院長の暴言(適性)

人間には向き不向きがある。いわゆる適性?山登りが得意な人間もいれば、スキーが上手な人もいる。努力もしないで、英語を話せる人もいるし、古文が得意な人もいる。
子育ても同じだ。子育てにも、当然適性がある。以前から書いてきたが、子育ては「我が子が一番」と思って育てるべきだし、「この子を育てるには、母親である私が一番」であり、「父親も一番」と考えなくてはならない。これは本人が「ーーーと思って育てるべきだ」という意味であり、第三者から見ると、全く違う景色が見えてくる。
私は母から「君は子育てにはむかない」と言われた。待てない性格と、すぐに手を出し、口を出す性格を指摘したものだ。母親にも当然適性がある。「子供を産んだ母親は、この子をうまく育てることが出来る」という論理は成り立たない。この論理の裏は、「うまく子育て出来ない人は、子供を産むことはできない」である。この論理は当然間違っている。
この年になると、「子育ての向き不向き」を考えるようになるし、感覚的にも理解できるようになる。私も家内も「私たちがこの子たちにとって一番」と思って、子育てをしてきた。思うのは勝手だが、事実はそうは問屋が卸さない。情報があふれ、グローバル化した、騒がしい世の中で、生きていく余裕がなくなったのも事実。時間もなく、子育てに追われ、ネット以外に相談できる相手もいない。追い詰められると、体罰だけでなく、言葉の暴力まで出てくる。
余裕がある時には、不適性は覆い隠されるもの。自分が不適性だからといって、育児放棄はできない。一旦飛び込んだ以上、対岸まで泳ぎ切らなくてはならない。泳ぎが上手くても、下手でも。それが育児だ。しかし、川には流木が流れてきて、捉まえて一休みすることもできる。
私がこのブログを書いている背景には、「4月から保育園に」と辛そうに訴えるお母さんの存在がある。保育園に預けなくては、生活できない人も多い。今はそういう時代。時に私は「保育園でいいんじゃないの。この子は幸せだよ」と暴言を吐く。このお母さんと24時間、顔を突き合わせていると、どんな子供に育つのか?と思ってしまう。
「人間には適性があるんだよ。多くの人が手をかけて育ててくれるのは良いことだと思うけどね」と軽口をたたく。よく考えると、当然暴言?子育ての適性については、子供が大きくなった時に思い知らされる。私の母は、私の子育てと教育には、ほとんど関与しなかった。「生活に追われていたからね」と笑っていたが、本心は別だ。母が不適性だったのか?私がタチが悪かったのか?
子育ては精神的に追い詰められたら、人に任せるのもいい。子育て対する不適性もあっていい。肩に力を入れた、無理をした育児は良い結果には繋がらない。たまには(?)、このような暴論もいいかな。

インフルエンザの現況

先週のインフルエンザの患者数はおよそ110名。今週もほぼ同じ患者数になると予想している。幼稚園から小学生の年齢が多く、徐々にではあるが、低年齢化している。A型の流行であり、B型はわずかに1例である。
症状として重症感はなく、抗インフルエンザ薬は有効である。気管支炎や肺炎を合併して、抗菌薬を必要とした患者さんが3名、嘔吐脱水で点滴が1名である。100例に1~2例がいわゆる「こじれた状態」になる?
主な症状は発熱(微熱もあり)、セキ、全身倦怠、吐き気である。発熱を伴う病気の流行はないので、「熱が出たらインフルエンザ」と言っても過言ではない?学級閉鎖が多く、閉鎖期間も長いのが困る。

