今年もお世話になりました。良いお年をお迎え下さい。

昨日は激しい雨のお陰で(?)午後1時には、無事仕事を終えることが出来ました。大きなトラブルを抱えた子供もなく、私としては満足のいく年越しになり、嬉しく思っています。昨日は「良いお年を」と声をかけあって、患者さんを送り出しました。子供たちからも、「良いお年を」と声をかけられ、1年の終わりを感じる1日となりました。
今日は大晦日。朝早く起きて、家内とサトイモの皮むき。私はイモと名が付くものには目がなく、一昨日に2パックほど購入。皮むきをして、塩でもんで、下ごしらえ中に、このブログを書いています。家内は今から、おせち料理にとりかかるのかな。時間が少ないので、外注もあり?
今年も東京での年越し。大学を出てから、旅行に行ったり、実家に帰ったことは一度もありません。勤務医時代は、年末まで仕事や当直、開業してからは、30日まで仕事ですから。プロとしては当たり前ですが。
個人的には孫(次女の娘のナツ)が増えたこと、次女が勤務医を辞めて、私の外来とデータ整理を手伝ってくれたことが収穫。勤務医の長女も、時間に余裕のある週末は、私の外来に参加しています。「医者らしくなった」と思いますね。親バカではなく、剣術家は対峙した時に相手の技量は分るもの。それがプロですから。「あと最低10年は頑張るように」と娘たちからは要求されています。
私は色々なことに熱中してきましたが、一番面白く(語弊があるなあ)、本気で熱中したのは、なんと言っても仕事。山の頂上での達成感、大きな魚を釣り上げた時の喜び、綺麗な花を咲かせた時の感動。どれも素晴らしい。でも、診察室という小さな部屋で、病気という目まぐるしく変化する景色を堪能できるのは、悪い言い方(いつものこと?)ですが、「はまります」ね。
大きなトラブルもなく、仕事ができたことに感謝。健康で1年を過ごせたことに感謝ですね。今年1年、大変お世話になりました。来年も宜しくお願い致します。

御用納めは雨?

明日が御用納めとなる。午前中の診療だが、あいにくの雨?この開業してから、毎年30日まで診察してきた。23回目の30日の診療である。当時は30日に仕事をしている医院も病院もほとんどなく、本当に忙しく、厳しい診療が続いた。最近は診療しているクリニックや病院も多い。精神的のも楽になったし、私自身が無理をする年齢ではない。
30日の御用納めが雨という状況は、今まで記憶にない。明日は静かに仕事を終えたい。症状が気になる子供は一人だけ?明日の夜は、無事に1年をを終える喜びを、家内と分かち合いたいと思う。

帰省ラッシュ

明日(土曜日)、明後日(日曜日)は午前中の診療である。午後の診療は今日で終了。インフルエンザも嘔吐下痢症も姿を消した。今日は御用納め。帰省ラッシュが始まる。娘たちは仕事で、身動きが取れない?初詣以外に予定はない。
流行している病気もなく、殺気立った雰囲気のない、静かな年末である。帰省される方は、渋滞や雪、事故にはくれぐれも注意をしてほしい。私も家内も、集中力を切らさないように、2日間を乗り切りたいと思う。

気温の低下

今日は木曜日、午前中で仕事は終わる。土日も午前診療なので、午後の診療は明日(金曜日)まで。土曜日は雨の予報。マラソンでたとえるなら、競技場で最後の一周というところか?
冬休みに入って、インフルエンザもほぼ姿を消した。今、最も多いのが溶連菌感染、次いで胃腸炎である。保育園は28日まで。幸いなことに、保育園では病気の流行はなく、静かな年末である。今年はこのまま静かに終わるだろう。連年のように、殺気だった雰囲気はない。気温が低く、身体が動かないのだが、ペースを落とさず、ゴールを目指したいと思う。

