明日から8月

今日で7月も終わる。暑い日も多かったが、7月の後半は天気も大荒れ。雨が多く、蒸し暑い日が続いている。手足口病やプール熱の流行があるものの、静かな7月であった。
臨床データのいい加減さと、医師のモラルの低下、薬剤業界の下心を垣間見る問題が起こっている。データの解析を製薬会社のまかせ、論文を書くのも丸投げ、実際は名前貸し代を懐にというのが、本当の姿だろう。ついでに掲載された雑誌の出版社にも、多額のお金が支払われた可能性がある。地獄の沙汰も金次第と言われても、私は否定しない。論文とはその程度のもの?
ある学会雑誌で、査読委員会のメンバーが「三宅先生の論文は、内容の如何に問わず絶対に載せない」と発言したと聞いて、私は論文を書くのを止めた。過去に学説をひっくり返したことがあり、顔にドロを塗ったと解釈したのだろう。人間のやることはその程度である。私は家内に、「彼らとはもう遊んでやらない。馬鹿とは遊ぶ気になれない」と言った。
まあ、今回の捏造は、氷山の一角だろう。今回の問題については、波及されては困る関係者が多いはず。どこで食い止められるか?いや、フタが出来るか?私も興味深く見守っている。「正しいデータなど存在しない。人間の命なんて、金を稼ぐことに比べれば、どうでもいい事ではないか?当然のことをやったまでで騒ぐに値しない」と釈明したら、私は「座布団3枚」と言うだろう(またまた暴言を?)。

爪が剥がれた(爪甲剥離症)

2011年(2年前)の9月15日のブログで、手足口病の後で、爪が剥がれる事があると書いた。2年前に流行した手足口病は、コクサッキーA6型ウイルスが原因であった。このタイプは発熱と、腕や脚全体に派手な発疹が出る手足口病であり、発症して1ヶ月から2ヶ月後に、爪がポロリと落ちるという特徴があった。爪が剥がれる状態を爪甲剥離症(そうこうはくりしょう)という。
今年も6月に手足口病に罹患した患者さん2名で、この爪甲剥離症が起こった。明日で7月も終わる。今月は手足口病の流行があった。おそらく8月末から9月の初旬にかけて、この爪甲剥離症が起こる可能性が高い。全員に起こる現象ではなく、手や足の指の一部で、爪がポロリと落ちる。別に痛みはなく、単なる爪の生え替わりと解釈してほしい。

風疹ワクチンの入荷

マスコミでも取り上げられているが、風疹ワクチンの供給が十分となって、不足は解消に。接種が必要とされる方は、ほとんど接種できたのではないか?夏休みで接種に対する意識が薄くなり、風疹の流行が一段落したと推測されることも背景にある。
当院で風疹単独ワクチンが0になるという事態は、回避できた。風疹単独ワクチンの在庫はある。大人の方で、風疹ワクチンを希望される方は、接種可能。先天性風疹症候群の話題も、このまま沈静化?発症がなくなれば話題にも上らず、静かに忘れ去られる。そういう事態を望みたい。この「風疹ワクチンの不足」は、時代遅れの話題なのかな?蛇足ながら、MRワクチンも在庫は十分。

扁桃摘出の基準

昨日は成育医療センターで、耳鼻科主催の勉強会があった。学会では居眠りしかしない私はパス。家内が出席。夕食を食べながら、家内から間接的にレクチャー。まあ、家内は真面目に聞くし、私も食べながらでは、流石に寝るわけにはいかない。
最も興味があったのは、扁桃摘出の基準。扁桃摘出とは、「扁桃腺を切り取ること」であり、ついでにアデノイドを削り取ることも。扁桃摘出の基準は、
1)扁桃腺が大きく、それが原因で睡眠時無呼吸となる。
2)繰り返す化膿性扁桃炎。
3)IgA腎症など、扁桃腺炎が原因と考えられる腎炎を併発している場合。
4)PFAPA症候群(突然の発熱、口内炎、咽頭炎、頸部リンパ節炎を周期的に繰り返す)
この4つである。3と4はまず出会わないので、主に1と2が切除の対象になる。扁桃腺やアデノイドが大きいと、睡眠時に呼吸が止る。大人での睡眠時無呼吸症候群は珍しくないのだが、小児でも睡眠時無呼吸はある。驚いたことに、2歳以下でも扁桃摘出の対象になるということ。扁桃腺が最も大きくなるのは、5歳から6歳であり、麻酔のリスクも考えて、その時期に摘出を薦めている。2歳以下とは驚きである。
扁桃腺が化膿する症例もやっかいである。月に1回ぐらいの割合で、高熱が出る。抗菌薬で何とか凌ぐのだが、あまりに回数が多い時には、切除を薦める。しかし、「薬で何とかなっている」「痛いそうで可愛そう」という理由で、拒否される事も多い。
「扁桃腺を切ると、免疫力が弱くなって風邪を引きやすい」は迷信。「食べやすくなって太る」「熱が出なくなって体重が増える」のは事実。