小児肺炎球菌、ヒブ、子宮頸がんワクチンが定期接種に

小児肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチン、子宮頸がんワクチ4月から定期接種になることが決定されたようです。現在、世田谷では一部自己負担のワクチンです。肺炎球菌とヒブワクチンの定期接種対象が、3月生まれからなのか、4月生まれの子供からなのか?詳細な点は、今後検討されるのでしょう。取りあえず、お知らせまで。
定期接種になると当院では23区、狛江市、三鷹市、調布市の方が自由に接種できることに。三宅小児科スギナミでは23区と三鷹市の方が、自由に接種できることになります。私と家内が心配していたのがBCGの個別接種。世田谷や杉並では、BCGは集団接種ですが、近い将来には個別接種になるはず。
患者さんの為に取寄せて余ってしまったBCGを、(無駄にならないように)日曜日に次女がナツに接種しました。時間と手間がかかる。色々な背景があっての「三宅小児科すぎなみ」の開設になりました。患者さんから「すぎなみで病気の診察は?」という質問がありますが、設備も処置も当院と差はありません。検査キットも超音波装置などもすべてそろっています。違う点は院外処方です。この点はご了承下さい。
(報道より)
2013年度予算編成に伴う厚生労働、財務、総務の閣僚折衝が27日行われ、4月から予防接種法に基づく定期接種対象に、子宮頸(けい)がん、インフルエンザ菌b型(Hib=ヒブ)、小児用肺炎球菌の3ワクチンを追加することで合意した。

院長の雑談(待ってはいけない時もある)

私は待つことが苦手だ。しかし、人生において行動したり、攻撃することより、待つことは辛く、難しいことだ。待つ時間があると、人はどうしても考えてしまう。時間があると、人間は「良い方向に」考えることは少なく、考えはとんでもない方向に向く。そのような事例を、私は数多く見てきた。後から考えると、「何故そんの考えになったのか?」と、信じられない気持ちになるだろう。そういう意味でも、待つことは危険であり、難しいと思う。
待つことのコツは、気分を紛らわすこと。深く考えず、今を刹那的でかまわないのでので楽しむことだ。深く考えるよりは、良い結果を生む。待つことも、耐えることも人生である。
ここから、全く違う次元の話になる。場面においては、待ってはいけないこともある。この前のエピペンの話のように、手元にあるから使わなくてはならないとか、救急車を呼ぶ前に使わないと非難されるなどとは、絶対に思ってはならない。すぐに救急車を呼ぶべきだ。結果オーライでいい。事件を大きくしないために、救急車を呼ばないようにという心理が、大きな事故を呼ぶ。
また、全く違う話になる。職業柄、「医者はいませんか?」と、急に呼ばれる事も。「心不全か?狭心症か?脳出血か?」さすがに、心電図などの道具がなければ解らない。「救急車を呼んで」という指示を。救急車が来て驚いた。「バイタルチェック」血圧は?呼吸数は?心拍数は?意識レベルは?優に5分はかかっている。思わず「早く病院に連れていけ」と言ってしまった。
最近はいろいろな国家資格がある。資格があると出来る仕事範囲が増え、義務も出てくる。しかし、それは時に患者さんを危険にさらす。ある国家資格が出来て以来、救急搬送が5分遅れ、救命率は上がっていないという報告もある。少なくとも、東京は無医村ではないので、まず搬送ではないのか?。
「待つ」というテーマで、支離滅裂な事を書いてしまった。育児でも、教育でも「待つ」ことは大切である。謙虚である(威張らない)、人の悪口を言わない、待つことが出来る、この3つを兼ね備えた人間は優秀であり、私はとてもかなわないと思っている。この3つとも、私は持っていないのだから。

日曜診療

明日(27日、日曜日)は午後3時30分から4時30分まで診療します。お困りの方はどうぞ。明日はインフルエンザがテーマになるのかな?
昨日は隣の小学校の工事関係のトラブルに巻き込まれ、待ち時間が長くなり、大変申し訳なく思っています。毎日仕事をしていると、突発的なことも起こりますね。今朝はカゼが強く寒い。洗濯物を外に出そうとしたのですが、強風のため断念。
月曜日(28日)は上北沢小学校側の駐車場の前の道で、終日「水道管の取り替え工事」があり、通行止めとの知らせが。ただし、「三宅小児科の駐車場に」と言っていただけると、通行可能とのこと。宜しくお願い致します。
共働きの方が増え、「土日の予防接種と健診」をとの要望が多いことは、十分に理解しています。しかし、週末になると、子供は熱を出すことが多くなります。週の前半で風邪をもらい、後半に発症するのが常。土日に予防接種までは手が回りません。お困りの方は「三宅小児科すぎなみ」を利用して下さい。ゆっくりと安全に予防接種が出来ることを目的としたクリニックですので。宜しくお願いします。