一般論としてのアナフィラキシーショック

ありそうで滅多にないのが、アナフィラキシーによる死亡例である。私の記憶の中では、ソバ、ピーナッツでの死亡例はあった。成人例としては、エビやイカなどを大食いしたあげく、酒を飲んで泥酔し、亡くなられた症例もあった。アナフィラキシーの発生メカニズムは、大昔に説明したはずなので(記憶は定かではない?)、ここでは省略。
因果関係を確実に証明できた「卵を食べて死亡例」「乳製品を食べて死亡例」は記憶にない。ということは、ニアミスはあっても、確率的には死亡例はほとんどない事を意味する。だいたい、卵や牛乳で経口負荷試験をやるくらいだから、死亡例は皆無を言ってしまうのは、逆説的な暴論だろうか?
私しかやらないような、いい加減な計算をしてみよう。1年間の出生数を110万人とする。軽いアトピーまで含めると、アトピーの発症は10%弱。およそ10万人の計算となる。その中で、食物アレルギーがからむ比較的重いアトピーは20%、2万人。卵アレルギーは80%以上に起こる。およそ、1.5万人。その中で、命に関わるような重症の卵アレルギーは30%、5000人となる。
牛乳アレルギーは40%として、およそ8千人。重症の牛乳アレルギーは20%、1500人。重症の小麦アレルギーは1000人ぐらいと推測している。この数字は、やや控えめな値である。この様に考えると、非常に多くの子供たちが、アレルギーという、食の危険にさらされていることになる。しかし、食物アレルギーは除去することによって軽快し、一般的には2歳から3歳で、食べることが出来るようになる。しかし、強いアレルギーの子供は、小学校に入っても、除去が必要となる。
症状に絡む要素は、食物の種類、アレルギーの強さ(検査データ)、食べた量、風呂や運動などの生活習慣の4つである。米でショック死などは存在しない。チーズはリスクは高い、チジミに使われる乳の料は多くはない、女性は激しい運動はしないはず。この状況で、アナフィラキシーが起こるのか?違和感を感じるのは、私だけだろうか?

メリークリスマス

今日はクリスマスイブ。ここ数日の忙しさで、クリスマスの存在をすっかり忘れていました。クリスマスケーキを食べる時になって、初めて実感がわきました。やっと3ヶ月になったナツのために、卵を除去している次女夫婦が、アイスケーキを買ってきてくれました。
家族総動員での食事に。今年の年末は、連年になく静か?今週は29日の土曜日までは通常通りの診療です。30日(日曜日)は午前中のみ診療。これが御用納めになります。今週の山場は29日と30日ですね。29日の方が激しいと予想していますが。
残り1週間、子供たちが元気に歳が越せるように頑張りますね。メリークリスマス!

チーズによるアナフィラキシーショック?

行政解剖の結果、アナフィラキシーショックが疑わしいとの結論。元気で、おかわりをしたぐらい食欲のあった子供が、1時間足らずで体調を崩し、3時間後に亡くなったとしたら、アナフィラキシーの可能性が高いと思う。しかし、情報が足りない。「気持ちが悪い」次に来るのが、「かゆい」であり、全身が赤くなったはず?アレルギーとは「かゆい」ものだ。
一般論の話だが、アレルギーに関する突然死、またはニアミスは、圧倒的に男性に多く、年齢は10歳から15歳である。元々、食物アレルギー自体が男児に多く、女児の1.5倍から2倍。給食後に多いのも特徴である。運動することで血流は増し、アレルギー症状は強くなる。朝食や夕食後に、すぐに激しい運動をする状況は少ない。今回の症例については、痒みと昼休みの運動、牛乳アレルギーのデータについての情報が欠けている。この3点が、最も重要なのだが。
チーズは発酵食品であり、アレルギーを起こしにくいと推測されるのだが、これは間違い。カゼインの塊であるチーズは、強いアレルギーを起こす。牛乳の除去をする場合には、最後にOKをだすのがチーズである。バターや生クリームがアレリギー的には弱い食材である。その意味で今回のチーズは、アレルギー的に危険な食品である。
「食物アレルギーと死亡例」とエピペンについては、後日書きたいと思う。