日曜診療

明日(日曜日)は3時30分から4時30分まで診療します。お困りの方はどうぞ。手足口病がパラパラ。今年は発疹が広範囲に出ますね。ついでに高熱も。
昨夜は神田川までハルと散歩。セミの幼虫がゾロゾロ。そういう季節になりましたね。アブラゼミとミンミンゼミの羽化を見ました。東京から人の姿が少なくなりました。静かな東京も良いですね。

院長の独り言(自殺)

この暑い最中に、暑苦しい話題。子供の自殺が、連日マスコミを騒がせている。大人の自殺も多いのだが、子供の自殺は問題である。
大人の場合には、心の病あり、経済的な問題あり、家族の問題あり、健康上の問題もある。子供の自殺も、友人関係の悩み、家庭内の悩み、成績など色々な理由がある。我々の世代で「自殺を考えたことがあるか?」と質問すると、大半の人が「ある」と答えるのではないか?自慢するわけでないが、私も「当然ある」と胸を張るだろう。
「人生とはなんぞや?」「生きる意味はあるのか?」と、本を読みながら、自分自身としては真面目に(?)考えていた。太宰治の憧れ、三島事件もあった。哲学的な本を、授業をも聞かずに読みふけっていた。まあ、単なる自己陶酔?「人生などは偶然の産物」「生きる事自体、意味がある訳ではない」という、単純な結論になるのだが、この小学生レベルの問題が解けない。単なる自己陶酔と言う。
ところが、昨今の自殺は、いささか意味合いが違う。人生に悩んで自殺という話はない。イジメがあり、暴力があり、ネットでの無責任な中傷や暴言がきっかけになる。自殺をすると、大きくマスコミで取り上げられ、原因を追求する。イジメや暴力は犯罪であり、取り締まる事は、自殺を減らす大きな力となるだろう。
私は逆の作用を心配している。「自殺をする事で、仕返しが出来る」という心理。極端に言えば、自殺をする事で、復讐できるという心理が働くのではないか?その心理が、自殺の増加を招くのでは?と危惧している。当分の間、自殺は減らないかな?とも思う。
ツイッターなどでの、いい加減で、無責任な発言も問題である。発言した人間を特定し、犯罪として処罰すべきではないのか?「つぶやき」だから、根拠のないどんな発言も許されるという考えは、大きな誤りである。発言には責任を持つべきだ。
またまた話は脱線。自殺を報復の手段としてはならない。自分の人生は、自分だけの物。守るのは自分であり、その手段を考えるのも自分。結論がでなかったら、信頼出来る人に相談すべきだ。感情的にならずに、じっくり考えるならば、解決の道が見えてくるはずだ。

らしさ

憲法改正が始まるのだろう。終戦後から手を付けることのなかったテーマ。「日本人らしさ」の反映された改正になるのか?これは冗談である。
私は「らしさ」が嫌いである。「人間らしさ」「子供らしさ」「男らしさ」どれもご都合主義で、身勝手な言葉だ。私は自慢ではないが、小学校の頃から「子供らしい」と言われたことはほとんどない。盆栽や錦鯉が趣味で、理屈ばかりこね回すので、「子供らしくない」とは散々言われた。当然すぐに反論。「子供らしさの定義は?」「大人の言うことを聞くのを、子供らしいと言うのか」「子供らしいとは、頭が悪いという意味?」平気で正論を吐いていた。
つまり、「らしさ」には、定義はなく、周りの都合の良いことを、「らしい」と表現する。私は「子供らしくない」と言われて喜んでいた。「君は本当に子供らしい」と言ったのは、母である。色々な物に熱中して遊び回る姿を見て、そのように表現した。家内は「子供の心を持っている」と表現しているが。
還暦になっても、このスタンスは全く変わっていない。小さい頃は「おじんくさい」、年を取ると「子供っぽい」ということになるのか?進歩がないと言われると、まあ反論する気はないのだが(ここがしつこい!)、熱中できる時が花ではないのか?限られた人生を楽しもうと、居直っておこう。
話は脱線。私は「学生らしく」とか、「「社会人らしく」ある必要はないと思っている。当然、「親らしく」ある必要もない。だいたい、「親らしい」とはいったい何?ひねくれ者は、「らしく」ありたいとは思わないものだ。