バス停案内

現在流行しているインフルエンザはA型の1種類だが、子供に流行が広がってきた。発症してから6日間(発症日を0として5病日まで)の出席停止はきつい。簡単に学級閉鎖になり、その閉鎖の期間も長くなった。繰り返し学級閉鎖が起こることも。また、発症日を0とするのだが、「前の日からセキが出ていた」ではダメで、発熱を確認できた日を0とするのが基本。仕事を持つ親にとっては深刻な事態。さらに、学期末の授業の遅れは、3月までに取り戻すことは不可能に。学年が変わって、勉強についていけない子供たちも増えるだろう。インフルエンザの症状よりも深刻?
当院が開業した23年前は、多くの規制があった。クリニックの宣伝は、電柱広告と駅の看板ぐらい。ネットもなければ、新聞チラシも御法度。10年ぐらい前から規制が緩和された。過激で誤った誇大広告は禁止だが、ネットや新聞チラシもOKとなった。
私はデータを集めるのが趣味。どの媒体が有効かを検証してきた。結果は1にクチコミ、2にクチコミ、3,4,5がなくて、ネット、ついで駅の看板だと思っている。音声の宣伝については、データがなかった。「三宅小児科すぎなみ」の前(というか敷地内)に、高井戸東3丁目のバス停がある。バス停に停車する前に、テロップが流れる。
バス会社から宣伝を出さないか?という申し込みが、次女にあったらしい。「三宅小児科すぎなみ」は静かに予防接種と健診ができることを願って作られたクリニックである(普通の診療もあり)。宣伝するつもりはなかったのだが、音声による宣伝に、私が興味を持ってしまった。
ただし、荻窪から芦花公園駅行きのバスの宣伝は埋まっており、芦花公園から荻窪行きのみということ。それは問題ない。「1年間やってみよう。テロッップの内容は任せる」と伝えた。「予防接種、健診は三宅小児科すぎなみ」というコメントになったのでは?
私は実際に聞いていないので、機会があれば芦花公園から荻窪まで、バスに乗ってみたいと思っている。荻窪で何をするのかーー。おそらく、歩いて帰ってくることになるだろう。7000から8000歩になるかな? 

ロコモコ

先週の土曜日は用事があり、家内と出かけた。時間に余裕があり、皇居の周りや日比谷公園を散策しながら、色々なテーマで話し合いを。私と家内の会議室は、部屋の中ではない。周りの景色を見ながら、時にはマラソンをしている人とぶつかりながらの会議である。景色が変わると、多くの発想が沸く。座っていても、良い発想は浮かばない。
調子に乗り過ぎて、長く歩き過ぎたため、またまた時間がなくなってしまった。小さなレストランに飛び込んで、10分で食事。食事に興味のない私は、「このロコモコとコーヒー」。家内はサンドイッチにコーヒーを選んだ。ロコモコって何だ?
出てきた物は、ハンバーグと目玉焼きが、ご飯の上にのっている代物。調べてみると、ハワイのロコモコ丼と言うらしい。ゆっくり味わう時間もなく、慌ててロコモコ丼をかきこむことに。目玉焼きにハンバーグ?相性が良いとは思えないのだが、面白い食べ物があるものだ。

インフルエンザの流行始まる

インフルエンザは大人を中心に流行していたので、対岸の火事と思っていた。先週から中学生、小学生と年齢が下がり、今週からは幼稚園児や保育園児にもインフルエンザが広がった。先週は40名弱であったがインフルエンザの患者数が、この2日で28名。年齢も低下してきた。この2週間がピークになるのだろう。
現在流行しているインフルエンザはA型のみ。全般的に症状は軽く、抗インフルエンザ薬も良く効いている。発熱、セキ、吐き気、全身倦怠(だるい)が主な症状である。問題は休む期間だ。発症日を0として、5病日まで休むことに。ほぼ1週間である。そのため、簡単に学級閉鎖になる?
他の病気の流行はなく、待ち時間は0から10分ぐらい?この時期としては異例の静けさである。「三宅小児科すぎなみ」は明日(水曜)は休診で、木曜が診療日となる。

三宅小児科すぎなみ(ウサギのマーク)

