今年一年、大変お世話になりました。良いお年を!

今年一年、大変お世話になり有難うございました。静かに大晦日を迎えることができて、ほっとしています。といっても、私の苦手な片付けと掃除が残っていますが、気持ちが緩んで体が動きません。久しぶりに7時まで寝たため、頭の方も回転していません。家内は朝食作りと洗濯、そしておせち料理作りでしょうか。
今年のテーマは7つほどあったのですが、主なテーマは2つ。大分の実家の処理と、「育てる」。実家の件はほぼ終了で、良かったと思っています。亡き母も喜んでくれるかな?「育てる」はクワガタや魚のことではありません。娘たちであり、スタッフであり、孫たちのこと。私が手を出す年齢ではない娘たちと、育てる立場ではない孫が含まれていますが、娘たちには仕事の面で、教えておくことがありました。実践とは考え方と思考力と繰り返しの問題であり、教科書を読んで学べるものではありません。テニスの教科書を何冊も読んだら、錦織選手になれるわけではありませんから。仕事は体を動かして、そして考えて、工夫することですから。
私自身は教科書は全く信じない子供でした。カブトムシの採れる木や、魚の採れる場所を教えるなど、私の辞書にはありませんでした。だから、教科書に大切な事を書いているはずはないと思い込んでいました。実践は教科書とは違うもの。無駄な先入観は障害になります。時代は流れ、SNSで膨大な情報が氾濫する時代になりました。知識の選択は自分自身の責任に。すると、同じ意見を持つ人が集まって、自分の意見がメジャーで正しいと思い込む時代に。その狂った感覚を、私の年齢では楽しめますが、若い世代には危険で偏った思想に染まっていきます。アスペ族の多い、医師のSNSを読むのも面白いですが(自分の事は棚に上げ?)。
話は脱線しましたが、この「育てる」というテーマは70点ぐらいと思っています。時間あれば孫たちと山に登ったり、釣りや昆虫採集をしたり。私の孫育ては遊びの分野ですから。遊びとはまさに実践の事。身体で遊びを覚えてほしいものです。今年の大きなテーマの2つは、まあ合格点かな?と思っています。残りの5つの大半は、来年に持ち越しになりそうですが。
仕事の面では、可もなく不可もなしというところ。皆さんのニーズに、十分答えられたとは思っていませんが、自分の年齢や立ち位置を考えながら、仕事の調整をしています。私は36歳で開業しました。今は63歳。当時の医師会の平均年齢は65歳。私と家内は異例の若さでした。その私が63歳になったということは、現役としては、最もキャリアの長い開業医ということに。
世田谷や杉並は人口が増加して、待機児童が最も多い地域と言われています。来年には2つ(おそらく3つ)の新しい保育園ができます。我々医師も協力する必要があるのですが、私も家内も高齢で(?)十分な力にはなれない。というより、ニーズの急速な拡大についていけないと判断しました。だいたい、予防接種も増えすぎ?そこで、娘二人の協力を要請しました。次女の神尾は杉並を中心に、三女の山角は世田谷を中心に仕事をするように指示しています。
予防接種や区の健診、校医や園医の仕事も任せています。私も園医や校医の仕事がありますが、時間が取れない時は神尾と山角が協力しています。山角も3月からは近くに引っ越してきます。協力してできることは有り難いこと。「娘3人。君は幸せな人生を送るよ」と断言した母。母の予言はほとんど的中しています。私が医学部に行くと言った時の一言は、「君は親の死に目に会えないね」でした。
娘たちには「人生は長くないよ」と伝えています。育児の後は介護。のんびりできる時間など、ほんのわずか。働くことのできる時に働くように伝えています。家内は義父に会いに、広島に通っています。娘たちも孫を連れて会いに行きます。娘たちも孫たちも、多くの事を学んでいるはず。これも実践です。人生とは実践そのもですから。
長々と雑談を書いてしまいました。今年1年、本当にお世話になりました。心から感謝しています。今から、お節作りに参加でしょうか(サトイモの皮剥きを依頼されています)。

仕事を終えて

今年の年末は、とても静かに終えることが出来ました。11月下旬から流行した胃腸炎もほぼ終息し、ほぼ問題なく年越しできる状態になったと思っています。ここ数年を振り返っても、最も安心できる年末だと思っています。明日は料理と掃除でしょうか。
トラブルなく仕事を終えることが出来たことに、家内ともども大変感謝しています。「すぎなみ」の神尾も、当院に加わった山角も同じ気持ちです。明日、最後のブログを書きたいと思っています。