戻り梅雨?

今日は夕方からカミナリと激しい雨。仕事の上では大きなテーマはない。7月末まで、この静けさは続くのだろう。雷雨の後は湿度が高くて、蒸し暑い。明日も愚図つく予報。夏休みの予報は、前回のブログを参照してほしい。当院も分院も8月の後半が休みとなる。
昨日の朝からラジオ体操が始まった。新しい校舎になって、初めてのラジオ体操。校庭でのラジオ体操は久しぶりだ。大きな音楽とともに、体操が始まった。音が大き過ぎたのか(?)、今日の音量は控えめ。1週間限りのラジオ体操。セミの声も聞こえ始めた。まさに、夏真っ盛り。
その気分に水を差す雷雨。合宿で東京の子供たちは少ないのだが、今週は曇りか雨。何とも皮肉な天気だ。ゆっくり仕事を楽しみたい。仕事の合間にコーヒーが飲める時間があるのは、この時期しかない?突然の雷雨にはくれぐれも注意して来院してほしい。

2013年夏休みのお知らせ

当院(世田谷)と分院(すぎなみ)の夏休みは下記の通りです。

8月28日(水)は神尾医師による代診です。
診療時間が通常とは異なります。ご注意下さい。

8月29日(木)~31日(土)休診
9月4日(水)~5(木)休診


2013年夏休み

夏休みの始まり

子供の姿が少なくなった。サッカーなどの合宿があったり、帰省や旅行などもあって、東京の子供人口は減少?今週は静かな診療になるだろう。今月末には一旦東京に戻り、お盆に移動する方も多く、8月の始めは少し忙しくなる予定。しかし、保育園に通っている子供たちには、暑い夏が続いている。
病気が最も少なくなるのは、8月末から9月上旬にかけて。当院の夏休みは8月の最終週の後半を予定している。「三宅小児科すぎなみ」の夏休みと重ならないように、お互いにカバーできるように、できる限り配慮するつもりだ。明日にでも、詳しい日程をお知らせしたい。
今年の特徴は、患者さんの転居である。今年の夏は多くの方が転居される。中国あり、アメリカあり、国内ありで、本当に多くの方が東京を離れる。前にも書いたが、転居は子供にはプラスに働く。思考の幅が広がるし、人間関係も上手くなる。見知らぬ土地で辛いこともあるだろう。しかし、住めば都と考えて、前向きに楽しんでほしいと思う。
転居で問題となるのはアレルギーのある方。このご時世で、エピペンを希望される方も。エピペンの説明と処方は、「三宅小児科すぎなみ」に丸投げしている。情報は密に交換しているので、エピペンの処方を希望される方は、「三宅小児科すぎなみ」に事前に電話連絡してほしい。
今日は次女夫婦が誕生日ケーキを買ってきてくれた。4日遅れの還暦祝い?元気で仕事が出来ることは、有り難いと再認識。

ヒト・メタニューモウイルス感染の総括

5月下旬から、ヒト・メタニューモウイルス(MPV)感染のデータを採っていた。昨日でMPVが疑われた100名の方について検査を行ったことに。MPVと診断された方は28名、28%の陽性率であった。
年齢分布は0歳児3名、1歳児7名、2歳児2名、3歳児7名、4歳児5名、5歳児3名、6歳児1名であった。3歳と4歳児が多いのは、幼稚園で流行を意味する。0歳と1歳児については、幼稚園児の兄弟から感染した症例が多かった。今回のデータを見ると、小学生の症例はなく、両親などの大人への感染も見られなかった。PMVは未就学児童を中心に流行することを示唆している。
症状は3,4日続く、アップダウンする発熱であり、セキは強いのだが、比較的ハナは少ないのが特徴であった。RSに比べて、セキは軽いという印象。幼稚園は夏休みに入った。流行も落ち着いてくるだろう。

手足口病は痒いのか?