明日は雨の予報

インフルエンザの流行が始まったとの報道。今週のインフルエンザの患者数は、20名を越えている。冬休みで一段落することを願っている。症状は重くはない。発熱、セキ、吐き気がポイントである。
調布市で給食を食べて、不幸な転帰を取られた小学生の報道があった。牛乳アレルギーが疑われている。詳細が分らないので、コメントは避けたい。アレルゲンの入った給食を食べて、昼休みに運動することで、ショックに至る可能性があると、小児科学会雑誌に論文を書いた記憶がある。1980年代のこと。「食物依存性運動誘発性アナフィラキシーと学校での突然死との関係」という内容の発表をしたこともある。NHKの9時のニュースでコメントした記憶もあるのだが、25年も前の話。
今回の件で、私は「チーズ」に反応した。これについては、詳細な情報を得て、機会があればコメントしたいと思う。

学級閉鎖の功罪

先週末から始まった、局所的なインフルエンザの流行も、ほぼ収束状態となった。出席停止期間の事実上の延長と、学級閉鎖による効果かもしれない?保育園にはクラス閉鎖という言葉はない。
学級閉鎖の基準は、クラスの20%が欠席と言われているが、校医の判断も加味されるので、実際的には30%から40%の欠席で、学級閉鎖になっているようだ。20%はきつい。30名のクラスで6名休むと、学級閉鎖になってしまう。12名休むと、40%となって、まあ納得という感じか?
今年の3月まで、インフルエンザの出席停止期間は、解熱後2日経過するまでであった。日曜日の夕方に発熱。月曜日に抗インフルエンザ薬を使用。火曜日には解熱。水木と休んで金曜日には学校に。「火曜日には熱はなかった」と言われると、木曜日から出席OKになることもあった。
今年の4月からは、発症日を0として、5日間は休み。日曜日を0とすると、金曜日までは休みとなる。インフルエンザのい潜伏期間は2日から4日。次から次にかかっていく。休みの期間が長くなると、欠席者は増えることに。簡単にクラスの30%を越えてしまう。今年は学級閉鎖が多くなるだろう。閉鎖期間も長くなるはず。授業時間に影響が出ることは避けられない。
休んでいても、「親は目を離すな」という指導をすると、仕事を持つ保護者の方は大変である。健康な子でも、学級閉鎖になると、外で遊ぶわけにはいかない。保護者の方も仕事に大きな影響が出るだろう。一方、出席停止や学級閉鎖で、インフルエンザの広がりを防ぐことが出来て、子供たちも保護者の方も助かるという側面もある。
出席停止期間の延長には、プラス面とマイナス面がある。トータルでどちらに傾いているのか?今年度にインフルエンザの大流行が起こったならば、おそらく結論が出るだろう。個人的には、マイナス面の方が大きいと思ってはいるのだが?

変身

インフルエンザの予防接種の季節は、思わぬ出会いがある。開業して23年目。当院を卒業した子供たちも多く、子供を連れて姿を見せてくれる方も多い。この季節になると、成人になって、久しぶりに予防接種で来院するケースも。
大学生や社会人になって、きちっとした服装で、お化粧もバッチリ。私は昔の記憶しかないので、目を白黒。「こんなに美人だったかな?」という思いが。思わず、「別人かと思ったよ。これでは電車で会っても解らない」と言ってしまう。相手はお世辞で「先生はちっとも変わりませんね」という会話に。
先日、電車で前に座った若い子が、鏡を出してメイクを始めた。2センチもありそうな付け睫毛を貼り付け(?)、美人に変身して、スタスタと下車していった。女性でも変身願望がある?男の子が大好きな仮面ライダー。「変身」と叫んで、自分と全く違う強い、正義の味方に変わる。これも変身願望だ。
メイクをして、皆が「エー」と驚く顔を見る快感。これが変身願望の裏にある。技術の進歩(?)に伴って、変身技術も多岐にわたる。身だしなみを整える、身ぎれいにするのは良いことだ。私は大きくなって、変身した患者さんに出会うのが、この季節の楽しみでもある。

