長時間労働

電通の事件に端を発した長時間労働と、既に死語になったサービス残業が問題となっている。私も家族も職業柄、労働基準法とは無縁の生活をしてきた。4名の研修医で当直を分担していたので、月に7回は当直があったし、日曜日に日直に入ると24時間は勤務して、それから通常の仕事が始まった。35時間は連続で勤務。1日8時間で、1週間で40時間など夢の生活?あげくに当直は無給であった。このような生活は私は意味がないと思っていた。集中力が続かないし、事故の危険もある。今は我々の業界も改善され、労働基準法に準じた仕事配分となっているようだ。好ましいことだと思う。
問題となっているのは、週40時間で52週、年間2080時間労働の順守ではなく、異常な超過労働時間の問題である。仕事時間を超過すると、確かに肉体的、精神的な疲れが蓄積される。超過労働時間が月に100時間を超えるのは異常である。イジメや過労によるとされる自殺は、因果関係を100%特定できるとは思っていないが、明らかな長時間労働は避けるべきだ。今回の問題は仕事環境の改善という意味で、良い結果をもたらすだろう。