B型肝炎ワクチン

昨夜は医師会で開催された、B型肝炎ワクチンについての講演会に、家内と参加しました。寒空の中、家内と散歩ならぬドライブとなりました。日本ではビームゲンとヘプタバックスⅡという、2つのワクチンが使われています。計3回の接種が基本。今回の化血研の問題で、ビームゲンが出荷規制になっており、1月には在庫がなくなると予想されています。当分は入手出来ない見込みで、先の見えない状況が続いています。国産のビームゲンが80%以上のシェアを占めていましたので、この影響は大きい。特に複数回の接種のため今の状態が続けば、大きな影響が出るはずです。
今回の講演で1回目ビームゲン、2回目ヘプタバックスという接種は、実際のデータがないため、できる限り避けるべきという話が出ました。交互接種というプログラムの研究は、実際は無理ですね。ビームゲンの不足で、同じワクチンを3回接種という訳にはいかないケースが出てくるでしょう。最もビームゲン不足の影響で、ヘプタバックスも入手困難になっているようですが。
私は30歳代の前半に、B型肝炎ワクチンを3回接種しました。抗体は十分に上昇しましたが、40代、50代の医療従事者は、抗体の上昇が悪かったと記憶しています。今回の講演でも、0歳児が抗体の産生が良く、年齢とともに免疫が獲得しにくいというデータが示されました。ワクチンによってB型肝炎ウイルスによっておこる肝癌は、100%予防出来る事も示されました。
問題は4月に定期接種化される予定が、ワクチン不足によって先送りとなり、6月になるのか?8月になるのか?10月になるのか?見通しが立たない状況に追い込まれたことです。0歳児が対象なので、大きな影響がでそうです。「もうすぐ定期接種化になりますから」という説明は、もう出来ませんね。予算は通っているらしいのですが。