インフルエンザの補足

昨日も時間がなく、説明不足?インフルエンザの発症状況について(も)、家内がデータを取っている。土曜日2名、日曜日5名、昨日(月曜日)は6名の症例を経験した。全例ともA型であり、某小学校の4年、3年と某保育園に集中している。発症は局地的ではある。
流行しているインフルエンザの特徴は、吐き気を伴うことである。船酔いと同じで、吐き気があるとグッタリして重症感がある。溶連菌や嘔吐を主訴とする胃腸炎と、なかなか区別がつかない。今週は兄弟間での感染もあり、もう少し広がりを見せるのだろう。
昨日でナツが3ヶ月になった。元気に育っているので一安心。新4種混合ワクチンの1回目を接種した。私は接種せず、(嫌われ役は)当然母親である次女が行った。
23日(日曜日)と24日(振替休日)は午前中診療する予定(23日は受付11時、24日は11時半まで)。ところが、23日の1時から、急病センターでの仕事が入ってしまった。12時半には出かけなくてはならない。早めの来院をお願いしたい。ということで、23日は1日中仕事となった。夜は忘年会が入っている。いつもながら、忙しい年末ではある?

A型インフルエンザの流行?

現在、インフルエンザが広がりを見せているのは、保育園1つと小学校1校である。金曜日から始まった小学校の流行が、急速に拡大してきた。1クラスは今日から学級閉鎖に。
あと1週間で2学期は終わる。冬休みになれば、流行は終わるだろう。高熱、吐き気、嘔吐、セキが少しという症状。A香港型と推測される。嘔気と嘔吐が特徴?ノロ様症状と紛らわしい。今週は注意が必要だろう。

圧勝

今朝は7時過ぎに投票に出かけた。日曜日なので、いつもの如く人はまばら。投票を済ませて、松沢病院を1周することに。少しコースを外して、八幡山小学校の前を歩いた。投票する方が数名と、出口調査らしき人が1名。ちょうど4000歩の散歩となった。
投票は予想通りの結果。今回のほど、投票に迷った選挙はなかった。嘘をついても当たり前、皆で渡れば怖くないという公約である。100%実現不能の公約まで並んだ。紙幣を大量に擦り。円の価値を下げろ。インフレ大歓迎という国民の気持ちが、今回の結果に繋がった?
日本には閉塞感があり、消費税の引き上げ、高齢化社会が影を落としている。老い先短い私だが、「何とか逃げ切れる」などとは、夢にも思っていない。人生は何があるか解らない。だから危険であり、面白くもある。日本の進行方向が、少し変わってくるだろう。今回の結果は、当然ではあるのだが、前回の選挙で何故大敗したのか?という反省は大切ではないのか?
このブログで政治と宗教の話に触れるつもりはない。これは独り言である。

総選挙

今日は午後が雨模様?明日は天気回復の予定。早いもので、12月も折り返し地点となった。インフルエンザの発症は、今週で2例。まだ、流行にはほど遠い状態である。
今年度からインフルエンザの出席停止期間が変わった。「解熱してーー」という条件もあるのだが、基本的には発症日を0病日として、第5病日まで出席できない。ほぼ、一週間の出席停止となる。働いているお母さんには、この条件はきつい。流行の拡大を防ぐ事が優先なのだろうが、いささか現実的でないような?
明日は総選挙。現実的でない、ただの票集めとしか思えない言葉が並ぶ。マニフェストは守らない為にある?反対に過激で、いい加減な言葉も並ぶ。今回の選挙の結果は、ほぼ予想されており、その予想は当たるだろう。前回の選挙の責任は、投票した我々にある。明日は散歩がてら、投票に行こう。

