ご了解いただきたい。

PANDAS

前回の続きです。PANDASとはPediatric autoimmune neuropsychiatric disorders associated with streptococcal infectionの略語。溶連菌に感染した後、チックや強迫性神経障害を起こすことを指す。もともと、溶連菌で起こるリウマチ熱は小舞踏病(手足が勝手に動く)という症状が出る。PANDASも溶連菌に対して、何らかの免疫機能が働いて、チックや精神症状が出るのでは?と推測されている。異論もあるし、発症メカニズムも全く解っていない。私がこのような話を書き始めたのは、溶連菌が多発していることと、思い当たるフシがあるということだ。
今年になって溶連菌を781名も診断したということは、健康保菌者(溶連菌を持っているが症状はなく、診断されていない人)が、その数倍は存在すると考えなくてはならない。溶連菌の好発年齢は、4歳から10歳ぐらい。チックの好発年齢でもある。「チックは精神的ストレスが原因」と放置された症例があるのでは?と機具し始めた。もしも、治療ができるのなら、この病気は大きな意味がある。
PANDASの症状は「わかっちゃいるけどやめられない」症候群と言われる。チックもそうだ。身体の一部が勝手に動くことはわかっているけど、自分で止めることができない。「カギをかけ忘れたのでは?」「何かに触ったら手を洗わなくては」という強迫的精神状態。物事にこだわるようになる。急にそのような症状が出たら、溶連菌の検査?というアプローチ方法もある。
私はアレルギーが専門で、チックや神経症状には、正直のところ興味はなかったのだが、溶連菌の見落としはさすがにまずい。心当たりの方は診察させていただきます。

溶連菌とチック症状

昨日から明日まで、家内は不在なのだが、夕方以外は(昼間は暑いので)静かな診療であった。今週は隣の上北沢小学校でラジオ体操が。通常はグラウンドから、いつもの音楽が流れるのだが、今年は人の声も音楽も流れてこない。不思議に思って、屋上から眺めてみると、新しくできた体育館で、開催されていた。雨の影響もなくできるので便利である反面、何だか雰囲気が出ない感じ。
今年は溶連菌感染の当たり年。1月から先週までのおよそ半年で診断した患者数は、781名となった。1人で数回かかることもあるので、700名ぐらいの方が、溶連菌と診断されたことになる。溶連菌は色々な病気を併発する。血尿が出る急性糸球体腎炎、リウマチ熱、血管性紫斑病、猩紅熱など溶連菌感染がからむ。
最近の話題はチック症状の合併である。自分の意思に反して身体が動く、精神的にも物事に執着する。PANDASと略す合併症である。逆の見方をしてみよう。突然、チックの症状が出たら、溶連菌感染をチェックする必要があるということ。(診療の時間となったのでここまで)

家内の帰省

今朝、家内が朝一番の新幹線で帰省するため、車で新宿まで送ってきたところ。今日から3日間は副院長は不在となる。私の誕生日に義父母から電話があり、「ぜひ、顔を見せて」と言われたのだが、私は東京に残って仕事。家内は「私が3日間で何ができるのか?」とつぶやいていたが、きっと片付ける用事は多いだろう。そういう意味では「男は役に立たない」(と私の母が言った)のは理解できる。
8月7日から9日は大分に帰省となる。色々やることはあるのだろうが、姉に頼りっきり。私は顔を見せるのが目的?今年は震災のあった昨年と違って、帰省の手配がうまくいかず、8月の上旬になってしまった。その間は、次女が急患に対応する予定。ご了解願いたい。
8月29日(水)、30日(木)と9月の5日(水)、6日(木)は休診の予定。1年間で最も病気の少ない時期。何の予定もないのだが、取りあえずお知らせまで。溜まった仕事に追われる夏になりそうかな?6時になった。さあ、仕事、仕事。

