予測

人間は予測しながら生きている。仕事も同じで、「予測は100%的中する」という前提で診療している。問診や診察、検査と経験と元に判断するので、100%的中するはずだという信念を持っている。しかし、自然界では予想外のことが起こる。他の病気が重なったり、思いも寄らぬ事態が発生する。生き物相手の場合は、そこが面白いのであって、私の信念は思わぬ形で覆される。最近の的中率は、70%から80%ぐらい?これはあくまでも感覚的な数字。ひいき目に見ている可能性がある。だいたい、生き物相手に正解は存在しないし、正解が1つとは限らない。まあ、そこが面白くて仕事をしているようなものなのだが。
私生活になると、「予想はまず覆される」「起こる確率の高い事は、実際にはまず起こらない」と考える。日銀の金融緩和宣言で、インフレになるはず。円の流通量が増えて、日本の景気は回復するはず。円の価値が下がって、輸出が伸びる。日本の経済は回復し、消費税はめでたく10%になる。皆の生活はより豊かになる。これが予想されるシナリオである。実際に円安は進んでいる。
まあ、今のところ円安が進んでいるが、長期的に見てインフレ、景気回復、豊かな生活に至るかは?ひねくれ者の私は、「実際にはまず起こらない」と考えてしまう。国民が豊かになり、より楽しい生活が保証されることを願っているが。「実際には起こらない」という原則は、おそらく、今回も生きているだろう。仕事については、当然「起こるべき事は、必ず起こる」という信念で。信念は信念かな?