28週目の走行

皆さんに支えられて、今日で27年間の診療を、無事に終えることができました。本当に有難うございました。明日から28年目。28周目の走行が始まります。これからも宜しくお願いします。
27年前は携帯は普及しておらず、車の固定電話がステイタスでした。テレフォンカードを使って電話をしていました。携帯が普及し、パソコンメール、ガラケイ、ブログ、ツイッター、スマホ、フェイスブック、アプリ、そしてAI 。日常の変化はスピーディーで高度になってきました。経済もバブルから、失われた20年を過ぎ、再びバブル状態に。震災や原発事故、民主党政権から小泉政権、安倍政権を経て、憲法9条はもはや風前の灯。医療業界の変化は、政治や経済ほど目まぐるしくはありませんが、確実に変化しています。当時生まれた赤ちゃんが、28歳になるのですから、当然と言えば当然?世代交代が進んでいます。
開業当初は「地域密着型の医療をする」という気持ちは、実感として持っていませんでした。今の若い世代は、車離れが進んでいます。特に震災後は自転車と電車が、移動手段となりました。また、共働きの世代が増え、保育園に通う子供たちが多くなりました。地域密着型の医療がますます必要になったと感じています。28周目はさらに地域密着型になるのでしょう。
28周目の目標は、少しスピードを落としてゆっくり診療することですね。仕事を楽しみたいと思っています。校医や園医の仕事は、神尾と山角の協力を得ています。私と家内、神尾、山角で走っていきますので、28周目の走行、宜しくお願い致します。

溶連菌とオタフクカゼ

近隣の小学校のテーマは「溶連菌とオタフクカゼ(流行性耳下腺炎)」。昨年のこの時期も、全く同じテーマだったと記憶している。溶連菌は昨年より少なく、オタフクカゼは多い。4月下旬に始まって、2週間間隔で発症し、現在も続いている。現時点で23名ほど診断し、17名がワクチン未接種で、5名が接種者である。オタフクカゼは自然感染を2回起こすこともあり、ワクチンを接種して免疫がある状態でも罹患することがある。1回のワクチンで免疫はほぼ100%獲得する。オタフクカゼによる髄膜炎は、現状では1名(2名の可能性あり)。30名に1人は髄膜炎を起こすので、妥当なところだろう。難聴の合併症はない。
溶連菌による急性腎炎やリウマチ熱、PANDASも、今のところ経験していない。溶連菌とオタフクカゼの流行は、夏休みまで続きそうだ。
自民党議員の暴言、失言、心ない発言が続いている。まるで、敵に塩を送るが如く。そこに森友と加計問題が加わって、流石に風向きが変わってきた。都議会選挙は今週末。バブル絶頂期のような日本経済(我々医療業界は全く関係ないのだが)。経済に陰りが見えたら、長期政権も終わりを迎えるだろう。

予防接種の現状

全般的に入荷は少ないのですが、当院も分院も日本脳炎ワクチン、MRワクチン、オタフクカゼワクチンを含め、問題なく接種できています。品薄はオタフクカゼワクチンですが、何とかしのいでいる状態。オタフクカゼワクチンについては電話で在庫を確認してから来院して下さい。
オタフクカゼ(流行性耳下腺炎)、溶連菌感染、アデノウイルス感染が見られます。手足口病は少なく、ヘルパンギーナは姿を見せていません。

スズムシの赤ちゃん

宅急便で生まれたばかりのスズムシが届いた。早速、大きなケースに移した。キリギリスやマツムシは、跳ねてケースから飛び出すところだが、スズムシはおとなしい。8月の終わりには鳴き始めるだろう。今年は虫の成長が遅い。キリギリスも例外ではなく、まだ鳴くまでには至っていない。カブトムシはやっと成虫になり始めた。扶養家族が多いので、餌を与えるのが大変?
今週の待ち時間は5から15分と予想している。テーマは溶連菌とアデノ。手足口病とヘルパンギーナの季節だが、虫の成長と同じで今年は少し遅れそう。季節柄、生ものの扱いには注意。肉を触ったら、きちっと手洗いを。

都議会選挙

いよいよ都議会選挙。我が家の前にはポスターがずらり。散歩に出かける前に、家内と下調べ。都民ファーストの会だけでなく、他の会派も緑色に染まっていた。8名が定員なので、緑色が過半数を取る可能性は高いのだろう。自民党の置き土産の築地豊洲の問題も、やや前進?多くの税金と事業関係者の生活もあり、落としどころの問題なのだが。安全であればいいと思うのだが。
明日からは梅雨らしくなりそう。季節柄とデング熱発生の影響か、日本脳炎ワクチンの接種が少し増えてきた。今日は早く床につけそうだ。

