川崎市の幼稚園児の死亡

まずは、亡くなられたお子さんの冥福を祈りたい。検査結果を待つべきなのだが、保護者の方の不安は大きい。私の感想を述べたい。
1)同じ保育園での2例なので、原因は感染症である。有毒物質による中毒ならば、2例のみということはないはず。発熱等の症状から、感染症または感染症による合併症を併発したと考えられる。
2)夏風邪の季節であり、手足口病などをおこすコクサッキーウイルスの流行が始まっている。髄膜炎や脳炎を起こすことがあり、原因としては否定できない。
3)溶連菌感染症も疑われる。現在流行中であり、幼稚園児も多く罹患している。溶連菌も腎臓や心臓などに合併症を起こすことがある。リウマチ熱や急性腎炎を起こす。
4)髄膜炎球菌による髄膜炎。流行性脳脊髄膜炎と言われ、メナクトラという予防接種がある。私は髄膜炎を2例経験したことがある。補体欠損症の子供が重症化する病気である。
5)原因不明の感染症。
報道を見て、私は溶連菌?コクサッキー?のどちらかという発想が浮かんだ。血液検査のデータや詳しい臨床症状、使っていた薬が不明なので、これ以上の判断はできない。
この感染症が拡大しないことを願っている。