今週で小学校も幼稚園も夏休み。流行する病気も1段落するだろう。予防接種と健診がお薦めである。
マスコミでも騒がれているが、手足口病が流行している。今年の手足口病の特徴を書いておきたい。症状から判断すると、原因ウイルスはコクサッキーウイルスで、2つの型が流行しているのだろう。
1)高熱が出る。一般的には手足口病は、発熱しないことが多い。今年は高熱から始まる。
2)口内炎が咽頭の奥に集中している。一般的には口の中全体に、小さな口内炎が出るのだが、今年は喉の奥に集中している。そのため、飲み込む時の痛みが強い。
3)発疹がハデである。高熱の1,2日後に発疹が出る。手足口病は手のひら、足の裏に赤いプツプツができるのだが、肛門の周り、肘の外側、膝の前にも発疹がでる。その発疹が上下肢全体に広がる事もある。
4)発症年齢が低い。0歳から2歳児を中心に流行がある。3歳から6歳児も発症しているが、症例数は少ない。大人の感染は稀。2,3年前に流行したウイルスと推測される。既にかかった人は、免疫があるために感染しない。そのため、低年齢に集中している。発症年齢が低いということは、保育園世代であり、夏休みですぐに終息とはならない可能性がある。
5)発疹に痒みを伴う。手足口病の発疹は、痛くも痒くもないのが基本である。大人がかかって足の裏に発疹が出来た場合には、「足の裏が痛くて歩けない」という事もある。今年は「この発疹は痒いですか?」という質問を受ける。夏場であり、汗疹も重なって痒がるのか?と思っていたが、本当に痒そうである。今年の手足口病の発疹は痒みを伴うと判断している。
一部の症例では、8月の下旬頃に、ポロリと爪がとれることがあるだろう。痛みもなく、爪の生え替わりと思ってほしい。

還暦

今日で無事に(?)還暦を迎えることができた。元気に仕事が出来ることに感謝したい。家族や小さな患者さんから、「おめでとう」の言葉を頂いた。この場を借りて、感謝の気持ちを伝えたい。
還暦の感慨はないのだが、自分の生き方を考えなくてはならないとは思う。仕事は出来る範囲で続けるつもり。このブログも続ける予定。しかし、もう少し身軽になる必要がある。要は身辺整理?
元々、協調性のない私は、役職には就かない主義。名刺の肩書きは1行と決めている。「三宅小児科院長」だけで良い。家内に「院長を代わらない?」と誘ったのだが、Noとの返事。次女は「三宅小児科すぎなみ」に移動しているので、この肩書きだけは継続するしかない。この1つだけで、私は十分である。
同窓会と医師会は脱会出来ないので、ここは手を付けないが、できる限り身軽にしたい。学会などもできる限り処理したい。だいたい、雑誌が届き過ぎる。土曜日は資源ゴミの日。私も家内も次女も同じ学会なので、同じ雑誌が3冊届く。ヒモでくくって資源ゴミに。重い雑誌を階段で下ろすのは、年齢的に危険だと感じている。
気持ちを入れ替えて、新鮮な気持ちで人生を歩もう(と、前向きに?)。仕事は楽しみながら。そして、家族を大切に。これからも、宜しく!!
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多くの患者さんから、「お誕生日おめでとう」と声をかけられた。「ハッピーバースデイ」とも。年を取るのは嬉しくはないのですが、子供たちの一言は嬉しいですね。長女と三女からもお祝いのメールが。次女は私の好きな食材で、料理を作ってくれました。さあ、今から食べよう。