テング熱の発生

世田谷区内でデング熱の発生があったとの連絡が入った。渡航歴があり、海外で感染した成人例とのこと。ただし、帰国後に蚊に刺された既往があるようで、3年前の代々木公園の事例を思い出した。感染が拡大しないことを願っている。赤堤から松沢近辺は要注意。小学校の保護者の方には、既に連絡がされている模様。
この近辺はオタフクカゼ(流行性耳下腺炎)が少しくすぶっている。ワクチンは少し入荷したので、まだ接種可能な状態。当日には確認の電話をお願いしたい。

明日からは梅雨らしい天気?

明日からは雨模様?やっと梅雨らしい天気になりますね。診療自体は全く忙しくありません。梅雨の季節は、いつの模様に静かです。
この季節の花は紫陽花。日曜日の朝、塚山公園の紫陽花を観賞に出かけました。出口(入口?)に咲く鮮やかな紫色の紫陽花が、ちょうど見ごろ。とても良い色合いです。上水公園の白い紫陽花も、夜は映えますね。
保育園のプール前健診などが多いのですが、神尾と山角の出番。若者(?)はフットワークがいいので助かります。今週は天気がぐずつきそうです。

オタフクカゼワクチンの不足

オタフクカゼ(流行性耳下腺炎)ワクチンは任意接種のワクチンです。北里とタケダの2社で製造されていましたが、北里の製造が大幅に遅れ、5月からワクチンを入手することが出来なくなりました。4月から近隣でオタフクカゼが流行しています。
この需要と供給のバランスが壊れていた状況でも、当院も分院もある程度の在庫を確保していました。しかし、近隣のクリニックでワクチンの在庫がなくなったようで、電話での問い合わせが急に増えたとの報告を、スタッフから受けました。当院も分院も予約制ではありませんが、接種を希望される当日に「オタフクカゼの在庫はありますか?」と電話をして下さい。在庫があった場合には、名前を伝えていただければ、当日中はワクチンを確保しておきます。
本院も分院も、今週は何とか接種できるかと思っていますが、在庫がなくなれば、8月まで接種はできなくなるかもしれません。予約していただいたワクチンを冷蔵庫で眠らせるより、必要な方に接種するのが基本ですので、宜しくお願いします。今日、電話をいただいた方は、今週中に来院して下さい。
(独り言)
任意接種のオタフクカゼワクチンが、一時的に不足するのはまだ許せるのですが、日本脳炎ワクチンやMRワクチンなどの定期接種のワクチンが不足するのは、本当に困ります。ワクチンを受ける権利の侵害ですから。これは行政の責任?

今週の待ち時間

雨の音を聞きながら、このブログを書いています。カイが6歳になったので、昨日は誕生会。時の経つのは早いものです。今日は午前中に救急の出務があったのですが、神尾が代診してくれました。本業とは関係ない所で、忙しい日々を送っています。忘れていましたが、今日は父の日?娘からケーキの差し入れがあって思い出しました。
今週も静かな予定。待ち時間は5から15分ぐらい?予防接種と健診がお薦め。週の後半は梅雨らしい天気の予報ですので、前半がお薦めです。

勉強会ではなく松沢病院一周

今日は成育医療センターの医師による講演会があった。テーマは「小児泌尿器科疾患」と「中耳炎」。私と家内が参加する予定にしていたが、山角が「ぜひ、参加したい」とのこと。講演会中ほとんど居眠りをする予定の私が、カイとリクの面倒を見ることになった。見かねた神尾が私の手伝いに。ということで、ハルとナツまで参戦してきた。ハルの父親もカイの父親も仕事で不在。
あまりの騒がしさに、4名を将軍池公園に連れ出した。松沢病院の周りで駆けっこ。危ないので、私も走ることに。10時近くに家内と山角が帰宅した。子供の相手は疲れる。講演会の内容を、かいつまんで聞きながら、このブログを書いている。仕事は忙しくはないのだが、自由になる時間が少ない。
アデノの流行が騒がれているが、近隣での発症は幸いなことに少ない。季節柄、日本脳炎ワクチンの接種が少し増えてきた。ワクチンの在庫は問題なし。川崎の2例は、原因不明で終わるのだろうか?

