過ぎたるもの

今日は1日雨の予報。午後は激しく降るのだろうか?ゴールデンウィークの中休みというところかな?仕事自体は静かである。
新年度が始まって、私の年齢が60歳なので、転職や退職のハガキがチラホラ届くようになった。土曜日に1枚の中学、高校時代の友人から、1枚のハガキが送られてきた。定年退職のお知らせである。彼は中学時代から日本史が大好き。九大で日本史を専攻し、高校で日本史を教えていた。「36年間の高校教員在任中は」という文章に、自分の年を重ね合わせた。
ハガキには手書きで、「目標は非常勤講師を14年続けて、教員50年を達成することです」との一文が添えられていた。彼の目標が達成されることを願っている。もう1つ驚いたのは、ハガキの最後に、「私には過ぎたるものが2つある妻の○子と日本史の道」との句が。彼らしい句だと思い、心の中で拍手を送った。「過ぎたるもの」とは感謝の気持ちだろう。人間関係や仕事で大切なのは、相手に対する感謝の気持ちである。それがこの句だ。私はまだその境地には達していない。このハガキは、感謝の気持ちと、仕事の大切さを再認識されてくれた。

八重桜

水曜日も本院は通常通りで、「三宅小児科すぎなみ」は午前中の診療です。
昨日は上水公園を散策。夜桜(八重桜)を楽しみながら、ゆっくり話が出来ました。娘たちから「結婚35周年」のケーキのプレゼントにびっくり。いよいよゴールデンウイークですが、まあ仕事ですね。ゴールデンウィークが終わって、5月14日(水曜日)、15日(木曜日)と休みをいただきますので。
身体を心配して、4日の日曜日は「すぎなみ」が診療するとの申し出があり、1日は休めそうですが、ハルとナツと付き合うことに?まあ、それも人生かな。
院長副院長+ケーキ
ここで、綺麗な八重桜の写真といきたいところですが、カメラを忘れてしまいました。変な写真で申し訳ありません。年寄りのツーショット(長女撮影)。35年目ですから、お許し下さい(苦笑い)。

【2014年】GWのお知らせ

当院と「三宅小児科すぎなみ」のゴールデンウィークの予定をお知らせします。
ゴールデンウィークが終わった5月14日と15日は、当院は臨時休診です。その間は「すぎなみ」がカバーする予定ですので、宜しくお願いします。
ゴールデンウィークの5月3日(土曜日)と5日、6日も当院が診療します(午前中)。4日(日曜日)は「すぎなみ」が診療します。「三宅小児科すぎなみ」は水曜日が定休日ですが、連休の都合で5月7日の水曜日は、「すぎなみ」も診療します(午前中)。宜しくお願い致します。

ゴールデンウィークの臨時診療・休診のお知らせです。
当院(世田谷)が左欄、分院(すぎなみ)が右欄です。
5/3~6は、予防接種・乳幼児健診はご遠慮ください。

※当院と「すぎなみ」は受付時間が異なります。お間違えないようご注意下さい。
※初めて「すぎなみ」をご利用される場合、保険証医療証をお忘れなくお願いします。


【2014 GW】せ

ゴールデンウィク間近

祝日の火曜日と水曜日は、天気は曇りか雨の予報。新学期が始まって3週間。少しずつ病気が流行ってきました。ゴールデンーウィークまではバタバタしますね。
見られる病気は普通の風邪(ハナとセキ)、水痘、ロタ(嘔吐、発熱、下痢)、アデノ(プール熱)、溶連菌感染、ヒトメタニューモウイルス感染、伝染性紅斑(リンゴ病)、インフルエンザといったところでしょうか。連休のテーマは、ロタと水痘、アデノと予想しています。
1)月曜日は通常通りの診療です。
2)火曜日(祝日)は7時半から11時までの診療になります。
3)水曜日は通常通りの診療です。
4)水曜日は「三宅小児科すぎなみ」の休診日ですが、午前中は診療します。
5)木曜日は本院も「すぎなみ」も、通常通りの診療です。
6)ゴールデンウィークの診療の詳細は、ブログか「三宅小児科すぎなみのお知らせ」を参考にして下さい。
今夜はやっと、結婚記念日を祝って(?)、家内とゆっくり食事でしょうか。