28日(木曜日)、29日(金曜日)は11時30分までの診療です。

今日は年末としては珍しく、予防接種と健診が主な仕事となりました。明日、明後日は午前中の診療です。「急患とは?」という質問がありました。年末の急患とは、「新年を迎えるにあたって、不都合な状態」と考えて下さい。発熱や嘔吐、下痢、腹痛は当然ですが、「苦しそうな咳をする」「ハナが詰まって苦しそう」「食欲がなくて心配」「飛行機で帰省するので中耳炎が心配」なも急患となります。平和に新年を迎えられるように、そして3が日を問題なく過ごしていただくのが目的ですので、何か気になることがある場合には、来院して下さい。

年賀状

今日は28日で御用納め。当院は29日、30日は午前中の診療になります。予防接種と健診は今日まで(何人かの例外はありますが)。「すぎなみ」は今日の午前中で診療は終了します。病気の流行はありませんので、今日は予防接種がお薦めです。
年末は用事が多く、また家内の帰省も重なって、年賀状の準備が遅れていました。昨日は時間があったので、何とか年賀状を出すことができました。仕事関係や友人あての年賀状だけですが。患者さんの関係は、年賀状が届いてからの対応になります。メールやラインなどのツールが発達した現状では、年賀状は古いのかもしれません。娘たちの世代は、ほとんど年賀状は出さないようです。私や家内は、年賀状を楽しみにしている世代。写真入りの年賀も多く、「こんなに大きくなったんだ」と驚くことも。いよいよ年の瀬ですね。

年末の予定

今日の診療は静かに終わりました。この1週間のインフルエンザA型の患者数は41名で、嘔吐を主訴とする胃腸炎も60名弱になりました。東京から子供たちの姿は消え、年末の静けさを感じています。インフルエンザも胃腸炎も、帰省やイベントによって故郷やスキー場に移動するはず。今週は保育園児の年越しが主なテーマです。幸いなことに、保育園の年齢では、インフルエンザの流行はありません。今年は平穏に年越しできそうです。
26日(月)から28日(水)までは、通常通りの診療です。予防接種と健診もOKです。29日(木)と30日(金)は午前中の診療です。受付は11時半までです。「すぎなみ」は28日(水)の午前中まで診療しています。
「インフルエンザワクチンの予約が取れない」「2回目の接種ができない」と来院される方がチラホラ。当院は予約制ではありません。インフルエンザワクチンの在庫は、当院も「すぎなみ」もありますので、事前に連絡することなく来院されてもOKです。問題となっていたMRワクチンも日本脳炎ワクチンも、接種可能ですので。ワクチンを手配するのは、私の役目です。不足して接種できない状況にならなかったので一安心です。

今日は11時までの診療になります。

昨日は待ち時間が長くなって申し訳ありませんでした。家内は事情があって、5時過ぎに羽田に向かいました。帰ってくるのは夜遅くになりそうです。私も仕事の準備えをしながら、合間にこのブログを書いています。
仕事や用事が多く、ほとんど時間が取れません。家内は年賀状書きや掃除ができないと嘆いてますが、物事には優先順位がありますから。私は30日まで仕事です。とりあえず今日の仕事に集中というところでしょうか。今日は11時までの受付となります。

海釣り

明日(土曜日)は通常通りの診療です。今週のインフルエンザの患者さんは、30名を越えました。乳幼児は少ないですが。明日のテーマはインフルエンザワクチンかな?と思っています。次いで胃腸炎。RSは少なくなり、ヒトメタニューモウイルス感染がパラパラ。溶連菌の嘔吐には悩まされています。
明後日(日曜日)は11時まで診療しますが、家内は不在となります。急遽、広島に日帰りで帰省する事になりました。娘も同行する予定で、私一人の診療となります。急患のみの対応になります。
今日の診療は、静かに終えました。昼過ぎにハルが遊びに来たので、かなり前から約束していた海釣りに出かけました。子供でも手軽にできる「落とし込み釣り」を教える目的で。エサはアオイソメ。ところが、強風のため海は大荒れ。残念ながら、トラギス2匹の釣果となりました。竿とリールはクリスマスプレゼント?これからは昆虫採集や釣りなど、少し実践的な趣味を教えようかと思っています。今年は何回か川釣りには行きましたが。