川崎市の幼稚園児の死亡

まずは、亡くなられたお子さんの冥福を祈りたい。検査結果を待つべきなのだが、保護者の方の不安は大きい。私の感想を述べたい。
1)同じ保育園での2例なので、原因は感染症である。有毒物質による中毒ならば、2例のみということはないはず。発熱等の症状から、感染症または感染症による合併症を併発したと考えられる。
2)夏風邪の季節であり、手足口病などをおこすコクサッキーウイルスの流行が始まっている。髄膜炎や脳炎を起こすことがあり、原因としては否定できない。
3)溶連菌感染症も疑われる。現在流行中であり、幼稚園児も多く罹患している。溶連菌も腎臓や心臓などに合併症を起こすことがある。リウマチ熱や急性腎炎を起こす。
4)髄膜炎球菌による髄膜炎。流行性脳脊髄膜炎と言われ、メナクトラという予防接種がある。私は髄膜炎を2例経験したことがある。補体欠損症の子供が重症化する病気である。
5)原因不明の感染症。
報道を見て、私は溶連菌?コクサッキー?のどちらかという発想が浮かんだ。血液検査のデータや詳しい臨床症状、使っていた薬が不明なので、これ以上の判断はできない。
この感染症が拡大しないことを願っている。

気温の低下

今週は寒いですね。アデノ、溶連菌、オタフクカゼなどが流行していますが、ピークは越えた感じ。この天気ですから、予防接種も少なく、待ち時間も0から15分ぐらい。昨夜遅く、家内と将軍池公園付近を散歩したのですが、「最近は患者さんが少なく、少し楽になったね」と言ったら、「今までが異常でしょ。このくらいがちょうどいいわ」との答え。
仕事用のスリッパを買いに行ったら、ドジョウが目に留まりました。思わず「ここの3匹もらうわ」と言ってしまいました。悪い癖です。新参者が水槽に。涼しくなったら、皆さんにお見せしたいと思っています。カブトムシが成虫になりましたね。

モーニングセット

昨日は7時に娘を新宿に送る必要があったので、家内と3人で新宿まで出かけた。ついでに散歩をすることに。山手線で目白で下車。イベントがあるのか、父親に手を引かれた子供たちが歩いていた。日本女子大や学習院などがある上品な町だ。
目白通りから聖母病院を経て、下落合から高田馬場駅まで歩いた。高田馬場で朝食をと思ったのだが、目白とは雰囲気が異なり居酒屋が多く、朝食を食べる店が見つからない。新宿に戻って、喫茶店で家内はモーニングセット、私は食事会がひかえているのでエスプレッソを飲んだ。山手線といっても、駅で雰囲気が全く違う。
初めての町を、のんびり歩くのは楽しい。家内と多くの話題の話が出来た。家内が食べたのは、ピザトーストセット。有意義な時間?

オタフクカゼと溶連菌

小学校でオタフクカゼ(流行性耳下腺炎)と溶連菌の患者さんが増えている。幼稚園世代は溶連菌が多い。オタフクカゼのワクチンを接種していない子供たちが、主にかかっている。オタフクカゼワクチンの入荷も滞っているが、当院にも「すぎなみ」にも在庫があるので、未接種の方はぜひ接種することをお薦めしたい。溶連菌はウイルスではないので、潜伏期もなく、繰り返しかかるのが特徴。抗菌薬を長めに飲む必要がある。
日本脳炎ワクチンもMRワクチンも在庫あり。本院も分院も接種可能。現在不足しているワクチンはない。

くわえタバコ

先月実施していた受動喫煙防止法の署名に、多くの方に賛同していただき大変感謝しています。毎朝、道路と駐車場に、数個のたばこの吸い殻が落ちています。散歩をしていても、くわえタバコの方が、さらに多くなった気がします。家では吸えないので、帰宅前の意一服かもしれませんが、後ろを歩いていると、煙が流れてきます。受動喫煙は迷惑です。
研究所で起きた被爆もひどい。被ばく量のすごさにびっくり。ついでに、巨人の連敗記録もひどい。巨人ファンではないのですが、アンチ巨人も心配になりますね。