オモチャ

今週の火曜日から木曜日まで、副院長不在となる。また、8月7日(火曜日)から9日(木曜日)まで、大分に帰省するため不在となる。9時から4時まで、次女が急患の方の対応に当たる。
些細なオモチャを待合室に置く季節になった。夏休みになり、ご実家に帰る方も多い。夏祭り気分を味わってもらおうと、数年前から待合室に、小さなオモチャを。昨年は震災の影響もあって、7月の始めから開始したのだが、今年は例年並み?
色々なオモチャを見るのは、私の楽しみでもある。本当に種類が多い。予算の関係もあるので、高価な物ではないのだが、楽しんでいただけると嬉しい。今年は面白いカードも仲間に入れようと思ったが、カードには強いカード、弱いカードがある。嗜好性の高い物は、子供には禁物だと思ってパス。
小さなオモチャを見て、「1つハルに」とミニミニ消防車を家内が選んでいた。真夏の風物詩。8月末までの予定だが、途中で品切れという事態になった経験もある。その時はお許し願いたい。

院長の一般論(イジメ)

今週の火曜日から木曜日まで、副院長は帰省のため不在となります。次女と私との診療に。宜しくお願いします。
前から書いているように、教師による体罰や暴言は、昔から普通にあった。小学校から大学まで。私は教育の場に立つことは、絶対にないと思っていたし、教えることに興味はない。今、問題となっているイジメはどうだろうか?
イジメは昔から普通にあった。40年以上前でも、同級生が上級生からイジメられたり、恐喝される事件もあった。イジメを苦にして、自殺した事件もあったのでは?当時は学校は神聖な場であり、自殺の原因が問題となることはなかった。飛びぬけてて勉強ができるとか、運動神経が良いとか、生徒会で活躍するとか、「一目置かれる存在」がイジメを回避する手段であった。逆に、イジメられることがきっかけで、精神的に成長する友人もいた。
当時のイジメに比べて、現代のイジメは陰湿である。平気で嘘をつくし、反省することもない。限度をわきまえないイジメが、現代の特徴ではないのか?限度を超えると犯罪になる。さらにその犯罪を隠蔽することは、言語道断である。事なかれ主義、自分の責任の回避は教育者というより、人間として失格である
イジメに限度がなくなった背景には、考える力がなくなったことがある。自分で衝動をコントロールできない。ネットやゲームに熱中することで、じっくり考える時間がなくなった。生活にも精神的にも余裕がない。情緒という言葉が、最近は死語になった。
イジメはどの世界にでもある。社会に出てもイジメはある。パワハラなどのハラスメントはイジメだ。限度のない、悪意に満ちたイジメは犯罪である。イジメと犯罪の線引きは難しい。特に密室である学校では、証拠が残らないし、隠蔽することもできる。私は犯罪の温床である学校が大嫌いであり、教育現場に身を置くことはなかった。
人間は徒党を組む。その中で摩擦は起こるし、本人は「イジメられた」と感じることもあるだろう。私はイジメられた記憶はほとんどない。当然、イジメた記憶もないのだが、相手によっては「イジメられた」と感じた同級生もいたかもしれない。
些細なイジメは、当然起こる。娘が面白いことを言った。「イジメられたことがないという人間は、イジメっ子だったという意味だ」名言?迷言かな?

ヘルパンギーナの流行

今週の初めから、ヘルパンギーナの流行が始まった。以前にも、症状は書いているので簡単に。
1)突然の高熱。
2)24時間以内に解熱する。
3)ハナやセキは出ない。
4)ノドを痛がる。
5)ノドの水疱→潰瘍ができる。
6)食べたいのだが、ノドが痛くて食べられない。
7)原因はコクサッキーウイルス。
8)解熱して、普通に食べることができるなら、集団生活はOK。
今年は2種類のヘルパンギーナが流行していると思う。重いヘルパンギーナと軽いヘルパンギーナだ。
重症型ヘルパンギーナは、ノドに大きな潰瘍ができて、食事がノドを通らない。24時間前後高熱が続く。軽症型ヘルパンギーナは熱もすぐに下がり、潰瘍も針の先ぐらい。のどの痛みもほとんどない。
もうすぐ本格的な夏休み。ヘルパンギーナの流行も、まもなく終息するだろう。