インフルエンザの流行があるものの、真夏より静かな診療が続いている。待ち時間はほとんどない。「三宅小児科すぎなみ」も問題なく、静かに船出したようだ。多くの方から、花などのお祝いを頂いた模様。この場を借りて、お礼申し上げたい。「できる限り断るように」との指示をしていたため、「気持ちだけ頂く」ケースもあったはず。大変申し訳なく思っている。
今夜は家内と散歩に出かけた。塚山公園の角の電柱に、三宅小児科の看板が掛かっていた。その看板を「三宅小児科すぎなみ」に変更するように指示していた。通りかかると、既に看板は「三宅小児科すぎなみ」に。その看板に「ピンクのウサギ」のマークが。このマークは東電広告を通じて目立つマークを選んだ、いわば既成品。ところが、院内のマークも、このウサギになっていた。院内の一部も、東電広告が担当した?待合室には、いささかハデ過ぎるマーク。
待合室を見た時に、私は「おいおい、ウサギとゾウは耳鼻科だろう」と文句を言った。耳はウサギであり、鼻はゾウだ。小児科に、何故ウサギ?「マークは僕の好みで、手配してあったのに。残念」と言うと、家内と次女は困った様子。家内が「ところで、何のマークを頼んでいたの?」と聞いてきた。「当然、カブトムシだよ。クワガタでも良いと指示しておいたけどね」
次女も家内も無言。後で、「ウサギのマークで良かったね」という会話が耳に入った。私はまだ、カブトムシにこだわっているのだがーー。

院長の暴論(密室)

今週は雪の影響もあって、本当に静かでしたね。21日の開業に向けて、準備は進んでいるようです(次女とスタッフにまかせっきり?)。インフルエンザが少し増えてきました。10歳以上の患者さんが多い傾向。
体罰、というより学校内での暴力が問題となっている。今年の4月25日のブログで、体罰をテーマに書いた。昔から体罰は日常的にあった。私は「学校は密室で、犯罪の温床だ」と思っていた。特に中学と大学が最悪であった。「一部の先生が悪いだけ」という表現をされるが、私には「見て見ぬ振り」「同僚をかばう」という意味で、同罪だと思っていた。
教師と必ず衝突する私に、母は「体育と○○の先生と、真正面からぶつかるな」と囁いた。つまり、「ヤクザが間違って教師になった」「性癖のおかしい人間が、間違って教師になった」という意味なのだが、「人に暴力をふるいたいから教師になった」「自分の性癖を満たすために教師になった」と解釈すべきだと思っていた。このような人間が、普通の人間になることは、一般的には不可能である。「健康な精神は、健康な肉体に宿る」とは寝言である。この言葉の本来の意味は、「宿るといいなあ」「宿ることを祈る」である。行き過ぎた体罰は犯罪である。自分の憂さを晴らすだけの暴力も犯罪である。「しつけ」と体罰との区別は、難しい。
密室は犯罪の温床となる。家庭も密室であり、子育てや介護の現場にもなる。病院や介護施設も密室である。密室の問題は抑止力がなくなることだ。抑止力がなくなると、人間は感情的に動く。抑止力は必要である。
学校や部活の部屋に、監視カメラを設置したらどうだろう。教育の自由と個人情報の保護VS体罰などの密室での犯罪。この2つを天秤にかけたなら、犯罪の方が重い。公道や多くの施設に、監視カメラは設置されており、犯罪の防止や犯人の検挙に役立っている。犯罪の多発する密室に、抑止力を持たせることは意味があると思う。

三宅小児科すぎなみ(予防接種)

「三宅小児科すぎなみ」で接種可能な予防接種について。
1)杉並や世田谷を含む東京23区及び三鷹市在住の方については、定期接種はすべて可能です。
定期接種:MRワクチンワクチン、DPT-IPV新4種混合ワクチン、DPT3種混合ワクチン、DT2種混合ワクチン、不活化ポリオワクチン、日本脳炎ワクチン
2)杉並区の方のみ助成を受けることが可能なワクチン(他の地域の方は自己負担になります)
小児肺炎球菌ワクチン(自己負担なし))、ヒブワクチン(自己負担なし)、子宮頸がんワクチン(自己負担なし。サーバリックス、ガーダシルの2種類の在庫あり)、水痘ワクチン(2000円の自己負担)、オタフクカゼワクチン(1000円の自己負担)
3)その他の任意の予防接種の在庫
B型肝炎ワクチン
ロタウイルスワクチン(ロタリックス、ロタテック)
インフルエンザワクチン

