4拍子

臨時休診の後にもかかわらず、待ち時間はほとんど0。明日も同じような状態が続く予定。このブログを読んでいただいたのか、今日は健診や予防接種の方が多く、大変感謝いている。発熱や嘔吐を主訴として来院された方は少なかった。週末の天気は荒れそうだが、診療自体は無風状態。明日も予防接種がお薦め。
質問があったので、予防接種の手技について触れておきたい。予防接種は4拍子で行う。刺す、引く、押す、抜くの4拍子。針を刺して抜くは当たり前。押すはワクチン液を皮下(または筋肉)内に入れること。引くとは、液を入れる(押す)前に、血液が逆流しないことを確認するため。血液が逆流する場合は、針先が静脈に入っており、その状態で液を入れると(押すと)、皮下注射ではなく静脈注射になって、ワクチン液が急激に全身に拡散することに。
つまり、ワクチンの静脈注射を防ぐために、注射器の内筒を引く。これが予防接種の基本である。では、実際に血液が逆流する現象を経験した医師がいるのだろうか?予防接種をする部位の皮下に、逆流を起こすほどの静脈は、まず存在しないと思っている。逆流を確認した経験は、私は一度しかない。私が一度しかないということは、まず起こりえない現象と考えていいだろう。しかし、ゼロではないので、基本に忠実に接種を行っている。
では、逆流が確認された時にはどうするのか?すぐに抜いてしまうのが基本。でも、私のようなせっかちな人間は、逆流を確認した時点で、すでに押す動作に入っている。その場合には針を瞬時に前に進め、血管から針先を外してしまうのが簡単でいいい。肺炎球菌ワクチンなどの外来種ワクチンは、外筒と内筒の滑りが悪く、実際に引くという動作自体が難しい。力を入れて引くと、注射器全体が移動して、皮膚から針が抜けるという事態も起こる。基本は忠実に。ただし臨機応変に対応するのが臨床である。
院長副院長
初詣を兼ねて、大雄山最乗寺から明神が岳を目指した。5合目からは雪が積もっていた。吹き溜まりの道には、30センチを超える雪。ゆっくり登って頂上へ。目の前には金時山と富士山。誰もいない頂上で、石の上にカメラを置いて、タイマーをかけた。上着を脱ごうとしたところでパチリ。何とも中途半端な写真が出来上がってしまった。久しぶりのツーショット?