残り1時間

私事で恐縮なのだが、あと1時間で還暦である。感慨はないのだが、1つの区切りと考えている。人生でノンビリできる時はないのかな?というのが、私と家内の感想である。悩みは多いし、やらなければならない事案も残っている。当然の事だが、やり残したのテーマを抱えて、還暦を迎える。
今のところは体力と精神力は大丈夫?生まれ故郷の大分から送られてきた「つぶらなカボス」という、爽やかな?飲み物を飲みながら、時の流れを楽しんでいる。60年は長いと感じる。残された時間は5年なのか?10年なのか?ひょっとしたらオマケがあるかな?
田舎者の私は、リタイアしたら「野良仕事」「魚釣り」「山登り」「昆虫採集」をしたいと考えていた。最近はそういう気持ちにはなれない。「仕事が一番面白い」と思う。一瞬の余暇が自分の心に響くのは、仕事に追われているからだろう。
「私を巻き込まないでね」と家内はいつも笑っているが、きっととことん付き合ってくれるのだろう。「エー?私も付き合うの?」という声が。「まあ、いいけど」という声に笑みがこぼれた。

クーリング

今朝は曇り空。昨日よりは少し涼しい感じ?雷雨と熱中症に注意でしょうか。
私事ですが、もうすぐ還暦を迎えます。65歳で退職という職種もありますが、一般的には60歳で退職。そこから延長や、嘱託という道に。私は定年はありませんので、仕事の上での区切りという気持ちはありません。仕事への集中力は変わらずですね。
人生観の切り替えという意味では、還暦は1つの区切り。まあ、何でも区切りがないと、ダラダラと歩んでしまいますので。この1ヶ月、人生についてあまり考えなしようにして暮らしてきました。ここで、思考回路の切り替えをしようと、メンタル的なクーリング。
還暦を迎えて、自分の生き方をゆっくり考え直そうと、自分で勝手に思っていますが、この暑さで頭が働くのか?元気で仕事が出来ることは、有り難いと思っていますね。

連休のお知らせ

13日(土曜日):通常通り(午前中)の診療となります。
14日(日曜日):休診です。
本当に暑い日が続いています。熱中症に注意ですが、まだ7月の中旬。先が長い?いささかうんざりで、水不足が心配ですね。昨夜は散歩をしていても、汗が出てきました。甲州街道は車が多く、この3連休の民族移動が始まっている感じ。
今日は土曜日で、本院も分院も通常通りの診療となります。日曜日の夕方に診療しようと考えたのですが、何せ暑過ぎますね。月曜日の朝だけの診療になりますので。朝の方がまだましかな?暑くなりますので、早めの来院をお願いします。

院長の暴言(治験)

今回の捏造騒動、というよりは臨床データの改ざんは大きな問題だと思う。既に発売されている薬であり、脳卒中などの予防に関するデータの改ざん。新薬の効果を判定する治験とは、いささか意味合いが違うのだが、この論文のデータを見て、薬を選択した医師もいたはず。また、この論文を宣伝に用いたことも事実。医学的には犯罪である。
私が医師になった頃は、今とは違って新薬の治験が多かった。治験の打ち合わせには、高級ホテルの宿泊、お車代がついてくる。このスジの参加は、私は苦手であり、できる限り避けて通ってきた。「私は治療屋ではない」と言って断るパターン。大学の上司が責任者の場合には、断れない事があったが、「論文には私の名前は入れないでほしい」という条件を付けた。
今回のケースも、治験の場合も同じだが、さじ加減でどうにでもなる。「この症例は、対象としては不的確」と因縁をつけてはじく事も出来る。「臨床データを合法的に、統計学的に有意差が出るように操作するのは簡単だよ」と暴言を。そこに製薬会社の利益と、医師の下心が絡んでくる。ホテルに行くと、そのスジの会合があり、エレベーターなどで色々なやりとりを聞く機会がある。ナリや物腰はインテリの紳士風、その心は?私もそのスジの人間なので、つい裏を読んでしまう。
しかし、今回のケースはいささか度が過ぎている。鉛筆をナメナメ、勝手にデータを弄ったというレベル?誰がやったのか?全員の責任を問うべきでは?そこの信頼が崩れると、薬の治験、有効性のデータは完全に信頼を失う。私のようなひねくれ者は、臨床のデータは50%も信頼していない。「治験に参加していた」とか、「データではね、ーー」などと自慢気にしゃべるのは、まあ素人の域?