ハエトリグサ

先日、食虫植物のハエトリグサを買ってきた。葉が形が面白いので、テーブルの上に置いて眺めている。なかなか可愛い植物だ。本当に虫を捕まえるのだろうか?試しに指を葉の上に置くと、結構素早く葉を閉じる。30分もするとまた開く。
我が家は昆虫が増える夏は、ショウジョウバエは部屋の中を飛ぶことがある。とても不評なのだが。少し大きめのショウジョウバエを捕まえて、歯の上にのせてみた。葉は素早くピッタリと閉じて、12時間以上経過した今も、開くことはない。すかしてみると、葉の中にハエのシルエットが見える。葉から窒素などの養分を吸収するのだろう。どのくらいの時間で消化吸収するのか、私は興味深々である。遊びに来たハルも、興味深く眺めていた。
身辺整理をしようと思っているのに、何故か色々な扶養家族が増えてくる。クワガタもカブトムシも蛹になり、私の可愛がっているオオクワガタ君は繁殖中。魚たちも元気に涼しい所で元気に暮らしている。静かな時間は有り難いと思う。

かいけつゾロリ

主に小学生に人気の「かいけつゾロリ」。このシリーズは60冊出ています。待合室の本棚には、10冊ぐらい常備していて、ボロボロになったら取り換え、新刊が出たらすぐに補充してきました。「すぎなみ」は全刊がそろっているようです。待合室が広いため、すべて置くことが出来るのがいいですね。
先日、患者さんから「中学校に入るので、本を処分したいのですが、ゾロリ60冊必要ならば持っていきます」という有り難い申し出がありました。喜んでいただきました。当院の待合室は狭いので、10冊ぐらいをローテーションで待合室に置くことに。ぜひ、子供たちに楽しんでもらえたら嬉しいですね。
梅雨入り前のこの時期は、予防接種がお薦め。流行する病気もほとんどなくなりました。流通量の少ない日本脳炎ワクチン、MRワクチン、オタフクカゼワクチンは、本院も「すぎなみ」も在庫はありますので、ぜひこの時期に。

出生数

昨年の出生数が100万を切った。やや持ち直したかにに思えた出生数だが、なかなか上昇するには至っていない。結婚するのは当たり前、産めよ増やせよという時代ではない。価値観の変化や、経済的な問題も背景にはある。保育園が足りないと騒がれているが、出生数が減少すると、待機児童の問題も解決される方向に。
出生数の低下は、国力という意味では、大きなマイナスとなる。労働力や税収を考えると、日本の今後は決して明るくはない。欧州のように移民を受け入れる環境は整っていない。これから大きな問題となる介護や看護の人材についても、外国からの労働者の受け入れは、日本の文化の壁があって、うまく進まないのが現状である。
子育て支援は、日本を支える大きな方針である。待機児童数トップという栄誉を勝ち取った世田谷区(待機児童数の定義や、人口を考えるとトップとは思えないのだが)。多額の税金が対策に当てられているし、多くの保育施設が、実際に建設されている。子供が多いから待機児童も多いという考え方もある。
子育て支援については、色々な意見もあるだろう。しかし、最近、世田谷では新たに27の保育施設が建設されたという。子供にかかわる我々も、この騒動に巻き込まれることになる。片手間では園医の仕事は難しい。私は神尾と山角には多くの指示を出している。困った時は家内も加わって相談し、お互いにカバーしながら対応している。都市に人が集まり、地方の高齢化は避けられないのだろう。

蟯虫検査の廃止

2016年度から、小学校低学年に義務付けらっれていた蟯虫検査、いわゆるピンテープ検査が廃止となった。昭和1958年から義務化された検査なので、私も小学校の頃に実施した記憶がある。当時の陽性率は20%から30%ぐらい。近年では0.2%を切るようになって、検査の重要性が薄れたこと、蟯虫がいても大きな症状に繋がらないことが、中止の理由だと推測している。
主な症状は肛門のかゆみ。入眠時に肛門括約筋は緩むため、メスの蟯虫が肛門から出てきて、肛門の周りに卵を産むため、肛門のかゆみが起こる。「肛門から糸くずのような虫が出てきて」とう訴えもある。メスは10mmで小さい。毎年、10名前後に駆虫薬を飲ませていたが、検査がなくなったために、治療することはほとんどなくなった。困るのは検査自体が出来なくなること。ピンテープが入手できなくなって、検査が不可能になりつつある。
この季節、「お尻がかゆそうで、蟯虫ではないでしょうか」とい訴えがある。今後、対応に困ることになるのだろう。蟯虫の陽性率が低くなったのは喜ばしいことだが、このまま蟯虫が絶滅するとは思えない。徐々に陽性率が上がってくる可能性はある。「検査が全くできない」という状況にはなってほしくないと思う。