PANDAS再考

明日は雨の予報。雨は当分は遠慮したいのですが。早めの来院を。
大ざっぱに言うと、溶連菌に感染した後に、チック様の症状を呈する病気をPANDASと呼ぶ(診断基準があるのだが)。この3年半で2000例以上の溶連菌感染を診察したが、合併症としてPANDASがおよそ20名、急性糸球体腎炎1名、リウマチ熱2名、血管性紫斑病2名であった。このように考えると、溶連菌感染の合併症として、PANDASが最も多いことになる。
「およそ」と書いたのは、PANDASを疑って検査して、溶連菌が証明されたり、溶連菌感染の既往があって、チック様の症状が続き、抗菌薬の内服で症状が改善される、という条件を満たした患者数をカウントしたからである。PANDASの症状は通常のチックとは異なる。首や肩、肘や膝などの大きな関節が、本人の意志とは無関係に「勝手に動く」状態を言う。
「PANDASは明らかに存在する」と以前に書いたが、それは事実。血清中に何らかの物質が産生され、不随意運動を起こしたと推測される。最近、PANDASについての問い合わせがいくつかあり、このブログを書く事にした。チック症状を映像として残しておくと、大いに役立つと思う。