ヤブキリ

毎年、この時期になると、キリギリスの幼虫を育て、6月から10月まで、「ギーチョン、ギーチョン」という声を楽しむ。もうすぐ、キリギリスの幼虫が届く頃なのだが、一足先にヤブキリが送られてきた。ヤブキリとはバッタ目キリギリス科の昆虫であり、小型のキリギリス?どうも「ジリリリリーー」と鳴くらしい。
2令幼虫らしく、あと4回ぐらいは脱皮するはず。性格は草原のグリーンベレーと呼ばれるキリギリスよりどう猛で、何でも襲いかかって食べるらしい。入り口に5匹ほど飾ってあるが、今のところはとても可愛い。共食いする可能性が高いので、いささか危険かとは思っているのだが、虫の好きな子供たち(と私)には、たまらない可愛さである。
もうすぐ、主役のキリギリスが登場する予定。冬期に楽しんだダンゴムシ君は、一旦将軍池公園に帰宅させるかな?今年はオオクワガタを繁殖させる年。カブトムシの幼虫も順調に育っている。夏に患者さんからメダカをいただいた。それがきっかけで悪い癖が再発。白いメダカ、赤いメダカ、青いメダカを飼い始めた。何だか世話に忙しいのだが、自業自得かな。
まあ、生き物を見ていると集中力が増すのは、これは病気なのだろうか?カメのハナちゃん(正式名はハナカちゃん)は、やっとエサを食べるようになった。昨年の春に、売れ残っていた最後の1匹を衝動買いしたのだが、元気に育っている。カメは子供たちに、本当に人気がある。

掛け算

認知症の予防のため、一人で散歩する時には、簡単な足し算や引き算をやってみる。昨日は全国学力テストがあったようだが、私は小学校3年生レベルの頭の体操。たまには、掛け算もやってみようと思った。
人間が仕事をする時間は、8時間労働で1週に5日で40時間。50週で2000時間。35年働いて7万時間となる。私は60歳なので、幸い80歳まで生きたとする。リタイアして、幸い身体は元気で、孫や介護もなしとして、自由になる時間は1日に14時間。300日は拘束なしとして、14×300×20で8万4000時間。
この数字を見ると、人生で仕事の時間は意外と短い?と感じてしまう。私は1年間2000時間労働というレベルではないのだが。この頭のボケ防止の体操体操をしながら、とりとめもない発想が浮かんできた。皆さんは、歩く時に、何を考えますか?

23時59分

2日前が結婚記念日であったが、家内は帰省していた。11時半に新宿まで迎えに行こうとして車に乗った時に、メールが届いた。横浜で事故のため、新幹線が止まっているとのこと。私は家にUターン。20分ほどして、動き出したとのメール。すぐに新宿に向かった。新宿に着いても、なかなか姿を見せない。日が変るかな?と思っていた。残り1分で、家内が乗り込んできた。「待たせてごめん」「残り1分だよ」と握手。
日曜日に時間があったので、先日のリケンの笹井氏の会見の映像を見た。色々な感想が寄られているようだが、私はSTAP現象が存在してほしいと思った。まだ、可能性はあるが、問題は再現性。第三者での再現性が証明されなくてはならない。
笹井氏は正直な気持ちを述べていると思った。彼は論文を書く助っ人として登場し、巻き込まれたのだろう。日本の頭脳集団を牽引していく義務が彼にはあるはず。責任は責任であり、能力は能力。人の役に立つものは、活用しなくてはならない。逆境を乗り越え、活躍してほしいと思った。

結婚記念日雑感(神田川)

