自戒

以前にも取り上げたが、ワクチンの接種ミス。インフルエンザワクチンなどは、年齢によって接種量が違うため、1回目と2回目の間に誕生日があると、接種量が違ってくる。前回と同じ接種量と先入観を持ってしまう。日本脳炎ワクチンも3歳を過ぎると通常の0.5ml。3歳未満は0.25ml.。当院では東南アジアに転居される方以外は、3歳を過ぎて接種するので問題はなのだが、3歳未満でも接種している場合には、母子手帳に0.5mlと記載されていることがある。本当は0.25ml接種して、単純な母子手帳の記載ミス?と思ってしまう。
最近では接種するワクチンの種類が多く、兄弟で来院された場合には、接種ミスは起こりやすい。実際に私も経験がある。接種しようとして薬液を注射器に吸う作業中に、お母さんの膝の上には兄を押しのけて弟が座っていた。接種する時には、名前を確認し、ワクチン名も確認して接種するようにしている。接種ミスには要注意。自戒を込めて。
(報道内容)
市区町村の予防接種で、接種回数やワクチンの種類を誤るなどの間違いが全国で年2000件以上あることが、厚生労働省研究班の調査で分かった。 インフルエンザワクチンの接種にきた家族に一度使った注射器を刺すなど感染につながりかねない誤りが14件。 予防接種は12の病気が対象で、高齢者のインフルエンザ以外は全て子ども向け。種類が増え、0~1歳に接種が集中している。研究班は全市区町村に、2011年に起きた間違いについて調査。1350市区町村(77%)が答えた。 結果は、計2194件の間違いが医療機関から自治体に報告されていた。接種の遅れなど時期のミスが半数だったが、別のワクチンを注射した間違いが301件、倍の薬液を注射したなど量のミスが229件あった。健康被害は確認されていないが、リスクはあった。