今日(木曜日)から日曜日までは午前中の診療です。

今日(木曜日)から日曜日までは午前中の診療です。
木曜日:通常通り、11時30分までの受付です。予防接種は可。
金曜日(祝日):11時までの受付です。予防接種と健診は不可。
土曜日:通常通り、11時30分までの受付です。予防接種は可。
日曜日:11時までの受付です。予防接種は不可。
今日で小学校も終わりです。静かな診療が続いています。今年はトラブルなく、年が越せそうですね。

静かな年末

嘔吐と溶連菌が少なくなった。インフルエンザは単発的な派生があるものの、流行と呼べる状態ではない。30日まで休みはないのだが、混雑するような事態にはならないと予想している。例年は天皇誕生日前後は、かなり緊張して仕事に臨むのだが、今年はあまり緊張感はない。比較的スムーズに仕事が流れていく予定。明日、明後日も混雑することはないだろう。
ワクチンの不足が問題となっているが、インフルエンザワクチンもMRワクチンも、日本脳炎ワクチンも在庫あり。当院も「すぎなみ」も、問題なく接種できる状況である。
早く冬休みに入るため、帰省や合宿などのイベントが早まる可能性が高い。民族の大移動で、東京は静かになるのだろう。今年は特に早く。

感染性胃腸炎?急性胃腸炎?ウイルス性胃腸炎?

今週末と年末年始の当院の予定は、前回のブログを参照してほしい。やっと嘔吐を主訴とする胃腸炎は少なくなった。冬休みに入った幼稚園も多く、小学校も22日で冬休みとなる。今年は曜日の関係で、早く冬休みになるため、病気の流行も早く終わりそうだ。インフルエンザの流行もなく、今週は静かな診療になりそうで、何だかほっとしている。年内に予防接種を予定されている方は、早めに来院してほしい。胃腸炎の名前についての問い合わせがあったので、いささか教科書的ではない説明をしておきたい。教科書的な話は、ネット等を参考に。
嘔吐や下痢が胃腸炎が流行している。問題は「感染性胃腸炎ですか?」とか「ウイルス性胃腸炎ですか?」、もっと直接的に言うならば、「この嘔吐下痢は、人にうつるのか?」という質問である。嘔吐下痢にも色々な原因がある。咳をして吐く、食べ過ぎで吐く、酒の飲み過ぎで吐く、牛乳を多飲して下痢、試験前にお腹が痛くなって下痢(過敏性大腸炎)、イベントの前に緊張して嘔吐、潰瘍性大腸炎など原因は多彩である。しかし、今回のような大量発生的嘔吐下痢は、感染症が原因である。つまり、子供で起こる嘔吐下痢の99%は感染性胃腸炎であり、「人にうつるか?」という質問はほとんど意味のない問いであり、答えは当然YESである。
感染性胃腸炎にも色々な言い回しがある。食中毒(これは食事が原因で起こる胃腸炎の総称)、細菌性胃腸炎(狭義の食中毒)、ウイルス性胃腸炎(ロタやノロが代表格)、ウイルスか細菌性かわからない場合を感染性胃腸炎、または「単なる胃腸炎」とか嘔吐下痢症といういい加減な病名でごまかす。
胃腸炎の中で最も感染力が高い、つまりうつり易いのはウイルス性胃腸炎である。現在流行している嘔吐を主訴とする胃腸炎はウイルス性であり、保育園や幼稚園、小学校でも大流行して学級閉鎖にまで至った事例もある。細菌性胃腸炎は極端な流行はしないが、手洗いなどに注意を怠ると、じわじわと感染が広がってくる。保育園で病原性大腸菌O157の症例が出て、クラス全員を調べると多くの保菌者が見つかる。ユッケ騒動は病原性大腸菌O157やO111による食中毒で、これも細菌性胃腸炎である。
繰り返しになるが、胃腸炎は基本的には伝染する。「うつる」と言うと、当分の間は登園や登校は禁止。だから、ノロとかロタ、ウイルス性胃腸炎、感染性胃腸炎は言いにくい、「単なる胃腸炎ね」と言ってしまう。次に「じゃあ、うつらないのですね?」とくる。「まあ、うつらないかな?」という適当な返事。「保育園に行っても大丈夫ですね。休めないので良かった」というお母さんの笑顔を見て、これで良かったのだと自分を納得させている。
「うちの子にうつったらどうしてくれる」という意見があってもいい。被害者がいつ加害者になるかわからない。お互い様という考えもある。さらに、いつまで感染力があるのか、誰も明言できない。私は多くの背景を総合的に判断しながら、生活指導をしている。
ついでに、今回の嘔吐騒動の20%以上は溶連菌感染によるものだと推測している。溶連菌感染に伴う嘔吐を感染性胃腸炎と呼ぶのか?答えはNOである。