注:三宅小児科(上北沢)は23区、三鷹市、調布市、狛江市の方の定期予防接種が可能です。麻疹単独ワクチン、風疹単独ワクチンについてはニーズがほとんどないため、三宅小児科には在庫がありますが、「三宅小児科すぎなみ」には在庫はありません。接種を希望される方は、「三宅小児科すぎなみ」に2日前に電話していただくか、三宅小児科(上北沢)で接種して下さい。

今年のスギ花粉事情

大山(丹沢)のスギ花粉。昨年に比べると、明らかに多い。しかし、一昨年よりやや少ない印象。花を見ると、既に花粉は飛び始めている印象。しかし、スギの下を歩いていた私も家内も、花粉の気配は感じなかった。今回の雪で、花も凍り付いたはず。2月から本格的に、花粉が飛び始めるのだろう。
杉花粉
1月9日に大山の麓で撮影した映像。花が黄色く色づいている。

三宅小児科すぎなみ(診療時間と受付時間)

21日に開院する「三宅小児科すぎなみ」は、育児中のため以下の診療時間となる。保育園の送迎があるため診療時間は短い。この点はお許し願いたい。
受付時間は8時45分から11時45分、1時から4時となる。

受付時間
注:
上北沢の三宅小児科は木曜日の午後が休診。そのため「三宅小児科すぎなみ」は水曜日が休診になっています。

三宅小児科すぎなみ(地図)

地図
旧東京三協信用金庫高井戸支店ビル。地下1階。
〒168-0072
杉並区高井戸東3-26-12 
高井戸医療ビル地下1階
電話:03-5336-6727
FAX:03-5336-6728
(旧環八沿い、「高井戸東3丁目バス停前」、高井戸駅徒歩5分

大雪

今朝は雨であった。昼前から雪の予報。「大丈夫だろう」と判断して、用事で西新宿に出かけた。1時に外に出て驚いた。激しい雪が降っている。既に15センチ以上の積雪。1時に新宿を出て、帰ってきたのが4時近く。雪に乗り上げて動けなくなった車や、事故も多発。
4時近くに帰ってみると、さらに雪は降り積もり、甲州街道からの入り口から入るのは無理と判断。八幡山の方から回ったのだが、雪でハンドルが取られて、左右に車体が動く。NTTの駐車場に入る坂道で動かなくなってしまった。25センチ以上の積雪に。
患者さんのお父さんや、通りかかった方々に押してもらって、何とか動かすことが出来た。大雪が降る中、濡れることもいとわず、助勢いただき本当に感謝。この場を借りて、お礼申し上げたい。ということで、私の車は駅に近い駐車場に横付け状態で停車している。この点もご迷惑をおかけすることに。大変、申し訳ない。
4時から6時半までは雪かきとなった。診療所の入り口付近と、小学校の横の駐車場は、少しは使える状態に。雪の量は本当に多い。明日は道路が凍るだろう。周りの除雪は何とか出来たが、車や自転車の移動は危険。
「天気を甘く見てはいけない」という教訓。皆さんに迷惑をおかけして反省。明日は足下に十分に注意。

