絶望の裁判所

このブログで書評を書くことは、あまり好まないのだが。1冊の本が回り回って手元に届いた。「絶望の裁判所」というタイトル。強烈な暴露本である。オビには「裁判所の門をくぐる者は、一切の希望を捨てよ!」と書かれている。ダンテの『神曲』の言葉を利用した言葉であるが、裁判所の実態とその背景がよく分る。著者は元裁判官の瀬木比呂志(ぜぎ ひろし)氏である。裁判員制度が何を目的に作られたのかを、詳しく説明している点で、必読の書と言えるかもしれない。
一昨日の夜、知人の弁護士さんと食事をした。その時にこの本の話になった。「あの本は説得力がある良い本だ」とのコメント。三権分立など存在しないことが理解できる。裁判員裁判などは権力闘争の道具にすぎない?私も「裁判所の門をくぐる者」には、絶対になりたくないと、心からそう思った。