夏の音

記録的な猛暑日が続いています。夜に散歩をしていても、自然と汗が出てきます。クーラーなしでは、なかなか眠れません。脱水に注意ですね。
夏の音と言えば、セミの声と風鈴の音。まだ、セミの声は聞こえませんが。私はラジオ体操の音楽が、印象に残る夏を感じる音でした。夏休みは毎日6時半からラジオ体操があり、参加した判子をもらうという習慣。無欠席で参加していました。当時は家族旅行という発想も、経済的な豊かさもありませんでした。最近は夏休みの始めと終わりの1週間ぐらい、ラジオ体操の音楽を聞くことができます。
10日も経つと、東京から子供たちの姿が消えていきます。「子供の声が少ない」のが、夏の音かもしれません。我が家のキリギリスのP君、よく鳴くようになりました。このブログを書いている朝でも、「ギーギー」と鳴いています。決して良い声とは言えないのですが、2ヶ月以上楽しませてくれる音。最近ではキリギリスの声が、私の夏の音かな?

今年は虫刺されが少ない?

夏は発疹の季節。この夏に見られる代表的な発疹を列挙してみたい。
汗疹:首の後ろや体幹に多く出る。小さなポツポツした発疹。痒みは少なく、触ると少し盛り上がっている。今年は猛暑で、汗疹で来院される方は多い。洗うこと、冷房を上手く使うのがコツ。
虫刺され:5月、7月、9月に多い。毛虫から蚊まで様々。痒いのが特徴。キャンプなどでアブやブヨに刺されることも。アブやブヨは痛い。昆虫採集で蜂や毛虫に刺されるケースも。今年の猛暑で、虫刺されは少ないと感じている。暑すぎて戸外に出ない?この暑さで虫が少なく、鳥などに食べ尽くされている?
トビヒ:虫刺されや怪我から化膿して、他の部位に飛ぶ。抗菌薬による治療が必要。ぜひ、受診を。
手足口病:今年の手足口病は発熱を伴う症例が多い。手のひら、足の裏だけでなく、肘や膝、臀部などにも発疹が出る。
その他、水痘やアトピーの悪化なども見られる。発疹が出たら、まず写真を。受診された時に、写真を見ると診断に役立つ。発疹はすぐに消えたり、形態が変化するため。
麻華保育園
ここで、テーマと全く関係のない写真。娘たちが通っていた、静岡の麻華保育園。2年前に建て替えが行われた。お祝いの会には、出席できなかった。三女が代行で出席。早朝、家内と散歩がてら新築の園舎を見学。大きくて、綺麗な保育園。周りの田んぼの景色は変わらない。子育ては自然豊かな方がいい?

今週の待ち時間

暑い日が続いています。脱水に注意ですね。幸い、熱中症らしい患者さんは来院していません。溶連菌とアデノ、ヘルパンギーナ、手足口病がパラパラで、静かな診療が続いています。
今週の待ち時間は0から15分ぐらい。病気の少ないこの時期に、予防接種と健診がお薦めです。14日(日曜日)と15日(月曜日、海の日)は連休ですが、(夕方は暑過ぎるため)15日(月曜日)の7時30分から10時まで診療します。一応、お知らせまで。

恒例のオモチャ

明日か恒例のオモチャが登場します。数年前から、夏休みの気分を味わってもらおうと、小さなオモチャを用意しています。年齢に合わせて、好きな物を1つどうぞ。8月末までの期間限定ですが、そこまで在庫があるかな?
「三宅小児科すぎなみ」も同じイベントになります。患者さんの年齢が低い事もあって、オモチャの種類が違っていますが、皆さんに楽しんで頂けると嬉しいですね。それにしても暑い!
子供病院
静岡こども病院の遠景。昔は田んぼの中の要塞という感じでしたが、今は沼の中の要塞?蓮の花がきれい。

強風と猛暑

暑いので窓を開けて寝ていたら、途中から激しい風の音で目が覚めました。今日は気温が35度近くになる予報。外で運動するには、危険な気温。熱中症に注意。激しい運動は御法度。水分の摂取をこまめにですね。
マスコミでも騒がれていますが、手足口病の流行が東京にも波及?例年に比べると、症例数は少ない印象ですが、今年は発熱を伴う、口内炎がきつい、肘や膝、お尻にまで及ぶ派手な発疹が出るのが特徴。2週間後には幼稚園も小学校も夏休み。流行はそこで終わるでしょうね。
手足口病の他に、ヘルパンギーナ、アデノ(プール熱)、メタニューモウイルス感染が見られますが、今年は全般的に少ない印象。今日は気温が上がる予定なので、早めの来院がお薦めでしょうか?

