院長の暴言(学級閉鎖)

昨年の11月から、多くの小学校、中学校、幼稚園で学級閉鎖、学年閉鎖、はたまた幼稚園閉鎖が続いている。連絡を受けた数は、既に数十を超えている。「早く閉鎖しないから感染が広がる」とか、「閉鎖になって本当に困る」、「どういう基準で閉鎖になったのか」など。多くの意見があるだろう。
インフルエンザについていえば、クラスの3分の1以上がインフルエンザで休み、校長が閉鎖と判断した時に、閉鎖が決定される。極端に言えば、校長や園長の考え方で閉鎖するかが変わってくる。「閉鎖しない」というポリシーもあり、数人の発症で園閉鎖する園長もいる。私には何の権限もないので、とやかく言うつもりはないのだが(十分に言うつもりのようにも思えるが)、個人的には余程の事情がない限り、閉鎖する必要はないと思っている。余程の事情とは、症状の重いインフルエンザの流行とか、鳥インフルや新型インフルなどの危険の多いインフルエンザが流行した時である。
保育園のは閉鎖という概念はない。0歳から3歳という、重症化しやすいと言われる年齢の集団で閉鎖がなく、小学校や中学校で閉鎖する必要があるのだろうか?授業が進むと、休んで落ちこぼれる危険はあるかもしれないが。ほとんど保育園化している幼稚園や子供園、仕事を持つお母さんを気遣う校長のいる学校などは、実際には閉鎖処置は取られていない。
閉鎖されたクラスの子供たちは、元気であっても日中に外遊びはできない。いつ発症するかわからないので、保護者は家で待機するのが原則である、。家にほったらかしにするぐらいなら、学校で観察する方が安全だろう。面白いことに、閉鎖クラスの元気な子は、学童クラブやボップに行くことはできる。働くお母さんには有り難いことだが、閉鎖の目的から考えると、矛盾している。
長々と書いたが、学級閉鎖は意味がないと思っている。保育園は厚労省管轄で閉鎖はなく、学校は文部科学省管轄で閉鎖がある。共働きが普通になった現状や、保育園児の増加を考えると、もう一度閉鎖の意味、基準を考える必要があるのではないだろうか?

築地場外市場

大先輩の日野原先生が亡くなられたこともあって、家内と聖路加国際病院へ行こうという話になった。市ヶ谷で有楽町線に乗り換えて月島駅で降りた。強風の中、聖路加タワーを見ながら隅田川沿いを歩き、佃大橋を渡った。病院と看護大学の前で手を合わせた。築地本願寺に立ち寄って、築地場外市場へ。歩いている方の半分以上は外国の方。卵焼きを仕入れて、そこで朝食を摂った。
国立がん研究センター病院に立ち寄って、もうすぐなくなる築地市場を眺めた。今日は閉鎖されていたが、正直のところ老朽化が激しい。そこから銀ブラ(古い!)をして、新丸ビルでコーヒーを飲んだ。皇居の中を歩いて、北の丸公園を散策して九段下から電車に乗った。少し寒かったが、爽やかな天気。楽しい散歩となった。
私は人の多い場所が嫌いなので、どうしても都心と逆方向に行ってしまう。今日は人の多い場所を歩いたが、いらいらすることなく穏やかに(?)歩くことが出来た。少し成長したのかもしれない。
インフルエンザはピークを越えた。ここからはアレルギーが中心の診療となる。時間と手間がかかって、個人的には好ましくない季節だが、これが仕事なので。今日も花粉が飛んでいたはずだが、土曜日の夜からの雨のお蔭か、歩いた場所が海沿いだったからか、私も家内も快適に歩くことが出来た。当分は山は危険かな?

苦海浄土

石牟礼道子さんが他界された。我々の世代にとって、水俣病は強烈な記憶として残っている。水俣病は私が高校生の頃から騒がれ始めた。石牟礼さんの苦海浄土は読んだ記憶はあるが、40年以上前の話で残念ながら内容の記憶は薄い。症状を撮影したビデオや写真集は、強く記憶に残っている。体調が悪い時には、新鮮な魚を食べて元気になろうという気持ちは、とても良くわかる。その常識を覆したのが、この水俣病であった。
チッソに依存していた水俣市を背景に、熊本大学の医学部がその原因に迫った。水俣病の原因が、排水から流れた有機水銀を特定された。時は流れて、水銀自体の使用が、ほぼ禁止されている。石牟礼さんの死が、もう一度水俣病の歴史を考えるきっかけになれば、ご本人はきっと喜ばれるのではないだろうか?

章姫(あきひめ)

静岡出身の患者さんから、イチゴが送られてきた。章姫という少し細長いイチゴ。爽やかな味で、とても美味しい。静岡と言えば紅ほっぺ。最近できた新しい品種らしい。アマオウやトチオトメなど、ちいきの特産種が店頭に並んでいる。果物好きの家内と私の朝食には、真夏以外はイチゴが朝食の食卓にのぼる。ほぼ1年中食べるのは、リンゴとバナナ。
カイ一家は静岡で仕事をしていた関係で、静岡に遊びに行くことが多い。先月も久能山でイチゴ狩りをしたようだ。カイもリクも代のイチゴ好き。私も静岡に11年住んでいたので、イチゴ狩りは懐かしい。久能のテトラポットの上から、クロダイを釣ったことを思い出した。

A型インフルエンザは2度かかる?

今年は11月からA型、B型インフルエンザの両方が流行していた。A型にかかってB型にかかる症例や、B型にかかってA型にかかる症例はあった。「すぎなみ」の神尾から、A型に2回かかった症例ありとの報告を受けていた。当院でもA型に2回罹患した症例を経験した。11月にかかり、2月にもかかった症例で、罹患した背景が明確なので、2度の罹患は確定的である。A型のウイルスが代わって、2度かかる可能性が出てきた。B型についても、2度かかったという噂はあるが、私は経験していない。
今週の土曜日は、当院は通常通りの診療である。いよいよ花粉が飛んできたようだ。ハルのPTAの集まりが土曜日にあるため、「すぎなみ」は神尾に代わり山角が代診となる。その影響で、山角が担当するはずの、土曜日に予定されていた保育園の新入園児健診が出来なくなった。新入園児健診の方は、当院で行う予定だ。年度末は多くの行事があり、少し慌ただしくなりそう?