年末年始のお知らせ

23日(金曜日、祝日):7時30分から11時まで診療(受付終了11時)。予防接種と健診は不可。
24日(土曜日):通常通り11日30分まで受け付け。
25日(日曜日):7時30分から11時まで診療。予防接種と健診は不可。
28日(水曜日):通常通りの診療。
29日(木曜日):通常通りの診療。受付は11時30分まで。予防接種と健診は不可。
30日(金曜日):7時30分から11時30分まで診療。予防接種と健診は不可。
年始は1月4日から診療を開始します。
1月11日(水曜日)、12日(木曜日)は臨時休診となります。
「三宅小児科すぎなみ」は水曜日は休診日ですが、28日(水)、1月4日(水)は午前中は診療しています。なお、当院が休診の1月11日は終日診療しています。宜しくお願い致します。

点滴は避けて通りたいのだがーー

この2週間猛威を振るった嘔吐を主訴とする胃腸炎の症例数は、やっと減少傾向となった。しかし、重度の脱水の症例が多く、1日平均で4名は点滴している。ウイルス性の胃腸炎で点滴するケースは少なく、溶連菌感染で嘔吐が続き、強い脱水となる症例が続いている。薬を飲まなければ治療にならず、嘔気と嘔吐で薬を受け付けない。明日は土曜日で、平日よりは忙しくなる。手間と時間を考えるならば、明日は点滴する余裕はないだろう。
今週はインフルエンザは10例以下。アデノもRSも、胃腸炎も少なくなった。明日のテーマの1つは、インフルエンザワクチンの2回目の接種?年末に向けて、ここでいったん一休みという予定なのだが、予定はあくまで未定?

角栄ブーム

今年は復刻版を入れて、50冊近い田中角栄氏の関連本が出版され、角栄ブームが起こった。私もそのブームに乗った一人だ。私が大学生の時に首相となり、日本列島改造論を訴えた。本当に勉強家で、議員立法を提出した数も、抜きんでている。しかし、金権政治という影が付きまとった。
日本のトップを選ぶアンケートでは坂本竜馬、織田信長、徳川家康、田中角栄が並ぶ。もはや伝説である。しかし、田中角栄氏に惹かれるのは、歴史上の人物ではないからだ。伝記や伝説は、ほとんどが根拠がない単なる理想像。田中角栄氏の関係者は、存命の方が多く、正確な証言が取れる。それも敵側からも味方からも。演説の映像もあれば、秘書の話も、そして、実子の語る角栄像もある。彼は才能豊かで、人の心を掴む強烈な個性があった。
佐藤栄作首相の後を福田氏と争うのだが、本命の福田氏を破って逆転当選する。福田氏の秘書が、「田中さんを今太閤と呼んだのは福田さんなんですよ」「はらわたは煮えくり返っていたと思うけど、福田さんは田中さんに悪い感情をもっていなかったのでは」というコメントを、NHKのアナザーストーリーで語っていた。角栄語録は実体験から生み出された、奥の深い言葉である。
米国、ソ連、中国と国家間でのにら意味合いの時代は終わり、経済的にも人間交流の面からも、国と国とが絡みあっている。単純に国交回復する時代は終わり、経済に視点を置いた外交が必要になっている。オスプレイの事故の米国側のコメントにしても、北方領土のプーチン氏の対応も、今の時代背景をあらわしている。「もし、角栄並みの政治家がいたら」と思う方も多いだろう。彼なら時代の流れを読んで、対応できた可能性は高い。現首相も良くやっているとは思うのだが。
彼の後継者である娘と剛腕で鳴らした政治家。師から何を学んだのか。全く逆の行動をとったため、人心は離れていった。おそらく田中角栄氏を反面教師としたのだろう。この後継者二人は、非常に共通点が多い。まともな弟子が育たなかったのが、彼の最大の不幸だったのかもしれない。

ノロ警報

ノロ警報がでた。ノロかどうかは別にして、嘔吐を主訴とする胃腸炎の発症数は、この2週間異常である。保育園や幼稚園、小学校に至るまで嘔吐が広がって、時に学級閉鎖に追い込まれた。家族全滅というケースもある。下痢や発熱を伴うことは少ない。そこに溶連菌や食中毒が混在してくると、話がややこしくなる。点滴に至る症例は少ないのだが、発症数が多いため、1日に何例かは点滴になっている。
今週に入ってまだ2日だが、胃腸炎の発症は少なくなっている。ピークは越えたようだ。冬休みに入る時期なので、次第に減ってくるとは思っているが、クリスマスなどの人の集まるイベントで、流行が再燃する可能性はある。イベントはできる限り避けてほしいのだが。