いきものがかり

「いきものがかり」というグループがある(らしい)。昔で言う、飼育係である。私はめったに夢を見ない。例外的にコーヒーや緑茶を飲んだ夜は熟睡できず、夢を見る。夢は良い夢と、後味の悪い夢がある。たいていは後者なのだが。不思議なことに、大変世話になった祖母は、夢に出てきたことがない。
夢の代表は2つ。代表は「明日の試験科目は何だ」という夢。授業に出たことがなので、科目もテスト範囲も解らず、友人を捜し回る夢。もう1つは「鯉のエサがない」「ウサギのエサがない」と慌てる夢。昨日見た夢は後者であった。
私は小学校4年生から6年生まで「いきものがかり」であった。ウサギ、カモ、ニワトリ、小鳥の世話係。夏休みも冬休みも毎日学校に。おそらく、1日もサボったことはない。ペットフードのない時代、エサには苦労した。嫌いな人参を育てるのも、ウサギに食べさせるため。葉っぱも食べさせる。冬は野菜が少ないので、元旦から田んぼで草の芽を摘んでいた。生き物の世話の大変さは、身にしみていた。「今日のエサをどうしよう」と慌てる夢は、当時の記憶が原因だと思う。私にとっては苦しい夢だ。
私は給食をサボったという話は書いた。昼休みに学校に戻ってやることは、食べ残しのコッペパンを集める作業だった。私は錦鯉を飼っていた。いっぱしの「目利き」を(勝手に)自認していた。「鯉のえさ」など売っている時代ではなく、エサの調達に苦労した。
一番簡単なのが、麩であり、次が給食のコッペパンであった。ミミズや蛾の幼虫から、カナブンまで何でも食べさせた。食べ物の大切さや、栄養バランスの大切さを、「いきものがかり」として学んだ。しかし、学ぶことと、実際問題は別であり、好き嫌いの多い子供であり、その名残は色濃く残っている。でも、最近ネギは食べるようになった!?

院長の暴論(捏造)

ノーベル賞の授賞式があった。受賞決定当初から、山中先生の対応はすばらしいと思った。アスペルガーっぽくない受賞者は久しぶり?「自分の力ではなく、国が応援してくれたから」という内容も、実に思慮深いコメントであった。「俺は偉い。実力通りの成果」という馬鹿なコメントをしなかったところがすばらしい。
今までの実績は過去のもの。今からもっとすばらしい実績を上げたいという内容のコメントもすばらしい。本当に頭がい良いと思う。ここからが、暴論である。若くして栄誉ある賞をもっらた学者は、不幸な人生を送る。「国のバックアップのおかげ」と言えば、国は喜んでお金を出すし、成果が上がらなくても、国のせいと判断される。「俺の実力が」とは言っていないのだから。
皆から注目される様になった科学者は、「何の研究をやっているのか?」と注目される。研究費は多くなり、人材も豊富になるが、いわゆる「裸の王様」となる。注目されることは、秘密がなくなることであり、研究には致命的なハンディを背負う。今の研究は、特許などの膨大な利益がからむ。名誉よりお金と考えるのが、外国流。日本人は逆である。山中先生はそのリスクを十分に理解していたと思う。
報道機関がのせられた捏造騒ぎ。あの捏造騒ぎで恩恵を受けたのは、山中先生だったのでは?過熱した報道騒ぎに水を差して、私は良かったと思った。当然、捏造は捏造。名前を連ねた学者も、当然処罰の対象になる。ほとんど処罰されていないところが、実に日本らしいのだが。
有名になることは、危険を伴うことだ。本当に頭の良い人間は、謙虚であるし、表に出ることを好まない。表に出ると損をすることを知っているからだ。私の歳になると、地位も名誉も興味がなくなる。勝手気ままに、このような無責任なブログを書いている。威張るつもりもない。患者さんに役に立つ情報を提供したいだけだ。
私は過去の人であり、山中先生は当然、将来の実績を期待される人である。でも、勝手気ままが良いと思うのは、能力のない私だけ?