昼ぶら

昨年の震災の後、大雨の中の大山詣に出かけた。景色は全く見えなかった。今回は冬の丹沢に再チャレンジ。先週の水曜日、6時過ぎに大山(丹沢)に向けて出発。大山は雨降山と呼ばれる信仰の山。今回は曇り模様。ケーブルを使うことなく、男坂を登り、見晴台経由で頂上へ。残念ながら、富士山は見えず。途中で阿夫利神社にお参り。
二人で久しぶりにゆっくり話が出来た。12時半に女坂を使って下山。途中の店でNHKの昼ぶらの生中継中。映像に映らないように、道の端っこを歩いて駐車場へ。その後は2時間ほどプールで、肩のリハビリ。
歩きながら、「次女の開業は過酷だったかなあ?」という話に。家内は「私はそうは思わない。今回は良いチャンスだと思う」。2歳のハルと3ヶ月のナツを抱えていても、「チャンスがある時には、仕事をやるべきだ」というのが家内の主張。私も同感。
副院長
さあ、出発。この写真の注目は、右端のバス。8時前にもかかわらず、NHKの機材を積んだバスが、既に駐車場に。「何をしているの」と聞くと、「昼ぶらの中継があります」とのこと。4時間以上も前から準備?この寒いのに。
鹿
大山頂上で出現した、野生の(?)鹿3頭。やけに人慣れしている。どうもエサを与える常連がいるらしい。困った物だ。鹿は太っていたが、山の下草や木々は、食害に。

エピペンはお守りなのか(長過ぎる院長の暴言)

2日の休みを頂き、有り難うございました。いろいろ書きたい事が溜まっているのだが、エピペンについて、質問があったので、優先して書きたいと思う。この話題については、何度か書いた。エピペンを処方するには、資格が必要である。資格と言っても、説明を受けるだけなのだが、私はその資格を敢えて取っていない。娘たちは資格があるので、次女が代行して処方した事例はある。長女はハチ刺されのメッカで仕事をしているために、エピペンは重宝しているようだ。
エピペンの成分はエピネフリン。つまり、アドレナリンの事である。アドレナリンは強心作用と、血管収縮作用、気管支拡張作用がある。アナフィラキシーで血管から水分が漏れて、循環血液量が減ると、血圧が下がって脳に血液が行かなくなって意識がなくなる。血圧は下がる。心臓は頑張るのだが、水のないポンプ状態に。当然頑張りすぎて心不全。死亡となる。
そこでエピネフリンの登場である。心臓を鼓舞し、血管を収縮すると、相対的に循環血液量が増えて、脳に血液が行くことに。エピネフリンは興奮すると、生理的にも出てくる。心臓はドキドキ、血圧は上がるし、血管が収縮するので、顔は真っ青になる。
喘息の治療として、このエピネフリンの皮下注射は、しょっちゅう打っていた。吸入が効かない時や、吸入ができない時には「ボスミンの皮下注」と指示していた。ボスミンとはエピネフリンの皮下注射薬であり、私の手元にも置いてある薬剤である。打った回数は(数えたことはないのだが)、1000回は軽くこえているだろう。30分間隔で、20回以上も打ったこともある。助からないと思った、重症の喘息発作の患者さんであった。
自分の部屋に、毛布を運ぼうとして、ホコリを大量に吸入して、大発作を起こした。ステロイドの静注は湯水の如く、イソプロテレノール(エピネフリンと類似した薬でエピネフリンよりも作用が強い)の持続点滴静注をしてもダメ。麻酔科の先生とも相談したが、喘息は空気を出せない病気であり、人工呼吸は不可能と判断された。多くの重症喘息児を診てきたが、「ダメかな」と思ったのは、この1例のみである。
その時にボスミンを30分毎に皮下注してみた。打つと、さらに苦しみが増すことに気がついた。喘息は肺が過膨張する病気である。肺血管の抵抗が増し、心不全を起こしているのでは?そこにエピネフリンで心臓を鼓舞する。余計に心不全が進行する。この患者さんは血管拡張剤(ニトロプルシッド)を使うことで救命できた。
話は脱線した。「食物アレルギーでアナフィラキシーショックは、ありそうでない」と書いた。1988年のソバ事件以来の2件目。ソバについては、学校の帰宅途中で不幸な転帰に。アレルギー症状が運動で増強されることは、1988年の私の論文が初めてであり、一般的には知られていなかった。今回はエピペンを持参していた。「症状が出て40分後に、校長先生がエピペンをうった」と報道されている。本当の状況は、、実際にそこで立ち会った人間にしかわからない。しかし、立ち会った人間でも、我を忘れていて、時間の経過や症状を明確に覚えているのか?医師である私であっても、自信は持てない。まして、素人には無理な話だ。
今回の報道で、「もっと早く使っていたら、助かった。エピペンは魔法の薬。使っていれば必ず助かったはず」と考えるのは、素人の考えであり、その考えは間違っている。周りにいた先生方も、エピペンを使った経験があるはずはない。注射には「劇薬」と書いてある。1988年以来、食物アレルギーで亡くなった子供はいない。誰もがためらう状況である。
もしも、逆に手早く打って、不幸な転帰をとったならば、「早く打ち過ぎ。エピペンを打たなければ助かった」という解釈になったはずだ。エピペンの登場で、「食物アレルギーによる死亡は、劇的に減る」と考えられた。私は「もともと死亡例はないのに、どうやって死亡が減ることを科学的に証明できるのか?」と主張した。この考えは間違っていない。極論を言えば、「エピペンがあったから、死亡事故が起こった」という主張があってもいい。この意見に反論できる根拠は存在しない。
ハチアレルギーは林業従事者で、年間10名以上の方が亡くなっていた。山の中で作業中にハチに刺された。周りに誰もいない。山を下りるのに1時間以上もかかる。エピペンを打って、安静にして携帯で助けを待つ。多くの方が、命を取り留めただろう。学校で起こった事故。すぐに救急車を呼ぶべきだ。なまじ、エピペンを携帯していたために、処置が遅れることもある。
エピペンは高尾山薬王院のお守りではない。「劇薬」と書かれた薬剤である。役にもなれば、害にもなる。持っていることで、処置が遅れることもある。「エピペンで食物アレルギーによるショック死が減る」などということは、全くの妄想である。
(追加)
修学旅行に行く患者さんに、次女がエピペンを処方した。「使わずに無事に帰ってきました」との報告。まさにお守り。「持っていて安心」がお守り。使う物ではない。