猛暑と脱水

前回のブログに、多くのコメントと応援(?)をいただき有り難うございました。昨日からは家内と二人の静かな生活に。昨夜は部屋でノンビリ。全く家から出ない日も珍しいのですが、この暑さですから。
「朝、機嫌が悪くて」と訴えるお母さんも。子供はくたびれて眠っている時に、汗をかくこともあって、目覚めた時に脱水になっていることがあります。「ぐったりして元気がない」「食べたり、飲んだりしない」時は要注意。「ノドが乾いた」「飲みたい」と意思表示ができない年齢は、特に注意が必要です。夜間に目を覚ました時には、水分を取らせるようにして下さい。
オンブやダッコで移動中も注意が必要です。「眠っているから大丈夫」と判断するのは危険。お母さんの体温と子供の体温が合算され、それに気温の上昇が加わって、脱水になり易い状況に。当たり前のことですが、「水分補給を十分に」、「暑い時間帯は外出しない」、「冷房をうまく使うように」ですね。

59歳

私事で恐縮なのだが、明日で59歳になる。昨夜は奈良から姉が東京に。久しぶりにゆっくり話ができた。今日の夕方は6,7月生まれ3人の誕生会。カイの父親とカイの母親と私の3人。長女も次女も参加して、賑やかな誕生会に。カイも6月で1歳になった。ハルは2週間後に2歳になる。
1年後には60歳の大台に乗る。最も平等なものは、年を取ることだ。健康でこの1年過ごせたことに感謝。仕事柄、多くの子供たちに接するために、精神的にも老けない?子供たちの若さと元気が伝わってくる。その意味では、楽しい仕事だ。ケーキをおいしく食べることができるのは有り難い。孫たちと娘たちと家内に囲まれた、騒がしい(?)59歳前夜となった。
RIMG0372.jpg
全く別の方向を向いたハルとカイ。人生の階段を一歩一歩登る感じ。体力と知力は、まだ大丈夫かな?

連休のお知らせ

診療は忙しくないのだが、溜まった仕事の片付けで、バタバタした日が続いています。一部の幼稚園では、今日が終業式?明日から3連休ですね。予定をお知らせします。
1)明日(土曜日)は通常通り、午前中の診療になります。
2)日曜日は休診です。
3)月曜日(海の日)は7時半から10時まで診療します。夏は朝の診療がいいですね。
これからはイベントが目白押し?人の移動が激しくなります。事故や熱中症に注意して下さいね。

手足口病と脳炎

今年は手足口病が少ない。手足口病の原因ウイルスは主に2つある。エンテロウイルス71型とコクサッキーウイルスA16型(CA16)である。このブログでも3年前から取り上げてきたが、手のヒラや足の裏、口の中だけでなく、肛門の周囲や肘の外側、膝頭にも発疹ができるのが、CA16の特徴である。これを勝手にハデハデ手足と呼んでいる。昨年流行したコクサッキーウイルス6型は、ハデハデ手足の症状だけでなく、上肢や下肢全体にまで水痘と見間違える発疹が出た。これを勝手に超ハデ手足と呼んでいる。この超ハデ手足は、2ヶ月後にツメが剥がれるというオマケつきであった
今年の手足口病は、CA16が原因のハデハデ手足である。超ハデ手足は姿を見せていないし、問題のエンテロ71も姿を見せていない。エンテロ71は髄膜炎を起こしたり、まれに脳炎を起こすことが知られている。カンボジアでエンテロ71が原因と思われる脳炎で、子供の死亡が報告されている。エンテロ71が姿を見せないことを願っている。
(報道記事より)
カンボジア保健省と世界保健機関(WHO)は9日までに、同国で今年4月以降に子どもの死者が相次いでいる原因不明の病気について、多くの患者から手足口病の原因となるエンテロウイルス71型(EV71)が検出されたと発表した。また死者数については、入院した子ども59人のうち52人が死亡したとの最新集計を明らかにした。

