高齢者

日本老年学会が高齢者の年齢を、65歳から75歳に変更することを提案した。65歳からは准高齢者ということに。平均年齢というより、健康年齢の伸びを考えてのこと。元気なのに高齢者と呼ばれることを、不快に感じていた人もいるだろう。逆に、身体にガタがきていても、「高齢者ではない」と言われることも。これは単なる定義の問題であり、私は意味がないと思っている。
個人的な感想を言えば、マラソンをしていて、1つのゴールが42キロ地点にあったものが、40キロ過ぎまで走ったところで、「ゴールは50キロに変更」と言われたような気分である。どうせ50キロまで走る予定だったが(そこまでいきているとは限らないのだが)、目安となる地点が伸びると、何だか疲れが増すような気分になる。
子供の身体能力は、個人個人で差がある。100m走のタイムにしても、泳ぐスピードにしても、遠投できる距離にしても。しかし、60歳を超えると、個人の差はますます大きくなる。脳梗塞などの病気もあるが、膝や腰などの運動機能の低下もある。認知能力などの頭の衰えも、個人差が大きい。75歳で区切っても、それをどう感じるかは、人それぞれ。単なる目安と考えるべきだろう。私は胸を張ってシルバーシートに座れるのを楽しみにしていたのだが、何だか居心地が悪そう。高齢者や准高齢者の健康格差は、子供の格差より大きい。