いつもながら、私事で恐縮なのだが、今日が35回目の結婚記念日。つまり、今日から35年目である。34年前も日曜日であり、彦根市の市役所の婚姻届を提出した。暖かい日で、白山神社という小さな神社で手を合わせ、菜の花の咲く芹川の川沿いを散歩して、ひなびた喫茶店でコーヒーを飲んだ。二人だけの静かで楽しい1日。二人とも休みを取れず、新婚旅行もなかった。35回目の今日は、何と私一人。曇天の寒い東京で、このブログを書いている。横に家内がいないという状況は初めて。
流石に還暦になると、人生が少し解ってくる。仕事柄、子供ー親ー祖父母の関係と成長を見守ってきただけに、人生を頭では理解しているのだが、やっと人生の流れを実感できるようになった?その意味で、私の心の中で、別のスイッチが入ったと感じている。仕事、育児、介護、介護される側、人生でノンビリできる時期は長くはない。私は自分では、納得のいく人生を送っていると思っている。まあ、主観的な感想なのだが。
結婚生活も仕事も同じで、感謝の気持ちを忘れないこと、相手に配慮することが基本。家内は「感謝の気持ちねえ?若い頃は感じたことはなかったわ」とチクリ。
私も家内も、贅沢には興味がない。私は美味しい者を食べたいとか、綺麗な服を着たいなどとは、全く思わない。みんなと集団で飲んだり、ツアー旅行など冗談ではない。寝ている方がましだと考えてしまう。最高の贅沢は、考える時間を持つこと。その意味では、家内との散歩は最高である。最も歩いた散歩コースは、東京生活が長いので、神田川コースだろう。夜遅くに、ゆっくり(と言っても速いのだが)と散歩するのは、考えをまとめるには最適。
南こうせつとかぐや姫の「神田川」がヒットしたのは、大学に入学した頃。南こうせつ氏は私の同郷。結婚してゴールデンウィークに帰省した時に、友人たちが「お祝いの会」を開いてくれた。二次会で行った喫茶店が、南こうせつの兄が経営する店だったと記憶している。「三宅の奴、変な嫁さんを連れてきたら承知しないぞ」という雰囲気が伝わってきた。家内はすぐに感じたようで、「緊張したわ、あの時は」と今でも言う。私は全く心配していなかったのだが。
長々と雑談を書いてしまった。結婚の翌朝、家内は弁当を作って、新幹線の始発に間に合うように、車でま米原駅まで送ってくれた。今日は逆に、新幹線の最終で帰ってくる家内を、新宿まで私が車で迎えに行く予定。今日は時間がないので、後日家内と35周年をお祝いたい。と言っても、神田川の八重桜を見ながらの散歩になるのかな?

早めの来院をお願いします。

生卵を食べて、サルモネラ菌に夜食中毒の問題。以前のブログでも書きましたが、卵の中にも菌がいるので、生の卵を食べることはNG。卵アレルギーの患者さんで、「軽くなったので、卵を食べていいですよ」と説明すると、「生卵かけご飯が食べれるよ」とお子さんに声をかけるお母さん。「ダメですよ、生卵は。衛生的には禁止食材です。生卵はアレルギーが強いので、アレルギー的にも禁止ですけどね」という会話が。
まあ、何だか忙しいですね。明日は結婚記念日ですが、家内は最終便で帰ってくるので、一緒に食事をする余裕はありません。これも人生でしょうか。もう、34年目が終了。明日から35年目です。さあ、仕事!

午前中は雨?

消費税の影響なのか、走っている車が少ない?3月が以上に混雑した反動なのだろうか。私の仕事については、全く影響はなく、例年通り静かな診療である。この半年間のテーマは、古くなった機器の交換と、人材育成の2つだ。
明日は午前中は雨の予報だが、果たして予報が当たるのか?少し本を読む時間があれば有り難いのだが。土曜日の12時過ぎの新幹線で、家内は帰省する予定。家内は11時までの診療となる。早めの来院をお願いしたい。

インフルエンザの局地的な流行

病気の話で申し訳ないのだが、今週に入って、B型インフルエンザの発症が、2つの小学校で局地的に流行し始めた。すでにB型に罹患している方はかかっていない。1)小学生、2)発熱と咳、3)今シーズンはB型にかかっていない、という3つの条件の場合は要注意。
ヒト・メタニューモウイルス感染も10例以上となった。「三宅小児科すぎなみ」でも陽性者があり、杉並にも広がってきている?保育園児が多く、高熱とハナと咳が主な症状である。今年は当たり年になるかもしれない。診察室は混雑していない。終了間際は30分ぐらいお待たせする事もあるが、通常は0から15分の待ち時間。
昨夜は上水公園を、桜上水まで家内と散歩。ハナミズキは3分咲き?月も綺麗で、初夏を感じる散歩となった。

