組体操による事故

昨年の5月19日のブログで、運動会の組体操は危険で、私は反対だと書いた。今回、組体操による事故の件数が6533件であり、跳び箱運動、バスケットについで3番目に事故が多いという報告があった。組体操は運動会前の短期間に行う、特殊な運動(運動ではなく、肉体に加重をかけるだけ?)であり、参加する学年も限られている。その点を考えるならば最も危険な競技と言ってもいいだろう。
1年前にブログを書いてから、色々な意見を聞いた。私に賛成の意見もあったが、「組体操は運動会の花形」「一体感が良い」という意見も。リレーは選ばれた人だけの競技。高学年全員参加の組体操は、確かに花形であり、心を1つにという印象を受ける。同じ感覚は大縄飛びでも?
今回の報告でも、骨折などの大きな外傷が報告されている。経験的にも骨折や捻挫、打撲などのトラブルは多い。運動に危険はつきものなのだが、組体操が運動で、身体に良いスポーツかと言われると?がつく。野球やサッカーなどのスポーツと、組体操とは全く異なるもの。大縄飛びと同じで、一体感というより、イジメと差別の温床だと感じている。決して身体にもプラスにならない。子どもの肉体的、精神的健康を考えると、私は組体操に反対である。先生方にも大きな負担となっているのではないかと思うのだが。
(内田良氏の文より)
小学校の体育的活動(体育の授業、学校行事、特別活動 ※ここでは部活動は含まない)における組体操の負傷事故件数を調べてみた。以下のデータは、筆者が、日本スポーツ振興センター『学校の管理下の災害〔平成25年版〕』を参照し、独自に分析したものである。統計資料が必ずしも細かいものではないため、分析には制約がある。
単純に事故の件数の大小を比べてみると,2012年度、組体操中の事故は、跳箱運動とバスケットボールに続いて3番目に多い。なお,ここで気をつけなければならないのは、小学校の学習指導要領において、跳箱運動は1~6年で扱うべき種目、バスケットボールは5~6年(※3・4年でもバスケットボールの要素を含んだ「ゴール型ゲーム」がおこなわれる)で扱うべき種目となっているが、組体操はそもそも学習指導要領の本文ならびに解説には、いっさい記載がない。体育でおこなうものとしては位置づけられていないうえに、教育委員会によっては禁止しているところさえある。