風疹ワクチンとMRワクチンの在庫

「三宅小児科すぎなみ」の風疹ワクチンの在庫が、ほぼ底をついた。本院も5本前後に。接種を希望される方は、電話で在庫を確認してほしい。
静かな診療が続いている。巷ではMRワクチンの不足が騒がれ、MMRを個人的に輸入しているクリニックもあると聞く。当院にはMRワクチンの在庫は十分にある。ワクチンの消費量が少ないため、余裕があるのだろう。暇なことは良いことなのだが、キリギリスやゼニガメ、クワガタ、スズムシ、ダンゴムシ、そこに成虫になったカブトムシが参入。私は何だか忙しい。自業自得?
美保の松原
日本平から夕暮れの清水、駿河湾を望む。家内の向かって右側で、海に浮かぶ緑のライン(森の奥に見える)が美保の松原である。

お父さん?

日曜日の午後に、カイが合流。「日本平動物園に行こう」という話に。多摩動物園とは違って、1周するのに時間はかからない。10年ぶりになるのか?展示は全く変わっていた。遙か彼方で居眠りをしていたライオンやトラが目の前を左右に。旭川動物園と同じで、アザラシは下から上へ泳いでいく。
井の頭動物園にも小さな遊園地がある。日本平動物園にも、端っこに遊園地があった。この遊園地の位置も移動。僅かな遊具が並んでいた。三女が「カイと乗ってあげて」とキップを買ってきてくれた。大きな水鉄砲でプラスチックの動物に水をかけるという遊具。
一応ベルト着用である。二人で並んで座るところだが、カイを膝にのせてベルトを巻こうとした。二人分の長さがあるので、上手くベルトが着用出来ない。すると、係りのおじさんが、「お父さん、ベルトはお父さんだけでいいよ」と声をかけてくれた。訂正しなかったのは言うまでもない。
かい
日本平動物園の遊具。

ヘルパンギーナ?手足口病?

7月の始めはヘルパンギーナと手足口病がテーマである。今年は少なく、静かな診療になっている。溶連菌もパラパラで、昨年の3分に1ぐらい。この3つに共通するのはノドが赤くなることだ。いわゆる咽頭炎。
ノドが赤くて溶連菌かな?と思っていたら、翌日にはノドに水泡ができてヘルパンギーナと診断。ところがその翌日に手足に発疹で手足口病という結論になるケースが多い。今年の手足口病は発熱を伴い、ノドの症状が強い。おそらくコクサッキーウイルス。
この1週間は、この発熱とノドの症状に、少し悩まされそうだ。最も多いのが手足口病、次いで溶連菌。メタニューモは少なくなった。静かな7月。キリギリスがやっと(?)鳴き始めた。

タミフルの使用期限

季節外れの話題?国や自治体で、新型インフルエンザ対策として備蓄していたタミフルの使用期限が迫っていた。通常のタミフルの使用期限は5年。2008年にには7年に延長され、破棄を免れたと記憶しているが、今回も追加の3年延長に。
多くの税金を投入し、それを使わなかったのは幸いである。消防署と同じで、お世話にならないことが幸せである。今回の使用期限の延長は、私は大歓迎。税金が無駄にならなくて良かったし、大量の産業廃棄物を放棄する事態も、避けることが出来た。
私が驚いたのは、使用期限を勝手に(?)改ざん出来る事だ。一応、科学的根拠があるのかもしれないが、勝手に延長したと勘ぐられても仕方がない。私は患者さんに、使用期限切れの薬品を処方することはないが、薬箱に放置していた自分用の抗菌薬など、「使用期限など関係なし」と公言して内服している。3年ぐらいのオーバーは普通?
軟膏も同じだ。机に置きっ放しの軟膏。使った後に、使用期限が2年前に切れていたということもある。逆に、使用期限を1日でも過ぎていた薬剤を処方してしまったら、きっと大問題になるだろう。
税金の無駄遣いにならなくて良かったのだが、「まあ、勝手なことを」と思ってしまうのは私だけだろうか?