学期末

近隣の小学校は来週(12月22日)が終業式。今週で冬休みに入る幼稚園も多いようです。今週はクリスマス会などのイベントが企画されているのでは?ハルやナツの保育園も、今週の木曜日に行事があるため、「三宅小児科すぎなみ」は木曜日の午前中は臨時休診となります。午後からは通常通りの診療です。木曜日の午前中は、当院が診療していますので。
この一週間も嘔吐を主訴とする胃腸炎の流行が続き、点滴する症例が多かったですね。局地的にアデノとRSの流行があり、A型インフルエンザは14名(幼稚園や保育園世代はほとんどいません)。胃腸炎は峠を越す予定で、インフルエンザも年内は大流行にはならないはず。
供給不足が続いていた日本脳炎ワクチンとMRワクチンは、問題なく接種できています。本院も分院も在庫の確認なく来院して構いません。インフルエンザワクチンも問題なく接種できています。今週の待ち時間は5分から15分と予想。「すぎなみ」の待ち時間も、少し短くなったようです。イベントもあり、今週は静かな1週間になることを願っています。

(院長の独り言)生後半年から卵を食べさせると、卵アレルギーの発症を予防できる?

STAP細胞並みのタイトルが、ネット上や新聞の紙上に踊った。原文を読んでいないし、ネットのサマリーを読んだだけなので、コメントすべき立場にはない。同じ世田谷区でいつもお世話になっている成育医療センターのデータであり、国立小児病院からの流れで、私は繋がりが深いと(勝手に)思っているので、過激な発言は避けたい。当院の入り口にの左には鏡があり、「国立小児病院アレルギー科」の名前が書かれている。今の成育医療センターのアレルギー科の前身である。
当時の医長は飯倉洋治先生。研修医を終えた頃から、学会などで大変お世話になった。私が1990年の3月に静岡のこども病院を退職して、開業準備で東京に出てきた時に真っ先に会いに来てくれた。「開業祝をやろう。俺が取り仕切ってやる。お祝いも送るからな」と言って、開業日(7月1日の日曜日)に真っ先に駆けつけて、1日付き合っていただいた。内覧会ではなく、20数名の関係のあった医師だけの集まりであった。その時にいただいた鏡が、入口にある。飯倉先生は昭和大学の教授になられて、病のために亡くなられた。今の私の年齢である。私は仕事で葬儀に出席できなかったが、長女と次女が代理で参列した。今でも残念でならない。
前置きが長くなり過ぎた。生後6か月から卵を与えた60名の8%が卵アレルギーに、与えなかった61名の38%が卵アレルギーになった。症例が少なく、極端なデータである。STAP細胞の時には再現性が問題となった。臨床のデータは再現性は問われない。というより、再現性を確認することができないのだ。「だって、対象が違うからでしょう」という逃げ道があるから。対象とは患者さんのことで、全く同じ人を対象とすることはできない。高血圧の薬の捏造が発覚したのは、治験に参加した医師の内部告発から。臨床研究の弱点はそこにある。私は臨床研究を専門にしてきたが、取り消したい論文が3つある。
論文はかまわないのだが、ネットや新聞報道はやっかいだ。保護者が勝手に判断して、食事を与えると大きなトラブルを起こす。私は30年以上アトピーや食物アレルギーを専門にして、多くの患者さんを診察してきたつもりだが、このデータには違和感を覚える。臨床で38%と8%もの差(といっても症例数が少なく、統計学的にどこまで有意かは知らないが)は、いくらなんでもあり得ない差にも感じるし、ただ単に偶然という解釈もある。生後すぐから湿疹があってかゆがる乳児や、兄弟に食物アレルギーのあるハイリスクの乳児は、卵を与える前に主治医かアレルギーを専門にしている医師に相談することをお薦めしたい。保護者の方が勝手に判断することは避けるべきだと思う。

今日は少し暖かい?

