院長の独り言(未熟)

今年に流行語大賞の候補に、この「未熟」はいかがだろうか?未熟というと、渋柿を思い出す。渋柿も熟せば、私の好物の熟し柿となる。未熟とは青い渋柿のことである。「経験の足りない者」という意味。いったい何歳になったら、非未熟者になるのだろうか?
どのくらい経験を積んだら未熟者でなくなるのか?謙虚のかけらもない私は、自分が未熟だなどと思ったことはない。経験は一生涯積むものであり、その経験を記憶し、色々な方向から検証していくので、年齢で未熟だと決めつける訳にはいかないはずだ。
今回の未熟騒動。まあ、経験不足という意味で使われたのだろうが、本当の意味は「モラルがない」ということだろう。未熟者が実験をしてデータを出し、非未熟者がチェックして論文が出来上がり、非未熟者が美味しい所を頂く構図。トラブルが起こると「書いた者が未熟」で片を付ける?だいたい、科学者にモラルは必要ないと思うのだが。能力さえあればいい。モラルがないから、科学者になったと、今回の出演者の顔に書いてある様に、私には見えるのだが。
今日会見した者が渋柿で、未熟と決めつけた者が熟し柿。熟し柿は地面に落ちるか、カラスに食べられる運命。科学がいかにいい加減か、いやモラルがないかを証明した。
全く関係のない話だが、未熟といえば職業柄、未熟児を連想してしまう。ちなみに未熟児は2500g以下、極小未熟児は1500g以下、超未熟児は1000g以下で出生した赤ちゃん。私の働いていた静岡こども病院で、400g以下の超未熟児が、多くの病気を克服して退院したとうニュースが流れた。私が働いていた頃より、100gぐらい軽いかな?退院しても多くの困難が待ち受けている。
話は脱線したが、未熟者が立派に育つ保証はない。経験を積んでも、頭が空っぽならば、一生未熟児、いや未熟者だ。年齢とは関係ないと、リケンの会見を見て、私はそう思った。ところで、未熟者を高額で雇い、リーダーにした責任者は誰?税金の無駄遣いと言われても、文句は言えないはず。責任を取る覚悟のない集団は、単なる烏合の衆?