散見されるインフルエンザ

嘔吐と主訴とする胃腸炎も峠を越えた。水痘もRSも少なくなった。11月からA型インフルエンザの患者さんがパラパラ。年齢は小学生以上で、成人に多い傾向があった。ここに来て、幼児の患者さんが僅かに見られるようになった。高熱と咳がある場合には、インフルエンザも考慮する必要がある。年内に大きな流行は起こらないと思っている。
16日(日曜日)は3時から4時30分まで診療、4時30分から6時まで、インフルエンザワクチンの接種時間となる。

女医

女医と書いたが、私はこの言葉は使わない。女性の医師と表現する(ここからは、短縮して女医と略す)。「女医は結婚すると、一線から遠ざかる」「当直も出来ないし、役に立たない」と非難される。前から書いているように、生き方には優先順位がある。仕事が1番の人もいれば、育児が1番の人もいる。結婚しない選択だって、当然あっていい。
子供が生まれたら、育児が優先順位のトップになる。育児に専念できる女性は、経済的に恵まれた一部の優遇された環境で生活している。今はそういう時代だ。私の母は、今で言うキャリアウーマンであった。「私の時代はね、働く女性は貧しい家庭の人。普通の人は専業主婦」と言ったことがある。当然子育てをしながら、仕事に喜びや誇りを持つ女性もいる。
労働基準法に守られていない医師は、時に過酷な労働を強いられる。私も家内も、労働基準法などは全く無視した労働条件で働いている。別にそれは構わない。「人生は長いのだがら、子育てを楽しむ時間があってもいい」と娘たちには話すのだが、研修医制度で縛られている状況では、そのような事は許されるはずはない。家内を見て育った娘たちも、「育児の時は楽しかったけど、取り残される気持ちになった」という家内の言葉を、重く受け止めているようだ。
女性は平均寿命が長い。育児の時間を引いても、残された時間は長いのだから、定年や介護がなければ、男性に負けないくらい仕事が出来るはずだと、私は単純に思っている。今、女医の割合が増えて、「役に立たない」と思っても、20年、30年先には、十分な労働力(?)になるはず。そう考えるべきではないのか。
開業医も競争社会だ。申し訳ないのだが、男性の開業医は怖くない。私にとって女性の開業医は脅威である。男性は5年もすると、気が緩んでいい加減な仕事をし始める。当然、評判も落ちる。女性はブランクがあるため、ハングリー精神があり、持久走に適している。瞬発力があっても持続力のない人間は怖くない。瞬発力がなくても、持続力がある人間は役にたつ。
娘たちには「持続力のある人間になれ」「小さな歯車でもいい、社会の役に立つ歯車になれ」と教えてきた。私は瞬発力よりも、持続力に自信がある。まあ、単に興味のあることに、しつこいだけなのだが。

医師不足

医師の数は、年々増えている。しかし、医師不足の状態は変わらない?理由はいくつかある。都市に集中し、地方の医師は少なくなった。人口が少ないのだから、医師は少なくても良いという論理もあるし、人口の多い都市に、医師が集まって当然かもしれない。情報も、刺激も都会の方が得やすい。
田舎大好き、自然大好きの私が、東京の真ん中で仕事をしているのは皮肉な事だ。「田舎出身の私こそが、都会向き」と居直って生活している。もし私が田舎に住んでいたら、娘たちにも「帰ってきてはいけない」と言ったはずだ。
娘の一人が大学生の頃、ある講義で「何故医師が不足しているのか」がテーマになった。生意気そうな私の娘が質問された。「解りません」と答えたらしい。本人には私が医師不足の原因について、詳しく説明していたので、講師の意図を理解して、意図的に知らん顔をしたのだろう。
「女医が増えているからだ」と言われたらしい。電子カルテの導入で、診察できる人数が制限され、予約制になったことや、医師の個人的な能力的な問題もあるだろう。しかし、女性の医師が多くなったことが、1つの大きな原因であることも事実だ。
私の時代は、女性は数%であった。今は30%を越えている。50%近い医学部もある。女性の社会進出、意識の変化、真面目に勉強する事が、女医の増加に繋がったと思っている。
女性が結婚して、仕事を続けることは大変なことだ。それは、家内を見ても解る。乳児を置いて、当直の業務はきつい。女医がスタッフにいると、男性の仕事が増える。「女医が増えたから、男性の仕事が増え、医師不足になる」と娘は言われた。
私は女性の肩を持つつもりはない。女性の医師が増えたことが、医師不足の一因であることも否定はしない。しかし、それは1つの要因に過ぎないと思う。