9日(水曜日)、10日(木曜日)は臨時休診です。

明日(水曜日)、明後日(木曜日)は休診となります。ご迷惑をおかけしますが、ご容赦下さい。散歩と会議と、肩のリハビリですね。インフルエンザの流行はありません。

静かな1月

この時期は1年間で、最も静かな季節の1つだ。私は教科書は大嫌いだが、生のデータはほとんど頭に入っている。単に興味があるだけ?信じられないことだが、この1年間で最も患者数が少ないのが、この1月の始めである。昨年の1月や9月より、病気が少ない。これは喜ばしいこと?今週の水曜日(9日)、木曜日(10日)は臨時休診となる。肘と肩のリハビリと、友人との会合が目的。忙しい時に働き、病気の少ない時に休むのが基本。ご迷惑をおかけするが、お許し願いたい。
私は接待されるのが嫌いだ。娘たちにも「避けられる接待は受けるな」と教えてきた。医師の弱点は、仕事はきついが、周りからはチヤホヤされることだ。「尊敬されている」と勘違いする。そこに、医師の非常識さが生まれる。「なぜ、チヤホヤされるのか?」を考えるように指示してきた。答えは当たり前過ぎて、書くまでもないだろう。
そこに医療の現実があり、医師が非常識である原点がある。次女はその現実を知ることになるはず。いくつもの壁にぶつかりながら、多くのことを学ぶだろう。若い時の苦労は、買ってもせよ。年を取っての苦労はきつい。若い時の苦労は、将来の役に立つ。
「人間に平等はない」「十字架を背負って生きている人もいる」「人間は差別の中で成長する」私の母は、何の説明もなく、私に囁いた。人間は本当に面白く、興味深い生き物だと思う。

三宅小児科すぎなみ(当院からの年賀状)

