アレルギー疾患生活管理指導表

木曜日の夜は、次女の神尾の運転で、狛江の慈恵医大に出かけた。アナフィラキシーの対応についての講演を聞くために。一昨年の12月に起こった、乳製品(チジミ)による不幸な事故の現場。気の毒な事故ではあるが、この事故が与えた教育現場、医療現場への影響は、非常に大きなものであった。給食の提供の方法、除去食の対応、誤食後の処置、事故のセイフティーネットの必要性など、多くの議論がなされたようだ。
学校や自治体への非難が強く、アレルギー対応の進歩というより、逆行を招いたのではないかと危惧していた。保育園や幼稚園、小学校、中学校でのアレルギー食の対応が厳しくなった。私は神尾に世田谷区、杉並区、調布市、狛江市、三鷹市、武蔵野市のアレルギー児に対する対応の変化を調べるように指示していた。
慈恵に向かう車で、その報告書を受け取り、内容の説明を受けた。私も神尾も「アレルギー疾患生活管理指導表」という、手間と責任のかかる作業が間近に迫っている。各自治体の対応の変化を知っておく必要があった。「最も厳しくなったのは、やはり調布。次いで杉並。自治体によって問題意識に温度差が大きい」というコメントを受けた。問題は牛乳の除去だと思う。除去対応が厳しくなったというより、除去する作業を省略する動き。手間がかかって、あげくに非難されてはたまらないという意識か?今回の騒動については、私は学校側に同情的であり、極端な対応もやむを得ないと思っていた。
「生活管理指導表」を書く時は、昨年に比べて内容の詰めと手間がかかるだろう。アレルギー検査をする必要も出てくるはず。帰りの車で、神尾とその相談。データと年齢、過去の症状で判断していくしか方法はない。3月は駆け込みで忙しくなる。早めの対応が有り難いのだが、保育園の入園が決まるのが2月。3月が忙しくなるのはしかたがないのか?書類が手元にある方は、できる限り早めに来院を。「三宅小児科すぎなみ」も利用していただけると助かる。気の重い年度末ではある。