ワクチンの接種ミス

珍しいことなのだが、この前の土日は帰省した長女が、私の外来を見学した。午前中の通常の診療では、次女が私の外来を手伝っている。色々なことを教えているが、私は教科書的な話は全くしない。実際のデータを見ながら、議論をする。私も家内も採血や迅速検査は、すべて自分で行う。外注しなくてはならない検査も、データは詳しくチェックする。
次女に教えていることは、「臨床の場では、予想もしないことが起こる」ということだ。「ワクチンを打ち間違えに注意せよ」とも。新しいワクチンは注射器に充填されていて、バイアルから注射器に吸う作業は少なくなったが、私も家内もこの吸う作業を自分で行っている。人に任せたことはない。それでも接種ミスは起こる。
実際に私も経験がある。三人兄弟が全く違う予防接種で来院した。インフルエンザ、日本脳炎、DPTの追加接種であった。インフルエンザワクチンを注射器に吸って接種しようとした直前に、お母さんがチックの相談を始めた。私は注射器を手に持ったまま、チックが起こるようになった原因と、対応の話に熱中してしまった。5分ぐらい話をしてワクチンを接種したのだが、その時に椅子に座っていたのは、長男ではなく次男であった。次男が長男を押しのけたのだ。話に夢中で気がつかなかった。事情を説明して、打ち直しになった。臨床に場では、とんでもないことが起こる。
自分で注射器に吸っていなかったら、打ち間違えていたことすら、気付かなかったのではないか?実際にこのようなニアミスは、数度経験している。接種する時には、接種するワクチンを再度確認し、さらに本人であるかを確認して接種するように、娘たちには何度も説明している。「最後は必ず自分で確認」これが最も大切なことだ。

反対する心

学会の意見に対しても、単純な知人が述べた意見に対しても、へそ曲がりな私は反対したいという衝動に駆られる。そこで私は冷静に(?)考える。「お前の意見は間違っている。お前は馬鹿だ」と言うのは簡単である。相手が提示した意見や提案に反対するのは簡単である。最近の私は反対したいという衝動を抑え、冷静に考えるように心がけている。年の功?
反対する時は、明確な根拠がない事の方が多い。確固たる根拠がなく、その人間の生活態度や評判、顔つきから言い回し、性格などが気に入らない。そのような感情が先に立って、相手の意見の真意を間違って解釈することが多いと思うようになった。いかにも理論的に見える反対派は、格好はいいが、実際は感情的に反対しているのではないか?私自身も含めて。
逆に「全員一致で賛成」、これもまた気持ちが悪い。宗教の世界か、独裁者の国である。反対意見は貴重であるし、なくてはならない物だ。私は体制に逆行する性癖があり、すぐに反対の意見を述べる。一応理論武装はしているのだが、その理論が反対の本当の理由なのか?自問自答するようにしている。「彼奴は気にくわない」という感情が先行しているのではないのか?「冷静で、理論的に考えて反対する人間は少ない」と私は思っている。

先の話(副院長の帰省)

先の話で申し訳ないのだが、今月の24日(火曜日)25日(水曜日)26日(木曜日)の3日間、家内は終日不在になる。1年ぶりに広島の実家に帰ることに。両親とも健在であり、少しでも親孝行ができればと願っている。
その間は、私と次女で通常通りの診療となる。次女はハルを保育園に送るため、9時ぐらいの参戦になるだろう。幼稚園も小学校も夏休みに入り、イベントが目白押し?混雑することはないとは思っている。「副院長の不在」をお許し願いたい。
さらに先のことになるが、8月7日(火曜日)8日(水曜日)9日木曜日)は大分に帰省したいと思っている。私と家内は不在となる。急患の方については、次女が対応する予定。この点もご了承願いたい。1年ぶりに母の顔を見たいと思っている。
来週の日月は連休となる(海の日)。日曜日は用事があるため、月曜日の朝に診察する予定?来週いっぱいで夏休みに入る幼稚園もあり、移動や合宿の季節となる。前回のブログでも書いたが、安全第一で生活してほしい。水分摂取と睡眠時間には、十分に気を配ろう。