今年も多くの患者さんから、可愛い年賀状を頂きました。この場を借りて、お礼申し上げます。私と家内の立場としては、患者さん全員に年賀状を送るわけにもいかず、患者さんからの年賀状が来てから、こちらからの年賀状を送ることになります。昨日(4日)には、多くの方に当院の年賀が届いたのではないでしょうか?
私も家内も年末は時間がなく、凝った年賀状を作ることはできません。至ってシンプルな物に。昨年までは私と家内の連名でした。今年は「三宅小児科:三宅健、三宅千代美」の下に、「三宅小児科すぎなみ:神尾博美」の文字が付いています。驚いた方もおられたのでは?突然で申し訳ありません。このいきさつについては、いつかは説明しなければと思っていました。
昭和59年生れの次女神尾博美は信州大学卒業後昨年の4月から、私の仕事を手伝っていました。ハル(2歳)の母親であり、9月17日にナツを出産しました。「乳飲み子を抱えた、子連れ小児科医」というところ。とてもまともに仕事が出来る立場ではない?
予防接種の多様化の問題。ヒブ、肺炎球菌、不活化ポリオ、新4種混合、ロタウイルスワクチン、子宮頸がんワクチンなどの新参ワクチンに加えて、各自治体の対応に温度差があり、主治医として予防接種の責任を持った対応が出来ない現実と、時間的に予防接種や健診をすべて消化できない現実を考えて、「杉並に1つの拠点が必要なのか?」という悩みに反応したのが次女でした。
このプロジェクトは7月から動き出しました。次女は世田谷区医師会と杉並医師会を兼務することに。ナツを抱えての仕事なので、時間の制限はきついし、皆さんの力に、どれだけなるかは未知数ですが、私は本人の勇気だけは評価しています。
「三宅小児科すぎなみ」は今月の21日に、静かに開院する予定です。健診と予防接種を中心のクリニックなので、処方は院外。場所は地下1階。エレベーターはなく階段。多くのハンディーを背負っての開業になります。
場所は井の頭線の高井戸駅近く。オオゼキの前、オリンピックの裏、旧環八沿い、高井戸東3丁目バス停前(荻窪から芦花公園を結ぶ路線)、旧東京三協信用金庫高井戸支店ビルの地下となります。詳細はいずれ。

1月9日(水曜日)、10日(木曜日)は臨時休診となります。

9日、10日は臨時休診となります。この時期は病気の少ない時期ですので、お許し下さい。夜に仕事が入っていますが、9日の午前中はハイキングでしょうか?今日は年賀状を見て楽しんでいます。明日から仕事。少し忙しいのは明日だけでしょう。特に静かな年始になりそうです。
やまがら
私は中学生の頃までは、夏は昆虫採集、冬は鳥を捕まえるのが趣味。春と秋は魚釣りという生活。鳥寄せは得意。口笛を吹くと、ヤマガラ3羽が目の前に。残しておいたパウンドケーキを長女が手のひらに。3羽とも仲良くついばみ、琵琶滝付近まで見送ってくれました。写真のピントが甘い!

年男

今年は巳年。私は年男である。つまり、還暦。友人の年賀状に、「3回目の成人式」との表現があった。会社勤めならば、無事に退職の年齢。残念というか、幸いというか、退職するわけにはいかない。年金生活となるまでの5年間を、いかに生き延びるかを考える年齢?何でもありかな?とも思う。
今年の抱負というたいそうな物はないのだが、「無事に1年間走り切る」というよりも、「生き延びる」ことが私の目標である。この年齢になると、病に倒れる友人が多い。肉体的な病も、精神的な病もある。ここからは、実力ではなく、運が大きく影響するのだろう。後は神頼み?昨日の初詣、手を合わせる時間が、私も家内も長くなった。願いの数が多くなった?
日本は高度成長期ではなく、成熟した社会に入った。肉体労働は海外に外注し、男性の仕事は少なくなった。看護や介護、小売りは女性が活躍しやすい現場である。その意味で、男性は生きにくい社会になったと思う。当然共働きが増え、待機児童問題となる。自然の流れか?
私は私の価値観で生活している。謙虚でもなく、我慢強くもない私は、組織の中では、窮屈でどうしようもない。そのような人生を送るつもりはないのだが、時間的な制約は組織よりもきつい。自業自得?
院長副院長
高尾山の山頂。長女が撮ってくれた1枚。今年は3名での初詣となった。長女とゆっくり話ができたのが収穫かな?

明けましておめでとうございます。

本年も宜しくお願い致します。例年の如く、9時過ぎから高尾山に初詣。稲荷山コースを登って頂上へ。昨年の天狗の羽団扇と熊手を返却し、今年の団扇と熊手を買って、琵琶滝コースを下山。寒くもなく、天気も良く、ノンビリとした初詣になりました。静かな年始ですね。
富士山
高尾山の頂上から見た富士山。今年も良い年でありますように!