結婚記念日雑感(神田川)

いつもながら、私事で恐縮なのだが、今日が35回目の結婚記念日。つまり、今日から35年目である。34年前も日曜日であり、彦根市の市役所の婚姻届を提出した。暖かい日で、白山神社という小さな神社で手を合わせ、菜の花の咲く芹川の川沿いを散歩して、ひなびた喫茶店でコーヒーを飲んだ。二人だけの静かで楽しい1日。二人とも休みを取れず、新婚旅行もなかった。35回目の今日は、何と私一人。曇天の寒い東京で、このブログを書いている。横に家内がいないという状況は初めて。
流石に還暦になると、人生が少し解ってくる。仕事柄、子供ー親ー祖父母の関係と成長を見守ってきただけに、人生を頭では理解しているのだが、やっと人生の流れを実感できるようになった?その意味で、私の心の中で、別のスイッチが入ったと感じている。仕事、育児、介護、介護される側、人生でノンビリできる時期は長くはない。私は自分では、納得のいく人生を送っていると思っている。まあ、主観的な感想なのだが。
結婚生活も仕事も同じで、感謝の気持ちを忘れないこと、相手に配慮することが基本。家内は「感謝の気持ちねえ?若い頃は感じたことはなかったわ」とチクリ。
私も家内も、贅沢には興味がない。私は美味しい者を食べたいとか、綺麗な服を着たいなどとは、全く思わない。みんなと集団で飲んだり、ツアー旅行など冗談ではない。寝ている方がましだと考えてしまう。最高の贅沢は、考える時間を持つこと。その意味では、家内との散歩は最高である。最も歩いた散歩コースは、東京生活が長いので、神田川コースだろう。夜遅くに、ゆっくり(と言っても速いのだが)と散歩するのは、考えをまとめるには最適。
南こうせつとかぐや姫の「神田川」がヒットしたのは、大学に入学した頃。南こうせつ氏は私の同郷。結婚してゴールデンウィークに帰省した時に、友人たちが「お祝いの会」を開いてくれた。二次会で行った喫茶店が、南こうせつの兄が経営する店だったと記憶している。「三宅の奴、変な嫁さんを連れてきたら承知しないぞ」という雰囲気が伝わってきた。家内はすぐに感じたようで、「緊張したわ、あの時は」と今でも言う。私は全く心配していなかったのだが。
長々と雑談を書いてしまった。結婚の翌朝、家内は弁当を作って、新幹線の始発に間に合うように、車でま米原駅まで送ってくれた。今日は逆に、新幹線の最終で帰ってくる家内を、新宿まで私が車で迎えに行く予定。今日は時間がないので、後日家内と35周年をお祝いたい。と言っても、神田川の八重桜を見ながらの散歩になるのかな?