クサガメのハナちゃん

1年前から飼ってるクサガメのハナちゃんが、やっと冬眠から目覚め、少しではあるがエサを食べ始めた。オオクワガタも元気にしているし、カブトムシの幼虫も順調に育っている。生き物を見るのは楽しい。将軍池公園のカモは、ほとんど姿を消した。北へ帰ったのだろう。
熊本の鳥インフルエンザ。水鳥はかなりの頻度で、インフルエンザウイルスを保有しているので、長距離を移動する鳥が、感染を拡大させることは、ある程度仕方がないし、防ぐことは不可能だと思う。映像を見るにつけ、関係した農家の方は気の毒であり、処分されたニワトリもかわいそうだと思ってしまう。
爽やかな天気と、木々の新緑を見ると、初夏を感じる。私の好きなハナミズキが咲き始めた。今年は少し遅いかな?今夜はハナミズキを求めて、散策に出かけよう。

ヒト・メタニューモウイルスの流行始まる?

昨年の6月頃に紹介したヒト・メタニューモウイルス感染(MPV)が、数日前から確認されている。検査で陽性になったのは4名だが、この4名は異なる保育園、幼稚園に通っている。連休にかけて、流行が広がると予想される。
MPVの症状については、昨年と重なるので省略したい。RSより軽く、インフルエンザより重いという表現が、最も適しているだろう。高熱が出たらインフルエンザより、MPV感染を疑うべきかもしれない。MPV感染は4月から7月い多く、好発年齢は1歳から5歳ぐらい。潜伏期は昨シーズンのデータからは、3日から5日ぐらい。
ちなみに、この1週間のインフルエンザの患者数は、わずか10名。A型は1人で、残りはすべてB型。溶連菌とアデノがわずかに見られるのみ。
今週は土曜日の午後から、家内は不在となる可能性が高い。結局、今回も日本小児科学会総会は、私も家内もパス。病気の多い季節ではないのだが、とても休診にできる状態ではない?学会にのんびり行けるのは、どうもリタイアした後になりそう。「リタイアした時は、きっと動けなくなってるね」と家内が不吉な予想。まあ、これも人生。自分で選んだ事には責任を持とう(と自分に言い聞かせている)。

保育園での水痘の流行

インフルエンザは1日に1人から3人。ヒトメタニューモウイルスが検出された。二人ほど疑わしい患者さんがいたような?保育園で水痘の流行がある。水痘ワクチンを接種したお子さんもかかっているが、発熱もなく、発疹の数も少ない。仕事始めの保護者の方にとっては、大きな問題であるが。
昨夜は家内と明大前まで散歩。上水公園の八重桜がきれい。風邪が強く、最後のスギ花粉が飛んできた感じ。今日は流石に目が痒い。予防接種が多い。4月からのMRワクチン(年長さん)、個別接種となったBCG 、日本脳炎ワクチンなど、色々な種類のワクチンを接種している。「三宅小児科すぎなみ」も予防接種が中心の診療が続いているようだ。連休前まではこの調子かな?

院長の独り言(未熟)

今年に流行語大賞の候補に、この「未熟」はいかがだろうか?未熟というと、渋柿を思い出す。渋柿も熟せば、私の好物の熟し柿となる。未熟とは青い渋柿のことである。「経験の足りない者」という意味。いったい何歳になったら、非未熟者になるのだろうか?
どのくらい経験を積んだら未熟者でなくなるのか?謙虚のかけらもない私は、自分が未熟だなどと思ったことはない。経験は一生涯積むものであり、その経験を記憶し、色々な方向から検証していくので、年齢で未熟だと決めつける訳にはいかないはずだ。
今回の未熟騒動。まあ、経験不足という意味で使われたのだろうが、本当の意味は「モラルがない」ということだろう。未熟者が実験をしてデータを出し、非未熟者がチェックして論文が出来上がり、非未熟者が美味しい所を頂く構図。トラブルが起こると「書いた者が未熟」で片を付ける?だいたい、科学者にモラルは必要ないと思うのだが。能力さえあればいい。モラルがないから、科学者になったと、今回の出演者の顔に書いてある様に、私には見えるのだが。
今日会見した者が渋柿で、未熟と決めつけた者が熟し柿。熟し柿は地面に落ちるか、カラスに食べられる運命。科学がいかにいい加減か、いやモラルがないかを証明した。
全く関係のない話だが、未熟といえば職業柄、未熟児を連想してしまう。ちなみに未熟児は2500g以下、極小未熟児は1500g以下、超未熟児は1000g以下で出生した赤ちゃん。私の働いていた静岡こども病院で、400g以下の超未熟児が、多くの病気を克服して退院したとうニュースが流れた。私が働いていた頃より、100gぐらい軽いかな?退院しても多くの困難が待ち受けている。
話は脱線したが、未熟者が立派に育つ保証はない。経験を積んでも、頭が空っぽならば、一生未熟児、いや未熟者だ。年齢とは関係ないと、リケンの会見を見て、私はそう思った。ところで、未熟者を高額で雇い、リーダーにした責任者は誰?税金の無駄遣いと言われても、文句は言えないはず。責任を取る覚悟のない集団は、単なる烏合の衆?

