「三宅小児科すぎなみ」開院1周年

今日は母の(おそらく)93歳の誕生日である。母の誕生日の翌日に、「三宅小児科すぎなみ」は開院した。開院してちょうど1年経過した。多くの方にお世話になり、患者さんからは暖かい応援をいただいた。月並みではあるが、この場を借りて、感謝の意を伝えたいと思う。至らなかった点も多くあったと推測している。お許し願いたい。
私の診療の手伝いをしていた神尾には、「病気の診断をしっかりつける」、「患者さんの名前を覚える」、この2つを学べと指示していた。溶連菌、アデノ、RS,インフルエンザ、マイコ、ヒトメタニューモ、ロタ、ノロ、アトピー、喘息ーーーの診断。患者さんの名前と病歴を頭に入れる。これは小学生レベル。つまり初級である。
次に病気の経過予想、データの変化の予測、ノドや呼吸音、皮膚の状態を記憶して、次回の来院時に比較できる能力、この3つをマスターするようにと指示していた。これが中級である。この段階になると、自分でトレーニングをするしかない。私と議論しながら、そして水曜日(すぎなみの休診日)に私の外来を手伝いながら、中級のトレーニングをしてきた。ほぼ合格かな?と思っている。
上級は「待つ事を学ぶ」「相手の心の機微を読む」「自分の精神状態をコントロールする」ことである。これは開業して初めて学べる事だ。この1年は、この3つを中心にトレーニングしてきた。これは、私の勝手なカリキュラムであり、神尾自身がどう思っているかは、本人しか解らないのだが。そして、「患者さんに感謝の気持ちを忘れるな」「病気は自分で決着をつけよ」と教えてきた。
神尾は子育て中であり、皆さんと同じで時間を自由に使うことはできない。思い通りに働けないという気持ちもあるだろう。本人は「自分は恵まれていると思うよ。同情される理由はない」というのが口癖。私も同じ気持ちだ。
長々と雑談を書いてしまった。静かに1年を過ごせたことに感謝。待ち時間がほとんどなく、ゆっくりとした診察と、予防接種が出来るクリニックであってほしいと願っている。2年目の走行、宜しくお願いしたい。