用事が多く、時間のない日が続いています。皆さんの同じでは?
嘔吐を主訴とする胃腸炎の流行も、峠を越すと予想しています。クリスマスなどのイベントがある時期なので、収束してほしいものです。今日は気温が少し上がる予想。12月の下旬はバタバタしますので(今もバタバタしていますが)、予防接種はお早めに。

年末のお知らせ

今月の23日(金曜日、天皇誕生日)、24日(土曜日)、25日は飛び石連休です。先の話で申し訳ないのですが、まず、飛び石連休の予定を。
23日(金曜日):7時30分から11時まで診療(受付終了11時)。予防接種と健診は不可。
24日(土曜日):通常通り11日30分まで受け付け。
25日(日曜日):7時30分から11時まで診療。予防接種と健診は不可。
12月29日以後の予定は後日に。年末年始の予定を記載したパンフレットは、受付に置いてあります。
飛び石の谷間の土曜日はきつそうですね。少し分散できると、精神的にも肉体的にも楽になります。協力の程、お願いします。
嘔吐を主訴とする胃腸炎が、保育園や幼稚園で流行しています。早めの来院をお願いします。インフルエンザワクチンの接種を希望される方も早めに接種を。

インフルエンザワクチンの供給停滞

インフルエンザワクチンの入手が困難になってきた。今年生産予定のワクチンは、すべて製造が終わっている。原因はいくつかあるのだが、オーダーしても「手元にありません」「いつ入荷するかわかりません」との返答。ワクチンがどこにあるのか?今後入荷するのか?は誰もわからないのかもしれない。幸いなことに、当院も「すぎなみ」もすぐに困るという状況ではないので、年内は通常通り接種を継続できる予定。
13歳未満は2回接種なので、「2回目がない」という状況もでてくる可能性がある。2回目の接種が、どのくらい残っているかを計算するのは、今年は無理。例年ならば日曜日に接種日を設けていたのだが、今年は不可能。大変申し訳なく思っている。
嘔吐して脱水状態で来院される方が増えている。嘔吐の方は、早めの来院をお願いしたい。24時間以上吐き続けて、診療時間ぎりぎりに来院されても、さすがに点滴などの対応はできない。今年の嘔吐は大人に伝染することが多い。インフルエンザも少しずつ増えてきた。

少しずつ増えてきたインフルエンザ

インフルエンザA型が少し増えてきた。近隣の小学校でも、発症が始まった。今学期も残り少ないので、大流行にはならないと予想しているが、今週は少し増えるだろう。インフルエンザワクチン接種のピークは越えた。問題は嘔吐を主訴とする胃腸炎。今週は少なるなると期待している。
感染症で多い順に胃腸炎(100名以上)、溶連菌(30名以上)、インフルエンザ(12名)というところ。アデノ、RS、水痘、伝染性紅斑(りんご病)、オタフクカゼなどの症例もあり、種類としては多彩である。。
日本脳炎ワクチン、MRワクチンの流通は停滞している。今のところ不足には至っていないが、このままの状態が続くと、2月には不足状態になるだろう。「すぎなみ」と調整できるので助かる。

忘年会シーズン

ここ2週間は、何だか忙しい。仕事も忙しいのだが、会議や忘年会などの食事会が続いている。お酒は飲まないのだが、仕事が終わって、そのまま直行。最後にコーヒーを少し飲むと(飲まなければいいのだが、流れで飲んでしまう)、睡眠が浅くなる。これが続くと集中力が落ちてくる。幸い今夜は予定が入っていないので、夜は家内とゆっくりできるだろう。
皆さんも同じ状況だと思う。年末までは、餅つきやクリスマス、忘年会などの色々な行事で忙しいはず。無理せずにと言いたいところだが、なかなかそうはいかない。今日の仕事もバタバタしそうだが、集中力を高めて頑張ろう(と自分に言い聞かせている?)。

嘔吐と点滴

前々回のブログでも書いたが、今週になって「急に吐き始めた」「頻回に嘔吐した」と来院される患者さんが急増している。一部は溶連菌であり、一部は食中毒(細菌性胃腸炎)である。ロタやノロはほとんどいないが、その他のウイルス性胃腸炎も多い。嘔吐しても下痢はなく、熱も出ない症例が多い。
問題は脱水。脱水の最もわかりやすい症状は、「おしっこが少ない」「ぐったりして動かない」である。今日は午前中の診療で、点滴が4名。点滴ができる個室は2つ。2クールで点滴。部屋がなくて点滴を断念した方が2名。ここ数年は「点滴が少なくていいね」と話していたが、今週はかなり厳しい状況に。診療に追われている時の点滴は、時間的にも精神的にもきつい。主に三女の山角が対応してくれるので、助かってはいるが。
午前中は嘔吐、午後はインフルエンザなどの予防接種に追われている。この騒ぎが早く終息することを願っている。