今週の待ち時間

今週が1年間で、最も静かな1週間になるのだろう。幼稚園や小学校も始まったばかりで、病気の流行はない。先週はインフルエンザの患者さんはわずか14名。予防接種が中心の診療である。世田谷区では4月からは、BCGが個別接種(集団ではなく個人のクリニックで接種)となったが、問診票がまだ送られていないこともあって、まだ接種者はいない。今月末から本格的に始まるのだろう。
当院も「三宅小児科すぎなみ」も、予防接種と健診は予約制ではない。この季節、この時期にぜひ予防接種を。今週の待ち時間は0から15分かな。

ステロイドの功罪

「ステロイドは効くのか?」と問われれば、「適応を誤らなければ効く薬」と答えるだろう。効かない病気に使っても、効かないものは効かない。当たり前のこと。ステロイドには飲み薬もあれば、塗り薬もある。さらに注射薬もあるし、吸入薬もある。ステロイドのもたらした恩恵は、非常に大きなものがある。多くの命を救ってきた。しかし、副作用のない薬はなく、使い方を誤ると、副作用が大きな問題となる。当然薬は「役にもなるし、害にもなる」。
ステロイドはネフローゼ、腎炎、膠原病、悪性腫瘍など、多くの病気に使われ、有効性が認められている。前のブログで低身長の問題を取り上げたが、喘息で吸入用のステロイドは多くの患者さんのQOLを改善し、普通の生活を可能にした。命に関わる喘息発作で、ステロイドの点滴は非常に有効で、多くの命を救ったのも事実。アナフィラキシーショックの時も、ステロイドの静注は定番である。
軟膏もひどい虫刺されから、接触性皮膚炎(かぶれ)などにも、ステロイドの軟膏が使われてきた。このような急性の病気には、ステロイドは有効であり、短期使用については、副作用は問題にならない。今回の「ステロイドが入っていない軟膏」騒動は、いくつかの教訓を残した。
1)ステロイドはアトピーに有効である。特に強いステロイドは。
2)ステロイドを急に止めると、症状が急激に悪化する。いわゆるリバウンド。
3)強いステロイドが入っているにもかかわらず、ステロイドは入っていないという説明で、高額の軟膏を売りつけるのは犯罪である。
4)中国3000年の歴史と称して、ステロイドが入っていないと信じて、薬を売りつけるのは、善意の第三者である?
5)ステロイドが入っていると本当に知らなかったのか、知っていて嘘の説明をしたのか、入っていると疑っていたが確証がもてないまま売りつけていたのかを、証明する事は困難である。
6)今回の事例は氷山の一角であり、効く薬にはステロイドが入っていると考えるべきである。
7)できる限りステロイドを使いたくないと思っている、アトピーの患者さんが多く存在する。アトピー治療のガイドラインは、ステロイド一色である。強いステロイドから始めて、症状が良くなったら弱いステロイド。症状がなくなっても、2年間ぐらいは弱いステロイドを塗り続けよう。私には正気の沙汰とは思えないのだが。
8)ガイドラインでステロイドの使用は公認されている。にもかかわらず、「ステロイドが入っていない」と説明した背景には、タダ同然ののステロイドを高く売りつける意図があったと疑われる。
この8点が、今回の意味する所である。私は0歳や1歳児には、基本的にステロイドを使う事はしない。だいたい効かない。効いても一時的。良くなっても塗り続ける、異常なケースを除いては、悪化する場合が多い。塗っても副作用がないとは思わない。塗り続けた子供の皮膚を見ると、塗っていたかはすぐにわかる。止めると悪化するのは、今回の問題で明らかである。
「アトピーの第一選択はステロイド。良くなっても塗り続けよう」という国のガイドラインに、今回の問題は、基本的な疑問を投げかけている。「嘘をついて、高い薬を売りつけた」という、単なる詐欺事件と考えるのは、大きな間違いではないだろうか?