平成24年度 年末年始のお知らせ

年末年始の診療は以下の通りです。

12月23日(日・祝)…午前診療のみ(受付は11時半まで)
12月24日(月)…午前診療のみ(受付は11時半まで)
12月29日(土)…午前診療のみ(受付は11時半まで)
12月30日(日)…午前診療のみ(受付は11時半まで)

12月31日(月)~1月3日(木)…休診

1月9日(水)・10日(木)…臨時休診




銭湯

仕事や雑用が溜まって、なかなか時間が取れない。膝と肩の負担が大きい。珍しく、家内が「歩いて銭湯でも行く?」と提案。神田川を歩いて、高井戸で1時間ほど湯に浸かってきた。銭湯(俗に言うスーパー銭湯?)は5年ぶりかな?歩きながら、話すテーマも溜まっていた。
塚山公園と神田川沿いには、落ち葉も多いのだが、紅葉もまだ見頃?身体が温まって、膝も肘も少し楽になった。私に少しゆっくりするようにという、家内の意図?ブログに書きたいテーマも溜まっているのだが、じっくり書く時間もない。最近は睡眠時間も短いので、今日は早く寝よう。

冷たい雨

すっきりしない天気が続いている。気温も低い。インフルエンザはこの1ヶ月、姿を見せていない。嘔吐を主訴とする胃腸炎が流行しているが、その勢いは弱まっている。水痘がパラパラ。全般的には静かな12月の始まりである。
乱戦模様の選挙。原発、TPP、消費税の3つがテーマなのだが、本質的な議論はない。3つとも生活に大きな影響がある問題。原則論ではなく、現実論で議論をすべきだ。冷たい雨、低い気温、混沌とした政治、体感温度は実際の温度よりさらに低い?

最後の依頼

母から5つの依頼を受けた。5番目は大学を卒業した時に言われた。「○○と○○が困った時には、力になってほしい」というものだった。○○には人名が入る。私は「解ったよ」と答えた。これは私と母との約束であり、当人たちとの約束でもないし、本人たちには「いらないお世話」かもしれない。
母との約束については、家内は結婚当初から十分に理解していた。結婚した時点で、4つはほぼ完了したと思っていた。5番目については、家内は十分に協力してくれた。依頼された2名につては、母がかわいがっていた人間である。とっくに成人しているので、私の役目は終了だと、帰省した時に母に伝えた。
親子には理屈はいらない。説明もなし。依頼されて、出来る事はやる。出来ない事はできないと言うべきだ。私と母の関係は、「どうして?」というフレーズは一度もなかった。母はかなりの無理難題を処理してくれた。私も母の希望は叶えたと思っている。
お互いに干渉しないことが、親子関係のコツだ。私が子育て中に、母は家内に「子供をいじりすぎてはダメだ」とアドバイスした。つまり手をかけ過ぎるな、いらない干渉をするなという意味。当時は、本当の意味が解らなかった。この意味を、10年に以上経ってから、思い知ることになった。「子育てに夢中の時には、どうしてものめり込む」といつも家内と話している。