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イルカ

イルカのショーは水族館の目玉。静岡に住んでいた時に、娘達を連れて沼津にある伊豆三津(みと)シーパラダイスに出かけたことがある。水族館のイルカショーは印象に残っている。娘達も同じようで、孫達を連れてこの水族館を訪れたらしい。
イルカとクジラの差は大きさ。4M以上になるのがクジラ、4M以下がイルカ。和歌山の太地町はクジラの町。学生時代に立ち寄った記憶はあるが、当時はクジラ漁は廃れ、静かな町の印象しか残っていない。ここでのイルカの追い込み漁は、町の大きな収入源になっていたはず。
この追い込み漁が残酷との評価を受け、日本動物園水族館協会が協議した結果、追い込み漁のイルカは購入しないことに決定したようだ。私の友人も関係者であり、テレビなどで「展示だけが目的ではなく、生態のデータを採取できる」ことを強調していた。彼はいつも「水族館の意義は展示だけではなく、種の保存と生態の研究にある」と、私に言ったことを思い出した。
私の個人的な意見としては、追い込み漁が残酷かと言えば、一部を生きたまま捕らえて、残りを放流するのなら、残酷とは思わない。イルカを見た子供たちが、イルカに愛着や興味を持つのなら、イルカのショーも十分に意味があると思うのだが。
でも、決定は決定。繁殖したイルカや、打ち上げられて保護されたイルカを活用して、イルカのショーが継続できる事を願っている。残酷か?残酷でないか?余りに主観的な問題である。そういう意味では、人間は残酷だと思う。世界中で起こっている事件や戦争を考えるなら。