花吹雪

寒い土曜の朝。インフルエンザも姿を消し、アデノウイルス感染がパラパラというところ。1年間で最も静かな時期です。今年は特に静か。
昨夜は家内と、塚山公園経由、神田川を環八まで散歩。昨日の激しい風と雨で、足下は桜の花びらが敷きつめられていました。満開を過ぎて、風で花が散っていきます。今日は上北沢の桜祭り。きっと賑わうことでしょう。今日はカイとリクが姿を見せる予定。家内は早く起きて、料理を作っています。小学校や幼稚園は来週から始まりますが、保育園は既に新学期。大きな病気の流行もなく新学期が始まるのは、とても嬉しいことです。私のテーマも体調管理でしょうか?
そう言えば、来週末は小児科学会総会。すっかり忘れていて、どうするか決めていません。60歳で定年ですから、私は学会等もすべて卒業、いや退職すると決めていました。後は仕事をノンビリと楽しむだけ。老害と言われる訳にはいきませんので。7月で61歳になりますからね。

マットレス

私も家内も、古いマットに布団というスタイルで眠っている。30年以上も使ったマットはボロボロ。「最近は布団ではなくマットレスの時代よ」と家内。干す必要も、ダニの心配もなく、身体にも良いということで、マットレスを買いに出かけた。3月初旬のことである。
売り場で色々な説明を受け、試しに寝てみたり、二人で相談して、かなり高価なマットレスを二枚購入。郵送してもらって、臭いがあるので、数日干して、「熟睡できるかな?」と話しながら寝てみた。翌朝、二人ともすっきりしない顔。「うーん、寝にくい」と私。家内も「熟睡できない」。家内は3日間我慢。全く慣れず、睡眠不足。私は1週間我慢。家内からは「我慢強いね」と変な誉められ方を。
マットレスを使っていた1週間、毎日嫌な夢を見る。明日の試験の科目が解らず、右往左往する、最も嫌いな夢を見たところで、私もギブアップ。慌てて、スーパーに安いマットを買いに走った。そのマットの上に、いつもの布団を敷いて眠ることに。多くの科学的な利点のあるマットレスなのだろうが、私も家内も身体が古過ぎて、適応障害になったようだ。
不要となった高価な(?)マットレスを見て、次女の神尾が大喜び。「これ要らないんだよね」と。買う手間と、お金が浮いたと思ったのだろう。娘は私より若いので(当たり前か)、適応できるかな?「明日は何の試験だ?」と慌てる夢をきっと見るはずだ。

雨の木曜日

明日の午前中は雨の予報。この3週間連続で、木曜日に雨が降っている。明日降るならば、4週連続となる。このようなことも珍しいのだが、今回は満開の桜を散らせないかと心配している。診療は静かで、健診と予防接種が中心である。雨ならば、明日はもっと静かな診療になるのだろう。
昨日から新しい門出という方も多かったのでは?私も気持ちを切り替えて、仕事に臨んでいる。STAP細胞におけるやりとりには、本当に違和感を感じる。野放し状態の、いい加減な実験がなされていたのだろうか?私は信じがたいのだが。本人が姿を見せて、真実を話してほしいものだ。
週末は上北沢の桜祭り。私は花よりダンゴかな?

入園

今日は保育園の入園式。1週間ぐらいは、午前中の慣らし保育?待機児童の問題は未解決。保育料のも8%の消費税がかかる。システムや料金の変更で、昨夜は徹夜になった方も多いのだろう。医療関係でも、新しい保険体制のスタートであり、当然消費税は8%となる。
それにしても高価な熊手があったもので、元旦に高尾山の薬王院で買ってくる1000円の熊手を、思わず見てしまった。ウクライナ状勢が大きな問題となっている時に、くだらない問題を起こしてと思うのは私だけ?
診療の面では、予防接種以外にテーマはない。静かな診療が続くだろう。桜は満開に。新入園児に、そしてもうすぐ入学式を迎える方々に、「おめでとう」と伝えたい。