水難

水難とは読んで字の如く「水による災難」。洪水や溺死などの事を意味する。私は大分出身。今回の洪水には心が痛む。昨年の夏、帰省した時に立ち寄った耶馬溪も水難に。大雨による洪水、土砂崩れ、河川の氾濫、すべて水難である。多くの方が一時避難。今回の水難は天災である。昨年の地震による津波も、水難であり天災であった。
一方、人災である水難もある。日本の子供の死亡率の高さは、世界に誇るべき物(?)。事故の多さは、群を抜いている。交通事故、川の事故もあるが、風呂で溺れる事故も多い。シャワーではなく、風呂にお湯を張る習慣のある日本は危険だ。目を離した隙に、風呂で溺れる事故は、日本の特徴でもある。
私は泳ぎが苦手である。私の先祖は内陸出身ではないかと思っている(?)。山に登ったり、森を歩くのは大好きなのだが、水泳は嫌いだ。家内も水は嫌いなようで、プールに行っても、二人でアクアウォークだけ。そのDNAは受け継がれて、娘たちも一通り泳ぐことはできるのだが、旅行に行っても泳ごうとはしない。宮崎に住んでいた長女に、「せっかくだから、サーフィンでもやったら」と言ったら、「北海道の人は全員スキーをやり、沖縄の人は全員スキューバーダイビングをしろとでも言うの」と反論してきた。
「泳ぐことができる」事が身を守るとは思わない。泳げない人間は、水には近づかない。水に近寄らないのが、溺れないコツだと思う。山に登らなければ、山の事故には遭遇しない。そう言ってしまえば、何もできなくなる。好きならばやればいい。安全に気を配り、身体や心の為に運動するのはかまわない。しかし、危険な事を強要してはならない。
小学校の遠泳。昔からの伝統と言うが、溺死事故は後を絶たない。中学校からの武道の必修化。これも危険だ。見方を変えると、虐めと殺人の温床になる。自由人の私には、武道や遠泳の強制は、絶対に受け入れることができない。どこまで安全が確保され、監視の目がどこまで行き届いているのだろうか?
水難の多い季節である。学校の臨海合宿も始まる。安全第一に。近づかないのが一番安全だと心得よう。無理は禁物だ。

突発性発疹症

季節性はない病気ですが、突発性発疹症について触れておきたいと思います。生後7ヶ月から12ヶ月か好発年齢の、発熱72時間、解熱して数時間で体幹に発疹がでる病気です。
(次女がまとめた説明文)
ウイルス感染症です。ヒトヘルペスウイルス6型の初感染で約50%が突発性発疹の形をとります。生後6~24ヶ月の児で、他に症状がなく発熱のみで発症した場合、突発性発疹を疑います。このウイルスには4歳までにほとんどの人が自然に感染します。
発疹が出て初めて、確定診断ができる病気。「突発性発疹だろう」という先入観は危険。発熱が72時間以上続いた時は要注意です。
症状
①発熱:高熱(39℃以上)が3日間持続します。風邪等の他の感染症がからむと4-6日間発熱が続くこともあります。
②発疹:解熱とともにお腹・背中を中心に発疹(斑状紅斑:淡い紅色のぶつぶつ)が出現し、顔に広がります。発疹は3日間持続します。発疹に痒みはありません。手足にはほとんどでません。
③不機嫌:発疹が出てきてからの方がより不機嫌になります。
注意点
熱性痙攣を合併することが多く、家族で熱性けいれんを起こしたことがある場合は要注意です。また、脳炎・脳症を合併することもあります。
治療
根本的な治療はありません。しかし、発疹がでて初めて診断がつく病気のため、他の感染症を合併していることを考慮し、抗生剤を数日間内服する場合があります。また、高熱が続くため、解熱剤の座薬を使用することもあります。また、細菌感染症との鑑別のため、血液検査をすることもあります。
予防接種は治癒して2週間後からになります。

静かな7月の始まり

23周目は静かな走り出しとなった。7月の第一週は手足口病とヘルパンギーナがテーマの週である。今年はこの2つの疾患はとても少ない。溶連菌も少なくなった。不活化ポリオの影響で(?)、予防接種も例年に比べて少ない。テーマのない、ノンビリとした1週間になるのだろう。待ち時間は0から10分ぐらい?
前回のブログに、多くの拍手と暖かいコメントを頂いた。大変嬉しく思っている。気持ちと発想を切り替えながら、生きていくのがコツ?私と家内にとっては、7月1日は1つの節目である。22年前に比べて、全く異質のストレスがある。これには年齢的な要因もある。人は平等に年をとる。今月で私は59歳になる。自分の「老い支度」の前に、通らなくてはならない道がある。